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更新日:2025.08.14

中古業務用脱毛機の購入を失敗しないための方法とメリット・デメリットを解説

中古業務用脱毛機の購入を失敗しないための方法とメリット・デメリットを解説

近年、美容業界における競争激化と顧客ニーズの多様化に伴い、業務用脱毛機の導入を検討するサロンが増加しています。

そのなかで、初期投資を抑えつつ高品質な脱毛サービスを提供できる中古業務用脱毛機市場が注目を集めています。

中古の業務用脱毛機とは

中古業務用脱毛機市場が成長している背景には、いくつかの要因が考えられます。

  • 初期費用の大幅な削減
    新品の業務用脱毛機は高額であるため、開業間もないサロンや小規模サロンにとっては大きな負担となります。中古品であれば、初期費用を大幅に抑えられ、資金を他の重要な投資に回すことが可能です
  • 多様なニーズへの対応
    脱毛機の性能は日々進化しており、新しい機種が次々と登場しています。必ずしも最新機種がすべてのサロンに適しているとは限りません。中古市場では、さまざまな機種の中から自社のニーズに合った一台を選べます
  • 環境意識の高まり
    近年、リユースやリサイクルといった環境への配慮が重視されるようになり、中古品への抵抗感が薄れてきています。業務用脱毛機も同様に、十分に使用できる脱毛機を有効活用しようという考え方が広まっています
  • 情報公開の透明化
    中古市場に関する情報がインターネットを通じて容易に入手できるようになり、価格や状態を比較検討しやすくなりました。消費者は安心して中古品を購入できるようになりました
  • 美容業界の活性化
    エステサロンの開業数が増加傾向にある近年、初期費用を抑えたいというニーズも高まっています

これらの要因が複合的に作用し、中古業務用脱毛機市場は今後も成長を続けると予想されます。

関連記事:最新の業務用脱毛機の選び方|成功事例と注意点について徹底解説

中古の業務用脱毛機を選ぶメリット

業務用脱毛機の中古市場は、開業コストを抑えたいサロンオーナーにとって魅力的な選択肢となり得ます。

中古業務用脱毛機を選ぶ際のメリットについて解説します。

初期投資が抑えられるため

中古の業務用脱毛機は、新品相場(200〜300万円以上)に比べて半額以下〜8割程度で導入できるため、資金制約の強い開業期や新メニュー追加時でも意思決定がしやすくなります。

初期投資が軽い分、減価償却負担やキャッシュフローの圧迫が小さく、広告・内装・人材育成など売上に直結。

需要の読み違いがあっても損失を限定しやすく、撤退・入替のコストも相対的に低減できます。

短期回収の可能性が高まり、事業の立ち上がり速度と経営の柔軟性を同時に確保できます。

関連記事:安い業務用脱毛機器が危険な理由|確認すべきチェックポイントを解説

複数台導入で回転率アップ

中古であれば同予算で複数台を確保しやすく、同時施術によりベッド回転率が上昇、待ち時間の短縮や取りこぼし予約の削減につながります。

脱毛方式の異なる機種(剛毛に強いIPLや産毛や日焼け肌に適したSHR)を併用すれば、部位や肌質、季節要因に応じた最適照射が可能となり、体感や結果の再現性が向上します。

結果として、クレームの抑止や客単価アップ、リピート率改善が可能です。

故障時もバックアップ機で業務継続でき、機会損失を最小化できるのも複数台運用の大きなメリットです。

関連記事:コスパのいい業務脱毛機を選ぶためには?アフターフォローも要チェック

サブ事業としてテスト導入しやすい

中古脱毛機は、テストマーケティングに最適です。

限定メニューや既存顧客向けトライアルから始め、来店数や継続率、口コミ、CPA/LTVなどのKPIで需要と収益性を検証できます。

3〜6カ月の実運用で客層・単価・最適施術時間を把握できれば、確度の高い設備要件が固まり、最新機へのアップグレード時も無駄なスペック過剰投資を避けられます。

中古は売却・下取りで資金回収しやすく、入替時のキャッシュ負担を緩和できる点も魅力。

実証から拡大の段階投資により、リスクを抑えて事業のスケールを狙えます。

在庫があれば短納期で立ち上げが早い

新品の業務用脱毛機は、商談や審査、納期で数週間〜数カ月を要する一方、中古は在庫が合えば即日から数日で納品可能です。

繁忙期や競合出店タイミングにあわせてスピーディーに立ち上げられ、商機を逃しません。

浮いた資金を内装動線の最適化や開業直後の広告投下、予約・CRMシステム、安全教育・接遇研修に厚く配分すれば、初期の顧客体験が向上し、稼働率と口コミが早期に安定できます。

機器単体の性能だけでなく、店舗全体の成果(集客・満足・リピート)を最大化する投資配分が可能です。

中古業務用脱毛機のデメリットとリスク

中古の業務用脱毛機にはメリットだけでなくデメリットやリスクが伴います。

デメリットを理解したうえで、検討するようにしましょう。

メーカー保証がない・切れているケースが多い

中古の業務用脱毛機は、メーカー保証がない、期限切れで名義変更不可のケースが大半です。

基板や冷却系・ハンドピース故障などの修理費用は全額自己負担といえます。

輸送中のトラブルや初期不良もノークレーム・ノーリターンだと対応が難しく、代替機手配費や休業による機会損失も発生。

関連記事:海外製の業務用脱毛機は危険|購入する際の注意点について解説

購入前に有償保守の受け入れ可否や概算修理費・納期、簡易保証の有無を確認し、月次の修理積立と賠償保険加入でキャッシュリスクを緩和しましょう。

修理は第三者業者対応となる場合も多く、品質と納期のばらつきも織り込むことが重要です。

関連記事:脱毛機メーカーの知識について解説

故障履歴や使用ショット数が不明になりがち

中古の業務用脱毛機では、故障履歴や使用ショット数、稼働環境(温湿度・冷却水交換頻度・清掃状況)が不明瞭になりがちです。

リスク低減には、修理伝票や購入証明・点検記録の提示、現物確認とテスト照射(出力・冷却の安定性、誤作動の有無)は必須です。

シリアル番号照合やファームウェア情報の取得、前オーナーの運用ルール(消耗品交換や保管方法)も可能な限りヒアリングし、情報の非対称性を埋めてから判断しなければいけません。

関連記事:業務用脱毛機が故障した場合の対処方法と予防策を紹介

ハンドピースやランプ等の消耗品が廃番で入手不可の恐れ

ハンドピースやランプ、フィルター、サファイア窓、冷却ポンプなどの消耗品は、型式によってはすでに廃番で入手不可の恐れがあります。

互換部品で代替しても性能低下や安全リスクが残り、価格高騰や納期遅延で運用が止まることも考えられます。

購入前に残ショット数・交換目安、消耗品の現行供給状況と単価・納期、メーカーの継続サポート方針の確認は必須です。

可能なら予備ハンドピースや主要消耗品を初回で確保し、年間の交換費用を予算化。消耗品の物流が安定している機種を選ぶことが、長期稼働と顧客満足のカギとなります。

関連記事:業務用脱毛機のハンドピースやランプの注意点

型落ちにより施術時間・対応毛質などが最新機より劣る

型落ちの業務用脱毛機は、最新機に比べ施術時間・対応毛質・冷却性能で見劣りする傾向です。

高速連射の安定性や照射面積、温度管理の精度、ソフトウェアの安全制御が旧世代だと、全身施術に時間がかかり回転率も低下します。

痛みや赤みが出やすく、日焼け肌・産毛対応の幅も狭まりがちです。

その結果、ベッド占有時間の増加や人件費の上振れ、満足度低下によるリピート率の悪化に直結。

脱毛方式(SHR/IPL)の強みと弱みを理解し、自店の客層・提供時間に合うか、実機で出力と冷却の安定性を必ず検証しましょう。

関連記事:光脱毛とはどんな美容メニュー?仕組みや施術方法を解説

競合比較で訴求力が弱まり、集客面で不利

競合が最新のIPL/ハイブリッド機を訴求する環境では、型落ち中古は比較広告やSNSでの印象で不利になりやすく、指名来店や単価形成で苦戦します。

価格優位で集客しても、施術時間の長さや体感差がクチコミに反映されるとキャンセル率や問いあわせ対応コストが増加。

故障による休業や再施術対応は機会損失とクレームコストを生み、購入時の価格差メリットを相殺しかねません。

集客戦略とTCO/ROIで総合判断し、差別化(接遇品質・予約導線・結果保証・症例写真)まで一体で設計することが不可欠です。

価格差で得たメリットが、故障・機会損失・クレーム対応で相殺されるリスクを常に織り込みましょう。

業務用脱毛機を新品と中古で比較

業務用脱毛機を導入する際には、初期投資だけでなく、ランニングコストも考慮することが必要です。

新品と中古品を比較しながら、それぞれのコストについて詳しく見ていきましょう。

初期投資

  • 新品の業務用脱毛機
    最新技術が搭載されているため、高性能で長期的な使用が期待できます。価格は非常に高額であり、初期投資がかかる傾向です
  • 中古の業務用脱毛機
    新品に比べて価格が大幅に安く、初期投資を抑えられます。機種によっては、最新の機能が搭載されておらず、寿命が短いため注意が必要です

ランニングコスト

  • 新品の業務用脱毛機
    メーカーの保証期間が長く、故障時の修理費用が抑えられます。最新機種は省エネ設計になっていることが多く、電気代などのランニングコストも低く抑えられるでしょう
  • 中古の業務用脱毛機
    保証期間が短い場合や、保証がない場合もあります。故障時の修理費用は自己負担となる可能性が高く、ランニングコストが高くなります。古い機種は消費電力が高い場合もあり、電気代がかかる傾向です

関連記事:業務用脱毛機選びで失敗しないポイント

総合的なコスト比較

初期投資だけを見ると中古品の方が有利ですが、ランニングコストや寿命なども考慮すると、必ずしも中古品が良いとは限りません。

新品と中古品それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、自社の経営状況やニーズに合った選択をしましょう。

初期投資を抑えたい場合は中古品、長期的な使用を考えている場合は新品を選ぶのが一般的です。

中古品を選ぶ際には、機器の状態や保証期間などをしっかりと確認し、信頼できる販売業者から購入することが重要です。

関連記事:中古業務用脱毛機の購入を失敗しないための方法

中古よりもお得な業務用脱毛機

業務用脱毛機の概要

実績あるルネッサンスシリーズに新モデル「ルネッサンスRe」が加わりました。

IPL方式を採用し、操作性と安全設計に配慮した業務用脱毛機です。

料金・仕様

  • 脱毛方式:IPL
  • 初期費用:0円
  • 月額料金:30,400円~
  • 最大エネルギー密度:12J/cm²
  • メーカー保証:3年

特徴

ムダ毛ケアに加え、フォトフェイシャルやバストケア、美肌ケアまでワンボディで対応できるのが本機の強みです。

中古の業務用脱毛機に多い「機能性」「サポート体制」といった課題に対し、わかりやすいボタン方式での操作や365日稼働のメンテナンスサポートを実現。

日本人の肌質・毛質にあわせたチューニングにより、出力のばらつきや冷却低下が起きやすい中古機と比べて、比較にならないほど刺激を抑えつつ、安定した結果を出しやすい国内設計です。

導入後のサポート(操作レクチャー、保守対応、消耗品供給)も手厚く、保証や講習がないことが多い中古機に比べ、想定外コストを抑制できます。

実際に、「フォト系メニューまで拡張でき客単価が上がった」「SHR方式から乗り換えて脱毛効果、施術スピードの改善につながった」という声が多数。

初期費用の安さだけでなく、集客力で優位性を確保したいサロンに適した一台です。

関連記事純国産脱毛機「ルネッサンス」シリーズに、低価格モデルが登場

中古の業務用脱毛機以外の導入手段

中古以外の導入手段について解説します。

詳しく知りたい方は下記の関連記事をご覧ください。

関連記事:業務用脱毛機のレンタルは適切?失敗しないための注意点

レンタル

レンタルは初期費用を抑えつつ短期から中期で柔軟に導入できる手段です。

月額料金に保守が含められ、故障時はレンタル会社が修理や代替機を手配できます。

繁忙期だけの増設や、導入前の試用・需要検証(PoC)にも最適です。

所有権はなく在庫依存のため、機種や台数が希望通り確保できない場合や、長期利用では総支払が割高となります。

契約前に保守範囲、消耗品負担、最低利用期間、設置・返送料を必ず確認しましょう。

リース

リースは新品機を月額で平準化して利用でき、導入講習やメーカー支援を受けつつブランド訴求も可能です。

原則中途解約不可・審査ありで、保守や消耗品は利用者負担となります。

高稼働で長期運用する店舗に向いており、費用計画が立てやすいです。

満了後は返却や再リース・買取を選択できます。

注意点は、現金一括より総支払が増えること、故障時の代替機確保を事前取り決めすること、電源や設置要件を満たす必要があります。

関連記事:業務用脱毛機のリース時のメリットとデメリットについて解説

ビジネスクレジット

ビジネスクレジットはカード会社等の立替により分割払いが可能です。

機種選択の自由度が高く、途中での売却や下取り・入替が比較的柔軟です。

頭金設定やボーナス併用でキャッシュフローを調整できます。

金利負担と審査、実質年率・手数料、繰上返済の可否、延滞リスクが考えられます。

資金繰りや回転率、ブランド訴求の戦略に照らし、TCOとROIのシミュレーションで他方式(レンタル・リース)と比較検討しましょう。

関連記事:業務用脱毛機のランニングコストの内訳と算出方法を解説

中古の業務用脱毛機の故障とメンテナンスの現実

中古の業務用脱毛機の場合、メンテナンスがおろそかになることによる故障が目立ちます。

サロン経営に影響するため、故障やメンテナンスは購入時に忘れてはいけません。

ハンドピース/ランプ

中古導入時はハンドピース(HP)とランプの残ショット数と発光の均一性確認が重要です。

カウンタ値は交換や基板更新でリセットされる場合があるため、テスト照射で出力・ビームプロファイル・冷却接触温度を実測し、劣化やチップ焼けを見極めます。

交換費は機種により10万円前後〜数十万円、在庫欠品で長期停止も考えられます。

予備HPを同時手配し、コネクタのガタ付きやケーブル断線・窓面の欠け/くもりも点検。

交換サイクルとリードタイム、保証有無を事前に見積へ反映しましょう。

冷却ジェル接触面の汚れは熱傷リスクを高めるため、清掃手順と消耗品価格も確認が必要です。

フィルター/サファイア窓/冷却系

フィルターやサファイア窓の微細な傷・くもりは透過率を下げ、必要以上のエネルギー設定や発熱を招き、痛みや赤み・効果低下に直結します。

入手性と価格、納期(予備保有点数)を必ず確認し、窓材の交換可否や推奨クリーニング剤も把握が必要です。

冷却系(ペルチェ/チラー/ファン)の性能低下は連射の安定を崩すため、接触面温度の到達/復帰時間、冷却水の交換周期・水質(不凍液含有)・漏れの有無を点検してください。

消耗品は年間計画で発注し、在庫切れによる停止を防ぐのが鉄則です。

定期点検

予防保全の要は定期点検です。

冷却水は目安6〜12カ月で交換し、スケール発生や腐食を抑制します。

ファン/ポンプは異音・流量低下・振動を点検し、必要に応じてベアリングやシール交換。

吸気フィルター清掃や内部ダスト除去、端子の緩み・熱変色確認も実施します。

ソフト/ファームの更新可否と変更履歴を記録し、照射カウンタ・アラートの校正を行いましょう。

対応可能な修理業者の連絡先とリードタイム、代替機可否を台帳化。点検ログと消耗品在庫表を運用し、突発停止を最小化できます。

作業は営業時間外に計画化し、顧客への影響を抑える運用が理想です。

関連記事:業務用脱毛機を導入する際の選び方やポイント・注意点を紹介

設置要件

設置計画は機器寿命と安全に直結します。

電源は100V/200V、単相/三相の要件とブレーカー容量を満たし、専用回路・アースを確保します。

延長コードやタコ足、電圧降下は誤動作・発熱の原因です。

室温はメーカー推奨範囲で管理し、放熱スペース・排気方向・騒音対策も確保しましょう。

湿度・粉塵・直射日光・搬入経路の段差も要チェック。要件未満の運用は故障率増や性能低下を招き、結果として高額修理に発展します。

数万円の節約が数十万円の損失につながるため、月次メンテ予算と環境投資を計画的に確保しましょう。

中古の業務用脱毛機購入前のチェックリスト

リストを満たせない取引は原則見送るのが賢明です。

情報非対称のままの購入は、故障・停止・クレームの高リスクに直結するため注意しなければいけません。

下記の関連記事も参考に検討してみましょう。

関連記事:業務用脱毛機の選び方をまとめたチェックリストと失敗しないポイント

製造年/シリアル、ファームウェア、名義変更の可否

製造年は、部品供給の目安と残存耐用年数を判断する基礎情報です。

シリアル番号は盗難品や改造品の排除、メーカー照会(最終出荷日・改修履歴)に必須です。

ファームウェアは最終版か、リリースノートにある安全改修が適用済みかを確認しましょう。

名義変更の可否や手数料・必要書類(譲渡証、身分証)も重要です。

可能ならメーカー回答をメール等の書面で取得し、サポート承継と有償保守加入の可否まで事前に固定化しておくと安心です。

関連記事:純国産と国産の業務用脱毛機であるかも重要

総ショット数・各ハンドピース残数、出力・冷却の実機テスト

総ショット数と各ハンドピースの残ショットは必ず提示を求め、カウンタ改ざんや基板交換による乖離リスクも踏まえログ画面の写真や動画で確認します。

実機テストは代表3段階の出力で単発・連射を実施し、照射エネルギーの均一性、冷却面温度の到達と復帰時間、連続照射での出力ドロップやアラーム作動を点検します。

接触面の傷やくもり、ケーブルの断線兆候もあわせて確認が必要です。

テスト結果は温度計・照度計の計測写真を添えて記録化し、購入判断の根拠にしましょう。

故障/修理履歴(部位・時期・費用)、稼働環境(温度/湿度/清掃)

過去の故障・修理は「部位・症状・時期・費用・交換部品・納期」を修理伝票で裏取りし、反復トラブルの有無を見極めます。

基板や冷却系の交換歴やペルチェ・ポンプの劣化指摘などは注意が必要です。

稼働環境は室温や湿度、粉塵・喫煙有無、移設頻度、冷却水の交換周期、フィルター清掃履歴、保管方法をヒアリングします。

高温多湿・通風不良は内部劣化を早めるため、運用ルールが整っていた個体かを環境証跡(写真・点検記録)で確認できると、購入後の安定稼働を見込みやすくなります。

関連記事:業務用脱毛機の寿命と買い替えのタイミングを解説

消耗品の継続供給・価格・納期、付属品の欠品有無

ハンドピースやランプ、フィルター、サファイア窓、冷却水やシール類など消耗品の供給継続・単価・最小発注数・納期を一覧化し、年間の交換計画に落とし込みます。

廃番リスクがある場合は互換部品の品質・保証条件も確認しましょう。

付属品は電源コードやフットスイッチ、ゴーグル、取説、鍵、工具、キャスター、カート、予備ヒューズ等の欠品有無をチェックします。

欠品があると即時稼働できず、追加購入費と納期が膨らむため、初回で予備消耗品を一定量確保できると安心です。

関連記事:脱毛ジェルを使用する場合と使用しない場合の違いとは?

修理窓口(メーカー/第三者)と概算費と代替機

修理の一次窓口はメーカーか第三者業者か、診断料・出張費・輸送費の取り扱い、標準リードタイム(繁忙期の実績)を確認しましょう。

主要故障の概算費(HP交換、ランプ、冷却系、基板)を事前に見積化し、突発保守の積立額を設定します。

輸送時の梱包要件や輸送保険も重要です。

ダウンタイム対策として代替機の有無や日額・配送日数、適用条件を契約書に明記します。

営業継続の観点ではSLA(復旧目標)と社内の顧客対応フロー(予約振替・返金規定)をセットで整備しましょう。

関連記事:業務用脱毛機の安全性の調べ方とチェックポイントについて解説

取説/講習代替資料、社内教育計画

中古導入では、メーカー講習が受けられない前提で、取扱説明書や公式マニュアル、照射プロトコル、禁忌一覧、皮膚/毛周期の基礎資料、トラブル対応フロー、同意書・カルテ様式をそろえます。

社内教育は座学や機器操作、モデル照射・試験までカリキュラム化されています。

チェックリストと認定テストで技能を見える化し、衛生管理と写真記録の標準化で、結果の再現性と安全性を高められるのがポイントです。

関連記事:業務用脱毛機のランキングで注意すべきポイント|比較サイトの注意点を解説

電源/搬入経路/設置スペース、騒音・熱の対策

電源は100V/200Vや単相/三相、消費電力、ブレーカー容量に合致する専用回路とアースを確保しましょう。

延長コードやタコ足は避け、電圧降下を防ぎます。

搬入は重量やエレベーター寸法、階段の可搬、養生の準備を事前に確認します。

設置は吸排気方向と放熱距離、室温/湿度管理、直射日光・結露対策を徹底。

空調容量を計算し、排熱ルートと騒音(dB)に配慮して防振マットや吸音を検討しましょう。

消防・PSE表示、配線の可燃物接触防止も点検が必要です。

中古の業務用脱毛機:まとめ

中古の業務用脱毛機は、初期投資の軽さと立ち上がりの速さが魅力です。

その反面、保証・修理・機能で不利になりやすく、情報不足のままの購入は高リスクといえます。

脱毛方式(SHR/IPL)の特性と自店の戦略をあわせ、チェックリストで事実をそろえ、TCO/ROIで数値判断することが成功の近道です。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。