純国産と国産の業務用脱毛機の違いとは?国産の特徴とサロンから支持される理由について解説

純国産と国産の業務用脱毛機の違いとは?国産の特徴とサロンから支持される理由について解説

業務用脱毛機は種類も多く、「どのように選べばよいかわからない」という声も聞かれます。

機能や価格で比較するのはもちろんですが、お客様の肌に直接触れる機械ですので施術トラブルのリスクを最小限におさえた高い安全性や万一の故障時などに備えたサポート体制も選定の基準としたいところです。

そうした安全面や信頼性を中心に検討するときに注目されるのは「純国産」「国産」といったキーワードです。

本コラムでは、主に純国産の業務用脱毛機について詳しく解説していきます。

純国産と国産の業務用脱毛機の違い

業務用脱毛機には大きく分けて海外製・国内製とありますが、実は国内製のなかにも「純国産」と「国産」があります。

価格だけで比較すると一般的には海外製がもっとも安価で、純国産が高額になる傾向が高いといわれています。

純国産とは

「純国産」の業務用脱毛機は、その名前からもわかる通り『完全日本製』で製造されたものを指します。

開発から製造に至るまでがすべて国内でおこなわれており、使用されている部品も国内で製造されています。

業務用脱毛機に限らず日本製の機械は高品質で知られていますが、純国産の業務用脱毛機を選ぶということは信頼性・品質とも高いものを導入できるということです。

海外製や国産の業務用脱毛機に比べ価格は高くなりますが、安全で長く使用できる(=故障しにくい)業務用脱毛機を探している場合は純国産の業務用脱毛機を選ぶことをおすすめします。

関連記事:業務用脱毛機を選ぶ際に比較すべきポイントと購入前に知るべき注意点

純国産製品の価格が高い理由

純国産製品は、なぜ海外製・国産に比べて高価になるのでしょうか。

それには以下のような理由があります。

  • 大量生産ができない
  • 高い技術(=開発費)が必要
  • 国内労働者の人件費の高騰

純国産で業務用脱毛機を開発・販売しているメーカーは国内でも数えるほどしかありません。

そのため大量生産がむずかしく、そもそも市場に多く出回らないことが理由のひとつです。

また、高品質で安全性の高い業務用脱毛機の開発・生産には高い技術が求められます。

海外製に比べると開発にかかる費用も高額になりやすく、加えて国内での開発・生産となると海外に比べ高い人件費が必要になります。

こうした理由から純国産製品は海外製品や国産製品に比べ高価になりやすいといわれています。

国産とは

「国産」の業務用脱毛機は組み立てを日本国内でおこなわれ、必要な部品の製造や開発などは海外で実施しているものを指します。

使われている部品が海外製でも、最終的に国内で組み立てられていれば「国産」と称して販売することができます。

部品の製造が海外であれば、輸送費はかかるものの安価に部品を仕入れが可能です。

このため完成した製品も純国産に比べ低価格で販売されています。

ただし部品の製造元が海外である場合、故障時は部品の取り寄せを海外からおこなわなければならず修理に時間を要することも多いため、注意が必要です。

国産製品となっているのに安い理由

国内製品であっても価格が手ごろなのはなぜでしょうか。

理由は以下の通りです。

  • 大量生産された海外製の部品を使用している
  • 開発費をおさえた製品である

大きな理由は、純国産製品に比べて大量生産が可能な部品を使用している点に尽きます。

海外から部品を取り寄せ国内では組み立てのみという製造工程であれば、開発・製造のスピードも格段に上がります。

これにより開発費もおさえられることになりますので、製造から販売にかかるまでの開発費や人件費も純国産製品に比べるとコストカットが可能です。

安全性や品質の保証にリスクを負うことにはなりますが、結果として販売価格に反映でき安価に提供できるのが国産の業務用脱毛機の利点といえます。

純国産の業務用脱毛機の特徴

ここまでの内容で、純国産の業務用脱毛用は国内開発・製造で高品質・安全性に長けていることを説明しました。

ではその他に、実際の操作・使用にあたってどのような特徴があるのでしょうか。

ここでは純国産の業務用脱毛機の使用上の特徴について解説していきます。

メンテナンスなどの対応がしやすい

完全国内開発・製造の純国産製品は、万一の故障時以外にも定期的なメンテナンス制度があったりとサポート体制も充実していることが多いです。

購入者に向けたサポートが手厚く、問い合わせ対応がスムーズにおこなえたり故障時の代替機手配も容易です。

メーカーによっては購入後一定期間の保証がついていることも多く、その間の補修費用は負担してくれることもあります。

一方で海外製の業務用脱毛機の場合は、サポート体制が不十分で問い合わせても返答がなかったり回答を得られるまでに時間がかかったりといったデメリットがあります。

「安心して長く使用したい」「機械の操作に明るくないので詳しく教えてもらえる体制が安心」「故障時にお客様を待たせたり店を閉めたりしたくない」といった場合は、メンテナンスのしやすい純国産製品がおすすめです。

脱毛効果を期待しやすい

純国産の業務用脱毛機は、海外製のものに比べ脱毛効果が期待しやすいといわれています。

なぜなら国内で開発する際に黄色人種である日本人の肌や毛質を基準に脱毛機を設計しているため、ピンポイントで日本人にあわせた脱毛機が開発・製造されているためです。

また海外製の業務用脱毛機の場合は、操作パネルやボタンの表示が英語表記であったり、設定モードの種類が限られていたりと操作性はあまり高くありません。

これに対し純国産製品は日本国内で使用することを前提に開発されているので、痛みを訴えるお客様に対し設定を細かく変更するなどの調節が可能であったりニーズにあわせた施術ができる仕組みが整っています。

多様化する要望をもったお客様に合わせて細やかな配慮や施術ができれば、結果として脱毛効果も期待できるのも特徴のひとつです。

肌質や毛質などに合わせた調節が可能

肌質・毛質は人によってさまざまですが、純国産の業務用脱毛機であれば日本人の敏感な肌を考慮した設計で肌質や毛質にあわせた調節が可能です。

黄色人種である日本人の肌は紫外線などの影響を受けやすくメラニン色素が反応しやすい肌質ですので、白人や黒人の肌に比べ脱毛で使用されるレーザーやフラッシュによるヤケドや肌トラブルを引き起こしやすいといわれています。

さらに日本人の肌の悩みには乾燥肌・敏感肌・アトピー・アレルギーなど体質によるものも多く、脱毛を希望するお客様に一律で使用できる設定というのはありません。

こうした複雑で多様な肌質・毛質をもつお客様のニーズにあわせて細かなモード調節ができるのは、国内開発・製造された純国産の業務用脱毛機の最大の特徴といえます。

純国産の業務用脱毛機のメリット・デメリット

純国産の業務用脱毛機は安全性と品質の面で優れており、脱毛効果を期待しやすいだけでなく施術者にとっても高い操作性で使いやすいことが特徴です。

ここでは純国産の業務用脱毛機のメリットとデメリットを紹介します。

メリット

純国産業務用脱毛機には以下の3つのメリットがあるといえます。

  • 国内の厳しい基準で製造されている
  • 高品質で精密な設計の優れた脱毛機である
  • 信頼性と安全性に長けている

それぞれのメリットを詳しく解説していきます。

海外に比べて日本の基準は厳しい

純国産の業務用脱毛機は開発から製造まで完全国内生産のため、日本の高い安全基準にあわせて厳しいテストを繰り返して生産しています。

そのため海外製品に比べると必然的に故障リスクが低く、長く安全に使用できることはメリットといえます。

「国内の高い安全基準をクリアした業務用脱毛機を導入している」ということはお客様にとってもアピールポイントとなり、安心して施術を受けてもらうことができるきっかけになります。

高品質な造りと精密な機器

部品の一つひとつから細部にこだわり純日本製で製造された純国産の業務用脱毛機は、言わずもがな精密で高品質です。

そのため、海外製の業務用脱毛機や部品のみ海外製で最終的な組み立てを国内でおこなう国産の業務用脱毛機にはない精巧さがあります。

基本的に高品質なので故障の可能性も海外製に比べると低いですが、万一故障の際にも国内生産の部品であればすぐに修理が可能であり対応も早いこともメリットです。

また、品質の高さは脱毛効果の高さや施術スピード(効率)にもつながります。

信頼性·安全性が高い

純国産の業務用脱毛器は、故障のリスクをなくすためにこだわった設計をしています。

日本製部品の1つひとつは頑丈かつ精密な造りとなっているため、高品質で優れた性能を持っています。

純国産の業務用脱毛器を取り扱うメーカーは少ないですが、長年の経験と実績を重ねていることが特徴です。

業務用脱毛機に限った話ではありませんが、国内で設計・製造された電子機器は基本的に海外製品と比べ高品質で何度も検証を重ねて製造されています。

純国産の業務用脱毛機には「信頼性・安全性が高い」というイメージが強いため、初めて脱毛にチャレンジする新規のお客様や過去に海外製の業務用脱毛機を利用して肌トラブルになったことのあるお客様に対しては説得力のあるメリットといえます。

デメリット

純国産ゆえの信頼性・安全性・品質の高さなどがメリットとなる一方で、以下のようなデメリットもあります。

  • 海外製に比べ価格が高い
  • メンテナンス料金がかかる場合がある

2つのデメリットについて詳しく確認しましょう。

機器の金額が高め

前述の通り、純国産の業務用脱毛機は海外製の業務用脱毛機に比べ本体価格も高価です。

理由は国内で限られたメーカーが開発・製造していることによる大量生産が難しいことのほか、開発費が海外に比べ多くかかっていることに起因しています。

これにより高品質で安全性・信頼性ともに高い業務用脱毛機が販売できるのですが、導入時の初期費用がかさみやすい傾向にあります。

とはいえ一括購入にはハードルが高くても、分割購入やレンタル・リース契約といった入手方法も可能な場合がありますのでメーカーに相談してみることをおすすめします。

メンテナンス料金がかかる場合がある

海外製の業務用脱毛機と比べると保証の手厚さもメリットの純国産業務用脱毛機ですが、メンテナンス料金がまったくかからないというわけではありません。

取扱説明書の記載事項を守らず誤った使用方法を続けたことによる故障や中古品の購入などサポート対象外の場合はもちろん、メーカーによっては直販の新品購入であっても別途メンテナンス費用を請求される場合もあります。

高品質・高性能が売りの純国産業務用脱毛機ですので、サポート対象外のメンテナンス発生時は、追加で費用がかかる可能性もあります。

長期的に安定して使用したいのであれば、メーカーのサポート期間や対象範囲を事前にしっかりと比較検討して選ぶことをおすすめします。

業務用脱毛機は純国産が良いといわれる理由

純国産の業務用脱毛機に関するメリット・デメリットを理解したところで、それらを総合的に判断しても「業務用脱毛機は純国産が良い」といわれる理由はどこにあるのでしょうか。

脱毛サロン経営に必要不可欠な業務用脱毛機ですが、導入費は決して安くはありません。

ここでは業務用脱毛機の失敗しない選び方のひとつとして、純国産の業務用脱毛機が優れているポイントを紹介します。

購入後のアフターサポートが充実している

購入後のアフターサポートが充実していることは純国産の業務用脱毛機の最大の利点であり、サロン経営の上でも大きな安心材料です。

メーカーによってはデモ機を利用した研修の受講でより詳細な操作方法をレクチャーしてもらえたり、パネル操作時のエラー対応の問い合わせができるなど日常的な利用のサポートを受けることも可能です。

加えて万一の故障時の対応も、購入後のアフターサポートの保証内であれば無償でメンテナンスをしてくれることもあります。

純国産の業務用脱毛機は開発から製造まで国内で完結しているためそもそも故障リスクが低いですが、それでも故障時のサポート体制がしっかりしていることは脱毛サロン経営において重要なポイントです。

お客様に対して安定的に脱毛の施術(サービス)が提供できるよう環境を整備していることはお客様からのサロンへの信頼に直結するため、リスクヘッジの意味でもアフターサポートの充実している純国産の業務用脱毛機は選ぶ価値があるといえます。

短い期間で脱毛の期待ができる

日本人の肌質や毛質を徹底的に研究し開発された純国産業務用脱毛機は、より効率的に短期間で脱毛できるよう計算されています。

近年は脱毛も「長い期間をかけてじっくりおこなうもの」というイメージから、使用する脱毛機や脱毛機に搭載されている脱毛の仕組みによっては期間を短縮できることから効率性を重視するお客様も増えてきています。

可能な限り短い期間で脱毛を終えることができれば、お客様にとってのメリットになるだけでなく脱毛サロンにおいては店舗の回転率改善や単価アップにもつながります。

短い期間での脱毛が期待できるのは海外製よりも純国産の業務用脱毛機ですので、効率性の面でも純国産業務用脱毛機は導入のメリットが大きいといえます。

日本人の特徴に合わせた脱毛機が多い

黄色人種である日本人は、メラニン色素に反応しやすい敏感な肌質です。

多くの脱毛機は照射されるフラッシュやレーザーがメラニン色素に反応し肌の内部に熱を発生させることで発毛細胞を刺激し毛の発生を抑える仕組みをとっていますが、適切な出力で照射しないとヤケドのリスクが高まってしまいます。

その点、純国産の業務用脱毛機は日本人の肌や毛質にあわせて開発・製造されているため、施術時の肌トラブル発生リスクを最小限に抑えた設計となり安全性が高いといえます。

安全性の高さだけでなく日本人の肌質・毛質が基準となっていることは、より高い脱毛効果が期待できることにもつながっています。

敏感肌・乾燥肌・アトピーなどさまざまな肌の悩みを持つお客様にあわせて多様なモード調節や設定が可能なことも多く、ニーズにあわせた施術ができるのも純国産の業務用脱毛機の利点です。

「日本人の特徴に合わせた脱毛機を導入したい」と考えているのであれば、純国産の業務用脱毛機から検討することをおすすめします。

まとめ

本コラムでは、純国産の業務用脱毛機とはどのようなものか?その特徴から、メリット・デメリットを説明しました。

完全国内製造という特徴から、導入にかかる価格の面では海外製の業務用脱毛機に比べ高価になりやすいものの、費用面でのデメリットを十分にカバーできるだけの多くのメリットがあります。

純国産の業務用脱毛機であれば、高い安全性・信頼性・安定的な高品質によってお客様に納得していただける脱毛効果が期待できます。

これから新たに業務用脱毛機を導入するサロン経営者の方や業務用脱毛機の切り替えを検討している方は、「純国産」というキーワードを脱毛機選びの選択肢に含めるのが良いでしょう。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。