更新日:2024.03.13

業務用脱毛機の寿命と買い替えのタイミングとは?業務用脱毛機を買い替え時の比較ポイントについて解説

業務用脱毛機の寿命と買い替えのタイミングとは?業務用脱毛機を買い替え時の比較ポイントについて解説

業務用脱毛機は、機器である以上、使用可能な年数には一定の限界があります。今回は、脱毛機の寿命や買い替えのタイミングに焦点を当てて詳しく解説していきます。

脱毛機の寿命は機種やメーカーにより異なりますが、新しい脱毛機を購入する際の一般的なポイントやおすすめの脱毛機についても併せて解説します。

業務用脱毛機の寿命

業務用脱毛機の寿命は『5~7年』が目安です。ただし、使い方やメンテナンス頻度、脱毛機の品質で前後する可能性はあります。

また、業務用脱毛機の減価償却は5年と定められており、法的耐用年数も同じく5年間です。

耐用年数

正式には「法定耐用年数」といわれ、会計処理(減価償却)において使用され、国税庁が定めています。

具体的に「本来の用途用法により通常予定される効果をあげることができる年数」で、実際の使用可能年数とは異なります。

業務用脱毛機も減価償却資産であり、「器具・備品」の「理容・美容機器」に該当し、法定耐用年数は「5年」です。

 耐久年数

いわゆる「寿命」のことで、製品を実際に使用できるであろう年数を指します。

これはメーカー独自のテストや各部品の耐久性から推測されますが、実際には、使用状況や手入れの徹底度に左右され、脱毛機が機能し続けられる期間は変動します。

一般的に、耐用年数<寿命(耐久年数)となりますが、当然ながら経年劣化はしていくので、適切な時期に買い替えることが重要です。

ベストな買い替えのタイミング

買い替えのタイミングはサロンによって異なりますが、必ず『故障する前』に買い替えを検討することが大切です。

脱毛機を壊れたまま使用すると、施術ミスやトラブルが発生する可能性があります。
お客様の安全・サロンの信用を守るためにも、少しでも脱毛機の性能に問題を感じたら買い替えることが大事です。

また脱毛機を買い替えるときは、購入予定のメーカーに処分・引き取り方法を相談してみましょう。状態がよければ下取りしてくれるかもしれません。

メンテナンス頻度の増加したとき

保証期間終了後、メンテナンス費用の負担が膨らんだり、不具合が頻発したりするようであれば、新しい脱毛機への買い替え時期といえます。

どんなに丁寧に扱い適切なメンテナンスを行っていても、部品の消耗や疲労は避けることができず、時間の経過によって劣化は生じます。

経営者にとって、故障の不安を抱えながら営業することは危険です。不具合が頻発すれば、お客様へのサービス提供が滞ってしまい、信頼を失う可能性があります。

コストパフォーマンスのよい脱毛機に買い替えることで、利益率が改善されることもあるので、適切なタイミングで新しい脱毛機に買い替えるようにしましょう。

新規顧客が減少した・既存顧客離れが増えたとき

数年前までは「脱毛は痛い」という一般的なイメージが広まっていましたが、今では「痛くない」「肌に優しい」「早い」脱毛が当たり前になりつつあります。

IPL方式(熱破壊式)から、SHR方式(蓄熱式)やLED方式といった新しい脱毛技術が登場し、クリニックやセルフ脱毛も広がっています。

お客様のニーズも変化してきており、時代に合わせて、愛される脱毛サロンは経営戦略を展開しています。

脱毛機を新しく買い替えることは、既存顧客の飽きを防ぐだけでなく、休眠顧客を呼び戻すきっかけにもなり、脱毛サロンに新たな風をもたらすことができます。メーカーサポートも受けられ、効果的な集客戦略の一環としても有効的です。

サロンのメニュー展開や新サービスを考えたとき

サロンが新しいメニューを導入する際、脱毛機の買い替えは効果的な手段になり得ます。

複合機として新しい脱毛機を取り入れれば、追加投資を最小限に抑えつつ、新しい挑戦に取り組むことができます。

脱毛機の性能向上や新技術の採用は、お客様により効果的な施術を提供することができ、結果としてサロンの競争力や魅力を高められます。

慎重な検討とメーカーサポートを受けながら、脱毛機の買い替えはサロンの進化と成長に向けた戦略的なステップといえます。 

業務用脱毛機を買い替える時のポイント

業務用脱毛機を買い替えるときはどのようなことを意識するとよいのでしょうか?チェックしたいポイントを3つ紹介します。

アフターフォローがしっかりしているメーカーを選ぶ

まずは『アフターフォローがついているか』どうかを確認しましょう。サロン運営において脱毛機の導入は大きな投資であるが故に、アフターフォローは重要なポイントといえます。

新しい脱毛機を導入する際には、以前の機器とは異なる使い方やメンテナンスを求められる可能性があります。安心して使用するためには、メーカーが講習を提供してくれることが望ましいです。

適切なトレーニングはスタッフの技術を向上させ、お客様の満足度向上につながります。脱毛業界に関する情報提供や経営コンサルティング、店舗運営のサポートなどを行ってくれるメーカーもあります。

これらのサービスはサロンの成功に向けて役立つものであり、メーカー選びにおいて検討すべき要素です。

現在のニーズに合った脱毛機を選択する

数年ぶりに脱毛機を買い替えるのであれば『現在のニーズに合っているかどうか』をチェックしておくことも重要です。

脱毛技術は日々進歩しており新しい機器も増えています。購入したときは最新型の脱毛機でも、数年も経つと古いタイプになっていることも少なくありません。

大事に一つの機器を使い続けることも大切ですが、現代のニーズに合う脱毛機を使用することで『お客様の満足度やリピート率アップ』につながります。

メーカーは現代のニーズをきちんと把握しているため、困ったら担当者に相談してから選ぶとよいでしょう。

多機能の脱毛機も検討してみる

業務用脱毛機を買い替える際に考慮すべきポイントのひとつは、『多機能の脱毛機を検討すること』です。

特に、バストアップやフェイシャル機能が備わった脱毛機は、サロンのメニュー拡充やお客様のニーズに柔軟に対応できる優れた選択肢といえます。

バストアップ機能は、バスト周りの脂肪を減少させ、引き締まったバストラインを実現する効果が期待できます。これにより、美容整形やバストケアに関心を持つお客様の満足度向上を見込めます。

フェイシャル機能は、顔の脱毛だけでなく、シミやシワの改善にも効果的です。肌全体のトーンアップや美容効果が期待でき、幅広い美容ニーズに対応可能です。

このように、多機能の脱毛機は一つの機器で複数の施術を提供できるため、お客様の満足度やリピート率の向上につながります。買い替えの際には、業務用脱毛機の多機能性を検討することで、サロンの成長を期待できます。

サロンのコンセプトに合ったものを選択する

ほとんどの脱毛機メーカーは『早い・安い・痛くない』の三拍子を掲げてきますが、これらは大手サロンにマッチする内容です。
個人サロンの場合は『サロンのコンセプトに合うかどうか』を意識して脱毛機を選ぶようにしましょう。
例えば脱毛以外のメニューを売りにしているのであれば、フェイシャルケアやボディケアなど機能が豊富な脱毛機が向いています。

一方、お客様1人ひとりに丁寧に施術し、結果にコミットすることを売りにしているのであれば、脱毛効果に特化している脱毛機が最適です。

業務用脱毛機を比較するときのポイント

買い替えを検討する際、いくつかの脱毛機で悩むこともあるかもしれません。ここでは脱毛機を比較するときのポイントを見ていきましょう。

脱毛方式

脱毛機を選ぶときは『エステサロンで扱える脱毛方式を採用しているか』をチェックしておきましょう。脱毛機には『光脱毛』と『レーザー脱毛』の2種類があります。

エステサロンの主流は光脱毛です。IPL脱毛・SSC脱毛・SHR脱毛の3修理があります。減毛・抑毛を目的としており、毛を完全になくす『永久脱毛効果』は謳えません。

一方、レーザー脱毛は医療機関が採用している脱毛方式です。医療行為に該当するため、医者や看護師など国家資格を持つ人のみが扱えます。

レーザー脱毛は光脱毛より出力パワーが高く、永久脱毛効果を得られることが特徴です。ただし、痛みが強い・費用は高額な傾向があります。

照射面積

脱毛機を選ぶときは『照射面積』もチェックしておきましょう。

全身脱毛を行う場合は照射面積が広い方が望ましいです。一度に多くの部位に照射できるため、施術時間の短縮につながります。

ただし、照射面積が広過ぎてしまうと、指先のような細かい部位には使いづらかったり、光が拡散して出力が弱くなったりすることも考えられるでしょう。

そのため、照射面積は適切なサイズのものを選ぶことが重要です。

照射レベルの調整可否

脱毛機の『照射レベルが調整できるかどうか』もチェックすべきポイントの一つです。

レベルを調整できれば、強くすることで脱毛処理を効率的に進めることができますし、反対に弱めることで肌が弱い人に使えるようになります。

脱毛部位によっては痛みを強く感じるものです。お客様の痛みの有無に合わせてレベルを調整できれば、痛みを気にせずに安心して施術を受けていただけるでしょう。

コストパフォーマンス

初期費用となる『本体価格』・稼働するための必要経費となる『ランニングコスト』を含めたコストパフォーマンスのよさは、業務用脱毛機を選ぶ上で欠かせないチェックポイントといえるでしょう。

コストがかかり過ぎてしまうと経営に直接影響を及ぼすため、できる限りコスパがよいものを選びたいと考えるのは当然です。しかし、コスパを重視した結果、効果が低い・施術に時間がかかるようでは本末転倒といえます。

コスパばかりを意識せず、サロンのコンセプトに合うか・お客様に満足していただける効果があるかどうかをチェックすることが大事です。

参考記事:個人サロンの本当に正しい業務用脱毛機の選び方! 上場企業はいかにして優れた脱毛機を探すのか?
     業務用脱毛機選びで失敗しないために比較したい5つのポイント
     失敗しない業務用脱毛機の選び方。導入前に確認しておきたい基準とは?

平均耐用年数よりも長く使い続けるポイント

脱毛機は1台100万円以上するものです。決して安い買い物ではないからこそ「できるだけ長く使用したい」と思う方も多いでしょう。

ここでは平均耐用年数よりも長く使い続けるポイントを解説します。

日頃のメンテナンス

長く使い続けるためには『日々のメンテナンス』が重要です。安全に使用するためにも、営業前後のお手入れを欠かさないようにしましょう。

まず頻繁に手で触れるボタンやツマミは拭き掃除が必要です。消毒用アルコールをしみこませたタオルで汚れを拭き取っておきましょう。

お客様の肌に直接触れるハンドピースは入念に掃除・消毒します。細かな隙間に詰まったゴミもしっかり取り除きましょう。

また、フィルターにホコリが溜まっていると放熱ができません。故障の原因につながるため、ホコリは掃除機で吸い取っておくことが大事です。

定期的なメンテナンス

日々のメンテナンスだけでなく、専門業者による『定期的なメンテナンス』を行うこともポイントです。

表面的な部分はサロン側でチェックできますが、機器や部品の調子は専門業者しかチェックできません。素人目では問題ないと感じたことでも、故障につながる原因になりうつことがあるのです。

定期的にメンテナンスを行うことを考えると、国内に自社工場を持つメーカーから購入することをおすすめします。

海外メーカーの場合は部品の調達や修理対応に時間がかかりやすいのです。一方、国内メーカーは自社でメンテナンスを行えるため、スピーディーに対応してくれます。

なお、国内メーカーを謳いながら工場は海外にあるケースもあるため、購入前に確認しておくと安心です。

ルネッサンスシリーズならメンテナンスが充実

業務用脱毛機を買い替えるときは、メンテナンスが充実している『ルネッサンス』シリーズがおすすめです。

ルネッサンスシリーズは、製造からメンテナンスまで一貫して国内で行っています。修理やメンテナンスが必要なときは、迅速に対応することが可能です。

また、以下のアフターフォローもご用意しています。

・最大保証期間は充実の『3年間』
・機器やお客様トラブルに対応する『PL保険加入済み』
・NPO法人日本・医療美容研究協会と提携した『ドクターサポート』

加えて必要な方には専門のインストラクターによる講習・担当営業マンによるお悩み相談・美容業界や法律関係の有益な情報の提供も実施しています。

おすすめの業務用脱毛機 Renaissance ルネッサンスGT-R

『Renaissance ルネッサンスGT-R』は、ルネッサンスシリーズの業務用脱毛機です。

高速スライド(連射)を実現しています。スライドするように施術を行えるため、1時間半は必要とされていた全身脱毛が、約40~60分で完了できるのです。

また、脱毛に加えてフェイシャルケア・ボデイケア・バストケア・ヒップアップなどの施術を行えます。1台で幅広いメニューを作ることが可能です。

ルネッサンスGT-R

まとめ

業務用脱毛機の寿命は約5〜7年です。しかし、使用感に問題がある場合は、寿命前でも買い替えるようにしましょう。

また、日々のメンテナンスや定期的なメンテナンスを行うことで、安全に使える状態をキープすることも重要といえます。

ちなみに、メーカーは7年間部品を保管する義務がありますが、それ以降はメンテナンスを請け負う必要はないとされています。

ルネッサンスシリーズは過去の製品であっても10年はサポートサービスを継続していることがポイントです。

長く愛用していただくお客様のために、安心して使い続けるための環境を整えています。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。