更新日:2022.07.26

光脱毛とはどんな美容メニュー?仕組みや施術方法を解説

光脱毛とはどんな美容メニュー?仕組みや施術方法を解説

脱毛方法には主にレーザー脱毛・ニードル脱毛・光脱毛の3種類があります。今回はその中で、サロンでよく導入される光脱毛に焦点を当てて紹介します。痛みの有無や効果、永久脱毛との違いについて、詳しく見ていきましょう。

サロンメニューを増やすなら光脱毛がおすすめ

新しいメニューを取り入れたいとお考えの時は、脱毛メニューがおすすめです。しかしサロンでどんな業務用機器を導入したらいいのか悩む方も多いと思います。業務用の脱毛機器の種類によっては、サロンでは取り扱いができない場合もあるので要注意です。

レーザー脱毛や、ニードル脱毛は医療行為に当たります。医療行為と呼ばれる脱毛方法は、一般的にサロンで取り扱うことはできません。脱毛メニューを増やすなら、光脱毛の種類を増やしましょう。

光脱毛にはいくつかの種類があります。メニューを増やすためにも、定義やニーズについて理解しておくことは大切です。ここでは、光脱毛の定義やニーズについて簡単に解説します。

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光脱毛は「フラッシュ式」とも呼ばれています。エステサロンの脱毛メニューや、家庭用脱毛機器で多く見かけられる脱毛方法です。医療用レーザー脱毛や、ニードル脱毛よりも比較的低価格で利用でき、学生さんから高齢の方まで幅広い世代に人気があります。

また光脱毛といってもさまざまな種類の脱毛機器があるため、お客様のニーズに合わせて導入する脱毛機器を選びやすいのもメリットです。今回は脱毛サロンが導入している光脱毛とはどのような方法なのか、詳しくご紹介していきます。

光脱毛とは?

そもそも脱毛には光脱毛の他に、レーザー脱毛、ニードル脱毛などがあります。脱毛サロンで行えるのは、光脱毛のみとされています

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第1 脱毛行為等に対する医師法の適用
以下に示す行為は、医師が行うのでなければ保健衛生上危害の生ずるおそれのある行為であり、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反すること。
(1) 用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為
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ちなみに医療用レーザー脱毛は毛根部分にレーザーを照射したり、ニードル脱毛は毛根のある毛穴にニードルを使用するため、医療行為の一環と見なされ、有資格者でないと行うことができません。

一方光脱毛は、肌に光を照射して毛を弱らせて目立たなくさせ肌をキレイな状態に整える方法です。光脱毛で使用される特殊なフラッシュは、毛の成長力を弱らせて徐々に目立ちにくくい状態へと導きます。

光脱毛は定期的なペースで繰り返すことで、徐々に目立ちやすい濃い太い毛も生えにくくなり、自己処理で行うムダ毛ケアのペースも少なくなります。

光脱毛の種類

光脱毛には3つの種類があり、種類によって仕組みが異なります。

  • IPL式脱毛
  • SHR式脱毛
  • SSC式脱毛

それぞれがどのような特徴、効果を持つのか比較しましょう。

長年脱毛業界を支えているIPL式脱毛

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IPLは『インテンス・パルス・ライト』の略で、光が毛の黒色(メラニン色素)に作用する脱毛です。太くて濃い毛にも反応しやすく、毛の成長を遅らせて徐々に細く目立たない状態へと導きます。

毛のサイクル「毛期」の成長期に沿って照射するため、1~2カ月に1回程度の施術で、おおよそ1年で毛が目立たなくなり、ツルすべのお肌を保ちやすくなります。メラニン色素の黒色に作用するため、毛の色素薄い人や産毛の多いお腹や肩周り・背中・うなじ・顔などの脱毛については、比較的時間がかかりやすい特徴があります。

IPL式脱毛は日本人の体毛に多いメラニン色素の濃く黒い毛に反応しやすいため、このようなメリットがあります。

  • 色の濃い毛が生えやすいワキや、VIOゾーンにも向いている
  • 男性の体毛や、ヒゲが気になる人にも◎
  • 脱毛サロンで最も一般的とされる脱毛機器のため、扱っているサロンが多い

IPL式の脱毛機器は他の脱毛機器と比べて日本で導入されるのが早かったため、さまざまなメーカーが取り扱っています。形状がコンパクトなものや、操作がわかりやすいタイプなどサロン様側がご自身と相性の良い機器を選びやすいというメリットもあるでしょう。

一方で、このようなデメリットもあります。

  • もともと色が薄く細い産毛や、メラニン色素をもたない白髪には反応しにくい
  • 皮膚の色が黒っぽい場合、肌のメラニン色素にも反応する可能性がある
  • ほくろや、シミがある部分には使えない
  • 日焼け後の肌には使えない
  • 脱毛時の痛みがやや強め
  • 取り扱っているサロンが多い

光を照射する部分や、痛みを感じやすい人などは、脱毛時に痛みを感じてしまうケースもあります。

ただ肌の色や、痛みの感じ方には個人差があります。特にメラニン色素に反応しやすいIPL式脱毛は、メラニン色素が濃い日焼け後の肌の脱毛には向いていません。脱毛後の皮膚に強い赤みや、脱毛の痕が残る可能性もあるので、日焼けした後に脱毛を行うのは避けましょう。

また取り扱うメーカーが多いため、脱毛メニューに取り入れているサロンの数も多くなります。他のサロンと差別化を図るために、メンズ脱毛メニューや将来の介護に備えた介護脱毛など、サロンメニューに特別感を出してみるのもおすすめです。

ムダ毛ケアに適したSHR脱毛

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SHR式脱毛は『スーパー・ヘアー・リムーバル』の略で、毛根を包み込んでいる『毛包』に光を当て60〜70度程度の熱で、毛を作る命令を下している『バルジ領域』に働きかける脱毛方法です。

ほかの脱毛方法では効果が現れにくいとされる産毛も目立ちにくくし、透明感のあるなめらかな肌へと導いてくれます。ほくろやシミのある部位、日焼けの肌でもムダ毛ケアがしたいとお考えの方に向いているというメーカーもあります。

SHR式脱毛の最大のメリットは濃く太い毛だけなく、細くコシのない産毛にも反応しやすい点といえます。そのためこのような需要にも、サロンメニューを充実させやすいでしょう。

  • 背中や、二の腕を露出したウェディングドレスが着たい
  • 将来の介護生活に向けてムダ毛を整えておきたい
  • 屋外で過ごすことが多く、日焼けしやすい肌でも脱毛がしたい

特に年齢を重ねると体毛も老化が進んで白髪が混じりやすくなり、毛自体が細くなってきます。白髪はメラニン色素をもたないため、メラニン色素に反応しやすいIPL式の脱毛機器の場合では十分に対応できない可能性もありますが、SHR式脱毛はそうした毛にも対応しやすくなります。

一方でこのようなデメリットもあります。

  • メラニン色素の濃い毛に対して時間がかかる
  • 日本で導入されたのが遅い脱毛機器のため、取り扱いメーカーが少ない

SHR式脱毛はIPL式よりも光の出力が弱めのため、メラニン色素が濃く太めの毛に対して時間がかかりやすいデメリットがあります。IPL式の脱毛機器よりも回数を重ねる必要性が出てきてしまうため、脱毛メニューでは異なるタイプの脱毛機器を併用しているサロンも見かけられます。

またSHR式脱毛機器は比較的新しい脱毛機器のため、取り扱うメーカーがまだ少なく、導入費用やメンテンナンスなどのコストがかかりやすい点も挙げられます。しかし今後さらに需要が伸びれば導入や、メンテナンス費用などのコストが下がることも十分に考えられるでしょう。

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肌への負担を軽減できるSSC脱毛

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SSC式脱毛は、『スムース・スキン・コントロール』の略で、毛の成長を遅らせ目立たなくさせるビーンズジェルをクリプトンライトで肌に浸透させる脱毛方法です。(※角質層まで)ビーンズジェルには肌にうるおいを与えてくれる尿素や、なめらかな状態に整えてくれるサリチル酸、セイヨウシロヤナギエキスが配合されています。そのため肌の保湿ケアも対応しやすいのです。

SSC式脱毛のメリットは、他の脱毛機器よりも痛みが少なく、肌にかかる負担を軽減しやすい点です。他にもこのようなメリットがあります。

  • ジェルが肌にうるおいを与えてくれるため、脱毛時の乾燥から肌を守りやすい
  • メラニン色素の濃い毛や、産毛など毛の濃さを選ばない
  • 痛みに敏感な人も挑戦しやすい
  • 肌の乾燥が気になる人にも向いている

特に脱毛時の痛みに敏感になりやすい方や、肌が乾燥して1年中カサカサしやすい方も試しやすい脱毛方法といえるでしょう。

一方でこんなデメリットもあります。

  • ジェルを使用するため消耗品のコスパがかかる
  • ジェルの塗布、拭き取りなどの手間がかかる
  • ジェルが冷たく、肌が冷えやすくなる
  • 他の脱毛機器よりも、回数を重ねる必要性も

ジェルは水分が多いため、皮膚につけるとヒヤッとする感覚があります。そのため希望部位が広範囲の場合、冬場は冷えが気になってしまうお客様もいるでしょう。

またジェルの塗布や、拭き取りの手間がかかり、ジェル自体も消耗品となるため、コスパがかかるのもサロン側としてはデメリットになる場合もあります。

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光脱毛の特徴と効果について   

脱毛を希望している人の中には、脱毛時による痛みに不安を感じている人も多くいます。サービスを提供するサロン側としても、光脱毛による痛みの度合いや、効果について理解しておくことは大切です。それぞれについて、詳しく紹介します。

痛みはあるの?

光脱毛は、医療用のレーザー脱毛と比べると光の出力が弱いため、ほかの脱毛方法と比べて痛みが少ないといわれています。ただし、完全に無痛というわけではありません。

痛みを感じる度合いは、個人差があります。そのため、出力が強めの医療用脱毛でも、あまり痛みを感じなかったという人もいます。また、部位や肌の状態によっては、強い痛みを感じる可能性もあるでしょう。

ただ脱毛時の痛みが強いからといって必ずしも高い効果が得られたり、毛が抜けやすくなったりするわけではありません。脱毛時の痛みが強いと肌に大きな負担がかかりやすいため、脱毛が初めてというお客様には、脱毛時の痛みの有無や、使用する脱毛機器の特徴について、事前によく説明するのがおすすめです。

特にIPL式脱毛の場合はメラニン色素に反応しやすいため、SHR式やSSC式脱毛よりも脱毛時の痛みが強いといわれています。

また皮膚の色が濃く黒い部分やほくろ・タトゥーがある部分には光を照射することができません。

しかしながら光脱毛は気になる部分に繰り返し光を照射することで毛根、または毛自体にダメージを与えて、徐々に毛を細く目立たない状態へと導きます。

カミソリでムダ毛処理をするように、1回の光脱毛で毛を完全にキレイにすることは不可能ですが、毛周期に合わせて定期的に繰り返すことで太く濃い毛も細く薄い毛に、やがて毛自体が目立ちにくいなめらかな肌へと近づいていきます。

光脱毛でできる範囲は?

光脱毛は、顔から足先まで全身脱毛が可能です。ただし、施術を希望する部位に問題がある場合には、光脱毛を断らなくてはならないケースもあります。

使用する脱毛機器の種類や、脱毛の仕組みによっても少々異なりますが、このようなケースが考えられます。

  • ほくろがある部分
  • タトゥーがある部分
  • 白髪
  • 日焼け後の赤みのある肌、もしくはくっきりと日焼けした肌
  • 皮膚が薄く、血管が透けて見える肌
  • 粘膜部分
  • 傷口、傷痕

特にメラニン色素に反応しやすい種類の脱毛機器は、皮膚が黒っぽくくすみのある部分や、ほくろ・タトゥーのある部分に光を照射すると、光がそれらにも反応してしまい、皮膚が熱く火照ってしまったり、火傷を起こす可能性もあります。

脱毛前に脱毛機器の仕組みや特徴、それに伴うリスクに対してもよくチェックしておくことが大切です。

また皮膚が薄く、デリケートな顔、VIOの脱毛は使用する脱毛器によっても脱毛範囲が異なりますが、目の周りや、粘膜部分以外であれば脱毛範囲内であるものも多くあります。

さらに使用する脱毛機器の種類にもよりますが、脱毛範囲をパーツ分けして予め範囲を決めておくとお客様も内容がわかりやすく、脱毛メニューを選びやすくなるでしょう。このように全身といっても顔周りや、IOゾーンは脱毛範囲を分けているサロンもあります。

  • 両ワキ・Vゾーン…濃く太い毛が生えやすく、1度の脱毛範囲が比較的狭い部分
  • 背中・太もも…産毛が生えやすく、脱毛範囲が広くなりやすい部分
  • 二の腕・お腹・腰周り…産毛のようにふわっとした毛が多い部分
  • ひじから下の腕周り・ひざ下の脛…やや濃く太めの毛が生えやすく、範囲も広め
  • 手の指周り・手の甲・足の指・足の甲…細い産毛が生えやすく、脱毛範囲が狭い
  • 顔周り、IOゾーン…粘膜に近く、脱毛時の痛みを感じやすい部分

個人差はありますが、体毛は生える部分によっても毛質が異なり、脱毛に適した回数も異なります。

新しい機器の導入前には、希望しているお客様が理想とする肌を目指せるかどうかについても、しっかりと確認しましょう。

光脱毛の効果は?

光脱毛は毛の成長を弱らせて、回数を重ねていくことで徐々に毛を目立たない肌へ導きます。そのため光脱毛のいずれの種類も、お客様には計画的に毛周期に合わせて定期的に光脱毛を行って頂く必要があります。

光脱毛の種類は、主にSHR式・IPL式・SSC式の3種類あり、それぞれに脱毛の仕組みが異なります。また毛質にも個人差があるため、何回利用すれば確実に毛が目立たなくなるとは言い切れません。

ただ濃く太い毛と、産毛のように細く色素が薄い毛では毛が目立ちにくくなるまでの回数が異なりますが、最初に光を照射してから6回前後で、ムダ毛の自己処理が楽になってきたと感じる人もいるようです。自己処理が楽になり、頻繁に剃毛する機会が減ると肌に負担がかかりにくくなり、なめらかな状態を保ちやすくなります。

毛が目立たなくなるだけでなく、肌をキレイな状態で長く保ちやすくなるというのも光脱毛の大きなメリットといえます。光脱毛の詳しい目安回数や、期間についてはさらに後ほど紹介していきます。

また光脱毛は『毛を目立たなくさせる』ものであり、毛根や毛穴自体を無くす医療行為の『永久脱毛』ではない点は脱毛機器を取り扱うサロン側も理解し、お客にもしっかりと事前に説明した上でメニューに臨んでもらわなければなりません。

冒頭でもご紹介したように毛根を無くしたり、毛穴を自体を無くす脱毛器は医療行為を見なされるため、サロンでは取り扱いができません。

また光脱毛に通わなくなり、時間が経過すると、再び毛が目立つ可能性があります。光脱毛はあくまで毛が目立ちにくくなり、自己処理後のなめらかな肌を長く保ちやすくする美容法の1つと認識しておきましょう。

光脱毛の目安回数や期間

脱毛を希望するお客様が、一番気になるのが効果の具合や回数でしょう。ただ光脱毛は毛質や、使用する脱毛の種類などによっても回数や、利用期間の目安が異なります。実際にどの程度ようなペースで脱毛を行えばいいのか、また脱毛メニューを導入予定のサロン側としてどうお客様に案内すればよいのか、光脱毛の目安回数や期間について解説します。

光脱毛の回数・期間・効果の目安

光脱毛は毛周期に合わせておよそ1~2カ月に1回の割合で脱毛をしていくのが一般的です。おおよそ1年程度で毛が目立たなくなります。

定期的に光脱毛を繰り返すことで毛が弱まりやすくなるため、脱毛をしない期間が長く空いてしまうと毛の成長スピードは元に戻ってしまう可能性もあるので注意が必要です。

毛の濃さや、太さ・脱毛を希望する範囲によって個人差もありますが、このような回数、期間が一般的な目安とされています。

  • 全身脱毛…15~25回前後、およそ2年~3年程
  • ワキ…10~15回前後、半年~10ヶ月程度
  • 腕、脛…15~20回前後、およそ1年前後
  • VIO…10~15回前後、およそ1年前後

光脱毛は医療用脱毛ではないため、仕組みや肌に当てる光の照射パワーが異なり、時間がかかります。しかし照射パワーが弱めな分、回数を重ねることで肌に大きな負担がかかりにくくキレイな状態を目指せるのです。

また利用回数は自己処理が楽になるくらいで満足するのか、なめらかなツルすべ肌を目指したいのか、利用されるお客様によって理想とする状態が異なるため、目安の回数や期間が異なります。

ちなみに光脱毛は毛の成長が弱りながら徐々に目立たない状態になっていくため、急にパッと毛が無くなるわけではなくこのような形で目立たなくなっていきます。

  • 初回から6回目前後…毛がやや生えにくくなる、自己処理が楽になる
  • 6回~8回目前後…毛がポロッと抜けやすくなったり、太い毛が細くなったりする
  • 10回目以降…毛自体が生えにくくなり、目立ちにくくなる

回数や効果の程度については、お客様自身の個々の毛の濃さやサロンに通う周期・回数によって差があります。そのため、上記はあくまで目安と捉えておくとよいでしょう。

光脱毛の毛周期とは?

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脱毛を行う上で、基本となるのが『毛周期』です。毛周期は、毛が生え変わる周期(サイクル)のことで、毛が成長する成長期、成長が終わって抜け落ちるまでの後退期、次の毛が生えてくるまでの休止期に分かれます。

毛周期のサイクルを把握しておくと、効率よく予約を入れてお客様のニーズにも応えやすくなります。脱毛メニューを導入する際には、詳しく把握しておきましょう。

  • 成長期…毛の成長に必要な毛母細胞が分裂し、毛が成長する期間
  • 退行期…毛の成長が止まり、古い毛が抜け落ちるまでの期間
  • 休止期…毛が抜け落ち、毛の成長に必要な細胞が分裂を始めるまでの期間

ちなみに成長期は2段階あり、皮膚の中で毛母細胞が分裂し毛の根本の毛乳頭が作られ始める成長時期と、毛細血管から栄養を得て毛自体が長く伸びる成長時期があります。

光脱毛はこの2段階の成長期に光を照射させることで、弱らせて毛が目立ちにくい状態へ導きます。反対に毛の成長が完全に止まっている退行期や、毛乳頭のない休止期に光を当てても、理想的な効果はあまり期待できません。

また毛周期は、人によって異なるだけでなく、からだの部位によって周期が異なります。

光脱毛は、特に毛の成長期に光を照射することで毛を目立たなくすることを目指します。光の当たった毛と周辺細胞が老廃物と認識され、体の外に排出されていくのです。

成長期にある毛は、体の毛全体の20%程度といわれております。そのため、1~2カ月のスパンで施術を行うと、5~6回目から毛が目立ちにくくなるといわれています。

IPL脱毛・SHR脱毛・SSC脱毛の違い

光脱毛にはIPL脱毛・SHR脱毛・SSC脱毛の3種類があります。それぞれがどのような特徴、効果を持つのか比較しましょう。

メラニン色素に反応 IPL式脱毛

IPLは『インテンス・パルス・ライト』の略で、光が毛の黒色(メラニン色素)に反応しやすい脱毛です。太くて色のい目立ちやすい毛にもしっかりと反応し、毛を弱らせて目立ちにくい状態へ導きます。

濃い毛が生えやすいワキや、Vゾーン、男性のヒゲをお手入れしたいときにも向いています。流通している光脱毛機器の中でも、最も一般的なタイプです。

先ほどご紹介した毛のサイクルに沿って光を肌に照射するため、1~2カ月に1回程度の頻度で定期的なお手入れをし、おおよそ1年でお客様の理想の状態に近づくことができます。

黒色のメラニン色素反応しやすいため、色素の薄いや産毛の多いお腹や肩周り・背中・うなじ・顔の脱毛については、比較的効果が出にくい特徴があります。そのため脱毛範囲を区切り、産毛が得意な脱毛機器と併用して毛質に合った脱毛メニューを案内しているサロンもあります。

産毛も得意 SHR脱毛

SHR式脱毛は『スーパー・ヘアー・リムーバル』の略で、毛根を包み込んでいる『毛包』に60〜70度程度の熱を当て、毛を作る指令を下している『バルジ領域』に働きかける脱毛方法です。光照射によって発生する熱を毛包に当てるため、『蓄熱式脱毛』と呼ばれることもあります。

従来のメラニン色素に反応する光を照射する方法とは違い、毛のメラニン色素の濃さに関係なく、光を照射できるため、産毛や白髪・肌の色の濃い部分のムダ毛ケアにも向いている方法といえます。

さらにメラニン色素は成長期の毛に多く含まれているため毛周期の把握が大切になりますが、SHR式脱毛はメラニン色素の濃さに左右されないため、毛周期を気にせずに予約を入れられるというメリットもあります。

1ヶ月に1~2回の予約をとることも可能なため、全身脱毛を効率良く進めたい人や、トータルの脱毛期間にあまり時間をかけたくないというニーズにも応えやすいでしょう。

ただSHR式脱毛を搭載している機器を取り扱うメーカーが少ないため、メンテナンスや導入価格が高くなりやすいというデメリットもあります。

毛の成長を抑えるSSC脱毛 

SSC式脱毛は、『スムース・スキン・コントロール』の略で、ビーンズジェルをクリプトンライトで皮膚に浸透させ、毛を生えにくくし目立たない状態へ導きます。(※角質層まで)

IPL式やSHR式の脱毛とは違い、ジェルと光の両方の力でなめらかな肌へと導くため、照射パワーの強い光を肌に当てる必要はありません。

そのため光の照射時に感じやすい痛みがとても少なく、ジェルによって肌への負担が軽減されやすいのも特徴的です。特に脱毛時の痛みが気になる人や、今までサロンの脱毛メニューや医療用脱毛に挑戦したことがない方にも向いている方法といえるでしょう。

またジェルを使用するため脱毛中も肌にうるおいが残りやすく、脱毛による肌の乾燥が気になる方や、カサつきやすい部分を脱毛したい方にも向いています。

SSC式脱毛もIPL式と同じように、毛のサイクルに合わせて定期的に行うのがおすすめです。毛母細胞が分裂し、栄養や水分をとりこむ毛乳頭が作られているときや、毛乳頭が成長し毛が長く伸びている間に光照射を行うのが理想です。

ただメラニン色素が濃く太い毛が目立たなくなるのは、回数を重ねて時間をかける必要があります。しかしながらどの脱毛機器の種類も、ある程度は定期的に行い回数を重ねる必要があります。サロン側はお客様の肌質や、ニーズにあった脱毛の種類を選ぶのが最適といえるでしょう。

医療レーザー、ニードルの永久脱毛との違い

レーザー脱毛は、医療用脱毛に当たります。これらの脱毛方法と光脱毛の具体的な違いは、どこにあるのか紹介します。

光脱毛は脱毛初心者の方も始めやすい

医療用レーザーやニードルは、光脱毛と比べると痛みを伴いやすく、笑気麻酔など弱い麻酔を用いて行うこともあります。そのため、脱毛の痛みに慣れていない初心者の方にとっては、少しハードルが高めの方法といえるでしょう。

加えて、医療用レーザーやニードルの場合、有資格者の施術となるため、施術可能なスタッフや施設が限られるという特徴があります。その点、光脱毛用の脱毛機器はサロンでの取り扱いが可能なので、研修を受け対応できるスタッフを増やしやすいメリットもあります。

エステサロンに、光脱毛の機器を導入することで、他のエステメニューとの組み合わせも可能となり、お客さまの利便性の向上をはかることもできるでしょう。こうした点から、光脱毛は初心者の方でも始めやすいエステメニューであるといえます。

毛が目立たなくなるまで一定の期間が必要

医療用レーザー脱毛は、光脱毛と比較すると出力が高いため、早く理想の状態に近づきやすいといわれています。
ただいくら医療用といっても1回だけでは毛を無くすことはできません。一般的には5~6回ほど定期的に通えば、毛が目立ちにくくなるといわれています。

医療用レーザーの場合時間がかかりやすい全身脱毛でもおおよそ1~2年程度で満足できる状態に近づくケースが多く、ニードルの場合は電気針で1本1本毛を処理するため、1回目から毛が抜け落ちやすくなったり、毛が生えにくくなったという声も聞かれます。

光脱毛は光照射のパワーは医療用よりも弱いものの、回数を重ねることで毛の成長を弱らせて徐々に目立たなくしていくため、一定期間はサロンを定期的に利用することで、濃く太い毛も目立ちにくい理想の肌へと近づくでしょう。

しかしながら医療用レーザー脱毛機器や、ニードル脱毛、サロンの光脱毛にしても、一定の期間は定期的に行う必要があり、それぞれのメリット&デメリットを把握しておくことが大切です。

まとめ

光脱毛は脱毛時の痛みが少なく、価格もクリニックと比較すると安いという特徴があります。光脱毛のメリットは肌に負担がかかりにくいという点もあるため、肌がデリケートな人や思春期でムダ毛ケアが気になり始める学生さんでもムダ毛ケアを始めやすい点も大きなメリットがあります。
エステサロンや脱毛専門サロンで行えるため、初心者の方でも始めやすいのも特徴です。

様々な脱毛機器の仕組みや方法がありますが、パンフレットや広告だけではお伝えしきれない魅力や、脱毛機器の使い勝手などもあります。ぜひ実際にご自身の目と耳でしっかりと各メーカーの話をご清聴いただいた上でどんなエステ機器を導入するのかご検討ください。

ルネッサンスシリーズでは確かな実力と導入実績でサロンメニューの拡張をサポートいたします。新たな開業や、今のサロンで脱毛メニューを始めたい、でも何からしたらいいかわからない、そんな時は是非コンフォートジャパンにお問い合わせください。全力でサロンのお手伝いさせていただきます。 

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引用:厚生労働省『○医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて 第1 脱毛行為等に対する医師法の適用』より
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00ta6731&dataType=1&pageNo=1

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株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
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コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。