お電話でのお問い合わせ
平日10:00-19:00
修理・故障時のご連絡
10:00-16:30
フォームからのお問い合わせ
comfort japan inc.
更新日:2025.08.14

光脱毛機の方式比較|業務用脱毛機の種類と選び方

光脱毛機の方式比較|業務用脱毛機の種類と選び方

顧客ニーズが多様化するなか、「どの業務用脱毛機を選べば自店に最適か」が成果を左右します。

エステサロン向けの光脱毛機を中心に、方式ごとの特徴・得意分野・注意点、選定時の比較指標、導入後コストやサポート体制までを実務目線で紹介します。

業務用脱毛機の種類

業務用脱毛機は日本国内で大きく「光脱毛機(エステ向け)」と「レーザー脱毛機(医療向け)」に分類されます。

光脱毛機は複数波長の可視光〜近赤外光を利用し、毛や毛包のバルジ領域に熱を与えて毛の目立ちを抑える美容ライト脱毛で、エステサロンでの使用が主です。

一方、レーザー脱毛機は特定波長(755nm・810nm・1064nmなど)のレーザー光により毛包を選択的に加熱し、医療行為に該当するため医療機関のみで使用が許されます。

法規制のポイント

医療用レーザー脱毛は医師の管理下で施術される必要があり、「永久脱毛」などの医療用語は使用できません。

エステサロンで光脱毛機を用いる場合は「美容ライト脱毛」の範囲内で安全運用・適切な表示が必須です。

光脱毛機(エステ向け)の主な方式と特徴

方式名 仕組み 得意な毛質・部位 メリット デメリット
IPL(インテンス・パルス・ライト) メラニンに反応しやすい幅広い波長を放射。キセノンランプを使用 濃く太い毛(ワキ・VIO・男性体毛) 実感が早い。広範囲を素早く処理可能 痛みが強め。日焼け肌・産毛には不向き
SHR(蓄熱式) 低出力光を高速連射し、バルジや毛包周囲を徐々に加熱 産毛、細毛、色黒・日焼け肌、痛みに弱い人向け 刺激が穏やかで季節や肌色制限が少ない 1ショットの出力が低いため繰り返し照射や高精度走査が必要
THR(蓄熱式バリエーション) メラニン寄りの波長と近赤外線を組み合わせて毛根とバルジを加熱 太毛から産毛まで幅広く対応 全身の一括運用に適する 採用機種が限られ自由度が低い
SSC(ジェル併用) 専用ジェルとクリプトンライトで穏やかにケア。保湿・整肌も同時に実現 痛みを避けたい顧客。美肌併用希望者 痛み少なめ、美肌効果あり ジェルの塗布と拭き取りが必要。施術時間が延びやすい
ハイパースキン系(低温照射) 36℃前後の低温で穏やかに加熱。方式は機種依存 キッズやデリケート肌向け 痛みが非常に少なく配慮的 初期費用が高く、効果の体感説明が必要
E-LIGHT(IPL+RF) 光と高周波(RF)を組合わせ、太毛〜産毛までカバー 脱毛+美肌/フェイシャルメニューを多機能に展開したいサロン 多機能で差別化可能 出力が高くなりやすく、冷却・安全管理が重要

光脱毛の種類:IPL、SSC、SHRの違い

光脱毛には、主にIPL(インテンス・パルス・ライト)、SSC(スムース・スキン・コントロール)、SHR(スーパー・ヘア・リムーバル)の3種類があります。

それぞれの特徴と違いを理解し、自分のサロンに最適な業務用脱毛機を選ぶことが重要です。

  • IPL脱毛
    IPL脱毛は、広範囲の波長を照射することで、メラニン色素にダメージを与える脱毛方法です。比較的高いエネルギーを使用するため、効果を実感しやすいというメリットがあります。一方で、肌への刺激が強く、痛みを感じやすいというデメリットもあります
  • SSC脱毛
    SSC脱毛は、特殊なジェルを塗布し、その上から光を照射することで、毛の成長を抑制する脱毛方法です。IPL脱毛に比べて、肌への負担が少なく、痛みも軽減されるというメリットがあります。しかし、効果を実感するまでに時間がかかるというデメリットもあります

関連記事:脱毛ジェルを使用する場合と使用しない場合の違いとは?

  • SHR脱毛
    SHR脱毛は、低いエネルギーの光を連続照射することで、毛包全体に熱を蓄積させ、脱毛効果を得る方法です。メラニン色素に依存しないため、日焼け肌や色黒肌でも施術が可能で、痛みも少ないというメリットがあります。また、毛周期に関係なく施術できるため、短期間で脱毛を完了できます

脱毛方式の違いを理解し、顧客の肌質や毛質、痛みの感じ方などを考慮して、最適な脱毛方法を提供することが重要です。

サロン別のおすすめ脱毛方式の目安

サロン別のおすすめ脱毛方式の目安を紹介します。

部位・肌質 おすすめ方式 ポイント
顔・うぶ毛 SHR / THR / E-LIGHT 低刺激かつ均一な走査が必須
メンズヒゲ IPL / E-LIGHT(医療機器も検討) 深部への反応が重要
VIO IPL / THR(痛み重視ならSHR) 太毛主体・冷却重要
背中・広範囲 IPL/SHR/THR/  大スポットでスピーディー施術
色黒・日焼け肌 SHR / THR(低フルエンス運用) テスト照射必須
痛みに弱い顧客 SHR / ハイパースキン系 冷却強化機種を優先

サロン別のおすすめ脱毛方式は、施術部位や肌質により最適な方式が異なります。

顔やうぶ毛には低刺激で均一走査が可能なSHR、THR、E-LIGHTがおすすめです。メンズのヒゲは深部への反応が重要なためIPLやE-LIGHT(医療機器も選択肢)を推奨します。

VIOは太毛主体ならIPLやTHR、痛み重視ならSHR、冷却機能が重要です。背中や広範囲には大スポットかつ高速連射可能なIPL、SHR、THRが適し、色黒・日焼け肌の場合は低フルエンス運用が可能なSHRやTHR、必ずテスト照射をおこなうようにしましょう。

痛みに弱い顧客には冷却強化機種のSHRやハイパースキン系が適しています。

部位や肌質、顧客の痛み感受性に合わせ方式を使い分けることが、効果的かつ安全な施術を実現するポイントです。

関連記事:業務用脱毛機の安全性の調べ方とチェックポイントについて解説

人気の業務用脱毛機:ルネッサンスReの特徴と魅力

ルネッサンスReは、株式会社コンフォートジャパンの純国産IPL脱毛機で、日本人の肌質・毛質に最適化された設計が特徴です。

従来の脱毛機に比べて痛みが軽減され、効率の良い脱毛を実現。

全国の導入サロンからも「効果が高く、他店で結果の出なかったお客様からも好評」と評価されています。

独自の光フィルター&冷却技術で痛みを最小限に

通常ほとんどの脱毛機が板状のダイクロックフィルターを採用する中、ルネッサンスは円筒状のダイクロックフィルターに加え板ガラスフィルターの二重構造を採用。

サファイヤクリスタル採用により光の安定照射を実現し、照射時の痛みを軽減、敏感肌でも安心して施術可能です。

ルネッサンス独自のペルチェユニット搭載による効率的な冷却システムを採用しています。

冷却液使用量を抑えつつ高い冷却効果を実現し、快適な施術環境を提供。機械自体も小型化され、取り扱いやすさが向上しています。

1台で多彩なメニュー展開が可能

ルネッサンスReは、脱毛はもちろん、フォトフェイシャルやセルライトケア、バストケアなど多機能を1本のハンドピースでカバーできます。

施術モードは18段階で細かく調整可能。

メニュー変更時もハンドピースやフィルター交換が不要なためスムーズな施術をおこなえます。

関連記事:業務用脱毛機のハンドピースやランプの注意点

安全性とサポート体制

国内医療機関と共同開発した高い安全基準を搭載。万が一のトラブルに備え、NPO法人日本・医療美容研究協会(JMB)と提携したドクターズサポートも完備。機器トラブル時のお客様対応保険もあり、安心して導入できます。

導入検討ポイントと価格帯

高性能かつ多機能なうえ、導入価格は「190万円」と他機種と比較しても圧倒的な低価格です。

施術時間短縮や顧客満足度向上、多彩なメニュー展開による収益アップも期待できます。

ルネッサンスReの導入事例

ルネッサンスReの導入事例について紹介します。

小顔と美肌に特化したサロン「Lilium」導入事例

新規開業をされたサロンの導入事例です。

背景と導入のきっかけ

京都府に新規オープンした小顔と美肌に特化したサロン「Lilium」様は、男性の脱毛ニーズの増加と時代の「男らしさ」から「清潔感」への価値変化を受けて、男性向け脱毛メニューを導入しました。

痛みや不安を感じるメンズ顧客にも配慮した施術を目指しています。

導入機器と特徴

Lilium様では、純国産の業務用脱毛機ルネッサンスを導入し、痛みが軽減され効果も高い点が評価されています。

導入後は、多様な顧客層の対応が可能となり、施術結果を見た口コミで新規顧客が増加しています。

施術効果と顧客満足度

ルネッサンスの性能とサポート体制により、スタッフは安心して施術でき、施術効果も向上。

とくに痛みに敏感な男性にも好評で、脱毛を嫌がる方の不安解消につながっています。

その結果、男性客の来店が増え、売上アップに貢献しています。

横浜・桜木町の脱毛サロン「Ellena」導入事例

ワックス脱毛専門店から光脱毛を導入した事例です。

サロン概要とオーナーの想い

横浜・桜木町で営業する脱毛サロン「Ellena」は、毛に強いコンプレックスを持っていたオーナーの堀井様が設立しました。

最初はワックス脱毛専門店として始まり、現在は痛みの少ない光脱毛も導入し、幅広いニーズに応えています。

導入機器と特徴

「Ellena」では純国産業務用脱毛機ルネッサンスを採用。

痛みを抑えつつ高い効果を出せる装置としてスタッフや顧客から高い評価を得ています。

脱毛機の使いやすさと信頼性により施術満足度の向上につながっています。

関連記事:純国産と国産の業務用脱毛機であるかも重要

顧客反応とリピート率の高さ

施術効果が目に見える結果となり口コミでの新規来店が多く、リピート率は90%以上を誇ります。

顧客の安心感と結果が好評を呼び、地域での信頼を獲得しています。

山口県宇部市のトータルビューティーサロン「SARA」導入事例

独立した脱毛サロンの導入事例となります。

サロンの背景と理念

山口県宇部市でトータルビューティーサロンを経営するSARA様は、脱毛メニューの拡充に注力し、お客様の美しさと満足度向上を目指しています。

10周年を節目に自社物件のサロンを建設し、質の高いサービス提供体制を整備してきました。

脱毛機「ルネッサンス」導入の経緯と効果

導入したルネッサンス脱毛機は、効果の高さと施術の快適さにより顧客満足度を大幅に向上。

スタッフの施術効率もアップし、脱毛売上が増加傾向です。

導入後は、お客様の笑顔が増え、メニューの幅も広がりました。

顧客管理とカウンセリングの工夫

SARAではお客様に安心して施術を受けていただくため、緊張や不安を和らげるカウンセリング体制です。

顧客管理も徹底し、スタイリストとの連携によって最適なメニュー提案が実現しています。

キャンセル率の改善にもつながり、効果的な来店促進を図っています。

業務用脱毛機の選び方と7つのポイント

業務用脱毛機の導入は、サロン経営における重要な投資です。

市場にはさまざまな機種が存在し、どれを選べば良いか迷ってしまう方も少なくありません。

ここでは、後悔しないための業務用脱毛機の選び方を7つのポイントに絞って解説します。

1. 脱毛効果と安全性:最新技術をチェック

業務用脱毛機を選ぶ上で最も重要なのは、その脱毛効果と安全性です。

最新の技術を搭載した機種選択は、お客様に満足していただける施術を提供し、同時に肌トラブルのリスクを最小限に抑えられます。

具体的にどのような点に注目すべきか、詳しく見ていきましょう。

連射式脱毛機のメリット・デメリット

連射式の脱毛機は、従来の単発式の脱毛機に比べて施術時間を大幅に短縮できるため、近年人気が高まっています。

連射式の脱毛機にはメリットだけでなくデメリットも存在します。

関連記事:最新の業務用脱毛機の選び方|成功事例と注意点について徹底解説

メリット:
  • 施術時間の短縮
    高速連射により、全身脱毛などの広範囲の施術時間を大幅に短縮できます。お客様の回転率を上げ、より多くの施術を提供できます
  • 痛みの軽減
    照射エネルギーを分散させることで、痛みを軽減できます。痛みに敏感なお客様にも安心して施術を受けていただけます
  • 打ち漏れの軽減
    連射機能により、施術者の技術によるムラを軽減し、均一な脱毛効果が期待できます
デメリット:
  • 機種による効果の差
    連射式の脱毛機は、機種によって照射エネルギーや照射間隔が異なるため、効果に差が出やすい傾向です。導入前にしっかりと比較検討する必要があります
  • 肌への負担
    高速連射により、肌への熱刺激が蓄積しやすく、肌が弱いお客様には負担がかかります。冷却機能の有無や照射レベルの調整に注意が必要です
  • 高価格
    連射式の脱毛機は従来の単発式に比べて価格が高いです。初期投資費用を考慮する必要があります

連射式の脱毛機を選ぶ際には、メリット・デメリットを十分に理解した上で、サロンの顧客層や施術メニュー、予算などを考慮して最適な機種を選びましょう。

関連記事:業務用脱毛機を導入する際の選び方やポイント・注意点を紹介

冷却機能の重要性:肌への負担を軽減

光脱毛の施術において、冷却機能は非常に重要な役割を果たします。

冷却機能は、照射時の熱エネルギーによる肌への負担を軽減し、お客様に快適な施術を提供するために不可欠です。

冷却機能の役割:
  • 皮膚表面の温度を下げる
    照射時の熱エネルギーから皮膚表面を保護し、やけどのリスクを軽減します
  • 痛みの軽減
    冷却効果により、神経の興奮を抑制し、痛みを軽減します
  • 炎症の抑制
    照射後の炎症を抑制し、赤みやかゆみを軽減します
冷却機能の種類:
  • 接触冷却方式
    照射ヘッドに冷却機能が搭載されており、皮膚に直接接触させて冷却します。冷却効果が高く、痛みを軽減する効果も期待できます
  • 空冷方式
    冷風を皮膚に当てることで冷却します。接触冷却方式に比べて冷却効果は劣りますが、広範囲を冷却できるメリットがあります
  • 水冷方式
    冷却水を循環させることで冷却します。安定した冷却効果を期待できますが、機種によっては大型になる場合があります

冷却機能を選ぶ際には、冷却方式だけでなく、冷却温度や冷却範囲なども考慮しましょう。

冷却機能が充実している機種を選ぶことで、お客様に安心して施術を受けていただき、満足度を高められます。

関連記事:コスパのいい業務脱毛機を選ぶためには?アフターフォローも要チェック

2. ランニングコスト:ランプ交換、消耗品費用

業務用脱毛機を導入する際には、初期費用だけでなく、ランニングコストも考慮に入れることが必要です。

ランプ交換費用やジェルなどの消耗品費用は、長期的に見ると大きな負担となる可能性があります。

関連記事:業務用脱毛機のランニングコストの内訳と算出方法を解説

3. 導入費用:予算に合わせた機種選定

業務用脱毛機の導入費用は、機種によって大きく異なります。

高機能な機種ほど高額になりますが、必ずしも高額な機種があなたのサロンに最適とは限りません。

予算を明確にし、必要な機能と性能を備えた機種選択が必要です。

関連記事:海外製の業務用脱毛機は危険|購入する際の注意点について解説

4. サイズと重量:サロンのスペースに合わせて

業務用脱毛機は、サロンのスペースに合ったサイズと重量のものを選びましょう。

大型の機種は高性能である反面、設置スペースを確保することが必要です。

移動が困難なため、レイアウト変更の自由度が制限される可能性もあります。

5. アフターサポート:メーカーの対応を比較

業務用脱毛機は、精密機器であるため、故障やトラブルが発生する可能性も考慮しておく必要があります。

メーカーのアフターサポート体制は、安心して使用するために非常に重要な要素です。

関連記事:脱毛機メーカーの知識について解説

6. 口コミと評判:実際に使用した人の声を聞く

業務用脱毛機を選ぶ際には、実際に使用した人の口コミや評判を参考にすることが有効です。

インターネット上のレビューサイトやSNSなどで情報を集め、良い点だけでなく、悪い点も把握するようにしましょう。

7. デモ体験:必ず試して納得してから購入

業務用脱毛機の導入を検討する際には、必ずデモ体験を受けるようにしましょう。

実際に施術を体験することで、脱毛効果や操作性、痛みの程度などを確認できます。

関連記事:業務用脱毛機のランキングで注意すべきポイント

購入方法比較

業務用脱毛機を購入する際はいくつかの購入方法があり、下記の表を参考にして検討しましょう。

購入形態 特徴 向き・注意点
購入 長期運用やカスタマイズ重視 残価設定に注意
リース 新品を月額で均等支払い。保守別契約多く中途解約不可です 審査が必要
レンタル 短〜中期利用や繁忙期増設向け。保守込みが多い 在庫依存、長期は割高
ビジネスクレジット 分割払いで所有権は自社。金利や返済条件確認要

導入スピード重視

関連記事:安い業務用脱毛機器が危険な理由|確認すべきチェックポイントを解説

関連記事:業務用脱毛機のレンタルは適切?失敗しないための注意点

まとめ

業務用脱毛機の最適選定は「顧客層・提供価値・施術回転率・安全管理」のバランスで重要です。

IPLの効果実感やSHR・THRの快適性と、冷却性能や連射安定性など多くの業務用脱毛機が販売されています。

価格だけに囚われず、故障リスクやサポート環境を含めた総合評価をおこないましょう。

実機デモと数値検証など入念な検討を怠ってはいけません。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。