業務用脱毛機を選ぶ際に比較すべきポイントと購入前に知るべき注意点

「エステサロンを開業したい」「業務用脱毛機を購入したい」と考えている方の中には、どんな業務用脱毛機を選んで良いか迷ってしまう方が多いと思います。
業務用脱毛機にはさまざまな種類があり、それぞれ効果や機能が全く異なるため、お客様の満足度を向上させ来店につなげるために重要です。
本記事では、業務用脱毛機を選ぶ際に比較すべきポイントと購入前に知るべき注意点を紹介します。
エステサロンの開業をお考えの方、業務用脱毛機の導入を検討している方の参考になればと思います。
現在の脱毛市場は?
脱毛機の導入を検討している方は、まずは現在の脱毛市場について理解しておく必要があります。
かつては非常に高額で一部の限られた人しか受けられなかった脱毛ですが、現在ではCMや広告で目にする機会が非常に多くなり、一般的なものになりつつあります。
ターゲットは若い女性だけでなく、「男性向け(メンズ)脱毛」「介護脱毛」「キッズ脱毛」など幅広い層で需要が高まっています。
脱毛は非常に人気の高いメニューで、サロン経営において脱毛機はなくてはならない機器です。
脱毛人気の高まりとともに脱毛機開発には新しい会社が多数参入し、各社は脱毛機の開発にしのぎを削るようになり、美肌機能など、脱毛以外の機能も兼ね備えた機器も登場しています。
美容業界では脱毛は最も注目されている分野の一つといわれており、脱毛サロンやエステサロンの開業を考えている方は「これから非常に競争の激しい業界に飛び込もうとしている」ということを理解しておくことが必要です。
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業務用脱毛機の2種類
業務用脱毛機は「エステ脱毛用の脱毛機」と「医療脱毛用の脱毛機」の2種類の機器に分けられます。
エステ脱毛はその名のとおりエステサロンで行われる脱毛のことで、光脱毛器を使用してエステティシャンが施術を行います。
医療脱毛は美容クリニックや脱毛クリニックで行われる脱毛で、医師の管理下で医療用レーザーを使用して脱毛を行います。
2つの脱毛機は種類が異なるため、効果や持続期間がそれぞれ異なります。
業務用脱毛機の2種類について詳しく解説します。
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エステ脱毛
エステ脱毛は光脱毛機(フラッシュ脱毛)を使用した脱毛方法で、エステサロンで行われることから「エステ脱毛」「美容脱毛」と呼ばれています。
エステ脱毛で使用する機器は、医療用に比べて出力が低く設定されており、効果はあくまで毛を生やす周期を遅らせる「抑毛」となっています。
エステ脱毛では毛根を破壊することはできないため、いわゆる「永久脱毛」ではないことに注意しましょう。
エステ脱毛で使用する脱毛機は、国家資格を有しないエステティシャンやサロンスタッフでも操作できるように設計されています。
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医療脱毛
医療脱毛は医療機関でのみ行われる脱毛方法で、医師や看護師しか操作ができない機器を使用して脱毛を行います。
医療脱毛は毛根や細胞を破壊するため医療行為とみなされており、厚労省が認める基準を満たさなければ扱うことができません。
医療脱毛用の機器をエステサロンで使用することはできないため注意が必要です。
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医療脱毛用の機器は出力が高く、毛根を破壊して毛を減らす「減毛」が可能です。
医療脱毛はエステ脱毛よりも1回あたりの効果が大きいですが、その分痛みや肌へのダメージは大きく、価格が高額になりやすいという特徴があります。
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脱毛サロンで行っている光脱毛は3種類
エステサロンでは主に光脱毛を使用しますが、光脱毛をさらに細分化すると3種類に分けられます。
脱毛サロンで行っている光脱毛は以下の通りです。
- SHR脱毛(蓄熱式脱毛)
- IPL脱毛
- SSC脱毛
これらは同じ「光脱毛」ですが、それぞれ施術方法や効果が大きく異なるため、きちんと違いを理解しておく必要があります。
それぞれの光脱毛の特徴について詳しく説明します。
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SHR脱毛(蓄熱式脱毛)
SHR脱毛は「スーパー・ヘア・リムーバル」の略称で、別名「蓄熱式脱毛」とも呼ばれています。
SHR脱毛は発毛を司る器官である「バルジ領域」にアプローチする脱毛方法で、熱を連続で照射することで熱を蓄えて脱毛を行うのが特徴です。
肌への負担や痛みが少なく、施術の刺激はじんわりと温かさを感じる程度といわれています。
毛が抜けるまでは通常2〜4週間程度かかり、効果を実感するまでに時間がかかるのがデメリットですが、メラニンに反応しないため「日焼け肌」「黒ずみ部分」「ほくろ部分」にも照射ができるというメリットがあります。
毛周期にかかわらず照射ができるため、「お客様の好きなタイミングで来て欲しい」「毛周期にかかわらず来店してもらいたい」と考えている場合はSHR脱毛がオススメです。
IPL脱毛
IPL脱毛は「インテンス・パルス・ライト」の略称で、毛の黒い色素である「メラニン」に作用することで脱毛を行う方法です。
IPL脱毛では毛根・毛乳頭に熱を与え熱を受けた毛根・毛乳頭は変質するため、毛の成長を遅らせることができます。
メラニンに反応するというIPL脱毛の性質は、濃い毛や太い毛への反応が良いためVIOやワキの脱毛に適しています。
SHR脱毛やSSC脱毛に比べると効果の実感がしやすく、毛が抜けたことがわかりやすいのが特徴です。
変化を実感しやすいため、脱毛経験のない新規顧客やワキ・VIOの脱毛を希望する顧客に向いています。
施術時間が短いため、全身脱毛をサロンの売りにしたい方にもオススメです。
また、IPL脱毛では日焼け肌や黒ずみには特に注意が必要です。IPLは黒い色素に反応する性質を持ち、毛ではなく肌に反応してやけどや肌トラブルを引き起こす危険性があるためです。
施術時には輪ゴムで弾かれたような痛みを感じやすく、VIOやワキといった毛の濃い部分に効果が出やすい反面、痛みを感じやすいというデメリットがあり、冷却や保湿をしっかり行う必要があります。
SSC脱毛
SSC脱毛は「スムース・スキン・コントロール」の略称で、イタリアの有名医療機器メーカー・DEKA社が開発した脱毛方法です。
毛の成長を抑制する効果を持つ特殊なジェルを肌に塗り、その上から光を与えてジェルを肌に浸透させて脱毛を行います。
痛みが少なく肌への負担が軽いため、敏感肌の方や痛みに弱い方でも施術を受けられるのがメリットです。さらにジェルによる保湿効果・美肌効果も期待できるため、脱毛と同時に肌のケアを行いたい方にも向いています。
ただし、SSC脱毛には施術に時間がかかるというデメリットも存在します。
ジェルが冷たいため、全身など長時間の施術は控える必要があります。
施術時に専用ジェルを使用することから、ランニングコストがかかるのもデメリットの一つです。
SSC脱毛器の導入時には、長期的なランニングコストをしっかり計算した上で導入を検討するようにしましょう。
業務用脱毛機を選ぶ際に比較すべきポイント
業務用脱毛機を選ぶ際に比較すべきポイントを紹介します。
ポイントは全部で12個あります。
- 価格で選ぶ
- マシンの操作面・使いやすさ
- 施術時間
- 施術の痛みで選ぶ
- 脱毛メニュー以外の機能で選ぶ
- メンテナンスや修理体制サポートがあるか
- アフターフォローサポートはあるか
- 製品保証が充実しているか
- リース・レンタルは可能であるか
- 脱毛機の性能・効果
- 販売実績
- 安定したサロン運営が実現できるか
業務用脱毛機は一度導入を決めたら簡単に変更することはできません。
そのため、機器を選ぶ際にはあらゆる面をしっかり検討する必要があります。
それぞれのポイントについて詳しく説明していきます。
価格で選ぶ
サロン運営は利益を出さなければ継続的な経営をすることができません。その際に重要なのが「脱毛機の価格」です。
脱毛機の価格には「初期費用」と「ランニングコスト」の2つの種類があります。
初期費用は、「本体価格」「リース料」など脱毛機を導入する際にかかるお金のことです。
一方でランニングコストは、脱毛を行う上でかかる必要経費のことです。
業務用脱毛機を決定する際に価格で選ぶ方は非常に多いですが、脱毛機の購入価格だけでなく「ランニングコスト」についても考えることが重要です。
- 本体価格で選ぶ
- ランニングコストで選ぶ
以上の2点について詳しく説明していきます。
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本体価格で選ぶ
価格をチェックする際、まず注目するのは脱毛機の本体価格でしょう。
業務用脱毛機の本体価格の相場は100〜500万円程度ですが、脱毛機の本体価格はメーカーや機器によって大きく異なります。
基本的には安いものほど機能がシンプルで、「バストケア」「フェイシャルケア」といった複合的な機能が搭載されているものほど高額になる傾向があります。
サロンの売りや想定する顧客に応じて導入する機器を選ぶようにしましょう。
本体を導入する際にまとまったお金が用意できない場合は、レンタル品を使用するのもオススメです。
月々3~5万円程度の費用で業務用脱毛機をレンタルできます。
ランニングコストで選ぶ
初期費用だけでなく、継続的にかかるランニングコストで選ぶことも大切です。
ランニングコストとは「脱毛機の電気代」「ランプの交換費用」などのコストのほか、ジェルなどの消耗品の値段も含まれています。
コストを抑えようと本体価格や初期費用が安い脱毛機を選んでも、ランニングコストが高額な脱毛機を選んでしまっては結果としてコストが高額になってしまうことがあります。
価格をチェックする際は本体価格だけでなく、脱毛機を継続して使用する際のランニングコストも考慮するようにしましょう。
特に注意が必要なのはランプのランニングコストです。
光脱毛機では「光源ランプ」を使用して施術するのですが、施術を行ううちにランプが消耗してしまうため、定期的な交換が必要になります。
ランプのランニングコストを計算する際は、「ランプの交換費用」と「ランプの寿命」をチェックすることで算出するようにしましょう。
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マシンの操作面・使いやすさ
業務用脱毛機を検討する際は、マシンの操作面・使いやすさについてもチェックが必要です。
使いづらいものでは施術時間が長くなってしまい、効率が下がってしまいます。
全身脱毛を売りにしたいと考えているサロンの場合は、長時間の施術でも疲れないようハンドピースの軽さや持ちやすさにも着目してみましょう。
新人スタッフや脱毛の施術経験の少ないエステティシャンがいる場合は、タッチパネルやシンプルな操作パネルで簡単に使用できるものを選ぶのがオススメです。
サロンの広さに合わせて、サイズにもこだわる必要があります。
大きいサイズのものは多機能が搭載されていることが多いですが、小さなサロンでは場所をとってしまいます。
小さなサイズの脱毛器を選べば、出張に対応することも可能です。
施術時間
施術時間はサロンの経営に関わる非常に重要なポイントです。
施術時間が短ければそれだけ多くのお客様の対応ができ、予約の取りやすさも向上します。
脱毛時間は短い方が顧客の負担が減るため、サロンの評判にも影響します。
回転率をあげて施術を行いたい場合は、できるだけ施術時間が短いものを選びましょう。
業務用脱毛機には「単発式」「連射式」の2種類が存在し、どちらを選ぶかで施術時間が異なります。
それぞれについて詳しく説明します。
単発式とは
単発式とは、1発ずつの照射を行う脱毛機のことを指します。
約1~2秒に1発照射を行うため、連射式に比べると施術時間が長いのが特徴です。
連射式に比べて「出力が強い」「打ち漏れしにくい」というメリットがあるため、確実な脱毛効果を売りにしたい場合は単発式を選ぶのが良いでしょう。
連射式とは
連射式とは、1秒当たりの照射数が2発以上のものを指します。
多いものだと1秒間で10連射するものもあり、施術時間の大幅な短縮が可能です。
連射式はメーカーによって大きく性能が異なるため、導入時には慎重に検討する必要があります。
一部のメーカーでは、1発あたりの照射レベルを下げて連射式とうたっているものもあるため注意が必要です。
この場合、パワーを分散しているだけなので十分な効果を得られない可能性があります。
弱いパワーで施術を行うことでコストと時間がかかるだけでなく、顧客に効果を実感してもらえずサロンの評判を落とすことにもなりかねません。
連射式を選ぶ場合はどの程度の威力が持続するかを必ず確認し、注意して脱毛機を選ぶようにしましょう。
施術の痛みで選ぶ
顧客満足度アップのためには、施術時の痛みは非常に重要なポイントです。
脱毛が身近になった今でも、「脱毛は痛い」「痛みが心配で施術を受けられるか不安」というイメージを持っている方は少なくありません。
痛みが少ない脱毛機を選択すれば、サロンに「痛みが少ない脱毛」というアピールポイントを作ることができます。
光脱毛は発生させた熱により発毛の働きを抑制させ、一瞬ではありますが大体60〜80℃の熱を感じ、体はその熱を痛みとして感知します。
冷却を行えば痛みを軽減できるため、「冷却装置」が高機能な脱毛機を選ぶのがオススメです。
脱毛メニュー以外の機能で選ぶ
脱毛以外も取り扱う美容サロンを検討している方は、脱毛メニュー以外の機能を搭載している脱毛機を選ぶのがオススメです。
最新の脱毛機には、「バストアップ機能」「フェイシャル機能」などが搭載されている機器が存在します。
このような機能は女性のニーズにマッチしやすく、集客率や客単価アップを実現することが可能です。
脱毛メニュー以外の機能で選ぶ際に気をつけるべきポイントは以下の2つです。
- 脱毛以外にバストアップやフェイシャル機能がついている
- 美容室やネイルサロンで脱毛メニューが増えている
それぞれのポイントについて詳しく説明します。
脱毛以外にバストアップやフェイシャル機能がついている
最新の脱毛機の中には、脱毛以外にバストアップやフェイシャル機能がついている「業務用脱毛複合機」というものが存在します。
脱毛専門サロンではなく総合的に美容を扱うサロンとして展開していきたい場合、脱毛機にバストアップ機能やフェイシャル機能がついた機器を選択するのがオススメです。
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脱毛のみを取り扱う場合、一度脱毛を完了したお客様はサロンに来なくなるため、常に新規顧客を集め続けなければいけません。
脱毛以外のサービスを展開していけば、脱毛を卒業されたお客様に新たなメニューをオススメすることが可能になります。
脱毛と他メニューを並行することも可能ですし、最初から「バストアップ」「フェイシャル」を目的としていらっしゃるお客様も集客できるので、サロンにとってのメリットも大きくなります。
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美容室やネイルサロンで脱毛メニューが増えている
最近では、美容室やネイルサロンで脱毛メニューが増えている傾向にあります。
近年美容室業界は縮小傾向にあるため、脱毛メニューを取り入れて新規需要を作ろうとしているようです。
髪を切るついでに受けられる「うなじ」「背中」「顔」の脱毛メニューが人気を集めています。
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近年拡大を続けているネイルサロン業界でも、ネイルだけでなくまつげエクステや脱毛などを総合的に取り扱う「トータルビューティーサロン」が増えています。
ネイルサロンや美容院で「トータルビューティー」が流行している様子を見ればわかるように、脱毛サロンにも総合的に美容を後押しする体制が必要です。
これからサロンを開業する方は、こういった他業種の動向も把握しておく必要があるでしょう。
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メンテナンスや修理体制サポートがあるか
業務用脱毛機を選ぶ際は、メンテナンスや修理体制サポートがあるかどうかチェックする必要があります。
エステサロンで使用される業務用脱毛機の耐用年数は5〜7年程度といわれており、安全に使用するには定期的なメンテナンスが欠かせません。
脱毛機の急な故障が起きた際、メーカーによってはすぐに対応してくれないところもあり、サロンの営業に支障が出てしまいます。
365日対応可能なメーカーを選べば、急な故障が起きても安心です。
脱毛機を選ぶ際には、各会社のメンテナンス・修理体制について確認しておきましょう。
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アフターフォローサポートはあるか
アフターフォローサポートがあるかどうかも非常に重要なポイントになります。
実は、サロンを開業する人の中にはアフターフォローの充実度で脱毛機を決める人は少なくありません。
特に「サロンを初めて開業する方」「業務用脱毛機の購入が初めての方」は、アフターフォローが充実した会社の機器を購入するのが良いでしょう。
脱毛機の購入後に「新規顧客の集客」「メニューの価格設定」「サロン運営のコンサルティング」をお手伝いしてくれる会社もあり、サロン経営に関するノウハウを教えてもらうことが可能です。
ただし、中古品を購入した場合はサポートを受けられないので注意しましょう。
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製品保証が充実しているか
脱毛機を選ぶ際は、製品保証が充実しているかについても確認しましょう。
一般的に脱毛機のメンテナンス費用は5年間で60万円程度といわれています。
脱毛機の購入費用を抑えたとしても、購入後の修理費用が高額になってしまったら意味がありません。
保証内容はメーカーによってさまざまなため、製品保証の内容や期間を必ず確認しておきましょう。
中古の業務用脱毛機の場合は保証を受けられないことが多いため、中古品を購入する場合はメンテナンス費用を多く見積もっておく必要があります。
リース・レンタルは可能であるか
初期費用を抑えたい方は、脱毛機のリース・レンタルが可能であるか確認するようにしましょう。
業務用脱毛機は安くても100万円程度、高額なものは500万円以上する高価な機械です。
「初期費用を抑えて開業したい方」「開店資金が十分でない方」の中には、脱毛機の購入に踏み切れない方います。
そのような方は、リースやレンタルでサロン運営を始めるのがオススメです。レンタルの場合は月3〜5万円程度で借りることができます。
お試し感覚で脱毛機を使用できるため、「どの製品を選ぶか決めかねている人」「最新機器を使ってみたい人」にもオススメです。
リース・レンタル以外にも、会社によっては分割払いに対応している場合もあります。
まとまった資金が用意できない方で脱毛機の購入を希望する場合は、分割払いが可能かどうかも確認してみましょう。
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脱毛機の性能・効果
脱毛機の性能・効果は、顧客満足度に直結する非常に重要なポイントです。
どんなに居心地の良いサロンを作っても、肝心の脱毛効果が得られなければ顧客は離れていってしまいます。
脱毛効果を確認するには、導入を検討している脱毛機を実際に使用している方の口コミを参考にするのがオススメです。
メーカーによってはデモンストレーションを行っている場合もあり、実際の使用感や効果を確認することもできます。
通常の脱毛メニュー以外に「メンズメニュー」「キッズメニュー」「セルフ脱毛メニュー」などを展開したい場合は、そのようなモードを搭載した脱毛機を選ぶのがオススメです。
会話もサロンの売りの一つにするのならば、脱毛機の音量にも注目してみましょう。できるだけ脱毛機の音量が小さいものを選ぶのが適しています。
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販売実績
メーカーの販売実績も、業務用脱毛機を選ぶ際のポイントの一つです。
販売実績が多いメーカーは信用できます。
多くのサロンに選ばれているということは、「脱毛機の効果」「アフターフォロー」「保証体制」が充実している証拠でしょう。
初めてサロン経営をする方は、販売実績が豊富でアフターフォローが充実しているメーカーを選ぶのがオススメです。
詳細な販売実績についてはそれぞれのメーカーに問い合わせてみましょう。
安定したサロン運営が実現できるか
安定したサロン運営が実現できるかどうかもチェックすべきポイントです。
サロンを開業したらほぼ毎日脱毛機を稼働させることになります。
特に脱毛専門サロンの場合は脱毛機の使用時間が長くなり、機器に熱が発生して電気系統やランプが故障しやすくなります。
脱毛機の導入前に、「長時間の使用に耐えられるかどうか」「故障の際はどのような対応をしてくれるか」を必ず確認しておきましょう。
故障の際、ほとんどのメーカーでは「センドバック」か「訪問対応・修理」のどちらかの対応となります。
センドバックとは、故障したマシンをメーカーに送り、その間は代替機を使用する方法です。この場合、代替機が到着するまでの間は脱毛施術が行えなくなってしまう点に注意しましょう。
訪問対応・修理の場合、メーカーから派遣された技術者がサロンに来てその場で修理してくれるため、施術を止めることなくスムーズなサロン運営が行えます。
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業務用脱毛機の購入前に知るべき注意点
業務用脱毛機の購入前に知るべき注意点を紹介します。
注意すべき点は以下の3つです。
- 中古業務用脱毛機は故障のリスクとサポート期間に注意
- ネットのランキングサイト・比較サイトには注意
- 海外製の脱毛機には注意
それぞれの注意点について詳しく説明します。
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中古業務用脱毛機は故障のリスクとサポート期間に注意
中古業務用脱毛機を購入する場合は、故障のリスクとサポート期間に注意しましょう。
中古の業務用脱毛機を購入すれば、初期費用を抑えられ新品価格の半額ほどで購入するこができます。
ですが、中古業務用脱毛機には新品のような手厚いサポートは期待できません。
新品よりも故障のリスクが高い上、メーカーのサポート期間が切れている可能性があり、保証が使えないことで修理費用が実費になってしまいます。
新品を購入した際に受けられる「コンサルティング」「講習」「経営アドバイス」などのサポートも、中古品の場合は受けられません。
中古業務用脱毛機のメリットとデメリットをよく理解した上で購入に踏み切りましょう。
ネットのランキングサイト・比較サイトには注意
ネットのランキングサイト・比較サイトには注意しましょう。
「業務用脱毛機 口コミ」「業務用脱毛機 オススメ」などのキーワードで業務用脱毛機について調べると、ランキングサイト・比較サイトが検索で上位に表示されると思います。
ランキングサイト・比較サイトは情報を得るのには大変便利ですが、正しい情報を掲載しているとは限りません。
こういったサイトには「アフィリエイトサイト」と呼ばれる広告収入を目的としたサイトが多いため、サイトの運営者が業務用脱毛機やエステ業界に精通しているとは限りません。
根拠が曖昧なものや誤った情報を掲載している可能性があり、ランキングサイトを鵜呑みにするのは危険です。
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海外製の脱毛機には注意
海外製の業務用脱毛機には注意しましょう。
海外製を避けたいと考える方は少なくないですが、海外製品の中にも高性能で使い勝手の良い機能を搭載したものも存在するため、海外製が必ずしも悪いわけではありません。
注意すべきは、海外から部品を取り寄せて国内で組み立てたものを「国産」とうたっている場合です。
部品の製造から組み立てまで全て国内で行う場合は「純国産」と表記している場合が多いですが、あまり数が多くありません。
純国産の脱毛器を希望する場合は、メーカーに製造工場を確認してみましょう。
「中国製」の業務用脱毛機にも注意が必要です。中国製の製品は安く手に入りますが、中には効果や安全性に疑問が残るものも存在します。
「アリババ」という中国のECサイトで安く販売されているものを「自社製品」とうたって転売している会社も存在するため、中国製の脱毛機を購入する際は念入りに調べてみるのが良いでしょう。
まとめ
本記事では、業務用脱毛機を選ぶ際に比較すべきポイントと購入前に知るべき注意点を紹介します。
さらに、
- 現在の脱毛市場について
- 業務用脱毛機の種類
- 光脱毛の種類
についても紹介しました。
業務用脱毛機は高価で一度購入したら長く使用することになり、お客様に満足していただくためには、安心して使用できるものを導入しなければなりません。
本記事で紹介したポイントは12個あり少し多いですが、これらをしっかり理解して守っていれば、業務用脱毛機を購入する際のトラブルを防げる可能性があります。
業務用脱毛機の購入を検討している方にとって、本記事が少しでも参考になれば嬉しいです。