更新日:2023.11.08

バルジ領域とは?脱毛の効果や仕組みについて徹底解説

バルジ領域とは?脱毛の効果や仕組みについて徹底解説

脱毛について調べた際、『バルジ領域』という言葉を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。本記事では、バジル領域について「どういう意味か分からない」「詳しく知りたい」という人に向けて、バルジ領域の基礎知識、脱毛効果について解説します。

さらに、バルジ領域にアプローチするSHR脱毛の概要やIPL脱毛との違い・おすすめのIPL脱毛機も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

バルジ領域とは?

まずは『バルジ領域』とは何か、どのような脱毛に関係しているのかなど基本的な知識を解説していきます。

バルジ領域とは何か

バルジ領域は、発毛分野の研究の一環で2000年~2001年に発見された幹細胞の一種です。

バルジ領域には、毛のもとになる細胞を増やす『毛包細胞』・毛の色素に関係する細胞を増やす『色素幹細胞』の2種類の細胞が存在し、毛根に発毛の指令を出す役割を担っています。

具体的には、毛母細胞は新しい髪の毛の生成を調節し、毛根内部で毛の発育を促進するために、髪の毛の健康と成長に不可欠です。色素幹細胞は、髪の毛に色を与えるメラニン色素を生成する役割があり、色素幹細胞がメラノサイトへと分化し毛髪にメラニン色素を供給します。

研究の結果、この二つの細胞が働くことで、毛が生成されていることが分かっています。バルジ領域は、毛の生成の指令を出す『指令本部』のような場所をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。

毛周期は関係ある?

バルジ領域以外にも毛根にも働きかけてくれる脱毛機があるため、毛が生えている毛周期に合わせて行うことで、効率的に脱毛が可能でおすすめです。

毛が生え変わるサイクルを『毛周期』といいます。毛が伸びる『成長期』・毛が抜けやすくなる『退行期』・毛が抜ける『休止期』の3段階があります。

毛周期は部位や個人により差が発生するものです。例えば毛髪であれば約4〜6年かかりますが、ワキ毛は約2カ月程度で新しい毛が生えてくるといわれています。

加えて見た目で周期を見分ける方法はないため、おおよその見極めしかできないのが現状です。

基本的に光脱毛では、成長期の毛に対してアプローチを行います。それ以外の時期の毛に光を照射しても、思うような脱毛効果は得られないといわれています。

バルジ領域は脱毛において重要

バルジ領域は毛の発育に関与し、新しい毛の生成にはかかせません。もともと発毛分野をきっかけにうまれたのですが、バルジ領域は脱毛において重要です。

従来の脱毛は、毛根にレーザーを照射してメラニン色素により熱を発生させ、毛根を損傷させて永続的な脱毛を実現していました。

しかしバルジ領域を標的にすることで、毛根により深い影響を与え、毛の再生を抑制します。このアプローチは、永続的な脱毛効果をもたらし、一度の処理で長期的な結果が期待できます。

またバルジ領域をターゲットにした脱毛技術は、低出力のレーザーや光線を使用し、従来の脱毛方法よりも痛みや肌へのダメージを最小限に抑えることが可能です。

従来の脱毛方法では、毛を表面から処理することが一般的でしたが、最新の脱毛技術はバルジ領域に焦点を当てています。

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バルジ領域にアプローチする脱毛(SHR脱毛)の仕組みと特徴

バルジ領域に熱を当てる脱毛方法は『SHR脱毛(スーパー・ヘアー・リムーバル)』といいます。本章では、SHR脱毛の仕組みと特徴を解説します。

SHR脱毛とは

SHRとはSuper Hair Removalの略で、フォト・サーモリシスという光による加熱分解によって、光エネルギーを蓄積させて毛包を刺激する脱毛方法です。

毛包は表皮が内側に入り込んだ筒状の部分で、毛根を包み底には毛母細胞があるため発毛します。

SHRは毛包をターゲットにした脱毛方法なので、毛周期やメラニン色素の量に関係なく脱毛効果が得られるのです。弱い光を照射するため、痛みや肌への負担を減らした脱毛が可能です。

SHR脱毛の特徴

SHR脱毛は、毛根ではなく毛包に光を照射する脱毛方式です。熱を蓄積させるようにして脱毛処理を行うため、別名『蓄熱式脱毛』とも呼ばれています。

従来の脱毛方式は成長期の毛にアプローチするため、毛周期に合わせて2〜3カ月に1回の照射が必要です。完了までに年単位の期間を要しますが、SHRは毛周期の影響を受けません。

そのためほかの脱毛方式と比べると、脱毛完了までの期間が短いことが特徴の一つです。

SHR脱毛を含む全ての光脱毛は『減毛・抑毛』を目指しています。完全に毛を無くす『永久脱毛』効果は謳えないことは、基本的な知識として覚えておくことが必要です。

永久脱毛ができるのは、医療機関で受けられる医療レーザー脱毛のみになります。

SHR脱毛の仕組み

SHR脱毛では、毛全体を包み込む『毛包』という部分に弱い光を照射します。温度にして約60〜70℃の熱を与えることで、毛包の中にあるバルジ領域にアプローチします。

バルジ領域は皮膚の浅い部分にあります。皮膚の深い部分にある毛母細胞や毛乳頭まで到達させるための光のエネルギーは必要ないため、低い照射熱でも十分な脱毛効果が得られやすくなります。

弱い光を蓄積させて毛包を刺激することでバルジ領域の働きが弱まっていき、比例するように毛を作りだす働きも弱くなるといわれています。

バルジ領域の働きが弱くなると発毛の指令を出せなくなるため、ムダ毛が生えにくくなり、徐々に毛が薄く・少なくなるのがSHR脱毛の仕組みです。

バルジ領域の脱毛効果は?

バルジ領域にアプローチするSHR脱毛では、どのくらいの期間・回数で効果を実感できるのか解説します。

行く回数が増える事で実感するSHR脱毛

SHR脱毛は回数を重ねることで毛は薄く成長が遅くなり、脱毛エリア全体で効果が顕著になることが特徴です。そのため、SHR脱毛は『効果を実感するまでに時間がかかる』傾向があります。

従来の脱毛方式の場合は今生えている毛にアプローチするため、施術後1週間〜2週間で毛がポロポロ抜け落ちるポップアップ現象が起こり、毛が減る・薄くなるといった効果を実感しやすいです。

一方SHR脱毛の場合は、これから生える毛にアプローチするため「すぐに毛が抜けた」「薄くなった気がする」というような即時性はありません。

見た目のあきらかな効果を実感しにくいため、効果がわかるまでに期間と回数がかかることは理解しておきましょう。

効果を実感するまでの期間・回数の目安は、以下の通りです。

回数

効果

5回目以降

一般的に効果を実感できる回数

9回~12回

自己処理が楽になってくるタイミング

12回~18回以上

ツルツル肌になり始める

5回目以降では太くて濃かった毛が細くなってきたり、産毛の多い部位は目立たなくなるなどの効果を実感できます。

9回〜12回では毛の生えるスピードが遅くなってくるため、お手入れの回数が減り楽になってきます。

12回〜18回以上では太くて濃い毛も産毛も全体的になくなってくるため、ツルツルのお肌が目指せます。

脱毛回数を重ねるほどに脱毛効果を実感できる脱毛方式といえます。

SHR脱毛のメリット・デメリットとされていること

SHR脱毛のメリット・デメリットを把握することで、よりSHR脱毛について理解ができるようになります。

SHR脱毛のメリットとされていること

まずはSHR脱毛のメリットです。メリットの部分に注目することで、ほかの脱毛方式との違いがわかり、SHR脱毛の特徴を活かした脱毛ができます。

SHR脱毛のアピールポイントになる4つのメリットです。

痛みを感じにくい

SHR脱毛のメリットは『痛みが少ない』ことです。
チカチカと点滅させながら肌をなでるように光を照射するため、痛みを抑えた脱毛が受けられます。

施術中は肌がぼわっと温かくなる程度で、「温かい飲み物が入ったマグカップを当てられているよう」「ホッカイロのような温かさ」と表現されています。

慣れてくれば施術中に寝てしまう人もいるくらい、刺激を感じることのない脱毛です。
照射熱が低いため、皮膚へのダメージが少ないこともメリットです。

施術短時間での脱毛が可能

SHR脱毛は高速で光を連射するため、従来の脱毛方式よりも『施術時間が短くなる』メリットがあります。

SHR式は高速連射で10秒間で約1,000本ものムダ毛を処理できる、圧倒的なスピード能力を持っている脱毛機です。

従来の脱毛方式では全身脱毛は2〜3時間かかることがあるため、全身を2回に分けて照射したり、時間がかかるので脱毛のための時間が取りにくいということがあります。

SHR脱毛なら全身脱毛は約60分で完了するため、お店の回転が早くなり予約も取りやすくなります。

毛周期に関係なく施術ができる

『毛周期に関わらずに脱毛を行える』こともメリットです。従来は毛周期の間隔に合わせて2〜3カ月に1度のペースで脱毛を行う必要がありますが、SHR脱毛であれば2週間〜1カ月に1度のペースで脱毛できるといわれています。

施術の間隔を空けることがないため、短期間で脱毛を完了させたい人や、特別な予定のために早く脱毛効果を得たい人に向いています。

短期間であれば長期的な予定で予約を取る必要がないため、脱毛スケジュールも立てやすくなります。

日焼け肌・色黒肌・ほくろの毛・色素の薄い毛にも対応できる

毛の黒いメラニン色素に作用する脱毛方式では難しい『あらゆる肌質・毛質も脱毛できる』メリットもあります。

メラニン色素が多い日焼け肌やホクロはヤケドなどの肌トラブルを起こすリスクがあるため、従来の脱毛方式では照射できず断られるケースがあります。また、メラニン色素が少ない産毛や金髪は脱毛しても効果が低いため、脱毛効果を実感しにくいでしょう。

SHR脱毛はメラニン色素に関係なくどんな肌質、毛質にも対応できる脱毛方式です。

SHR脱毛のデメリットとされていること

続いてSHR脱毛のデメリットになります。SHR脱毛は、従来の脱毛方式では難しかった部分をカバーした新しい脱毛方式ですが、メリットばかりではありません。

施術を受けられるサロン・クリニックが限られている

SHR脱毛はまだ新しい脱毛方式のため導入しているサロンが少ないので、『施術できる場所が限られる』というデメリットがあります。

2016年頃から普及し始めたため、導入しているサロンは少なく施術を受けられる人も限られています。

ただ現在では、施術時間や通う期間が短いので回転率が高く予約も取りやすいことから、導入しているサロンは増えてきています。
全国展開しているサロンもあるため、これからは利用しやすくなるのではないかと考えられます。

施術後すぐに効果を感じにくいケースもある

痛みがない代わりに脱毛効果が控え目なため、『施術後すぐには効果を感じにくい場合もある』というデメリットです。

ワキ・VIO・男性のヒゲのような太く・濃い毛の脱毛の場合は、脱毛回数・通う期間が増えてしまう可能性があります。

また効果を実感するまでに時間がかかることから、お客様に「効果がない脱毛」と思われる恐れがあることもデメリットです。

一般的にお客様は、お金を払って脱毛に通う以上、すぐに効果を実感したいと感じているものです。そのため、効果を実感するまでに時間がかかることで、ほかのサロンに通うことを検討されてしまうかもしれません。

比較的歴史の浅い施術方法である

SHR脱毛は2016年頃から普及し始めた脱毛方法のため、『比較的歴史の浅い施術方法である』デメリットがあげられます。

歴史が浅い分実証データが少ないため、長期的な効果や安全性についての詳細な情報が限られています。脱毛を終えても数年後に再発してしまう可能性は否めません。

また、過去数十年にわたって確立された従来の脱毛方法と比較して、SHR脱毛の長期的な効果や潜在的なリスクについての研究や実績・エビデンスが不足している場合があります。

SHR脱毛の施術を受ける際には、信頼性や施術者のスキルを検討することがおすすめです。

SHR脱毛とIPL脱毛の違い

光脱毛には『IPL脱毛』と呼ばれる脱毛方式があります。SHR脱毛とはどのような違いがあるのか具体的に見ていきましょう。

IPL脱毛とは

IPL脱毛は『インテンス・パルス・ライト』と呼ばれる脱毛方式です。

1988年に日本に導入されて以降、多くのエステサロンや医療クリニックの医療脱毛で取り入れられています。

広域帯の光を照射することで脱毛処理を行うため、背中やお腹のような広い部位の脱毛をスムーズに行えることが特徴です。

また今生えている毛にアプローチする脱毛方式であることから、施術後からすぐに毛がポロポロと抜け落ち始めます。SHR脱毛と比べると、早く脱毛効果を実感することが期待できます。

IPL脱毛の基本的な仕組み

IPL脱毛では『毛根(メラニン色素)』に光を照射することで、減毛・抑毛効果を狙う仕組みです。

具体的には光の『黒い色素に吸収される性質』を利用し、熱エネルギーを『毛乳頭(毛の生成に関わる組織)』に伝えることで脱毛処理を行います。

IPL脱毛の場合、毛が毛乳頭と結合している『成長期の毛』にしか反応せず、黒い色素を持たない肌・組織に影響する心配もありません。

黒い色素が多い太い・濃い毛に対して効果的です。ワキ・VIO・ヒゲの脱毛には、IPL脱毛の方が適しているといえます。

SHR脱毛とレーザー脱毛の違い

SHR脱毛と医療レーザー脱毛との3つの違いについて解説します。

施術が受けられる場所が違う

SHR脱毛は脱毛サロンや美容サロンなどで受けられる施術です。

一方レーザー脱毛は脱毛クリニックや皮膚科などの医療機関でしか受けられない施術になります。医療用レーザー脱毛機は医療器としての扱いとなるため、施術も医師や看護師など国家資格を持つ人のみが扱える脱毛方式です。

クリニックでも光脱毛機を扱っているところもありますが、サロンではレーザー脱毛機を扱うことはできません。

脱毛効果が違う

レーザー脱毛は高出力のレーザーを照射でき、医療行為として発毛組織を破壊することができるため永久脱毛ができます。

しかし永久脱毛といっても脱毛した毛が一生生えてこなくなるわけではありません。

日本には永久脱毛の定義がないため、アメリカの定義を見ていきます。

FDA(アメリカ食品医薬品局) 『一定の脱毛施術を行った後に再発毛する本数が、長期間において減少し、その状態が長期間に渡って維持されること』
AEA(米国電気脱毛協会)『最終脱毛をしてから1ヶ月後の毛の再生率が20%以下であれば永久脱毛と認める。』
このようなことから、レーザー脱毛は永久脱毛ができる唯一の脱毛方式だといえるのです。

光脱毛は発毛組織を破壊することはできないため、発毛のスピードが遅くなる、毛が生えにくくなるといった抑毛・減毛効果になります。

自己処理の回数が減ってお手入れが楽になったり、自己処理によって起きていた肌荒れが改善される効果も期待できます。

痛みの感じ方が違う

レーザー脱毛でも、光脱毛のIPLとSHR方式のように脱毛方式に違いがあります。IPLの光を一点に集中させたレーザー脱毛が『熱破壊式』で、メラニン色素に作用する脱毛方式です。

IPLでも照射時に痛みを感じる部位はありますが、レーザーの熱破壊式はワキやVIOなど太くて濃い毛は特に痛みを伴います。

そのためクリニックによっては麻酔が使用でき、表面麻酔や笑気麻酔で痛みを軽減しながら受けられることもあります。

SHRは光脱毛と同じく『蓄熱式』です。熱破壊式と比較して痛みは抑えられますが、レーザーで照射するパワーが強いため、光脱毛のSHR方式よりは痛みを感じやすいです。

SHR脱毛は複数の波長を含んだ光を広範囲に照射するのに対し、レーザー脱毛は単一の波長で集中的に光を照射しているのです。

そのため、レーザー脱毛の方が脱毛効果が高くなり、それに伴うように施術時に感じる痛み・熱さも強くなる傾向があります。

おススメのIPL脱毛機

ルネッサンスシリーズの『ルネッサンスGT-R』と『ルネッサンスsmartUOMO』について紹介します。

Renaissance ルネッサンスGT-R

『ルネッサンスGT-R』は、ルネッサンスシリーズで標準タイプの脱毛機です。資材の調達から製造、メンテナンスまで国内で一貫して行っています。

『高速スライド(連射)を実現』していることがポイントです。肌の上を撫でるように照射可能で、施術者の負担を軽減し、施術スピードを短縮することができます。

また、脱毛に加えてボディケア・バストケア・ヒップアップなどのメニューを搭載していることも魅力です。幅広いニーズに応えられるため、集客率アップに貢献できるといえます。

ルネッサンスGT-Rの詳細はこちら
ルネッサンスGT-R

Renaissance ルネッサンスsmartUOMO

『ルネッサンスsmartUOMO』は、メンズ脱毛に特化した『メンズ専用機能を搭載した脱毛機』です。

男性の太く・濃い毛に対応できるように開発されています。痛みを軽減する工夫もされており、「脱毛はしたいけれど痛みは気になる」という男性のお客様の悩みを解決してくれるでしょう。

また、黒を基調としたスタイリッシュなボディは、男性が居心地よく感じるサロン空間にマッチします。サイズも卓上に置けるコンパクトタイプなので、新たにメンズ専用ルームを用意する場合でも設置場所に困りません。

ルネッサンスsmartUOMOの詳細はこちら

バルジ領域について:まとめ

本記事では、バルジ領域の基礎知識・脱毛効果について解説しました。

バルジ領域とは、毛根に発毛の指令を出す役割を担っている幹細胞の一種です。バルジ領域をターゲットにすることで、毛を生成する組織にダメージを与え、脱毛効果を高められます。

近年、バジル領域への蓄熱式脱毛のSHR脱毛が注目されています。バルジ領域にアプローチする脱毛方法は、従来の脱毛よりも効果的といわれています。

バルジ領域にアプローチする脱毛機を導入し、顧客満足度の向上を目指しましょう。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。