更新日:2023.02.20

介護脱毛のデメリットとは?料金・回数から適切な時期などを詳しく解説

介護脱毛のデメリットとは?料金・回数から適切な時期などを詳しく解説

業務用脱毛機には様々な種類がありますが、「何を基準に選べばいいのかわからない」「相場がわからない」など迷ってしまうでしょう。

性能の低い脱毛機を選んでしまうと、肌トラブルを起こしてしまうリスクや、脱毛機器の故障は避けられません。

リスクを減らして安全性の高い脱毛機を選ぶことがポイントです。

本記事では業務用脱毛機の選び方について、安全性をチェックするポイントをご紹介します。

介護脱毛とは?老後準備として行うVIO脱毛のこと

介護脱毛とは、将来介護される立場になった時のことを考えて事前にVIO脱毛をしておくことをいいます。

介護される立場になると、排泄の処理やおむつ交換なども介護者の手伝いが必要です。

その際にVIOラインの毛が残っていると、排泄物が拭き取れなかったり毛に絡まってしまったりと、介護者に負担をかけてしまう可能性があります。

介護脱毛はそれらの負担を軽減できるといったメリットのほか、デリケート部分を清潔に保てる、健康状態をチェックしやすいなどのメリットがあり、注目されています。

介護脱毛の適正時期は?40代・50代がおすすめ!

介護脱毛は介護が必要になる前に終わらせる必要があるため、40代・50代のうちに始めるのがおすすめです。

40代・50代は親の介護が始まる時期でもあり、介護脱毛の重要性を実感して脱毛を始める人も多くいます。

「すぐに介護が必要になるわけではないから」と先延ばしにしてしまう人もいますが、60代から要介護状態になるケースも多いため、早めに始めるのがおすすめです。

また、サロン脱毛(光脱毛)や医療脱毛(レーザー脱毛)は、白髪を脱毛することができないため、アンダーヘアが白髪になる前に受ける必要があります。

これらの理由から見ても、40代・50代のうちから早めにはじめておくことが大切です。

介護脱毛は6〜10回ほどの施術が必要

介護脱毛は自己処理が不要になる(ムダ毛がほとんどなくなる)までに6〜10回ほどの施術が必要と言われています。

サロン脱毛や医療脱毛は、一度施術を行えば毛がなくなるというわけではなく、繰り返し施術を受けることで徐々に毛が生えなくなっていく仕組みです。

サロン脱毛や医療脱毛などの照射式脱毛は、毛の黒いメラニン色素に反応する光やレーザーを使用して施術を行います。

一度の施術で脱毛できるのは全体の20%程度とされており、全ての毛を脱毛するためには最低でも5回以上の施術が必要です。

アンダーヘアは他の部位と比べて毛の量が多く、脱毛するまでに時間がかかるため、人によっては10回程度の施術が目安になります。

また、光脱毛やレーザー脱毛は毛周期(毛が生え変わるサイクル)に合わせて施術を行う必要があるため、2ヶ月に一度しか施術を行うことができません。

脱毛方式によっては1ヶ月間隔で脱毛できる場合もありますが、ムダ毛がなくなるまでには最短でも半年程度、長い場合は2年程度期間がかかります。

そのため介護脱毛はできるだけ早めに始めることが重要です。

介護脱毛はどこまで脱毛する?

介護脱毛では主にVIOラインの脱毛を行います。VIOラインとは以下の範囲のことです。

 

Vライン

デリケートゾーンの上部

Iライン

女性器の周辺からお尻までの縦のライン

Oライン

肛門周辺

VIO脱毛と聞くと「アンダーヘアを全て無くすの?」と感じる人もいるでしょう。

アンダーヘアを全て脱毛することに抵抗がある場合は、IラインとOラインだけ脱毛することも可能です。

IラインとOラインは排泄時に汚れが付着しやすく、介護者に負担をかけやすい部位でもあります。

アンダーヘアを全て無くさなくても、IラインとOラインの毛が無いだけで介護者の負担を大幅に軽減でき、デリケートゾーンを清潔に保つことが可能です。

またVラインの脱毛も、毛を全て無くすのではなく形を整えたり毛量を減らしたりすることもできます。

Vラインは特に毛量が多い部分のため、毛を減らすだけでも下着内の蒸れやかゆみを軽減できます。

介護脱毛は自分でもできる?

介護脱毛を自分でするのは不可能といえます。

家庭用脱毛機やカミソリを使用した処理は、再度毛が生えてきてしまうため介護脱毛にはならないからです。

毛が生えてこない状態にするためには毛母細胞を破壊する必要があるため、サロン脱毛や医療脱毛を受ける必要があります。

さらにデリケートゾーンは他の部位より皮膚が薄く、カミソリやシェーバーで処理を続けると肌トラブルが発生する危険性があります。

デリケートゾーンの脱毛は自分でするのではなく、知識や技術力がある専門スタッフにお任せするのがおすすめです。

介護脱毛のメリット

介護脱毛をすると介護者の負担を軽減できるだけでなく、以下のようなメリットを得られます。

  • 介護する人の負担を減らせる
  • 健康状態をチェックしやすい
  • 清潔な肌を保つことができる
  • 肌トラブルの予防になる
  • かゆみや臭いを軽減できる

ここでは介護脱毛のメリットについて解説します。

介護する人の負担を減らせる

介護脱毛の最大のメリットは介護する人の負担を軽減できることです。

介護をされる状態になると、排泄時の処理やおむつの交換なども介護をする人にサポートしてもらわなければなりません。

その際、アンダーヘアが残っていると排泄物が毛に絡まり、拭き取りに時間がかかったり吹き残してしまったりします。

毛に排泄物が絡まった状態で時間が経つと、下着内に臭いが発生してしまい、介護をする人にさらに負担がかかってしまうこともあります。

介護脱毛でアンダーヘアを無くしておくと、排泄物が毛に絡まることがなくなり、介護をする人の負担を大きく軽減することが可能です。

感染症のリスクを軽減できる

感染症のリスクを軽減できることも介護脱毛の大きなメリットといえます。

デリケートゾーンは、他の部位と比べて皮膚が薄く傷つきやすい部分です。

アンダーヘアが残っていると排泄物の拭き取りがしにくく、ゴシゴシと強く擦ってしまい皮膚を傷つけてしまう可能性があります。

デリケートゾーンは汚れが溜まりやすい部分でもあるため、皮膚に傷がついてしまうとそこから雑菌が体内に侵入し感染症になってしまうこともあるのです。

介護脱毛をしてアンダーヘアを無くしておくと、拭き取りに力を入れる必要がないため、皮膚を傷つける心配がなく感染症のリスクも軽減できます。

清潔な肌を保つことができる

介護脱毛をしておくとデリケートゾーンを清潔な状態で保つことが可能です。

アンダーヘアが残っていると排泄物の汚れが残りやすく、不衛生な状態になってしまいます。

そのまま放置してしまうと、雑菌が増殖し感染症のリスクが高くなったり皮膚が炎症を起こしてしまったりすることも。

アンダーヘアを無くしておくと排泄物の汚れによる雑菌の繁殖を軽減でき、肌を清潔な状態で保てます。

肌トラブルの予防になる

肌トラブルを予防できる点も介護脱毛のメリットです。

アンダーヘアが残っていると排泄物の拭き取りが難しく、強く拭き取ることで皮膚を傷つけてしまうことがあります。

また、VIOラインは毛量が多いため、おむつを穿くと蒸れやすくなり炎症やかゆみが発生してしまう可能性もあるのです。

介護脱毛でムダ毛を無くしておくと、皮膚を傷つけるリスクが減り、肌トラブルも予防できます。

かゆみや臭いを軽減できる

かゆみや臭いを軽減できる点も介護脱毛の大きなメリットです。

アンダーヘアが残ったままの状態は、拭き取り漏れが発生しやすく、下着やおむつの中で嫌な臭いが発生してしまう可能性があります。

また、VIOラインは太く濃い毛が密集しているため、汗や蒸れでかゆみが発生することも。

アンダーヘアを無くしておくとかゆみや臭いを軽減でき、介護する側もされる側も不快感を感じにくくなります。

介護脱毛のデメリット

多くのメリットがある介護脱毛ですが、デメリットや注意点もあることを把握しておかなければなりません。

介護脱毛のデメリットには以下のようなものがあります。

  • アンダーヘアの脱毛は痛みを感じやすい
  • 施術には羞恥心を伴うことがある
  • 費用や時間がかかる
  • 脱毛後はもとに戻らない

施術を受けてから後悔することがないよう、デメリットも把握しておきましょう。

アンダーヘアの脱毛は痛みを感じやすい

介護脱毛のデメリットは施術時に強い痛みを感じやすいことです。

デリケートゾーンは体の他の部位と比べて皮膚が薄く、太く濃い毛が密集しているため施術時にかなり強い痛みが発生します。

使用する機器によって痛みは異なりますが「輪ゴムでパチンと弾いたような痛み」です。

特にIラインは粘膜に近い部分のため、Vライン・Oラインと比べても強い痛みが発生します。

痛みが苦手な人は肌への負担が少ないサロン脱毛を受けるか、クリニックで麻酔を使用して脱毛するのがおすすめです。

施術には羞恥心を伴うことがある

VIOラインは普段人に見られない部分のため、施術時には羞恥心を感じることがあります。

VIO脱毛は専用の紙ショーツを穿いたりタオルを使ったりして隠しながら施術を行います。

デリケートゾーン全体を見られるということはありませんが、それでも抵抗を感じる人が多いでしょう。

ただ、脱毛サロンやクリニックのスタッフは、毎日のように何人もの施術を行っているため、一人ひとりの体をしっかり見ているということはありません。

それよりも「できるだけ痛みを抑えたい」「照射漏れがないように」と集中している場合がほとんどなので、羞恥心を忘れて安心してお任せしましょう。

費用や時間がかかる

介護脱毛は脱毛を終えるまでに費用や時間がかかります。

サロンやクリニックで脱毛をする場合、6〜10回程度の施術が必要と言われています。

使用する脱毛機によって異なりますが、ほとんどのサロン・クリニックでは2ヶ月間隔での施術を推奨しているため、脱毛を終えるまでには最短でも6ヶ月、人によっては2年程度の期間が必要です。

また、サロンで脱毛する場合は10万円〜15万円程度、クリニックで脱毛する場合は7万〜13万円程度の費用がかかります。

脱毛後はもとに戻らない

介護脱毛をすると、再度毛を生やそうと思っても元に戻すことはできません。

特に医療脱毛は「永久脱毛効果」があるため、一度脱毛を終えると新しい毛が生えない状態を維持できます。

人によっては「全ての毛を無くしてしまったから恥ずかしい」「毛量を調節するだけにすればよかった」と後悔する人もいるようです。

施術を受けてから後悔することがないよう、どの範囲まで脱毛するのかよく考えた上で脱毛を始める必要があります。

介護脱毛の料金相場

介護脱毛の料金相場は脱毛サロンとクリニックで異なります。

それぞれの料金相場は以下の通りです。

 

 

料金相場

サロン

6〜10回:7万円程度

12〜18回:13万円程度

クリニック

5回〜:10万円程度

8回〜:14万円程度

上記の料金相場はあくまでも目安ですが、比較的脱毛サロンの方が相場が安いことが分かります。

クリニックでの脱毛は費用がかかる分、少ない回数で効果を実感することが可能です。

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サロン脱毛と医療脱毛の違いとは?

介護脱毛にはサロン脱毛と医療脱毛があると解説しましたが、それぞれの違いがよく分からないという人も多いでしょう。

ここではサロン脱毛と医療脱毛の違いについて解説します。

 

 

サロン脱毛

医療脱毛

脱毛方式

光を照射して毛母細胞にダメージを与える

レーザーを照射して毛母細胞を破壊する

効果

抑毛・減毛

永久脱毛

施術者

サロンスタッフ

医師・看護師

痛み

弱い

強い

料金相場

6〜10回:7万円程度

12〜18回:13万円程度

5回〜:10万円程度

8回〜:14万円程度

サロン脱毛と医療脱毛の主な違いは、得られる効果・施術者・痛み・料金です。

サロン脱毛(光脱毛)は毛の黒いメラニン色素に反応する光を照射し、毛母細胞にダメージを与えて抑毛・減毛を目指す脱毛方式です。

医療脱毛と比べて肌への刺激が少なく痛みも弱いというメリットがあります。

比較的リーズナブルな価格で受けられる光脱毛ですが、一度の施術で得られる効果が医療脱毛より少ないため、脱毛を終えるまでには6〜10回程度の施術が必要です。

医療脱毛(レーザー脱毛)は毛の黒いメラニン色素に反応するレーザーを照射し、毛母細胞を破壊して永久脱毛を目指す脱毛方式です。

高出力のレーザーを使用するため、一度の施術で得られる効果が大きく5〜8回程度の施術で脱毛を終えられます。

ただ、その分肌への刺激や痛みが強く、費用も高額になりやすいというデメリットがあります。

介護脱毛の注意点

介護脱毛の注意点は以下の通りです。

  • 白髪になる前に施術を行う
  • どこまで脱毛するか決めておく
  • リスクについて確認する

施術を受けてから後悔することがないよう注意点は事前に確認しておくようにしましょう。

白髪になる前に施術を行う

介護脱毛をする場合、VIOラインの毛が白髪になる前に施術を行う必要があります。

先述した通り、サロン脱毛と医療脱毛は毛の黒いメラニン色素に反応する光・レーザーを使用します。

そのためメラニン色素がない白髪には効果を発揮できず、脱毛ができません。

白髪を脱毛する場合は、ニードル脱毛(針脱毛)を受けるのがおすすめです。

ニードル脱毛とは極細の針を毛穴に刺し、電力を流して毛根を破壊する脱毛方式のことで、メラニン色素に関係なく施術可能なため白髪も脱毛できます。

すでに白髪になっているけれど介護脱毛をしたいという人は、ニードル脱毛を検討してみてください。

どこまで脱毛するか決めておく

介護脱毛を受けてから後悔しないためには、どの範囲まで脱毛するのか事前に決めておくことが大切です。

サロン脱毛や医療脱毛を受けると、再度毛を生やすことができないため「毛が全部無くて恥かしい」と後悔する場合があります。

全ての毛を無くすことに抵抗がある場合は、Iライン・Oラインのみ脱毛したり、Vライン脱毛を毛量調節・デザイン脱毛にしたりすることも可能です。

施術を終えてから後悔することがないよう、どこまで脱毛するのか事前に明確にしておくようにしましょう。

リスクについて確認する

多くの女性から注目を集めている介護脱毛ですが、リスクがあることも理解しておかなければなりません。

特にVIOラインは他の部位と比べて皮膚が薄いため、火傷や炎症などの肌トラブルが起こりやすい部分でもあります。

剃り残しがある状態で施術を受けたり、黒ずみや日焼け部分を脱毛するとトラブルが発生する危険性が高いため注意が必要です。

まとめ

今回は介護脱毛について解説しました。

介護脱毛とは、将来介護される立場になった時のことを考えて、事前にVIO脱毛をしておくことを言います。

アンダーヘアを脱毛しておくことで、デリケートゾーンを清潔に保てる、介護する人の負担を軽減できるなどのメリットがあります。

40代・50代でまだ脱毛をしたことがないという人も、将来のことを考えて介護脱毛を受けてみるといいでしょう。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。