2024年エステサロンの業界市場規模と今後想定されるエステ業界の変化について解説

2024年エステサロンの業界市場規模と今後想定されるエステ業界の変化について解説

エステ業界は2023年においても注目されており、美容や健康に対する消費者の関心やさまざまな要因によって市場は活性化すると考えられています。エステサロンを経営されているオーナーやこれから開業される方にとって注目の分野といえます。

本記事では、エステサロンの業界市場規模を知りたい方向けに、エステサロンの業界市場規模と今後想定されるエステ業界の変化について解説します。

さらにこれから直面するエステ業界の課題や運営するために必要なポイントも解説していますので、ぜひ最後まで読んでください。

2023年のエステサロンの業界市場規模

矢野経済研究所による2022年の調査によれば、エステティックサロン市場は前年度比97.1%で、3,141億円の市場規模となり、3年連続で縮小していると発表されています。

女性向けの施術は市場として落ち込んでいるなか、男性向けのエステ需要が高まっている結果になっています。

ですが2023年について矢野経済研究所の予測では、市場は回復の兆しを見せ、前年度比100.2%で3,148億円の市場規模が見込まれています。

エステ業界は競争の変化が激しい一方で、2023年以降はメンズエステなど新たな需要の拡大が見込まれており、新規顧客の獲得が期待されています。

このデータはエステサロン経営者やこれから開業を予定している方にとって市場動向を把握し、戦略を立てる上で重要な情報といえます。

参考:https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3197

エステ業界の市場動向

エステ業界は新たな需要やトレンドによって、常に変化し続けています。

特に男性向けのエステ需要の増加傾向により、今後の拡大が考えられています。

美意識を意識するようになった

男性の美容意識が高まったことで男性向けのエステ業界に大きな変革をもたらしています。近年、美容への関心は男性にも広がり、女性客よりも男性客をターゲットにしたサロンが増えています。

この美容ブームの背後には、社会的な意識の変化が関係しています。健康への関心や外見への投資・ストレスの軽減などが、美容へのニーズをより高めています。特にコロナ禍の影響で、人々は自身の健康と外見にさらに注意を払うようになり、エステの価値が再評価されています。

エステ業界にとって大きな機会を提供し、今後も美容意識の高まりと共に成長が期待できるでしょう。

安価で施術できるようになる

エステの施術が安価で手軽に利用できるようになったため、市場ニーズが高まり、エステ店舗の数が増加しました。多くの人々が美容と健康へ投資しやすく、目的にあった店舗を簡単に選択できるように変化しています。

また、技術と機器の進歩もエステ需要が高まった要因といえます。新しい技術や高度な機器を使用することで、施術の効果と安全性が向上し、顧客の信頼を得られるようになっています。

安価で施術ができるようになったことは、利用者の幅を広げ、多くの人々がアクセスしやすくなったことで、幅広い層にアプローチできる美容ビジネスへと進化しています。

スタッフの接客力・技術力の向上が必須

スタッフ全体の接客力・技術力向上は、お客様満足度の向上につながり、リピート率の増加が見込める施策です。

顧客は高品質なエステ施術を求め、スタッフの専門知識やスキルに敏感です。スタッフが定期的にトレーニングや研修を受け、最新の技術を習得することは不可欠。

スキル向上は、エステ業界の信頼性を高め、口コミや評判を通じて新規顧客を引き寄せます。また、リピーターの増加により、安定した収益をもたらすだけでなく他店との差別化が期待できます。

エステ業界は競争が激化する中で、質の高いサービス提供は必須といえます。

相次ぐトラブルの発生

エステ業界において、相次ぐトラブルの発生が市場動向に大きな影響を与えています。

具体的には、国民生活センターへのエステに関する相談件数は年間2,800件を超え、利用者の信用への影響が増しています。予約が取れないなどの契約トラブルが増加し、顧客がエステ業界に対する信頼を失い、解約が増加するケースが少なくありません。

特に脱毛サロンでは、2022年度の倒産が過去最多に達しており、業界全体で不安定な状況が広がっています。これはトラブルによるイメージダウンや競争激化が影響しています。

エステ業界は、信頼性の向上とトラブルの防止に注力する必要があります。消費者への適切な情報提供や契約の透明性確保が不可欠です。また、品質と安全性への厳格な取り組みが業界の信頼回復につながるでしょう。

インターネットをフル活用する時代へ

インターネットをフル活用することで、エステ業界は収益の拡大が狙えます。オンライン広告やソーシャルメディアを活用したプロモーションが効果的であり、新たな顧客を獲得する手段として重要です。

近年のエステサロンの予約では、インターネットが主要な予約手段となりました。顧客はスマートフォンやパソコンから簡単に予約を行い、利便性を重視しています。これにより、エステ業界は効率的な予約管理が可能になり、顧客の利便性向上が期待できます。

インターネットの活用は、エステ業界において収益の増加と新たな顧客層の獲得が見込めるため、今後も市場の拡大につながる重要な要素といえます。

メンズエステ市場の拡大

前述でも述べましたが、男性の美容意識が高まっていることで市場動向に大きな影響を与えています。

男性は自身の外見や健康に対する関心を増しており、これに伴い、メンズエステへの関心も高まっています。

メンズエステ市場はまだまだ成長途中ですが、今後の期待が高いと想定されます。また男性向けのエステティックサービスや商品が増加しており、市場の拡大が期待されています。

男性の美容や健康に対する意識の向上が、メンズエステ市場の成長に関係するといえます。

関連記事:エステサロン開業に必要な準備とは?開業前から開業後まで運営を安定させるためにメーカーが教えるポイント

これから直面するエステ業界の課題は3つ

これから市場に期待できるエステ業界ですが、これから直面する課題もあります。

ここからは、これから直面するエステ業界の課題を3つ解説していきます。

集客が上手くできない

エステ業界における集客課題は、エステサロン経営者にとって重要な課題です。

新しくエステサロンを開業する際、初期の顧客獲得は難しいかもしれません。これは競争が激化しているため、新規顧客の信頼を築く時間がより重要となっています。

また、多くのエステサロンは個人経営や小規模な店舗です。これらの経営者は大規模な広告宣伝を行うための予算が限られており、大手チェーンとの競争が激しい中で苦労しています。

オンライン集客が重要となり、ソーシャルメディアやWeb広告が必要です。

しかし多くのエステサロン経営者には、オンライン集客の分野でのノウハウが不足しており、効果的な運用ができていないサロンも増えています。

今後もエステ業界の集客課題を克服するためには、効果的なマーケティング戦略の構築やオンラインプレゼンスの向上が必要といえます。

差別化が困難になる

エステ業界は特別な資格や免許が必要ないため、新規参入が比較的容易で、多くの個人サロンが増え、市場が飽和状態になっています。そのため業界内の競争が激化し、差別化が難しいのが実情といえます。

しかしエステ業界で差別化を図ることが難しい場合、競争優位性を価格で求める傾向が高まります。これは収益性に影響を及ぼし、経営に大きく関係してきます。

このような状況下で、エステサロン経営者はサービス品質や顧客体験・マーケティング戦略など、他と差別化を図るための工夫が必要です。

またブランド戦略や顧客忠誠度の向上にも注力することが求められています。

人材不足が懸念される

エステティシャンの需要は安定しており、サロン経営者は質の高い人材を確保するのが難しい状況が続いています。

このため現場が常に人材不足となり、サロンのサービス提供に支障をきたしかねません。

またエステ業界では、優れたエステティシャンが他の競合店舗に引き抜かれたり、独立して自身のサロンを開業することが一般的です。競争の激しい市場で優れたスキルを持つ人材は高く評価され、優れた人材の取り合いになってしまう現実があります。

エステティシャンの多くは女性であり、結婚や出産・育児などにより一時的に現場を離れることも考えられます。

高い技術と質の高いサービスを継続的に提供するには、サロン経営者は優れた人材を引き留め、育成するための戦略を長い目で想定した採用が必須になります。

今後のエステ業界で運営するために必要なポイント

ここからは、今後のエステ業界で運営するために必要なポイントを解説していきます。

新たな顧客層にアプローチする

今後成功するためには新たな顧客層にアプローチする施策が必要といえます。

エステ業界は従来、女性向けのサービスが中心でしたが、近年ではメンズエステや介護脱毛、リラクゼーションなど、新たな顧客層に対する需要が増加しています。

特にエステサロンはサービスの多様化や専門化を進めることで、異なるニーズを持つ幅広い顧客にアプローチできるポテンシャルを秘めています。

例えば美容だけでなく健康やリラクゼーションに焦点を当てることで、新たな層へのアプローチが可能になったりしています。

また、インターネットとソーシャルメディアの普及により、潜在的な顧客にリーチする手段が向上しました。SNS広告やリスティング広告など様々な広告媒体を活用して、新たな顧客を惹きつけることができるでしょう。

最新の業務用エステ機器を活用する

最新の業務用エステ機器を導入し活用することは、ビジネスの成功への鍵となります。

最新のエステ機器は多彩な施術に対応可能です。例えば、肌の若返りから脱毛、体形矯正まで、多機能が備わったエステ機器があります。

最新のエステ機器は、効果だけでなく効率的なものが増えており、顧客の満足度が向上する可能性が見込めます。満足度が高い顧客はリピーターとなり、口コミで新たな顧客を呼び込む助けになるかもしれません。

高額な最新機器の導入が難しい場合でも、分割払いやローンでの支払い、あるいはレンタルプランに対応した機器を選ぶことで、資金的な負担を軽減することができます。

差別化に悩む中小企業のエステサロンは、最新エステ機器の取り入れを検討してみるのもおすすめです。

まとめ

今回は、2023年エステサロンの業界市場規模と今後想定されるエステ業界の変化について解説しました。

近年の世界的パンデミックによる需要の冷え込みから回復傾向にあり、さらなるエステ市場の安定が見込まれるでしょう。特にメンズエステの需要が向上しており、新たな顧客の獲得ができるといった市場規模の拡大に期待ができます。

今後のエステ業界の数値を、これからエステサロンの開業を考えている個人事業主やオーナー様は、エステ機器の導入時の参考になればと思います。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。