更新日:2023.12.01

脱毛サロンに導入する予約アプリの選び方|おすすめ機能やメリットを解説

脱毛サロンに導入する予約アプリの選び方|おすすめ機能やメリットを解説

脱毛サロンで予約アプリを導入すると、顧客は24時間365日いつでもどこからでも予約ができるため利便性が向上します。また、予約管理が効率化されスタッフの負担が軽減されるなどのメリットがあります。

予約アプリにはいくつもの種類があるため、脱毛サロンの運営に適したアプリを選ぶことが大切です。

本記事では脱毛サロンで導入する予約アプリのメリット・デメリット、予約タイプの違いや選び方について詳しく解説します。今後予約アプリの導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

予約アプリとは

予約アプリとは、顧客がスマートフォンやタブレット端末から予約をすることができるアプリです。予約アプリを導入することで、顧客は24時間365日いつでもどこからでも予約をすることができます。

従来の電話予約や店頭予約では、予約の受付や確認・キャンセルなどの業務に手間がかかっていました。

しかし、予約アプリを導入することで予約業務がすべてアプリ内で完結するため、スタッフの負担を軽減し業務効率化を図ることができます。また予約アプリを導入することで、顧客の予約状況をリアルタイムで確認できるメリットもあります。

さらに、予約アプリを導入することで顧客情報の収集・データ化が可能になるので、顧客のニーズを把握しマーケティングに活用することができます。

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予約アプリのメリット

予約アプリを導入すると、電話やメールをする手間が省けるためお客様は予約が取りやすくなります。

店舗側も「予約情報を一括管理できる」「顧客情報を収集できる」など、さまざまなメリットがあります。予約アプリを導入することで得られるメリットには、他にも以下のようなものがあります。

・24時間365日いつでも予約可能
・アプリ内で予約業務が完結する
・予約機会の損失を防げる
・予約管理業部を一本化できる
・無断キャンセル対策ができる
・顧客情報の収集とデータ化

ここでは予約アプリのメリットについてひとつずつ詳しく解説します。

24時間365日いつでも予約可能

ひとつ目のメリットとしては、24時間365日いつでも予約ができることがあります。

従来はお客様から電話で予約連絡を頂き、スタッフが空き状況を確認してご案内する予約方法が一般的でした。電話予約の場合、予約できる時間がサロン営業時間内に限られるため受付時間外の予約取りこぼしが発生してしまいます。

また、忙しい時間帯に電話が鳴り対応できなかったという経験をしたことがある方もいるでしょう。

予約アプリであれば24時間365日いつでも予約可能なため、お客様も予約が取りやすくなり、予約取りこぼしも軽減することが可能です。

アプリ内で予約業務が完結する                                           

予約アプリのメリットとして、アプリ内で予約業務が完結するという点が挙げられます。

従来は、予約受付は電話やメールで行っていたため、予約状況の確認や予約の変更・キャンセルなど、予約業務に多くの手間がかかっていました。予約の漏れや重複が発生したり、予約状況の確認や変更・キャンセルに時間がかかったりするなどの課題もあります。

予約アプリを利用するとお客様はアプリで予約の空きを確認し、すぐに予約を取ることができます。予約が確定すると、アプリ内に予約情報が保存されます。

サロンスタッフはアプリ内の予約情報を確認するだけで、予約業務が完結するのです。予約の漏れや重複の防止の改善につなげられます。

予約機会の損失を防げる                                        

予約アプリを導入することで、予約機会の損失を防ぐことができます。

予約アプリを利用するとお客様はいつでも予約状況を確認でき、自分の都合に合わせて予約ができます。また急な予定変更や、体調不良などで予約をキャンセルする必要がある場合でも、スムーズに手続きが可能です。

つまり、お客様はより気軽に予約をすることができ、予約機会を逃す可能性が低くなります。

サロン側も予約アプリを導入することで、24時間365日いつでも予約を受け付けることができるため「電話がつながらなかった」「営業時間内に電話予約ができなかった」というお客様を逃すことがなくなります。

従来の予約受付は、営業時間内に電話で行うことが一般的でした。そのため仕事や学校が忙しくて電話で予約するのが難しい場合や電話がつながらなかった場合などは、予約をすることができませんでした。

予約アプリを導入することで、24時間365日いつでも予約を受け付けることができるため、このようなお客様を逃すことがなくなり予約の取りこぼしを防ぐことができます。

予約管理業務を一本化できる                                               

予約アプリを導入すると予約管理業務を一本化できるのもメリットです。

予約管理業務を一本化できると、外部サービス(ホットペッパーなど)の予約のブッキング防止に繋がります。従来の予約管理は、電話やメール、外部サービスなど、複数のシステムやツールを使い分けていたため、予約状況の確認や変更・キャンセルに手間がかかり、ダブルブッキングのリスクがありました。

人的作業はどれだけ注意していてもケアレスミスが発生してしまうことがあります。

しかし予約アプリを導入することで、予約状況がリアルタイムで把握できるようになり、ダブルブッキングのリスクを軽減。また、予約管理業務の効率化にもつながるため、スタッフの負担を軽減し、より良い接客に集中することができます。

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無断キャンセル対策ができる

予約アプリには「予約確認メール」や「リマインドメール」を配信する機能が搭載されているものがあります。クレジットカードで決済できるアプリを利用して事前決済を促せるものもあり、無断キャンセルを対策することが可能です。

お客様の中には意図的に無断キャンセルをする人もいますが、予約したことを忘れていて来店するのを忘れていたという人も少なくありません。

事前に予約確認メールを配信することで無断キャンセルを防ぐことが可能です。

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顧客情報の収集とデータ化                                                  

予約アプリを導入することで、顧客情報の収集とデータ化が可能になります。

予約アプリでは、お客様の氏名、性別、住所、電話番号、メールアドレスなどの基本情報に加えて、予約日時、予約メニュー、予約内容などの情報を収集することができます。これらの情報を整理することで、顧客の好みや習慣の把握ができます。

顧客のニーズや傾向を把握することで、どのような商品やサービスが求められているのかを把握することができます。この情報を活用して、今後のメニュー作成やクーポン作成に役立てることができるので、サロン経営にとても役立ちます。

予約アプリを導入することで、顧客情報の収集とデータ化が可能になり、今後の経営戦略や業務改善に役立てることが可能です。

予約タイプの違い

予約アプリは、大きく分けて以下4種類のタイプがあります。

・時間タイプ
・時間割タイプ
・日付タイプ
・イベントセミナータイプ

業種によって適したシステムが異なるため、サロンの運営に適したシステムを選択することが大切です。ここではそれぞれどのような予約方法なのか詳しく解説します。

時間割タイプ

『時間タイプ』の予約システムは予約を取りたい施設やプラン、または特定のスタッフを選択し、希望する利用時間帯を選んで予約を確保できる、非常に一般的で使いやすい仕組みです。

この予約タイプは多くの業界で利用されており、使い勝手が良いので美容室、エステサロン、飲食店、病院など、幅広い分野で採用されています。

さらに、脱毛サロンのような美容関連の施設でも、このシステムが多く見られます。

お客様にとっては予約希望の場所、サービス、またはお気に入りのスタッフを選び空き時間を直接確認して予約を取ることができるため、手間がかからず便利です。

また、お客様は自分の都合に合わせて最適な時間帯を選択できるため、予定に合わせて予約を行えます。

日付タイプ

『日付タイプ』の予約システムは名前の通り、日付ごとに予約枠を設定するタイプです。このタイプの予約システムは主にホテルや旅館・レンタカーの車両予約など特定の日に対する予約を管理する場面で広く使用されます。

日付ごとに予約を設定するため特定の日に複数の予約が可能であり、予約可能な日と利用可能な時間帯を事前に設定できます。脱毛サロンでは、施術時間が決まっているため、予約の際には施術時間と希望のスタッフを選択して予約を行うことになるのです。

『日付タイプ』の予約システムでは、これらの情報を入力して予約を確定することはできません。そのため、脱毛サロンの予約システムには適していしていないといえます。

イベント・セミナータイプ

予約アプリの『イベント・セミナータイプ』は、特定の日程や期間に行われるイベントやセミナーの予約を管理するためのタイプです。このタイプの予約システムは、主にイベント主催者やセミナー講師が利用し、参加者が予約を行うことができるプラットフォームとして機能します。

イベントやセミナーの開催日時をカレンダーに表示し、参加者は都合に合わせて予約可能日時を簡単に設定することが可能です。

イベント・セミナータイプの予約アプリはイベント会社やセミナー会社・コンサート会場、スポーツジムのような業種・業態で利用されています。

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予約アプリのデメリット

予約アプリには多くのメリットがありますが、一方で以下のようなデメリットもあります。

・年間契約が必須で利用料が高い
・パソコンが無いと使えない
・システムの運用に慣れるまでに時間がかかる
・予約者の人物像が分かりにくい

予約アプリを導入して後悔することがないよう、デメリットについてもしっかり把握しておきましょう。

年間契約が必須で利用料が高い

予約アプリを導入するためには初期費用と月額費用がかかります。

利用するサービスによって費用は異なりますが、初期費用は10,000円〜60,000円、月額費用は月々4,000円〜20,000円程度かかるのが一般的です。年間で見ると50,000円〜250,000円程度の費用がかかることになります。

また、予約管理システムは年間契約にしているサービスも多く、「契約したけれど使いにくいから解約する」ということができないデメリットもあります。

予約システムを契約するにはしっかり吟味してから使いやすいサービスを選択することが重要です。

パソコンが無いと使えない

予約アプリを使用した予約管理システムはパソコンがなければ使うことができません。

予約を取るためにはアプリを導入するだけでいいものがほとんどですが、予約を管理するサロン側はパソコンを導入する必要があります。

初めからパソコンを利用していたり導入する予定があったりすれば問題ありませんが、新しくサロンをオープンするオーナーさんにとっては大きな出費になるためデメリットと感じるでしょう。

システムの運用に慣れるまで時間がかかる

これまで電話やメール、店舗での予約を行っていた場合新しい予約管理システムに慣れるまでに時間がかかる場合があります。

予約管理システムならではの機能や使い慣れないワードが用いられている場合が多く、スマホアプリのように直感的に使用することができないため、パソコン操作に慣れていない方は不便に感じることもあります。

お客様もアプリ予約に慣れている方であれば問題ありませんが、スマホ操作が苦手な方からすると予約することが面倒に感じてしまうこともあるでしょう。

そのため、まずはスタッフが使い方をしっかり理解し、お客様にレクチャーする必要があります。予約管理サービスを選ぶ時はサロンスタッフが使いやすく、お客様も予約が取りやすいサービスを選ぶことが大切です。

予約者の人物像が分かりにくい

予約したお客様の人物像を把握できない点も予約アプリのデメリットといえます。

電話や対面での予約の場合はお客様の人物像を把握することができました。一方、アプリ内で予約が完結する予約管理システムは予約当日になるまでどのようなお客様が来店されるか分からないというデメリットがあります。

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予約アプリを選ぶポイント

予約アプリにはさまざまな種類があり、利用できるサービスや予約方法が異なります。

サロン側が使いやすく、お客様も使いやすいアプリを選ぶためには以下のポイントに注意してアプリを選ぶことが大切です。

・自社の業務に適しているか
・予約上限数が料金プランに見合っているか
・セキュリティ対策は万全か
・外部システムと連携できるか

それぞれどのようなことに着目したらいいのかひとつずつ詳しく解説します。これから予約アプリを導入しようと検討している方は参考にしてみてください。

自社の業界に適しているか

まずは自社の業界に適しているかチェックしましょう。

予約アプリには脱毛サロンや美容室向けのアプリもあれば、飲食店向けに作られたアプリもあります。そのサービスが同業者で利用されているのか、評価はどうなのかよくリサーチしてから導入するようにしましょう。

脱毛サロンで利用する場合、時間タイプで予約ができ予約確認メールやリマインドメールを配信できるサービスを導入するのがおすすめです。また、クレジットカードで事前決済できるサービスであれば無断キャンセルを抑制することができます。

どのような目的で予約管理システムを導入したいのかよく考え、サロンに合った予約管理システムを選ぶようにしましょう。

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予約上限数が料金プランに見合っているか

ほとんどの予約管理アプリは料金プランごとに月々の予約上限数やメール配信上限数などの制限が設けられています。自分のサロンに上限数が合っているのか確認することが大切です。

また料金プランにその上限数が見合っているのかも判断する必要があります。

基本的にはプラン料金が高くなるほど予約上限数も多く設定されています。初期費用が無料のサービスや月額料金が安いサービスは、上限数が不十分な可能性があり、上限数を超えると追加費用がかかるものもあるので注意が必要です。

セキュリティ対策は万全か

予約アプリは顧客の個人情報を取り扱います。個人情報を流失してしまうリスクが伴うため、高度なセキュリティ対策を搭載したシステムを選ぶことが大切です。

個人情報が漏洩しないよう暗号化を行っている「SSK対応」のアプリや、「ISMS認証」(一定のセキュリティマネジメントシステムを保有している)」を受けているアプリを選ぶのがおすすめです。

外部システムと連携できるか

外部システムと連携できるかどうかも確認しておきたいポイントです。

脱毛サロンの場合、予約管理システムのみで予約を管理する場合もあれば、ホットペッパービューティーなどの外部サービスを併用する場合があります。外部の予約システムと連携できるサービスであれば、外部からの予約も自動的に予約カレンダーに反映されます。

アプリによって連携できるシステムはさまざまなので、利用しやすいアプリを選択できるようにしましょう。

まとめ

本記事では脱毛サロンで導入する予約アプリの選び方と、メリット・デメリットを解説しました。

予約アプリにはさまざまな種類があり、予約方法や利用できる機能が異なるため使いやすいアプリを選ぶことが大切です。

まずは複数のアプリの料金や利用できる機能を比較して、サロン運営に適したアプリを選ぶことをおすすめします。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。