更新日:2022.11.29

脱毛サロンで導入する予約アプリの選び方とメリット・デメリットを解説

脱毛サロンで導入する予約アプリの選び方とメリット・デメリットを解説

脱毛サロンで予約アプリを導入したいけれど、どのアプリを選んだらいいか分からないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

予約アプリにはいくつもの種類があり、それぞれ使いやすさが異なるため脱毛サロンの運営に適したアプリを選ぶことが大切です。

本記事では脱毛サロンで導入する予約アプリの選び方と、メリット・デメリットを詳しく解説します。今後予約アプリの導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

予約アプリとは

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予約アプリとは、電話やメールから寄せられる予約を一括管理できるアプリのことを​い​います。パソコン・スマホ・タブレットに専用アプリをダウンロードするだけで利用できるため導入しやすいのが特徴です。

予約アプリで予約受付を行うと予約の取りこぼしを軽減できるほか、お客様情報を管理できるなどのメリットがあります。予約確認メールやリマインドメールの配信機能を利用すると、無断キャンセルや急な予約変更を防ぐことも可能です。

予約タイプの違い

予約アプリは、大きく分けて以下4種類のタイプがあります。

  • 時間タイプ
  • 時間割タイプ
  • 日付タイプ
  • イベントセミナータイプ

業種によって適したシステムが異なるため、サロンの運営に適したシステムを選択することが大切です。ここではそれぞれどのような予約方法なのか詳しく解説します。

時間タイプ

『時間タイプ』は4種類の中でもっとも一般的な予約タイプです。

予約する施設・プラン・スタッフを選択し、利用したい時間を選んで予約を取ります。美容室・エステサロン・飲食店・病院などで利用されることが多く、脱毛サロンでも『時間タイプ』の予約システムを導入しているところが多く見られます。

予約したい施設・プラン・スタッフを選択し、空き時間をチェックして予約を取る分かりやすい仕組みなので、お客様も使いやすいのが特徴です。

時間割タイプ

『時間割タイプ』は、店舗側で事前に予約プランを時間割のように設定し、お客様に予約したいコマを選択して予約してもらうタイプです。

脱毛サロンの場合であれば、『11:00〜12:30全身脱毛プラン』などのメニューをあらかじめ設定しておくことで、お客様に希望の時間割を選択してもらうことができます。

担当者・開始時間・定員数などが異なる複雑なコマ割りを時間割をして設定できるのが特徴です。

日付タイプ

『日付タイプ』は、名前の通り日付ごとの予約枠を設定するタイプです。ホテルや旅館、レンタカーの車両予約などに利用されることが多くあります。

1日ごとの予約設定のため脱毛サロンでの導入には適していません。

イベント・セミナータイプ

『イベント・セミナータイプ』は、単発で行われるイベントやセミナーをカレンダー形成で設定し予約してくタイプです。

カレンダー機能を利用して予約を受け付けられるため、不定期に行われるイベントの予約に適しています。

予約アプリのメリット

予約アプリを導入すると、電話やメールをする手間が省けるためお客様は予約が取りやすくなります。

店舗側も「予約情報を一括管理できる」「顧客情報を収集できる」など、さまざまなメリットを得ることが可能です。予約アプリを導入することで得られるメリットには、他にも以下のようなものがあります。

  • 24時間365日いつでも予約可能
  • アプリ内で予約業務が完結する
  • 予約機会の損失を防げる
  • 予約管理業部を一本化できる
  • 無断キャンセル対策ができる
  • 顧客情報の収集とデータ化

ここでは予約アプリのメリットについてひとつずつ詳しく解説します。

24時間365日いつでも予約可能

ひとつ目のメリットとしては、24時間365日いつでも予約ができることがあります。

従来はお客様から電話で予約連絡を頂き、スタッフが空き状況を確認してご案内する予約方法が一般的でした。電話予約の場合、予約できる時間がサロン営業時間内に限られるため受付時間外の予約取りこぼしが発生していました。

また、忙しい時間帯に電話が鳴り対応できなかったという経験をしたことがある方もいるでしょう。

予約アプリであれば24時間365日いつでも予約可能なため、お客様も予約が取りやすくなり、予約取りこぼしも軽減することが可能です。

アプリ内で予約業務が完結する

予約管理システムを利用するとアプリ内で予約業務を完結させられます。

従来はお客様が電話で予約連絡をし、サロンスタッフが予約枠の空きをチェックしてご案内する必要がありました。予約管理システムを利用すると、お客様自身がカレンダーで予約の空きを確認しすぐに予約を取ることが可能です。

アプリ内の予約情報はそのまま管理できるため、サロン側で予約表に書き込んだりエクセルに入力したりする作業が不要になります。

予約機会の損失を防げる

予約管理システムは24時間365日いつでも予約可能です。

そのため「予約の電話がかかってたのに忙しくて出られなかった」と予約の機会を逃すことを防げます。

お客様は何度も電話をして繋がらないと「予約が取りにくいサロンなのかもしれない」と感じ、他のサロンに流れてしまう可能性があります。

予約機会の損失を防ぎお客様が来院しやすくするためにも、予約管理システムを導入するのがおすすめです。

予約管理業務を一本化できる

予約管理業務を一本化できる点も大きなメリットといえます。

従来の予約方法は、「サロンスタッフが空き状況を確認してご案内する」「予約情報を予約表やエクセルに書き写す」などの人的作業がほとんどでした。人的作業はどれだけ注意していてもケアレスミスが発生してしまうことがあります。

予約アプリで予約から受付までの業務を一本化することで、予約管理業務を効率化することが可能です。

無断キャンセル対策ができる

予約アプリには「予約確認メール」や「リマインドメール」を配信する機能が搭載されているものがあります。クレジットカードで決済できるアプリを利用して事前決済を促せるものもあり、無断キャンセルを対策することが可能です。

お客様の中には意図的に無断キャンセルをする人もいますが、予約したことを忘れていて来店するのを忘れていたという人も少なくありません。

事前に予約確認メールを配信することで無断キャンセルを防ぐことが可能です。

顧客情報の収集とデータ化

予約アプリを利用すると顧客情報を収集しデータ化することができます。

顧客様がどのメニューを何回予約しているのか、どのメニューがどのようなお客様に人気があるのかなどをデータ化することで、お店の売上傾向を把握することも可能です。

お客様個人のデータを管理するだけでなく、年代別・プラン別などの予約情報を収集することで、販促やキャンペーン施策の参考にすることもできます。

予約アプリのデメリット

予約アプリには多くのメリットがありますが、一方で以下のようなデメリットもあります。

  • 年間契約が必須で利用料が高い
  • パソコンが無いと使えない
  • システムの運用に慣れるまでに時間がかかる
  • 予約者の人物像が分かりにくい

予約アプリを導入して後悔することがないよう、デメリットについてもしっかり把握しておきましょう。

年間契約が必須で利用料が高い

予約アプリを導入するためには初期費用と月額費用がかかります。

利用するサービスによって費用は異なりますが、初期費用は10,000円〜60,000円、月額費用は月々4,000円〜20,000円程度かかるのが一般的です。年間で見ると50,000円〜250,000円程度の費用がかかることになります。

また、予約管理システムは年間契約にしているサービスも多く、「契約したけれど使いにくいから解約する」ということができないデメリットもあります。

予約システムを契約するにはしっかり吟味してから使いやすいサービスを選択することが重要です。

パソコンが無いと使えない

予約アプリを使用した予約管理システムはパソコンがなければ使うことができません。

予約を取るためにはアプリを導入するだけでいいものがほとんどですが、予約を管理するサロン側はパソコンを導入する必要があります。

初めからパソコンを利用していたり導入する予定があったりすれば問題ありませんが、新しくサロンをオープンするオーナーさんにとっては大きな出費になるためデメリットと感じるでしょう。

システムの運用に慣れるまで時間がかかる

これまで電話やメール、店舗での予約を行っていた場合新しい予約管理システムに慣れるまでに時間がかかる場合があります。

予約管理システムならではの機能や使い慣れないワードが用いられている場合が多く、スマホアプリのように直感的に使用することができないため、パソコン操作に慣れていない方は不便に感じることもあります。

お客様もアプリ予約に慣れている方であれば問題ありませんが、スマホ操作が苦手な方からすると予約することが面倒に感じてしまうこともあるでしょう。

そのため、まずはスタッフが使い方をしっかり理解し、お客様にレクチャーする必要があります。予約管理サービスを選ぶ時はサロンスタッフが使いやすく、お客様も予約が取りやすいサービスを選ぶことが大切です。

予約者の人物像が分かりにくい

予約したお客様の人物像を把握できない点も予約アプリのデメリットといえます。

電話や対面での予約の場合はお客様の人物像を把握することができました。一方、アプリ内で予約が完結する予約管理システムは予約当日になるまでどのようなお客様が来店されるか分からないというデメリットがあります。

予約アプリを選ぶポイント

予約アプリと一言で言ってもさまざまな種類があり、利用できるサービスや予約方法が異なります。

予約アプリにはさまざまな種類があり、利用できるサービスや予約方法が異なります。

サロン側が使いやすく、お客様も使いやすいアプリを選ぶためには以下のポイントに注意してアプリを選ぶことが大切です。

  • 自社の業務に適しているか
  • 予約上限数が料金プランに見合っているか
  • セキュリティ対策は万全か
  • 外部システムと連携できるか

それぞれどのようなことに着目したらいいのかひとつずつ詳しく解説します。これから予約アプリを導入しようと検討している方は参考にしてみてください。

自社の業界に適しているか

まずは自社の業界に適しているかチェックしましょう。

予約アプリには脱毛サロンや美容室向けのアプリもあれば、飲食店向けに作られたアプリもあります。そのサービスが同業者で利用されているのか、評価はどうなのかよくリサーチしてから導入するようにしましょう。

脱毛サロンで利用する場合、時間タイプで予約ができ予約確認メールやリマインドメールを配信できるサービスを導入するのがおすすめです。また、クレジットカードで事前決済できるサービスであれば無断キャンセルを抑制することができます。

どのような目的で予約管理システムを導入したいのかよく考え、サロンに合った予約管理システムを選ぶようにしましょう。

予約上限数が料金プランに見合っているか

ほとんどの予約管理アプリは料金プランごとに月々の予約上限数やメール配信上限数などの制限が設けられています。自分のサロンに上限数が合っているのか確認することが大切です。

また料金プランにその上限数が見合っているのかも判断する必要があります。

基本的にはプラン料金が高くなるほど予約上限数も多く設定されています。初期費用が無料のサービスや月額料金が安いサービスは、上限数が不十分な可能性があり、上限数を超えると追加費用がかかるものもあるので注意が必要です。

セキュリティ対策は万全か

予約アプリは顧客の個人情報を取り扱います。個人情報を流失してしまうリスクが伴うため、高度なセキュリティ対策を搭載したシステムを選ぶことが大切です。

個人情報が漏洩しないよう暗号化を行っている「SSK対応」のアプリや、「ISMS認証」(一定のセキュリティマネジメントシステムを保有している)」を受けているアプリを選ぶのがおすすめです。

外部システムと連携できるか

外部システムと連携できるかどうかも確認しておきたいポイントです。

脱毛サロンの場合、予約管理システムのみで予約を管理する場合もあれば、ホットペッパービューティーなどの外部サービスを併用する場合があります。外部の予約システムと連携できるサービスであれば、外部からの予約も自動的に予約カレンダーに反映されます。

アプリによって連携できるシステムはさまざまなので、利用しやすいアプリを選択できるようにしましょう。

まとめ

本記事では脱毛サロンで導入する予約アプリの選び方と、メリット・デメリットを解説しました。

予約アプリにはさまざまな種類があり、予約方法や利用できる機能が異なるため使いやすいアプリを選ぶことが大切です。

まずは複数のアプリの料金や利用できる機能を比較して、サロン運営に適したアプリを選ぶようにしましょう。

このコラムの執筆者

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株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。