更新日:2023.01.26

VIO脱毛に使用する家庭用脱毛器の選び方とサロンとの違いについて

VIO脱毛に使用する家庭用脱毛器の選び方とサロンとの違いについて

近年自宅で過ごす時間が増え、家庭用脱毛器の購入を検討している人が増えています。

特にデリケートなVIOゾーンは「人に見られたくない」「気兼ねなく自分で整えたい」と思う人も多いのではないでしょうか。

今回はVIO脱毛に使用する家庭用脱毛器の選び方や、メリット・デメリットを詳しくご紹介します。

サロンのセルフ脱毛やエステサロンやクリニックでの脱毛サービスとの違いについてもまとめているので、店舗での脱毛とどちらにするか悩んでいる人もぜひチェックしてみてください。

VIO脱毛ができる家庭用光脱毛器の選び方

VIO脱毛は介護脱毛やメンズ脱毛でも人気が高まっていて、年々需要が増えています。家庭用脱毛器でも、VIOゾーンに対応可能なタイプが続々と販売されています。

数ある脱毛器の中から自分と相性の良い脱毛器をどんな基準で選べばいいか、悩んでしまう人も少なくありません。

ここでは、VIO脱毛可能な家庭用脱毛器を選ぶポイントをご紹介します。

脱毛方式で選ぶ

家庭用脱毛器は異なる波長の光を皮膚に当てて、毛を細く弱い目立たない状態へと導く「光脱毛」が主流です。

エステサロンでも使われている脱毛方式で、光を照射することで毛のメラニン色素に反応し、照射した熱エネルギーが毛を弱らせ目立たない状態へ導きます。

定期的に回数を重ねると徐々に自己処理の回数が減り、毛の目立たない状態をキープしやすくなるのが特徴です。

1回に照射できる範囲が広いため、毛の生えている範囲が広いパーツや全身をお手入れしたい時におすすめです。

光脱毛は厳密には「減毛」であり、永久脱毛ではありません。時間が経つと毛が生えてくるので、定期的にお手入れを行う必要があります。

光を照射する時は、気になる部分は除毛処理をして毛根を残した状態で行うのがポイントです。

海外製の家庭用脱毛器では、レーザー式のタイプも販売されています。単一の波長のレーザーを皮膚に当てて毛に熱エネルギーを与え、毛が目立ちにくい理想の状態へ整えてくれます。レーザー式も光脱毛と同じく、事前に除毛処理して毛根を残した状態で照射します。

光脱毛よりも1回の照射パワーが高く、気になる部分をピンポイントでケアしたい時にも向いています。レーザー式は照射パワーに優れている分、照射時の痛みが強く感じやすいので注意が必要です。

一方光脱毛・レーザー式脱毛とは違い、毛を毛根から引き抜き目立たなくさせるローラー式の家庭用脱毛器もあります。先端のローラー部分で毛先を挟んで毛根から毛を引き抜くため、脱毛時の痛みはやや強めです。

この他にも熱線のエネルギーで毛先をカットして毛を目立たなくさせるサーミコン式の家庭用脱毛器もあります。

それぞれ照射時の痛みの有無や使いやすさが異なるので、VIO脱毛時にどのタイプが使いやすいかよくチェックしておくのがおすすめです。

VIOに対応しているか

VIO脱毛は体の他の部分よりも皮膚がやわらかく刺激を感じやすいため、VIO脱毛が可能な家庭用脱毛器とVゾーンのみなど範囲が推奨範囲が指定されているタイプがあります。

Vゾーンだけ整えたいときはVゾーンのみの対応している脱毛器でも十分ですが、IOゾーンまでお手入れしたい時は、VIOゾーンも対応可能なタイプを選びましょう。

最初はVゾーンのみだけのお手入れのつもりが、IOゾーンもキレイにしたくなったという人も少なくありません。

理想のVIOゾーンの形が決まっていたり、毛が生えている範囲が広かったりする場合は、VIOゾーンすべてが推奨範囲に設定されている脱毛器を選んだ方が気兼ねなく後々まで使えるでしょう。

照射レベルが調節できる 

VIOゾーンは体の中でも皮膚がやわらかく刺激に敏感になりやすい部分です。照射レベルが細かく調節できる脱毛器を選ぶと、最初は出力が弱いレベルからスタートし徐々にレベルを上げていくこともできます。

照射レベルは最低でも3段階の調節が可能なタイプを選ぶと、自分の感じ方に合わせて調節しやすいでしょう。

カートリッジ式の家庭用脱毛器の場合は、デリケートな部位に合わせてカートリッジ自体を変えられるものもあります。

痛みが苦手な人は小まめに照射レベルが調節できたり、デリケートな部分にも対応しやすいタイプを選んだりするのもポイントです。

照射回数と照射範囲

家庭用脱毛器の光脱毛・レーザー式脱毛器は、予め照射回数と1回の照射でカバーできる範囲が決まっています。

VIOゾーンだけでなく他の部位も一緒に脱毛ケアしたい場合は、カートリッジ式で本体は使い回しができるタイプの方がコスパ良く利用できるため定期的に使用する場合は向いています。

家庭用脱毛器でVIOゾーンのみをお手入れしたい時は、照射範囲が狭いタイプで気になる部分を細かくお手入れするのもおすすめです。

照射回数はそれぞれの脱毛器で予め決まっていますが、最大出力で照射し続けた場合と弱めの出力で照射をした場合とは照射残数が異なる場合があります。

「照射回数が多い」とアピールしているメーカーでも、最高出力で照射した回数なのか購入前に確認が必要です。

冷却機能で痛みを配慮できるか

光・レーザー照射をする脱毛器は毛に熱エネルギーを与えるため、照射時に痛みや熱さを感じるケースがあります。照射後に皮膚を保冷剤で冷やすと、熱による痛みがやわらぎます。

脱毛器によっては冷却機能がついている脱毛器があり、熱エネルギーによる照射時の痛みをやわらげてくれるので、保冷剤で冷やす手間を減らすことができます。

脱毛時の痛みが苦手な人は、機能性を見て購入の判断も重要です。

連続照射できるか

VIOゾーンのみを家庭用脱毛器でケアをする場合は、1回ずつ丁寧に照射しても問題ありません。しかしVIOゾーンを含めた全身を家庭用脱毛器でお手入れしたい場合は、連続照射が可能な家庭用脱毛器を選ぶと、一気に広範囲をカバーすることができます。

特に脚や腕など照射範囲が広い場合は連続照射ができると時間が短縮でき、お手入れの手間を省けます。

家庭用脱毛器とセルフ脱毛サロンとの違い

家庭用脱毛器の選び方についてご紹介してきましたが、サロンでの脱毛も同時に検討している人もいるのではないでしょうか。

今度は、エステサロン・クリニックでの脱毛サービス・サロンでのセルフ脱毛・家庭用脱毛器についてご紹介します。

それぞれの特徴からメリット・デメリットまでまとめているので、比較しながらチェックしてみてください。

家庭用脱毛器のメリット・デメリット

家庭用脱毛器の脱毛は、手軽に使えるのが最大のメリットです。

自宅で自分の好きなタイミングでサッとできるので、店舗に通う手間や時間が気になる人には大きなメリットといえます。

メリットがある一方でサロンのようにキレイな形に仕上げるのが難しいというデメリットもあります。

脱毛器の機能上、サロン・クリニックで行う脱毛と比べて脱毛の実感が異なります。

VIO脱毛を家庭用脱毛器で行う場合のメリット・デメリットを、もっと詳しくみていきましょう。

家庭用脱毛器のメリット

家庭用脱毛器でVIO脱毛をした場合、人から見られることはありません。

特にVIOゾーンはデリケートな部分のため、いくら脱毛のプロといっても「人に見られることが恥ずかしい」と感じる人も多いのではないでしょうか。

家庭用脱毛器の場合は自分一人でお手入れができるため、肌を見せるのに抵抗がある人も気軽にお手入れができます。

サロンの場合は毎回予約を入れたり、来店のために交通費がかかったりという手間や時間もかかります。

自宅や職場に店舗がない地域の場合は、わざわざ来店のために遠出が必要になるケースもあるので面倒に感じる方もいます。

家庭用脱毛器の場合は予約・来店の手間もいらないので、費用の負担も少なく手軽に始めることが可能です。

さらに家庭用脱毛器はカミソリや毛抜きの自己処理のように毛がチクチクした状態になりにくいので、肌がなめらかな状態を保ちやすくなります。

家庭用脱毛器のデメリット

手軽にお手入れを始めやすい家庭用脱毛器ですが、サロンでの光脱毛と比べて家庭用は出力が弱く、根気強く定期的に回数を重ねる必要があります。

特にVIOゾーンをすべてツルすべの状態に整える「ハイジニーナ」にしたい場合は、サロンよりも脱毛期間が長くなります。脱毛期間が長くなると照射回数も必要となるため、人によっては本体を追加購入したり、バッテリーや照射部分のカートリッジを新しく交換しなければいけなかったりするケースもあるので注意が必要です。

VIO脱毛の場合は自分からは見えにくいパーツのお手入れになるため、サロンのようなキレイな仕上がりにならない可能性もあります。特にIOゾーンは粘膜にも近く、光照射前の除毛処理をキレイに行うのも大変です。

セルフ脱毛のメリット・デメリット

近年増えてきているのがサロンでのセルフ脱毛です。サロンに来店して自分で脱毛器を操作しお手入れを行います。

準備から片付けまで一連の動作は自分で行う必要がありますが、家庭用脱毛器ではなく業務用脱毛器を使えるため、脱毛期間が家庭用よりも短縮できるメリットもあります。

他にもセルフ脱毛には、このようなメリットがあります。

セルフ脱毛のメリット

セルフ脱毛はエステサロンやクリニックよりも費用が安く、コスパを良く手軽に脱毛ができると注目を集めている脱毛方法です。店舗で業務用脱毛器を使用しながら、自分で気になる部分をお手入れが可能です。

来店する必要がありますが、完全個室で利用可能な店舗が多いので「人目を気にせずにVIO脱毛がしたい」という人にも向いています。

店舗によっては2人で利用可能な場合もあるので、家族や友達同士で気軽にセルフ脱毛にチャレンジしたい時に便利です。

料金価格は時間制の店舗が多く、決められた時間内であればVIOゾーンだけでなく他の部位も追加料金なしでお手入れすることができます。店舗によって設定時間は異なりますが、30分プラン・60分プランなどに区切られていることが多いので、自分が希望する部位に合わせて脱毛をすることができます。

エステサロンのようなコース制ではないため、受付スタッフも必要以上に案内や勧誘をすることはありません。店員と話すのが苦手で、「あまり話しかけられたくない」という人も利用しやすいのが特徴です。

セルフ脱毛のデメリット

サロンでのセルフ脱毛のデメリットは、すべて自分で行う必要があるという点です。

店舗では脱毛時に欠かせない脱毛器はもちろん、タオルやコットンなどの備品も使うことができますが、すべて自分でVIO脱毛を行うため扱いに慣れていないと時間がかかってしまいます。

特に脱毛器の照射時に重ね打ちしてしまったり、照射漏れが起きたりと慣れるまではキレイに照射するのが難しいので、最初は時間枠を多めにとっておくのがおすすめです。

VIOゾーンは皮膚がやわらかく自分から見えにくい部分なので鏡を使ったり、皮膚を手で寄せながら照射したりすると、狙った部分をお手入れしやすくなります。

ですが脱毛に関しての知識がないと、照射後の肌荒れや皮膚の赤みに悩むケースもあります。特に肌が敏感になりやすいVIOゾーンは皮膚に赤みが出たり照射時に痛みを感じやすかったりするので、セルフ脱毛の流れや注意点などよく確認して利用するようにしましょう。

サロン・クリニック脱毛のメリット・デメリット

ここまでは、自分でVIO脱毛を行う方法のメリット・デメリットを見てきました。

今度は、エステサロンやクリニックでVIO脱毛を行う時のメリット・デメリットをご紹介していきます。セルフ脱毛や家庭用脱毛器とは異なるので、それぞれの特徴を比較して検討してみたい人も必見です。

サロン・クリニック脱毛のメリット

VIO脱毛で理想の形に近づけたくても自分では左右均の形に整えられなかったり、思うような毛量や毛質に整えられなかったりする場合があります。

サロン・クリニックでVIO脱毛する場合は、脱毛知識が豊富なプロにお手入れしてもらえるため、自分でお手入れするよりも左右均等な形になりやすくキレイな仕上がりを目指せます。

特に照射時も自分では見えにくい部分も細かく照射してもらえるので、照射漏れや重ね打ちなどのムダがなくキレイに整えてもらえます。

VIOゾーンは事前の除毛処理も甘くなりやすいパーツですが、剃り残しがあってもスタッフが丁寧にシェービングしてくれる店舗もあるので、VIOゾーンの除毛処理に慣れていない人にもおすすめです。さらにサロンでは家庭用脱毛器よりも出力の強い業務用脱毛器を使用するため、家庭用よりも脱毛期間を短縮することができます。

エステサロンよりもクリニックで行う医療脱毛の方が照射パワーが強く脱毛回数も少なく済むので、短期間でVIO脱毛を叶えたい人にも向いているといえます。

関連記事
VIOは医療脱毛がおすすめ?費用や必要な回数と期間について紹介

サロン・クリニック脱毛のデメリット

メリットの多いサロン・クリニックでのVIO脱毛でも「費用がかかる」「照射時の痛みが強い」というデメリットがあります。

特にスタッフがつきっきりで脱毛サービスを行うため、家庭用脱毛器やセルフ脱毛よりも設定料金が高めで、来店のための交通費もかかります。さらにクリニックの場合は初診料や再診料もかかるので、思った以上に費用がかさむケースがあり注意が必要です。

キャンセル料金の有無やオプションなど別途にかかる費用もあるため、脱毛コースの料金だけでなくトータルでの費用をチェックしておくことが大切です。

サロンやクリニックでの脱毛サービスでは、家庭用脱毛器よりも出力の高い業務用脱毛機器を使用します。照射時の痛みは家庭用よりも強く感じる場合も多く、VIOゾーンは皮膚がやわらかく刺激を感じやすいため、他の部位よりも痛みに敏感になりやすいので注意しましょう。

サロン・クリニックごとに取扱っている脱毛機や麻酔の利用有無などが異なります。そのため「冷却機能がある脱毛機を使用しているか」「麻酔の有無」などのサービス内容を確認して検討するようにしましょう。

家庭用脱毛でVIO脱毛する場合の注意点

家庭用脱毛器でVIO脱毛を検討した時に、事前に押さえておきたい注意事項をご紹介します。サロンやクリニックを利用するよりも費用はかからないとはいえ、家庭用脱毛器もあまり安い買い物とはいえません。

購入前に注意しておくべき点を知っておくと、使用した後の後悔や失敗が少なくて済みます。家庭用脱毛器を衝動買いする前に、注意点を含めて自分と相性の良いタイプの脱毛方法かどうかじっくりと検討してみてください。

VIO脱毛は他の部位よりも時間がかかる

VIO脱毛は照射範囲が狭く、皮膚がやわらかいため1ショットずつの照射に時間がかかります。

腕や脚は照射範囲がわかりやすく連続照射がしやすい部位ですが、VIOゾーンは皮膚を軽く寄せたり自分から見えにくい部分を鏡でチェックしたりとお手入れに時間がかかりやすい部位でもあります。

さらに照射後は皮膚を保冷剤で冷やして、クールダウンさせたりと照射以外にも時間がかかります。

脱毛時間を短縮したい時は照射後の肌を冷やす冷却機能がついていたり、パワーチャージをする時間が短い脱毛器を選ぶのがポイントです。

家庭用光脱毛器で痛みをやわらげるやり方

家庭用脱毛器は業務用よりも出力は弱めですが、照射時の痛みを感じる場合があります。

特にVIOゾーンは粘膜に近いデリケートな部分なので、脚や腕では痛みがわからなくてもVIOゾーンでは痛みを感じる人も多いです。

照射時の痛みをやわらげたい場合は、事前の除毛処理を丁寧に行うのが大切です。メラニン色素に反応する光照射の場合は、処理が甘いと光が反応しやすくなり、痛みを強く感じる場合があります。

VIOゾーンの場合は狭い範囲を剃りやすいVIO向けの電気シェーバーや、安全カミソリを使用するのがおすすめです。

照射時は最初から高レベルでの照射は避けて、慣れるまでやや低めのレベルから照射して回数を重ねる毎に調節するのもポイントです。

照射した後は保冷剤で照射した部分を冷やして、皮膚の熱を逃がし肌が荒れないように保湿ケアで皮膚を整えましょう。

VIOの永久脱毛はできない

「永久脱毛」はクリニックでの医療脱毛でしか行えません。家庭用脱毛器やサロンでの光脱毛はあくまでも毛を目立たなくする「減毛」なので、時間が経つと毛が生えてきます。

家庭用脱毛器では毛を完全になくすことはできませんが、毛が目立ちにくい状態を目指すことは可能です。医療脱毛はパワーが強く照射時に強い痛みを感じやすいため、出力を抑えた家庭用脱毛器で少しずつ減毛でVIOゾーンを整えていくのも1つの方法です。

短時間の脱毛期間でキレイなVIOゾーンに整えたい場合は、医療脱毛も検討しながら自分に合った脱毛スタイルを選ぶことがおすすめです。

まとめ

VIO脱毛は「人から見られると恥ずかしい」と感じやすい部分なので、自分でお手入れしたいと思う人も多いです。

家庭用脱毛器は好きなタイミングで、人目を気にすることなくお手入れができるので、VIO脱毛に抵抗がある人もチャレンジしやすいのではないでしょうか。

家庭用脱毛器はサロンでのセルフ脱毛やエステサロン・クリニックでの脱毛サービスよりも照射パワーが弱めに作られているため、理想の形に整うまで長い時間がかかる場合があります。

一方、短期間で脱毛期間を終えやすい医療脱毛は照射パワーが強く照射時の痛みも強く感じやすいというデメリットがあります。

このコラムの執筆者

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株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。