更新日:2023.12.27

【種類別】医療レーザー脱毛機器の種類や特徴・メリット・デメリットについて解説

【種類別】医療レーザー脱毛機器の種類や特徴・メリット・デメリットについて解説

医療レーザー脱毛には3種類のレーザーがあります。レーザーの種類によって得意とする毛質や照射できる肌質が異なるため、医療脱毛を受ける場合は自分に合った脱毛機を選ぶことが大切です。

本記事では医療レーザー脱毛の機器の種類について詳しく解説します。痛みの強さやメリット・デメリットも詳しく解説しますので参考にしてみてください。

医療レーザー脱毛の種類

医療レーザー脱毛には『アレキサンドライトレーザー』『ダイオードレーザー』『ヤグレーザー』の3種類があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

 

レーザーの種類

アレキサンドライトレーザー

ダイオードレーザー

ヤグレーザー

波長

755nm

800〜940nm

1064nm

脱毛方式

熱波壊式

熱波壊式・蓄熱式

熱波壊式

痛み

強い

弱い

最も強い

毛質

濃くて太い毛が得意

産毛の脱毛の可能

濃い毛や剛毛が得意

肌質

日焼け肌は照射不可

日焼け肌・敏感肌にも照射可能

日焼け肌にも照射可能

特徴

メラニン色素に反応しやすい

2種類の脱毛方式を切り替えられる

根深い毛にも対応できる

 

3種類のレーザーは波長の長さ・施術時の痛み・得意な毛質や肌質が異なります。ここからはそれぞれの脱毛方式の特徴をひとつずつ詳しく解説します。

関連記事
光脱毛とレーザー脱毛の違いは?効果や仕組みについて徹底解説!

アレキサンドライトレーザー

アレキサンドライトレーザーは、宝石のアレキサンドライトを光源としたレーザーで、もっともメラニンへの反応が高い点が特徴です。

また波長の短さからレーザーの射程距離が短いため濃くて太い毛に対しての効果が出やすいと言われています。厚生労働省認定のロングパルスで、黒い色にのみ反応するレーザー光を当てて脱毛します。

世界で最も多く取り扱われているレーザーで、日本でも導入しているクリニックが多くあります。皮膚の表面にある異常なメラニンに反応してシミの色を薄くしていく効果もあります。繊細できめ細やかな日本人の肌にも良く合うと言われているレーザーです。

アレキサンドライトレーザーの代表的な脱毛機

・ジェントルレーズ

・ジェントルレーズプロ

ダイオードレーザー

ダイオードレーザーは3種類のレーザーの中で最も痛みが少なく、幅広い肌質・毛質に対応できるレーザーです。

肌質や毛質を選ばないため、日焼けした肌の方やもともと色黒の方でも気にせず施術可能な点が特徴です。濃く太い毛の脱毛だけでなく、細くて短い毛や産毛への脱毛効果も期待できます。

皮膚へのダメージが少なく、アトピー肌や敏感肌など肌の弱い方でも脱毛できるのが特徴です。なるべく痛みをおさえて施術を受けたいという方にも向いているレーザーとなります。

ダイオードレーザーの代表的な脱毛機

・ライトシェアデュエット
・ベクタス
・メディオスター
・ソプラノアイス・プラチナム
・メディオスターネクストプロ
・メディオスターモノリス
・ライトシェアクアトロ
・ライトシェア

ヤグレーザー

ヤグレーザーは3種類のレーザーの中で最も波長が長いレーザーです。肌の奥深くにあるメラニン色素に反応して熱エネルギーを発生させることで、毛乳頭や毛母細胞のような発毛を促す組織を破壊する仕組みのレーザーです。

深部まで届く波長の長さから脇・VIO・男性のヒゲなど太くて濃い毛にも効果を発揮するのが特徴です。

ヤグレーザーはメラニンの吸収率が低く、メラニン色素には反応しにくいため、日焼け肌や色黒肌にも照射できます。

レーザーの照射レベルが強いために3種類のレーザーの中で痛みは最も感じやすくなります。しかしその分早く脱毛効果を実感するため、スピーディーに脱毛を完了させたい人には向いています。

ヤグレーザーの代表的な脱毛機

・ジェントルヤグPRO
・ジェントルマックスプロ
・スプレンダーX
・エクセルHR
・サンダーMT
・ソプラノアイスプラチナム
・ソプラノチタニウム

医療レーザー脱毛の種類別の特徴

医療レーザーについて、種類別でそれぞれの特徴を解説していきます。

大きな違いは、レーザーの波長の長さです。具体的には、アレキサンドライトレーザーが皮膚の深層部755mmまで、ダイオードレーザーが皮膚の深層部810〜940mmまで、そしてヤグレーザーは1064mmまで届く仕組みになっています。

深部にまで届くほど、剛毛に適していたり効果を感じやすかったり機器によって異なります。

アレキサンドライトレーザーの特徴

アレキサンドライトレーザーの特徴は以下の通りです。

  • アメリカ食品医薬品局(FDA)から認可を受けている
  • 世界中で最も多く取り扱われている
  • 濃く太い毛の脱毛が得意
  • シミ取りレーザーとしても使用されている

アレキサンドライトレーザーの波長は3種類のレーザーの中で1番短い755nmです。アレキサンドライトレーザーはメラニンに吸収されやすく、毛のメラニンに反応して熱エネルギーを発生させることで毛根を破壊することができます。

脱毛機以外にシミ取りレーザーにも使われているレーザーのため、脱毛をしつつ肌質改善を目指すことが可能です。

レーザー照射時には毛の色素だけでなく肌の色素にも反応してしまうため、日焼け肌や色黒肌など色素の多い肌には照射することができません。

また、産毛や白髪など色素の薄い毛に反応しにくいため、背中やお尻などの産毛が多い部位の脱毛には適していないのが特徴です。

国内導入数が多い

アレキサンドライトレーザーは国内で初めてアメリカ食品医薬品局(FDA)から認可を受けたレーザーです。

国内の導入数も5割を超えており、医薬・生活衛生局の調査によると2014年の時点では国内の56%がアレキサンドライトレーザーであるというデータもあります。

安全性の高さや効果を証明されているため、現在も多くのクリニックで導入されています。

導入数が多いということは、実績の数も多くなります。様々な事例を見せながら案内できる点はサロンやクリニックにとって扱いやすさにも繋がっています。

ダイオードレーザーの特徴

ダイオードレーザーは3種類のレーザーの中で波長が中間のレーザーです。施術中の痛みが少ないのが特徴で、肌への刺激も少ないためアトピー肌や敏感肌の方でも脱毛できます。

ダイオードレーザーには、高出力のレーザーで毛根にアプローチする『熱波壊式脱毛』と、低出力のレーザーでバルジ領域(毛の生成を促す司令塔)にアプローチする『蓄熱式脱毛』があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

 

熱波壊式

蓄熱式脱毛

痛み

他のレーザーよりは少ない

熱波壊式より少ない

毛質

太く濃い毛から産毛まで対応可能

太く濃い毛から産毛まで対応可能

肌質

アトピー肌

敏感肌

日焼け肌

アトピー肌

敏感肌

日焼け肌

色黒肌

熱破壊波壊式は高出力のレーザーを照射して毛根にアプローチする脱毛方式です。蓄熱式は低出力のレーザーでバルジ領域にアプローチし毛の生成を抑制します。

ダイオードレーザーは他のレーザーと比べて痛みが少ないのが特徴ですが、熱波壊式と比べて蓄熱式の方がより痛みの少ない施術が可能です。

幅広い毛質・肌質に対応

ダイオードレーザーの特徴は幅広い毛質・肌質に対応できることです。メラニン色素に関係なく施術ができるため、色素の薄い産毛の脱毛効果も期待できます。

一般的に脱毛できないとされている日焼け肌や色黒肌にも照射できるため、他のレーザーでは脱毛できなかった方もダイオードレーザーで脱毛できる場合もあります。

また、肌へのダメージも少なく、アトピー肌や敏感肌など肌の弱い方でも脱毛することが可能です。他のレーザーと比べると1回の施術で感じる効果が薄い可能性があります。5回以上サロンに通って施術してもらうことが重要です。

男性のヒゲやVIOのように深部まで根を張る毛根に対してはダイオードレーザーよりも波長が長いヤグレーザーの方がおすすめです。日焼けしている腕や脚のような場所はダイオードレーザーを選び、剛毛なスポットは他のレーザーを選ぶのが良いでしょう。

ヤグレーザーの特徴

ヤグレーザーの特徴は以下の通りです。

・3種類のレーザーの中で最も波長が長い
・肌奥深くのメラニン色素に反応する
・幅広い毛質に対応できる
・日焼け肌や色黒肌にも照射できる

ヤグレーザーは3種類のレーザーの中で最も波長が長く、肌奥深くの毛根にもアプローチできます。普通の毛はもちろん、脇やVIO部分の剛毛にも対応可能です。

また、ヤグレーザーは波長が長いため毛質を問わず脱毛できます。産毛にも効果を発揮するため、顔や背中の脱毛にも適しているのが特徴です。

ヤグレーザーも毛の黒いメラニン色素に反応してレーザーを照射する仕組みですが、肌内部のメラニンには反応しづらいため日焼け肌や色黒肌にも照射できます。

皮膚の深部まで対応している

ヤグレーザーの最大の特徴は皮膚の深部までアプローチできることです。根深い毛はレーザーが届きにくく脱毛しづらいことがありますが、ヤグレーザーであれば根深い部分の毛根にも対応できます。

最長で1064mmもの深部まで照射が可能ですが、その分痛みも強くなります。

また、熱破壊式で照射するため高出力のレーザーを当てて一発で毛細胞を破壊できる威力があります。蓄熱式のレーザーと比較すると多少肌へのダメージがあり、他のレーザーよりもスピーディーに皮膚深部へアタックできる点が特徴です。

医療レーザー脱毛の種類別のメリット

医療レーザー脱毛の種類別にメリットを解説していきます。脱毛部位によっても向き・不向きがあります。

医療レーザー

メリット

アレキサンドライトレーザー

・濃い毛へアプローチ可能

・日本人の肌と相性が良い

・肌質の改善も期待できる

ダイオードレーザー

・アトピー肌や敏感肌などにも照射が可能

・痛みが少なく施術時間が短い

・産毛も脱毛が可能

ヤグレーザー

・美肌効果が期待できる

・色素沈着が濃い部位も施術可能

・硬毛化のリスクが低い

アレキサンドライトレーザーのメリット

アレキサンドライトレーザーのメリットは以下の通りです。 

・濃い毛へアプローチできる
・日本人の肌と相性がいい
・肌質の改善も期待できる

メリット:濃い毛へアプローチできる

アレキサンドライトレーザーの大きなメリットは濃い毛への脱毛効果が高いことです。メラニン色素に吸収されやすいという特性があるため、脇・腕・足・Vラインなどの脱毛に適しています。

また、アレキサンドライトレーザーは今生えている毛にアプローチできるため、ダイオードレーザーと比べると効果を早く実感できるというメリットがあります。施術後1〜2週間程で毛が抜け落ちるのを実感できます。

メリット:日本人の肌と相性が良い

アレキサンドライトレーザーは日本人の肌と相性が良いといわれています。黒いメラニン色素に反応して脱毛を行うため、肌の色素が薄く毛の色素が濃い日本人の肌に合っているのが特徴です。

ただ、日焼け肌や色黒肌には照射できないため、日焼けをしていない普通肌のみ照射できるということを把握しておく必要があります。

メリット:肌質の改善も期待できる

脱毛しつつ肌質改善効果も期待できるというメリットもあります。

アレキサンドライトレーザーはシミ取り・しわ改善・くすみ改善などのフェイシャルレーザーにも搭載されているレーザーです。フェイシャルレーザーも黒いメラニン色素に反応して熱エネルギーを発生させメラニン色素を破壊します。

脱毛をしつつシミのメラニン色素を破壊する効果も期待できるため、肌質改善効果も期待できるのが特徴です。

また、レーザーによって熱ダメージを受けた肌はコラーゲンが増生します。そのためターンオーバー(肌が生まれ変わるサイクル)が活性化し、しわ改善・くすみ改善効果も期待できます。

脱毛機に搭載されているアレキサンドライトレーザーはあくまでも脱毛を目的としているため、肌質改善は副次効果であることを把握しておきましょう。

ダイオードレーザーのメリット

ダイオードレーザーのメリットは以下の通りです。

・アトピー肌や敏感肌などにも照射が可能
・痛みが少なく施術時間が短い
・産毛も脱毛が可能

メリット:アトピー肌や敏感肌などにも照射が可

ダイオードレーザーの大きなメリットはアトピー肌や敏感肌にも照射できることです。他のレーザーと比べて肌へのダメージが少ないため、一般的に難しいとされる肌質でも脱毛できます。

ただ、炎症や傷ができている肌は炎症などのトラブルが発生する可能性があり施術を断られる場合もあります。肌質が原因で脱毛を悩んでいる方は、ダイオードレーザーのあるクリニックを選び、施術可能かどうか医師と相談して判断することが大切です。

メリット:痛みが少なく施術時間が短い

痛みの少ない施術ができる点もダイオードレーザーのメリットです。

アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーは高出力のレーザーでピンポイントに熱エネルギーを加えるため、輪ゴムでパチンと弾いたような痛みを伴います。一方、ダイオードレーザーは低出力のレーザーで熱を加えていくため、痛みが少ないのが特徴です。

一度に広範囲にレーザーを照射できるため、短い施術時間で脱毛できます。

メリット:産毛も脱毛が可能

産毛の脱毛効果も期待できる点もダイオードレーザーの大きなメリットです。アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーはメラニン色素に反応させてレーザーを照射するため、色素の薄い産毛の脱毛には適していません。

一方、ダイオードレーザーはメラニン色素に関係なく施術できるため産毛の脱毛効果も期待できます。

太く濃い毛だけでなく産毛もくまなく脱毛したい方は、ダイオードレーザーも導入しているクリニックを選ぶのがおすすめです。

ヤグレーザーのメリット

ヤグレーザーのメリットは以下の通りです。

・美肌効果が期待できる
・色素沈着が濃い部位も施術可能
・硬毛化(こうもうか)のリスクが低い

メリット:美肌効果が期待できる

ヤグレーザーは脱毛だけでなくシミ取り・しわ改善・くすみ改善などのフェイシャルレーザーにも搭載されるレーザーです。肌の奥深くに熱エネルギーを加えることでコラーゲンが増生するため、肌のハリや毛穴の引き締め効果、小じわ改善効果も期待できます。

ヤグレーザーは毛細血管を収縮する効果もあるため、赤ら顔改善効果も期待できるのがメリットです。

メリット:色素沈着が濃い部位も施術可能

ヤグレーザーは肌内部のメラニン色素には吸収されづらいため、色素沈着が濃い部位にも照射できます。

アレキサンドライトレーザーは皮膚のメラニンにも反応してしまうため、日焼け肌や色黒肌は照射することができません。ヤグレーザーであればシミやくすみ、色素沈着が濃い部分でも照射できます。

メリット:硬毛化のリスクが低い

硬毛化とは、レーザー脱毛の光を照射することで脱毛をする前より太く長い毛が生えてくることをいいます。詳しい原因はまだ判明していませんが、レーザーを当てたことで毛根の働きが活性化してしまうことが原因という意見があります。

ヤグレーザーは他のレーザーより波長が長く、皮膚の浅い層から深部の毛根までしっかりアプローチすることが可能です。そのため硬毛化のリスクが低く、硬毛化してしまった毛の脱毛にも向いているとされています。

医療レーザー脱毛の種類別のデメリット

続けて医療レーザー別のデメリットを紹介します。あらかじめ把握しておくことで、「思ったより効果がない」「やり直さなければならなくなった」といった事態を防ぐことができます。

医療レーザー

デメリット

アレキサンドライトレーザー

・色素の薄い産毛には不向き

・硬毛化や毛嚢炎の可能性がある

ダイオードレーザー

・剛毛へは不向き

・白髪の脱毛ができない

ヤグレーザー

・3種類のレーザーのうち最も痛みが強い

・ヤグレーザーを施術できるクリニックは少ない

アレキサンドライトレーザーのデメリット

アレキサンドライトレーザーのデメリットは以下の通りです。

・色素の薄い産毛には不向き
・硬毛化や毛嚢炎の可能性がある

デメリット:色素の薄い産毛には不向き

アレキサンドライトレーザーはメラニン色素に反応して熱エネルギーを発生させるため、色素の薄い産毛や白髪の脱毛には向いていません。

脇・腕・足・Vラインなどの濃い毛のみの脱毛であれば問題ありませんが、顔・背中・お尻などの産毛は効果を実感するまでに時間がかかります。

剛毛から産毛までくまなく脱毛したい場合はアレキサンドライトレーザー以外の脱毛機も導入しているクリニックを選ぶことが必要です。

デメリット:硬毛化や毛嚢炎の可能性がある

アレキサンドライトレーザーは日本人に合ったレーザーですが、人によっては硬毛化(こうもうか)や毛嚢炎(もうのうえん)になるリスクがあります。

硬毛化とは産毛が濃く硬く変化してしまうことです。背中やお尻などの産毛が多い部位を脱毛した際に硬毛化になる可能性があります。

毛嚢炎は皮膚の傷から雑菌が入り炎症を起こしてしまうことです。アレキサンドライトレーザーは他のレーザーと比べると硬毛化・毛嚢炎のリスクが高いですが、他のレーザーが安全というわけではありません。

万が一トラブルが発生した場合は、クリニックに相談することで対応してもらえる場合がほとんどです。

ダイオードレーザーのデメリット

ダイオードレーザーのデメリットは以下の通りです。

・剛毛へは不向き
・白髪の脱毛ができない

デメリット:剛毛へは不向き

ダイオードレーザーは他のレーザーと比べて剛毛への脱毛効果が劣ります。

アレキサンドライトレーザーはメラニン色素に吸収されやすいため、色素の多い剛毛の脱毛に適しています。

ヤグレーザーは波長が長く根深い毛根にアプローチできるため、剛毛の脱毛が得意です。

脇やVIOなどの剛毛のみを脱毛したい場合は、アレキサンドライトレーザー・ヤグレーザーを導入しているクリニックを選ぶ必要があります。

デメリット:白髪の脱毛ができない

ダイオードレーザーはメラニン色素に関係なく脱毛できますが、白髪の脱毛をすることはできません。白髪はメラニン色素がほとんどない状態です。メラニン色素がない白髪は蓄熱式脱毛であっても脱毛できないと考えておきましょう。

白髪を脱毛する方法としては、毛穴に針をさして電流を流す『ニードル脱毛』が適しています。

ヤグレーザーのデメリット

ヤグレーザーのデメリットは以下の通りです。

・3種類のレーザーのうち最も痛みが強い
・ヤグレーザーを施術できるクリニックは少ない

デメリット:3種類のレーザーのうち最も痛みが強い

3種類のレーザーの中で最も痛みが強いのがヤグレーザーのデメリットです。他のレーザーより波長が長く、深部まで熱エネルギーを届けるため強い痛みを感じます。

クリニックではレーザー照射時に表面麻酔を使用することがありますが、ヤグレーザーは深部にアプローチするため表面麻酔では効かない可能性があります。脇・VIO・男性のヒゲなどを脱毛する場合は、ガスを吸引する笑気麻酔を使用する方も多いのが特徴です。

デメリット:ヤグレーザーを施術できるクリニックは少ない

ヤグレーザーはアレキサンドライトレーザーやダイオードレーザーと比べて導入しているクリニックが少ないというデメリットがあります。

ヤグレーザーを使用して脱毛したい場合は、クリニックで導入している脱毛機の種類をよく確認することが大切です。

医療レーザー脱毛機器の選び方

最後に医療レーザー脱毛機の選び方を解説します。それぞれのレーザーがどのような方に適しているのか詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

アレキサンドライトレーザーはこんな方におすすめ

アレキサンドライトレーザーは以下のような方におすすめです。

・太く濃い毛を脱毛したい方
・導入しているクリニックが多い脱毛機を選びたい方
・肌質改善効果も得たい方
・日焼け肌や色黒肌ではない方

アレキサンドライトレーザーは日本人の肌に適したレーザーで、太く濃い毛の脱毛を得意としています。脇・腕・足・Vラインなどの色素が濃い毛を脱毛したい方におすすめです。

また、アレキサンドライトレーザーはレーザーを照射することでシミ・しわ・くすみの改善効果を期待できます。脱毛しつつ肌質改善効果も期待したい方はアレキサンドライトレーザーを選ぶといいでしょう。

日焼け肌や色黒肌は火傷や肌トラブルのリスクがあり照射できないので、肌の色素が濃い方はアレキサンドライトレーザー以外のレーザーを選ぶようにしてください。

ダイオードレーザーはこんな方におすすめ

ダイオードレーザーは以下のような方におすすめです。

・太い毛から産毛までくまなく脱毛したい方
・痛みの少ない脱毛をしたい方
・アトピー肌や敏感肌の方
・日焼け肌や色黒肌の方

ダイアオードレーザーは太く濃い毛だけでなく産毛への脱毛効果も期待できます。顔や背中などの産毛も脱毛したい方はダイオードレーザーを選ぶのがおすすめです。

また、他のレーザーより痛みが少なく肌へのダメージも少ないため、痛みが苦手な方や肌が弱い方にも適しています。日焼け肌や色黒肌にも照射できるので、他のレーザーで脱毛ができない方はダイオードレーザーを選ぶといいでしょう。

ヤグレーザーはこんな方におすすめ

ヤグレーザーは以下のような方におすすめです。

・産毛から剛毛までくまなく脱毛したい方
・日焼け肌や色黒肌の方
・痛みに強い方

ヤグレーザーは3種類のレーザーの中で最も波長が長いレーザーです。太く濃い毛はもちろん剛毛や産毛にも効果を発揮できるので、さまざまな毛質をくまなく脱毛したい方に適しています。

ただ、他のレーザーと比べて施術中の痛みが強いため、麻酔の種類が豊富なクリニックで施術を受けるのがおすすめです。

まとめ

本記事では医療脱毛レーザーの種類について解説しました。医療脱毛レーザーには『アレキサンドライトレーザー』『ダイオードレーザー』『ヤグレーザー』の3種類があり、それぞれ得意とする毛質や肌質が異なります。

医療レーザー脱毛をする場合は脱毛したい部位や自分の肌質に合わせて適した脱毛機を選択することが大切です。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。