更新日:2023.02.15

メンズ向け脱毛機はランキングサイトに注意!脱毛機の選び方とヘアサロン・エステでの導入事例を紹介

メンズ向け脱毛機はランキングサイトに注意!脱毛機の選び方とヘアサロン・エステでの導入事例を紹介

ひと昔前は脱毛というと女性が行うイメージがありましたが、近年では男性も脱毛サロンに通ってムダ毛処理を行う人が増えています。

脱毛メニューの顧客ニーズが増えたことでメンズ向けの脱毛器を導入するオーナー様も増えていますが、どのようなタイプを選んだらいいのか迷っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

今回はメンズ向けの業務用脱毛機の選び方について詳しくご紹介します。

ネットで検索した場合に表示される業務用脱毛機のランキングサイトを見る時の注意点や、実際にサロンでの脱毛器を導入した事例も交えて、メンズ向け脱毛機についてたっぷりとお届けしていきます。

これから業務用脱毛機の導入を検討されているオーナー様も、サロンの集客をアップさせたい方も参考にしてみてください。

メンズ脱毛対応の脱毛機とは?

業務用脱毛機は搭載されている出力によって、体毛に対するアプローチ力が異なります。

特に男性は女性よりも濃く太い毛が生えやすいため、男性の脱毛に向いている業務用脱毛機を選ぶのが大切です。

しかしメンズ対応の脱毛機といっても専用のメーカーや、専用の種類があるわけではありません。

メンズサロンでも女性と同じメーカーの業務用脱毛機を使用することはあります。その場合は、男性の濃く太い毛にも照射することを想定された脱毛機であるのがポイントです。

男性のように濃く太いしっかりとした毛に照射することを想定していない脱毛器の場合は、出力が弱く十分な熱エネルギーを与えることができない可能性があるので注意しましょう。

また「メンズ対応の脱毛機」と宣伝されている業務用脱毛機の場合も、他の脱毛機と比べて出力が高いのかしっかりチェックしてみるのがおすすめです。

メンズ脱毛がなぜ注目されている?

近年、メンズ脱毛の導入を検討しているサロン様が増えています。

メンズ脱毛は若い世代だけでなく中高年世代からも注目されていますが、なぜこれほどまでに注目を集めているのでしょうか。

美容に興味をもつ若い世代の男性が増えているとはいえ、男性向けの脱毛メニューを取り入れるサロンが増えているのには理由があります。

顧客側のニーズの変化や、経営側から見たメリット面などエステサロンや美容室での導入が増えている理由を詳しく解説します。

利用者の意識変化

「脱毛サロンに通うのは女性」というイメージがありましたが、近年では男性の芸能人によるCMやSNSの投稿が増えたため、利用者の意識も変化しています。

男性でも芸能人が脱毛をしていることを公表したり、メンズ美容への意識が高まったりすることで、世間の「脱毛=女性」というイメージは薄まりつつあります。

特にムダ毛や濃いヒゲが目立つと清潔感のない印象を与えてしまう場合もあるので、20代などの若い世代を中心に、営業職など働き盛りの中高年の関心も集めています。

特に剃ってもすぐ生えてくる顔周りのヒゲや、濃い体毛にコンプレックスを感じていた男性も脱毛サロンに通いやすい時代になりました。

一方でニーズに対してメンズ脱毛メニューを取り扱うサロンは、女性向けのサロンよりも店舗数が少なく、全国的にも顧客獲得が見込める可能性があります。

顧客単価を上げやすい

メンズ脱毛は女性の脱毛メニューに比べて、1回の料金設定が高い店舗が多いです。

男性の毛は女性よりも太くしっかりとした毛質のため、性能に優れた最新型の業務用脱毛機や出力の高い脱毛機を使用する可能性があります。

男性の場合は部位によっても、女性よりも広範囲に光照射する必要があるので、1回の料金設定が女性よりも高くなりやすいです。照射後のアフターケアやシェービングサービスなどのオプションも、女性向けの脱毛メニューよりも有料でつきやすいのが特徴です。

さらに男性が対応可能な脱毛メニューを取り扱う店舗が少ないと、価格競争も起こりにくいのでサロン側としては顧客単価を上げやすいというメリットもあります。

店舗によっても全身の脱毛メニューがあるケースもあれば、顔周りや体毎に分けてパーツ別のみ脱毛メニューを取り扱っているサロンもあるので、女性の脱毛メニューよりも顧客単価を上げやすいでしょう。

エステサロンや美容室でも導入している

近年では女性向けのエステサロンや美容室でも、メンズ脱毛を導入する店舗が増えています。エステサロンや美容室は店舗数が多く、ニーズに対して供給数の方が多くなりつつあり、他店舗との差別化が重要視されています。

女性向けのエステサロンでネイルやまつ毛パーマなど、異なる美容メニューを受けられたり、リラクゼーションメニューを展開したりしているお店を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

こうした「トータルビューティー」のサロンメニューを男性向けで行うエステサロンや、美容室が増えています。

エステサロンの場合は、カップルでリラクゼーションだけでなく男性も脱毛メニューを一緒に行うことができたり、女性のようにブライダルに向けて気になる部分を脱毛したりするのもおすすめです。

一方美容室の場合は、短髪ヘアが映えるように顔周りやうなじ・背中などの脱毛メニューを行うことで、ヘアカット+脱毛メニューといった客単価を上げることも可能です。

業務用脱毛機の導入事例

「メンズ向けの業務用脱毛機を導入してみたい」と思っていても、導入まで踏み切れないオーナー様もいるのではないでしょうか。

実際に男性にも対応した業務用脱毛機を導入されたサロンについて、詳しくご紹介していきます。

脱毛機の老朽化でお悩みのサロンや、どうやって美容室で脱毛メニューを展開するのか悩んでいるオーナー様もぜひ参考にしてみてください。

業務用脱毛機を導入した事例【ヘアサロン】

美容室は全国的に数が多く、需要よりも供給が上回っている業界といわれています。ヘアサロンを経営されているオーナー様も、他店舗との差別化に悩んでいらっしゃる人も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介する実際に業務用脱毛機の導入を決めたオーナー様も経営10年目に入り、トータルサロンとして他店舗よりも顧客の選択肢を増やして、より利便性を高める運営を検討されていました。

当初はフェイシャルエステのメニューを導入されましたが、ヒゲや顔周りの脱毛メニューを増やしトータルビューティーの幅を広げたいという思いが強くなったそうです。

さらに美容室を経営されているご友人が業務用脱毛機を導入したという出来事も、脱毛メニューを取り入れるきっかけとなりました。

実際に脱毛メニューを始めてから男性の顧客からヒゲ脱毛の問い合わせがあったり、女性顧客から息子さんや旦那さん向けに男性向けの脱毛メニューの相談をされたりと反響があるとのことです。

今後は脱毛メニューを活かして襟足を整えたヘアスタイルの提案や、毛について詳しい美容師だからできる脱毛メニューの相談などを積極的に進めて、他店舗にはない魅力の美容室を目指していきたいという目標を掲げていらっしゃいます。

業務用脱毛機を導入した事例【エステティックサロン】

実際に男性向けの脱毛器を導入したエステサロンをご紹介します。

こちらのサロンは脱毛メニューを含めたトータルビューティーを展開されていましたが、マシンの老朽化や取引していたメーカーの倒産に伴い、新しい業務用脱毛機の導入を検討されていました。

トータルビューティーを運営されていても、「新しいメニューで既存の顧客を飽きさせたくない」という新しい話題性も必要としていたとのことです。

実際に脱毛機を導入した後は、まつ毛や眉毛メニューの放置時間にフェイシャルメニューを行う顧客が増え、客単価もアップし空き時間を有効活用できるという変化を感じていらっしゃいます。

特に多機能の業務用脱毛機は脱毛メニューだけでなく、フォトフェイシャルにも応用が可能なタイプもあります。

フェイシャルから顔周りの脱毛メニューや、まつ毛や眉毛のエステのみを利用していた顧客も新しいメニューに興味を持つきっかけとなり、話題性とメニューの選択肢を増やしました。

ご紹介したサロンではまだ顔周りの脱毛を行う顧客は少ないとのことですが、今後はフェイシャルから顔のパーツ別・メンズのヒゲ脱毛メニューにも力を入れていきたいと、さらに新しいメニューを作り出す構想も検討されています。

メンズ業務用脱毛機の選び方

業務用脱毛機を導入されたサロンや美容室をご紹介しましたが、実際に導入するとなるとどのような機種を選べばいいか迷ってしまうオーナー様も多いです。

メンズ脱毛に向いている脱毛器といっても脱毛器自体の種類が多いので、じっくりと調べるだけでも時間がかかってしまいます。

今度は、メンズ向けの脱毛メニューに適した業務用脱毛機を選ぶコツをご紹介していきます。脱毛メニューの知識が少なく、脱毛器を選ぶ基準がわからないとお悩みのオーナー様も必見です。

メンズ脱毛の導入を検討されている方は参考にしながら、どのような脱毛器が自分のサロンに向いているのかチェックしてみてください。

痛みを少なくするための工夫がされているか

メンズ向けの業務用脱毛機を導入する場合は、照射時の痛みを軽減する工夫がされているかどうかチェックすることが大切です。脱毛器は光照射時に痛みを感じるケースがあります。

特に男性の毛は女性よりもメラニン色素が濃くしっかりとした毛が生えやすいため、照射時の痛みを強く感じる場合があります。

脱毛器自体に照射後に冷却を行う機能が搭載されているものは、照射時の痛みをやわらげてくれます。痛みを完全になくすことは難しいですが、やわらげることで照射時の痛みが苦手な人でも脱毛メニューに取り組みやすくなるでしょう。

皮膚のやわらかい顔周りやヒゲ・VIO脱毛は、冷却機能や照射時の痛みをやわらげる工夫のある脱毛器は必須といえるほど重要な部分です。

あまり痛みが強いと脱毛メニューを続けることができない顧客も出てくる可能性があるため、導入前に照射時の痛みがどれくらいあるのかも合わせてチェックしておくのがおすすめです。

男性の濃い毛に対しても使用できるか

男性は女性よりも色素が濃くしっかりとした太さのある毛が生えやすいので、濃い毛にも対応可能な出力の高い脱毛器かどうかをチェックしておくことが大切です。

近年では照射スピードの速い連射タイプの業務用脱毛機も増えていますが、1回の照射時の出力はそれほど高くないタイプもあるため注意が必要です。

特に連射タイプの場合はあまりに連射スピードが早いと、扱うスタッフの動きも照射スピードに合わせて高速で照射部位を移動させるため、打ち漏れが起こる可能性もあります。

1回の照射パワーの強さ・アプローチ力など、取り扱いメーカーが実施しているデモ体験を受けたり、実際にその脱毛器を導入した店舗の口コミを見たりしながら検討してみるのがポイントです。

メンズ脱毛メニューのある店舗への導入実績なども、合わせて調べてみると良いでしょう。

様々な顧客層に対応できるか

せっかくメンズ向けの脱毛メニューが可能な脱毛器を導入しても、顧客ニーズとうまくかみ合わないと客単価のアップや集客が見込めない可能性があります。

特定のメニューだけに使える機能性の少ない脱毛器よりも、さまざまな顧客層に対応できる業務用脱毛機を選ぶことも重要です。

特に男性に多い太く濃い毛には対応できても、子供や女性に多い産毛は不得意なタイプもあります。

搭載されているモードを変更して、産毛や細く短い毛にも対応できる脱毛器を選ぶとさまざまな毛質にもアプローチができ、顧客ニーズに合った集客が見込めるでしょう。

さらに脱毛メニューのモードからフェイシャルモードに変更して、違うエステメニューが可能な多機能タイプの脱毛機もあります。

脱毛にはあまり興味がない顧客層でもフェイシャルで集客することができ、来店していく内に顔周りの脱毛メニューに興味を持つ可能性もあります。

業務用脱毛機の体験会に参加し比較する

最近では業務用脱毛機はネット通販で業者から購入することも可能です。しかし機能性や操作方法を直接見る機会がないので、購入した後に「思っていたよりも使い勝手が悪い」と感じてしまう可能性があるので注意が必要です。

特に業務用脱毛機は購入すると100万円以上かかるため、決して安い買い物とは言えません。

業務用脱毛機を購入する際は取り扱いメーカーが主催する体験会に参加し、機種同士を比較して性能を自分の目で確かめることが大切です。

メーカー側の対応もチェックできるので、取引先として信頼できる業者かどうか見極めることもできます。

デモ体験や説明会は無料で行っているメーカーもあるので、ネットで購入する前に気になった脱毛器を実際に手に取ってみてはいかがでしょうか。

メンズ業務用脱毛機を導入する際の注意点

業務用脱毛機を購入する時は、実際に導入したサロンの口コミをチェックする人も多いです。ネット検索では何でも手軽に調べられる利点もありますが、いくつか注意しておきたいポイントがあります。

サロンのニーズに合う業務用脱毛機の購入を検討している場合は、サイトの口コミや情報サイトの内容を鵜呑みにし過ぎないことが大切です。特にアフィリエイトサイトやステルスマーケティングの場合は、掲載されている商品に有利な情報ばかりが掲載されているので注意が必要です。

メンズ脱毛メニューに向けて、業務用脱毛機を導入する際の注意点をチェックしていきましょう。

ランキングサイトや情報サイトには気をつける

ネットで業務用脱毛機を検索した場合、上位に表示されるサイトからチェックする人は大変多いです。しかし上位に表示されたサイトでも、必ずしも正しい情報が掲載されているとは限らないので注意しましょう。

業務用脱毛機について比較したランキング形式のサイトも増えていますが、取り扱いメーカーが作成したサイトではないものが大変多く、脱毛についての知識があまりない脱毛機の性能だけを比較するサイトもあります。

さらになぜ脱毛機が他のタイプと比べて優れているのか、根拠が乏しい内容を掲載しているケースもあります。情報元が個人ブログだったり、出典元が掲載されていなかったりするサイトも少なくありません。

誇大広告を防ぐために禁止されている「厚生労働省のガイドライン」を守らずに、過度な表現を用いている場合もあるので気をつけましょう。

特にサロンで使用可能な業務用脱毛機は「減耗」は可能ですが、「永久脱毛」はできません。

広告表現が薬機法や医師法に違反する恐れがあるサイトもあるので、上位サイトや人気のあるランキングサイトだからといって情報を信用するのは避けた方が良いでしょう。

ステルスマーケティングとは?

ステルスマーケティングとは宣伝したい商品をランキングの上位や、良い条件で紹介する商法のことです。本来の売上やランキングと異なる順位で掲載されている場合も多く、根拠や引用元がはっきりしない情報が掲載されているケースもあります。

特にサイトを通じて商品が購入された場合、サイトの作成者に広告料が支払われる「アフィリエイト」もネット広告の手法です。

特定の商品を売りたい業者がアフィリエイトサイトの広告会社を通して、ネットサイトでの宣伝を依頼します。

依頼に基づき広告業者に登録した人が、アフィリエイト用の情報サイトを作成します。商品を購入してもらうために紹介商品に有利な情報を掲載したり、根拠の薄い情報を載せたりするサイトもあるので気をつけましょう。

業務用脱毛機は単価が高い商品のため広告報酬も高い傾向にあり、アフィリエイトサイトは多数存在しています。

ネット検索の情報だけで購入を決めずに、自分の目で実際に脱毛器を比較して使い心地や商品の良さを知ることが大切です。

先ほどご紹介した業務用脱毛機を取り扱っているメーカーのデモ体験や説明会などに参加すると、自分のサロンに合うかどうかを気軽に相談できます。

まとめ

メンズ向けの脱毛器を選ぶ時は、男性に多い濃くしっかりとした毛にも対応できる業務用脱毛機選びが大切です。

しかし業務用脱毛機を選ぶといってもたくさんの種類があり、どのタイプを選んだらいいかお悩みのオーナー様も多いでしょう。

今回はメンズ脱毛メニューにおすすめの業務用脱毛機の選び方や、脱毛器を選ぶ時の注意点もご紹介しました。特にネットではステルスマーケティングやアフィリエイトサイトもあり、必ずしも正しい情報が得られるとは限りません。

どのタイプの業務用脱毛機が良いか機能性を確認したい場合は、取り扱いメーカーが主催するデモ体験や説明会で実際に自分の目で確認してみてはいかがでしょうか。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。