更新日:2022.10.19

メンズ脱毛サロン開業に必要な『準備』と『注意点』とは?重要ポイントを解説

メンズ脱毛サロン開業に必要な『準備』と『注意点』とは?重要ポイントを解説

近年、メンズ脱毛サロンの需要が急増しています。
メンズ脱毛サロンの開業を検討している方も多いのではないでしょうか?

そんな方に向けて、メンズ脱毛サロンを開業するにあたり

  • メンズ脱毛の概要
  • メンズ脱毛の施術に必要な備品類
  • メンズ脱毛の注意点と重要ポイント
  • メンズ脱毛にオススメの脱毛機

について解説していきます。

近年注目を浴びているメンズ脱毛とは

関連記事
脱毛サロンの開業に必要な準備と重要ポイントまとめ

 

これまで脱毛といえば女性ユーザーが中心でしたが、近年では男性も脱毛に対する意識が高い傾向にあります。

まずは、メンズ脱毛とはどのようなものなのか簡単に解説します。

メンズ脱毛は、女性と同じように腕や足などのムダ毛処理も行いますが、特に注目を集めているのは「ヒゲ脱毛」

男性の中には朝ヒゲを剃っても、夕方~夜には再びヒゲが生えてしまうことに悩む人も少なくありません。

また、毎日のようにヒゲ剃りをすると肌に負担がかかると感じ、美容や肌トラブル回避のためにヒゲの脱毛を希望する男性もいます。

 

この他にも、胸やお腹のムダ毛・スネ毛・VIOの脱毛を希望される方も多いです。

加えて完全に処理することで「自己処理の手間を減らしたい」人もいれば、量や濃さを調整することで「好みの外見になりたい」人もいるためニーズは幅広いといえるでしょう。

メンズ脱毛サロンで人気な部位

メンズ脱毛サロンで人気の部位は「ヒゲ脱毛」です。需要の高いプランなので、どこのサロンもヒゲ脱毛のプランには力を入れています。

利用されるお客様の大半がヒゲ脱毛を利用し、ヒゲ脱毛に通っている間に他の部位も気になって追加されるケースも多く見られます。

ヒゲ脱毛はおもに、鼻下・あご・あご下・頬・もみあげの5部位に分かれていることが多いです。

男性でもヒゲの濃さや生えている範囲は異なるため、回数プランの種類を多くしたり、複数個所をまとめるプランなどメニュー展開を広げるのもいいでしょう。

ヒゲ脱毛で人気なのは通い放題プランです。月額制や〇回以降は半額などお得感のあるプランにすると選ばれやすいでしょう。

人によって理想的なヒゲの状態は違うので、希望の薄さになるまで通えるようなプランがあれば、リピーター率を上げることが可能です。

「ヒゲ脱毛」以外の部位

ヒゲ脱毛は圧倒的に人気なプランですが、「気になるムダ毛を全部処理して清潔感を出したい」「面倒な自己処理から解放されたい」と、ヒゲ以外の部位も脱毛したい男性は多いです。

女性と同様に全身脱毛をしてツルツルにしたいという男性も増えているため、多様なメニュー展開が必要になってきます。

メンズ脱毛サロンだからこそ展開できるメニューもあるので、ヒゲ脱毛以外にもよく利用される部位について見ていきましょう。

VIO

VIO脱毛はデリケートゾーンの3部位で、Vライン(ビキニライン)・Iライン(VラインからOラインにかけて)・Oライン(肛門周り)になります。

女性のアンダーヘアをツルツルにすることを「ハイジーナ」といいますが、男性でも「ハイジ男子」という造語が出現するほど、男性のVIO脱毛も浸透しつつあります。

VIO脱毛は見た目の清潔感を上げるだけでなく、排せつ後のお手入れを格段に楽にさせるため衛生面でのメリットも得られる部位です。

最近では「介護脱毛」といい、将来的に介護が必要となった場合、介助する人の手間を減らせるよう先にVIOを処理しておく人が増加しています。

介護職の人や自身が親の介護を体験して必要に応じて脱毛するため、40代~50代など今まで脱毛のターゲット層ではなかった年代に需要が広がっています。

男性のVIO脱毛は女性スタッフや女性客も通うようなところでは恥ずかしいと思われる方も多いため、男性専用の脱毛サロンで受けられるというのはセールスポイントとなるでしょう。

腕は半袖の時や袖をめくった時に意外と見られる部位のため、接客業や女性もいる職場に勤務している男性に人気の部位です。

腕毛を全部なくしてツルツルにまでしなくても、全体的な毛量を減らすだけでも清潔感はアップします。

半袖の時は常に露出している状態なので、自己処理をすると生えかけの毛がチクチクしてしまうため、ずっと自己処理を継続しなければなりません。

自己処理は肌荒れを起こす原因にもなるため、脱毛をすれば自己処理の回数を減らせるので肌トラブルを防ぐこともできます。

夏前に需要が高まる部位ですが、長袖の腕を隠せる時期にこそ脱毛に通うことを推奨できるため、通年需要のある部位でもあります。

腕にプラスして手の甲と指のセットプランにするのもいいでしょう。

足脱毛は特にすね毛の脱毛が人気です。

ハーフパンツが流行ったり、男性でもムダ毛は処理をするという身だしなみに対しての意識の変化から、すね毛がツルツルの男性も珍しくありません。

ロードレーサーやサッカー選手が競技の邪魔にならないようにしたり、ケガをした時に処置しやすいようすね毛を脱毛するのは当たり前となってきています。

また、韓流スターやK-POPアイドルがすね毛を処理してツルツルでいることから、男性にはツルツルでいてほしいと思う女性も多いでしょう。

ツルツルにするには抵抗があるとしても、脱毛回数を調整すれば毛量を減らして自然な感じにすることも可能です。

すね毛が濃いというコンプレックスが解消されれば、ファッションの幅も広がり楽しめるでしょう。

お腹・胸

胸とお腹は人目につかない部位ですが、入浴時や着替えの時に目に入るため、一人でコンプレックスを抱えている男性は少なくありません。

水着になった時や入浴施設など、胸とお腹を露出するシチュエーションの時は隠せないため、人目が気になってしまうでしょう。

日本人男性は胸やお腹の毛が生えている人は少ないため、生えているとかえって目立ってしまうケースもあります。

自己処理してもすぐに生えてきてしまうので、生え始めの毛がポツポツして見えるため、自己処理するタイミングも難しいところです。

胸とお腹の毛は、毛が生えていることに対して、悩みを抱えている潜在的なニーズを掘り起こすことがポイントです。

普段は人目につかない部位でも、気になるムダ毛がなくなれば自信にもつながります。

メンズ脱毛サロン開業に資格や届け出は必要

脱毛サロンはエステのボディマッサージやフェイシャルと違ってテクニックが必要ないため、脱毛機があれば誰でも開業できるメリットがあります。

特別な技術や資格も不要なので参入しやすい事業ではありますが、開業に必要な作業は知っておきましょう。

事前に必要なものがわかっていれば開業もスムーズです。

メンズ脱毛サロン開業時に必要な書類や資格、手続きの方法を見ていきましょう。

脱毛の民間資格

一定の要件を守っていれば、基本的にメンズ脱毛サロンは特別な資格を取得しなくても開業が可能です。

資格は不要ではありますが、脱毛に関する資格を取得していた方が、一定の知識や技術を習得しているとアピールできます。

資格取得のために脱毛に関する知識についても一通り学ぶことができるため、必要最低限の知識は得られます。

無資格の場合はお客様の信頼度を下げることにもなりかねないため、資格は取得しておいた方がいいでしょう。

脱毛には様々な民間資格があります。

  • 専門的な知識・技術を持つ証明になる『認定美容脱毛エステティシャン』
  • 脱毛の国際ライセンスと呼ばれる『認定電気脱毛士』
  • 脱毛や美肌ケアなどの技術を持つ人が取得できる『JEM認定エステティシャン』

資格を取得すると認定書を発行してもらえます。

開業届けの提出

メンズ脱毛サロンは誰でも開業できますが、個人で開業する場合は「開業届」を提出する必要があります。

開業する地区や自身が在住している管轄の税務署で手続きを行いましょう。

開業届けを取得する方法は2種類あります。

  • 管轄の税務署で用紙をもらう
  • 国税庁のホームページからPDFをダウンロードしてプリントアウトする

開業届は所得税の申告に関わるので、開業の事実があった日から1ヵ月以内の提出が求められます。青色申告を希望する場合は、開業届と一緒に青色申告承認申請書を提出するのが一般的です。

届出書の控えは残らないため、2部作成するかコピーをとっておきましょう。

届け出の手続きに手数料などの費用はかかりません。開業のための大切な作業なので、早めに手続きしておくと安心です。

脱毛サロンは飲食店のような許可証は必要ありませんが、全身の脱毛は行わずに首から上の顔だけの脱毛をする場合は、保健所への届け出が必要になります。

メンズ脱毛サロン開業に必要な資金

メンズ脱毛サロンの開業資金は物件費や備品など合わせて100~500万円が相場と言われています。

業務用脱毛機だけでも150~500万円はするので、脱毛機を含めて500~1,000万円はかかると見ておきましょう。

開業資金は出店する場所によって必要な資金が異なります。

  • 自宅
  • 賃貸マンション
  • テナント

それぞれの開業形態では、開業までの手順や必要な資金が違います。詳しく見ていきましょう。

自宅開業に必要な資金

自宅でメンズ脱毛サロンを開業する場合は、物件の賃貸料がかからないため最もコストをかけずに開業できます。

新たに出店場所を探す必要がなく、お客さんが来店していない間は家で別のことができます。通勤する移動時間もないためメリットは多いです。

賃貸の場合は開業前に家主に許可を取ることが必要です。マンションなどの集合住宅の場合は住民でない人が出入りするため、近隣住民への配慮が必要となり、看板を出す場合も許可が必要になります。

  • 物件費・・・0円
  • 内装費・・・10~20万円
  • 施術ベッドやワゴンなどの大型備品・・・10~50万円
  • 消耗品・・・10万円
  • 広告宣伝費・・・10万円

自宅兼サロンで賃貸の場合は、払っている家賃の一部を家事按分により経費にできます。

また、サロン運営のために使われる光熱費や通信費の一部を経費として計上できるので、請求書は取っておきましょう。

賃貸マンション開業で必要な資金

店舗用に賃貸マンションを契約して開業する場合、敷金・礼金・仲介手数料・前家賃などの物件取得費がかかります。

賃貸を探す時は不動産屋に脱毛サロンを開業する旨を伝えておくとスムーズです。商業目的では契約できない賃貸マンションもあるため、事前に伝えておきましょう。

家賃を10万円と想定して開業時に必要な費用を見積もります。

  • 物件費用・・・10万円
  • 3カ月分の家賃・・・30万円
  • 内装費・・・20万円
  • 施術ベッドやワゴンなどの大型備品・・・10~50万円
  • 消耗品・・・10万円
  • 広告宣伝費・・・10万円

賃貸マンションでの開業は内装費が抑えられますが、当面の家賃と光熱費として家賃の3カ月分を確保しておくと安心でしょう。

テナント開業する際に必要な資金

テナントを借りて開業する場合、自宅や賃貸マンションと違って広いスペースを確保できるため、ブースを作ることができます。

ターゲット層に合わせた立地を選べるので、集客面では有利です。

テナントの業態は自由度が高いため、周辺の環境や利便性を重視し、希望に沿った物件が見つかるまで粘り強く探すことをおすすめします。

テナントには4種類あります。

  • 路面店・・・駅前や商店街などの大通りに面した店舗
  • スケルトン物件・・・建物の骨組みのみで内装や設備がない物件
  • 空中店舗・・・オフィスビルや雑居ビル内で2階以上の店舗
  • 居抜き物件・・・前のテナントの内装や設備が残っている物件

敷地の広い物件にすれば脱毛機を複数導入したり脱毛以外のメニュー展開もできるため、客数を増やすことも可能です。

スタッフを雇う場合はスタッフルームも必要となるため、将来的なことも踏まえたレイアウトにできるといいでしょう。

また、テナントの場合は脱毛サロンやエステサロンの居抜き物件を利用する方法もあります。

内装工事費も抑えられるため、居抜き物件を狙って探してみるのもいいでしょう。

自己資金が足りないときの対処方法

メンズ脱毛サロンの開業には資金が必要となるため、自己資金が足りずに二の足を踏んでいる人もいるでしょう。

新規開業の場合、民間の金融機関の融資は難しく、専門家に依頼して対策を練らないと審査は通りにくいため、かなり厳しい現状です。

自己資金が足りない人におすすめなのが、国や自治体がバックアップしている助成金や補助金制度です。

サロンの仕様によっては返金不要で援助してもらえる可能性があります。事業計画書が必須となるため、開業しようと決めた時点で細かく記載しておきましょう。

脱毛サロン開業で受けられる補助金・助成金について詳しく見ていきましょう。

補助金・助成金の種類

まずは補助金と助成金の違いです。

 

補助金

返金不要

審査に通った事業主のみが受給できる

助成金と比べると受給できる確率は低い

助成金

返金不要

従業員の雇用を前提としている助成金は、要件を満たせばほぼ100%の確率で受給できる

小規模事業者を対象とした『小規模事業者持続化補助金』は、販路開拓の取り組みに対して、経費の2/3、原則50万円を上限とした補助金が受けられる制度です。

申請するには対象者が日本商工会議所や全国商工会連合会のサポートを受けながら、経営計画書を作成して提出する必要があります。

申請できるのは日本商工会議所か、全国商工会連合会が募集を行っている期間のみです。

募集開始から締め切りまでは2ヶ月間あるため、募集をしているか常に確認しましょう。従業員数が少ない事業主の方が優先的に採択される傾向にあります。

対象者は条件を満たしている必要があります。

  • 申請時にすでに個人事業主として開業届を提出していること
  • 従業員数の少ない個人事業主や会社であること
  • 最寄りの商工会議所か商工会からのアドバイスを受けながら経営計画書を作成し、申し込み書類に印鑑をもらえていること

補助対象となる主な経費です。

  • 改装に伴う外注費
  • 商品を陳列するための棚の代金
  • 販促用のチラシやWEB広告などの広報費
  • 新たに経理・会計ソフトを購入し、決算業務を効率化させるための機械装置費用など

開業する脱毛サロンがどの受給対象に当てはまるのかわからない、開業業務が手一杯で頭が回らないという場合は、専門家に意見をもらうことをおすすめします。

銀行・税理士・弁護士・公認会計士に相談をすれば、助成金の詳しいことや公募が始まる時期、必要な書類作成の代行などお願いできることもあります。

不慣れな作業を代わりに行ってもらうことで大幅に手間が省けるため、開業準備に集中することができるでしょう。

もしも補助金・助成金のどちらも条件に合わなかった場合は、国が地方自治体などの公的機関が個人事業主や開業予定者を支援している制度の『公的融資制度』を利用するのも一つの方法です。

民間の金融機関と比べると審査が通りやすく、無担保・無保証で借りることができます。

自己資金が少ないからと開業を諦めず、資金調達方法を調べたり専門家に相談するなどして開業への道筋を探ってみてください。

メンズ脱毛サロン開業に必要な備品

では、メンズ脱毛サロンを開業するために必要な、施術準備についてご紹介して行きます。

メンズ脱毛はヒゲの施術もありますし、女性の毛質と比べると毛の太さや濃さも違います。

事前準備においても若干女性と異なりますので男性に配慮した準備が必要です。

大型の設置品から消耗品までありますので、参考にして下さい。

メンズ脱毛の施術で使用する機器・備品類

メンズ脱毛サロンで使用する機器や備品類について一つずつチェックして行きましょう。

1.脱毛機

業務用脱毛機は必須アイテムです。
エステ用の業務用脱毛機は光脱毛です。
性能・保証・メンテナンスについてよくリサーチしてから導入しましょう。

2.施術ベッド

施術ベッドも多種多様で、開業セット(ベッド、スツール、ワゴン)で15,000円程度から販売されている物もあります。

脱毛以外にフェイシャルやボディのメニュー展開もするのであれば高さ調整が簡単に出来る電動ベッドもおすすめです。

3.スツール

キャスター付きで、高さが調整出来るスツールは必須アイテムとなります。

4.ワゴン

業務用脱毛機、備品類、化粧品を置くワゴンです。

5.脱毛ジェル

脱毛の施術時にお肌を守るために脱毛ジェルは必ず使用します。

6.スパチュラ

脱毛ジェルをお肌に塗布する時に使用します。

7.男性用紙ショーツ

VIO脱毛する場合は女性用紙ショーツ(ギャザー)を使用する方が良いでしょう。

8.冷却タオル

脱毛の施術後は、施術した箇所を冷やす必要があります。

冷えたタオルや冷却ジェルパックを用意しましょう。

9.ドレッサー

施術後にお客様が身だしなみを整えるのに必要です。

10.タオルなどの消耗品

  • べッドシーツとして使用する大判タオル
  • ターバンや枕部分として使用するタオル
  • ホットタオル・冷タオルとして使用するタオル

これらが必要となります。

11.シェーバー

毛の剃り残しを完全に処理するために使用します。
男性に特化したシェーバーを選ぶ…太い毛も剃りやすく時間短縮もできます。


女性用電動シェーバー…細かいところの剃毛に利用
ひげ剃り用シェーバー…ひげ用

12.洗濯機

タオルなどの洗濯物がたくさん出ます。
雨天時は洗濯物がなかなか乾かないので乾燥機能が付いているタイプは便利です。

13.冷蔵庫・冷凍庫

施術後にお肌を冷やすために使用する冷却タオルや冷却ジェルパックなどを入れたりアフターに提供する飲み物などの冷蔵に必要です。

14.その他

フェイシャルやボディのメニューを導入するのであればホットタオルを作るタオルウォーマーなどがあると便利です。

施術後のおしぼりの提供にも利用できます。

メンズ脱毛サロン接客時の注意点

脱毛は熱を照射するため、肌内部に熱がこもって水分が蒸発しやすい状態になるので脱毛後のお肌は敏感です。

脱毛後の肌トラブルを防ぐためにも、お客様に注意してもらいたい点を伝え、守ってもらうことが大切です。

メンズ脱毛の施術においてサロン側とお客様側の両サイドからの『注意点』と『重要ポイント』を解説して行きます。

◆日焼けをしないようしっかりお伝えする

脱毛前後の日焼けは肌トラブルの原因となります。

 

脱毛の光は黒い色に反応しますので、日焼け後の肌に照射すると火傷のリスクがあります。

脱毛施術前後の日焼けは、禁忌事項であることをしっかりとお伝えしましょう。

◆毛を抜く行為をやめてもらう為の説明

脱毛の光は黒い部分に反応することで減毛効果が得られます。

毛を抜いてしまうとお肌の表面に毛がなくなってしまうため、光を照射しても反応することがなく効果を期待出来ません。

◆お客様には来店前に毛を剃ってきて頂く

必ず施術前日には、お客様に剃毛をして頂き施術前に伸びているようであれば電動シェーバーで優しく剃って頂くようにしてから照射をして下さい。

T字剃刀の使用を控えて電動シェーバーをおすすめするようにしましょう。

T字ですと深剃りや肌へのダメージが懸念されます。

毛量が多い箇所で剃毛が十分でないと、照射面の密着等不十分で肌トラブルにつながります。

◆身分証明書のコピーを取る

女性スタッフが対応する場合には、お客様の身元を明らかにしてもらい安全を担保しましょう。

◆自宅での保湿ケアの徹底

男性の肌は、女性以上に乾燥しやすく保湿ケアをする習慣も女性より少ない傾向にあります。

水分量が不足していると、しっかりと結果が出ず肌トラブルの原因にもなります。

肌コンディションが良い状態で脱毛をするのが理想です。

◆角質肥厚に注意

角質肥厚があると光が透過しにくく結果が出にくくなります。

剥がれ落ちるはずの角質が、お肌に残ってそれが徐々に積み重なり、厚みを増すことでお肌がゴワついて見える状態を「角質肥厚」といいます。

特に、男性が毛を深剃りすることで起こり得る状態ですので、スクラブ等のホームケアを推奨して通常のお肌になってから照射をすることが望ましいです。

◆減毛効果について

メンズ脱毛でも、特に「ヒゲ」は結果が出にくいので

1,2回の施術では大きな変化が見られないこともあります。

最低でも6回、多くて20回程と減毛には個人差があります。

減毛効果については個人差が大きいことを事前にお伝えしましょう。

◆男性の施術について

男性への施術は、当然ながら男性の身体に触れることになります。

デリケートゾーンの施術や、近い部分への施術もあります。

入社後にミスマッチを起こさない為にも、女性スタッフ採用時には細かい業務内容の説明をしましょう。また待合室に防犯カメラの設置をするのも安心材料となります。

メンズ脱毛サロンで成功するための重要ポイント

メンズ脱毛サロン開業にあたって、事前に行っておきたい重要なポイントがあります。

事前準備では決めていくことが沢山ありますが、一つでも抜けていると開業後に後悔をしたり、余計な出費がかかることもあるでしょう。

開業時から安定した集客、売り上げを目指すためにも事前準備はカギとなります。

開業して成功するために抑えておきたい4つのポイントをご紹介します。

ネット集客

ネット集客はサロンの集客方法として一番早い方法でしょう。

ターゲットが脱毛したいと思った時にはまずネットで情報収集をし、新店舗ができて気になったらネットを見て調べることから始めます。

そのため、ホームページの開設やTwitter、Instagram、LINEなどのSNSアカウントを取得しましょう。

サロンを知ってもらうためのツールとして使え、質問や相談のある人からのお問合せ窓口としても利用できます。

ホームページの作成は費用と期間がかかりますが、SNSは無料ですぐに始められるため宣伝用に必須です。脱毛に通う男性は美意識が高い傾向にあるため、ネットを駆使した情報収集も幅広く行っています。

脱毛サロンのメニューや店内の様子の画像、スタッフ紹介や施術動画などこまめに発信することで、興味のあるターゲットを増やすことが可能です。

また、こまめな情報発信は安心感を与えることができるため、更新頻度はキープできるといいでしょう。

施術・カウンセリング力

立地のいいところに出店できたり、脱毛機器の性能が高いからといって、新規獲得やリピーターが増えるとは限りません。

初めてサロンを利用する方にとっては、カウンセリングでの印象が契約に大きく左右します。

まずは最低限の接客マナーや施術の技術力、脱毛の知識を身に付けることは必須です。来店したお客様は脱毛のプロだと思ってメニューの提案やアドバイスを聞いています。

質問に答えられなかったり、接客のマナーができていないとサロンの信頼を損ねることにもなるため、出店を決めたら同時に勉強を始めましょう。

脱毛に通う男性は、毛深いことやムダ毛処理の繰り返しで肌トラブルを繰り返しているなど、悩みやコンプレックスを抱えている方が多いです。

そういった方の話に耳を傾けて親身になって話を聞いてもらえるだけでも安心感につながります。カウンセリングの中でお客様の悩みを聞き出し、ご納得いただけるようなメニューの提案ができるよう、カウンセリング力を身に付けましょう。

カウンセリング力を高めるためには、他のサロンのカウンセリングを受けてみるのも一つの方法です。実際に初めて利用するお客様の立場に立ったからこそ感じることもあるでしょう。

カウンセリングでの受け答えや進め方、施術での様子や会話内容など参考になるので、いくつか受けてみてください。

ターゲット層設定

出店が決まったら、どんなターゲットに利用してもらいたいかターゲット層を明確にしましょう。

出店までの手順はそれぞれ違いますが、立地やテナントが先に決まっていたら、周辺を利用する男性の年齢層などを入念にチェックする必要があります。

こんな男性に利用してもらいたいというターゲット層が明確に決まっていたら、ターゲットが利用しそうな駅や周辺の環境とマッチしている立地を選ぶようにしましょう。

サロンのターゲットと、実際に興味を持ってくれる人がズレてしまうと、メニュー内容や価格帯、内装や広告デザインもマッチせずに顧客を獲得できなくなることがあります。

ターゲット層を設定したら、好みそうなメニューやサービス内容、価格帯や内装なども決めやすくなります。

まずはお客様のニーズに答えられるようにし、リピーター率を高めてからメニューやサービスの幅を広げてみてもいいでしょう。

脱毛機の選び方

メンズ脱毛サロンでの脱毛機選びは、男性特有の濃くて太い毛に対応でき、十分な脱毛効果が得られる脱毛機である必要があります。

メンズ脱毛サロンのお客様の大半がヒゲ脱毛を利用するため、男性に特化した脱毛機を選ぶのもいいでしょう。

また、脱毛機は本体価格の他、ランプなど消耗品のランニングコストも計算する必要があります。

脱毛機は性能の高さや安全性も選ぶポイントになりますが、万が一の故障に備えてサポート体制の内容も確認しておきましょう。

メーカーによっては導入時に担当者が来て操作方法を説明してくれたり、導入後もセミナーの開催や脱毛情報の共有、経営アドバイスなど手厚いサポートを行っているところもあります。

そういったメーカーは故障したり不具合が生じた時にもすぐに対応してもらえます。

脱毛機が使えないと、予約をしてくれたお客様にお断りの連絡を入れることになるので、予約が一時的にストップしてしまいます。

サロンの運営もできない状態になるため、故障したらすぐに代替機を送ってくれる脱毛機メーカーだと安心でしょう。

メンズ脱毛にはメンズ脱毛専用脱毛機がおすすめ!

メンズ脱毛サロンの開業にあたり「信頼のできる脱毛機を導入する」ことが重要です。

脱毛機を選ぶときは脱毛効果が期待できるのはもちろんのこと

  •  連射機能があること
  •  施術スピードの速さ

も考慮するとよいでしょう。

また脱毛機の性能だけでなく販売メーカーの

  •  保証制度
  •  メンテナンスなどのアフターフォロー体制
  •  導入講習の充実

などは、必ず事前にリサーチしましょう。

脱毛機は機械である以上故障や不具合が生じる可能性も十分にあります。

そうしたトラブルが発生したときに、対応が早いメーカーから購入しておくことで

お客様に迷惑がかかるリスクを軽減することは出来ます。

「どこでもいい」

「価格が安いところにしよう」

と安易に決めるのではなくサロンに寄り添ってくれるメーカーから購入する事をおすすめします。

まとめ

メンズ脱毛は主に

  •  ひげ
  •  すね毛

のように

男性ならではのムダ毛処理の需要が高いです。

太く濃い毛を施術しますので、脱毛機器を選ぶ際は適切なものを選ぶことが重要といえます。

立地やサービスが素晴らしいものであったとしても脱毛の効果を感じて頂けなければ

リピートに繋げることは難しくなってしまうでしょう。

メンズ脱毛サロンを開業する際は、メンズ脱毛をするにあたっての注意点やポイントを十分に理解しサロンスタッフが安心して働ける環境を作るということが必要です。

さらに、信頼できるメーカーから脱毛機器を購入することで男性のお客様に満足して頂けるサービスを提供していけるようにしましょう。

コンフォートジャパンでは確かな実力でメンズ脱毛サロンのサポートを行っております。

男性に満足頂くために誕生したメンズモデル「smartUOMO」のご用意もございますので是非一度お気軽にお問い合わせください。

 

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。