更新日:2023.08.19

脱毛サロンが選ぶ業務用脱毛機の冷却装置とは|役割や仕組みと3つのメリットを解説

脱毛サロンが選ぶ業務用脱毛機の冷却装置とは|役割や仕組みと3つのメリットを解説

「業務用脱毛機の冷却装置とはどんな役割がある?」「業務用脱毛機の冷却装置は重要?」

業務用脱毛機に搭載されている冷却装置について詳しく理解している方は少ないでしょう。

サロンに業務用脱毛機の導入を検討している方は、冷却装置についても詳しく知っておく必要があります。

本記事では、冷却装置の種類と仕組みや冷却装置がお客様にもたらすメリットなど、業務用脱毛機の冷却装置について詳しく解説しています。業務用脱毛機の導入を検討している方、業務用脱毛機の冷却装置について知識をつけたい方は、ぜひ記事を参考にしてみてください。

業務用脱毛機の冷却装置とは?

業務用脱毛機には冷却装置が搭載されており、多くの業務用脱毛機ではハンドピースや機械本体の熱を冷ます機能を持っています。

ハンドピースに付いている冷却装置は、肌の熱や刺激を和らげて肌トラブルを回避するものです。脱毛施術を行う際は肌に大きな熱エネルギーが加わりますが、ハンドピースで肌を冷却することで負担軽減に繋がります。

本体に搭載されている冷却装置は、本体に熱がこもるのを防いで故障を回避するのが目的です。

精密機械である脱毛機器は、連続して使用すると機械に熱がこもり、故障や不具合を起こしやすくなります。冷却装置できちんと熱を排除することで、機械に熱がこもるのを防ぎます。

冷却装置の効果や特徴は機械によって異なるため、業務用脱毛機を導入する際は冷却装置についてもきちんと確認しておくことが必要です。

業務用脱毛機は冷却装置の質が重要

業務用脱毛機を選ぶ際は価格や効果に目が行きがちですが、冷却装置の質も重要なポイントであることは間違いありません。

冷却装置の質は痛みや肌トラブルの抑制に大きく関わり、顧客満足度やリピート率に直結します。

精密機械である脱毛機器は、熱がこもりやすく不具合や故障を起こしやすいという特徴があります。質の良い冷却装置を搭載している機械を選ぶことで、故障のリスクを下げることにつながります。

業務用脱毛機の導入を検討する場合は、価格や脱毛効果だけでなく冷却装置の質にも目を向けてみるのがおすすめです。

冷却装置2種類の役割

業務用脱毛機の冷却装置には、以下の2種類の役割があります。

  • 肌を冷やすための冷却装置の役割
  • マシンを冷やすための冷却装置の役割

それぞれの役割を理解することで、業務用脱毛機を選ぶ際の冷却装置の質について判断しやすくなるはずです。

冷却装置のそれぞれの役割について詳しく解説します。

肌を冷やすための冷却装置の役割

冷却装置の役割の1つ目は、肌を冷やすことです。

業務用脱毛機は肌や毛根に熱エネルギーを与えることで脱毛を行いますが、その際に発生した熱は痛みや肌トラブルを引き起こす原因になります。

熱が高くなりすぎると火傷や色素沈着といった大きなトラブルの原因になることもあり、注意が必要です。

ハンドピースに搭載された冷却装置は、脱毛施術によって発生した熱を取り除き、痛みや肌トラブルのリスクを下げる役割を持っています。

冷却装置は、顧客満足度をアップさせたり肌トラブルのリスクを回避させたりと、顧客・サロン双方にとって重要な役割を担います。

マシンを冷やすための冷却装置の役割

冷却装置には、マシンを冷やすための役割もあります。

業務用脱毛機は熱を生み出して施術を行うため、使用しているとだんだん熱がこもっていきます。しかし機械は熱に弱いため、温度が高くなると故障したり不具合を起こしたりするリスクがあります。

とくに、毎日予約がいっぱい入っている人気サロンや長時間の施術が必要な全身脱毛を多く行うサロンでは、マシン本体の冷却が追いつかず不具合を起こしやすくなります。

精密機械である業務用脱毛機を熱から守るためには、冷却装置によってマシン本体を冷却することが非常に重要です。

冷却装置の種類と仕組み

冷却装置の種類と仕組みについて紹介します。

冷却装置には、主に以下の3つの種類があります。

  • ペルチェ素子
  • 空冷式
  • 水冷式

どれも聞き慣れない名称ですが、業務用脱毛機や冷却装置を比較するためには重要なポイントです。それぞれの種類について詳しく説明します。

ペルチェ素子

ペルチェ素子とは、半導体熱電素子の一種です。

ペルチェ素子は、電流を流すことで片面は冷却(吸熱)し、もう片面は発熱するという特徴を持っています。

医療用冷蔵庫やワインセラー等にも利用されており、有害物質やガスなどを使用しないため、安全で環境に優しいのが利点です。振動や騒音を発生させないというメリットもあります。

ペルチェ素子は温度を氷点下にまで下げられるほど冷却効果が大きく、脱毛機に使用することで肌への負担や痛みを抑える効果があります。

空冷式

空冷式とは、ファンによって風を発生させて熱を下げる冷却装置です。

空冷式は扇風機のようなイメージで、ファンで発生させた風で熱を奪い冷却を行います。構造がシンプルなため故障が起こりにくく、不具合のリスクが低いのが特徴です。

空冷式ではファンの回転数が多いと騒音や振動が発生することがあり、落ち着いたサロンなどでは雰囲気に適さない可能性があります。

空冷式の冷却装置を搭載している業務用脱毛機を導入する場合は、展示会やデモ体験などできちんと騒音について確認しておくのがおすすめです。

水冷式

水冷式は、冷却液という液体を利用して冷やす冷却装置です。

水冷式では、冷やしたい部分に冷却液を循環させることで熱を奪います。少量の冷却液で冷却を行えるため、パソコンやサーバーなどの小型精密機械に多く使われています。

水冷式は冷却機能が高く動作音が静かというメリットがあるものの、ホースが破損して水漏れを起こすリスクはゼロではありません。冷却液の補充が必要なタイプもあり、定期的なメンテナンスや手入れが必要になります。

水冷式の業務用脱毛機を導入するのであれば、液漏れのリスクを最小限に抑えた製品を導入するのがおすすめです。また、液漏れを防ぐために定期的なメンテナンスを行う必要があります。

お客様へ還元できる冷却装置のメリット

優れた冷却装置を搭載している業務用脱毛機を使用することで、以下のようなメリットを顧客に還元できます。

  • 火傷のリスクを軽減できる
  • 脱毛時の痛みを軽減できる
  • 長時間、安定した施術ができる

冷却装置は、顧客満足度やサロンの評判を上げるための重要なポイントです。

それぞれのメリットについて詳しく説明します。

火傷のリスクを軽減できる

火傷のリスクを軽減できるのは、冷却装置の大きなメリットです。

光脱毛では光をメラニンに反応させ、熱を発生させて脱毛を行います。そのため脱毛施術には常に火傷のリスクがあり、とくに毛の濃いVIOやワキでは発生する熱も大きくなり火傷のリスクが高まります。

優れた冷却装置を搭載した業務用脱毛機を利用することで、火傷のリスクを軽減させトラブルを回避することに繋がります。

近年はエステサロンでの脱毛施術における肌トラブルが問題となっており、安心安全な施術を求める消費者が多いです。

冷却装置の機能にこだわることで、顧客に安心してもらえるサロン作りを行えるのではないでしょうか。

脱毛時の痛みを軽減できる

脱毛時の痛みを軽減できるのも、冷却装置のメリットの1つです。

脱毛施術では熱を与えることで脱毛を行います。肌は熱を感じ取ると痛みとして認識するため、熱を抑えることで脱毛時の痛み軽減に繋がります。

とくにVIOやワキなどの毛が濃い部分は熱エネルギーが発生しやすく、その分脱毛時に感じる痛みも大きいです。

冷却装置によって肌をすばやく冷却することで、施術時の痛みを軽減して顧客満足度のアップに繋がります。

痛みが少ないと出力を上げられるため、顧客に脱毛効果を実感してもらいやすくなるのも大きなメリットです。

「痛みが少ない脱毛」を売りにしているサロンの場合は、冷却装置の質にこだわることをおすすめします。

長時間、安定した施術ができる

冷却装置を搭載した業務用脱毛機を使用することで、長時間の安定した施術を行えるというメリットがあります。

業務用脱毛機は熱を発生させて施術を行うため、長時間の施術では機械に熱がこもってしまいがちです。冷却装置でマシン本体を冷却することで、不具合や故障を防ぎ安定した施術を提供することに繋がります。

痛みによって施術を中断することもなくなるため、スムーズな脱毛を行うことにも繋がります。

全身脱毛や広範囲の脱毛を売りにしているサロンでは、長時間安定した施術ができるかどうかはとくに重要なポイントです。高品質な冷却装置を搭載した業務用脱毛機を使用することで、安定した施術を提供できるようになるでしょう。

関連記事

業務用脱毛機を選ぶ際に比較すべきポイントと購入前に知るべき注意点

業務用脱毛機の冷却装置の特徴

業務用脱毛機の冷却装置の特徴について紹介します。

業務用脱毛機の冷却装置は、サロン経営における以下の重要ポイントに大きく関わっています。

  • 顧客満足度に直結する
  • 業務用脱毛機が故障しにくい

冷却装置一つで顧客満足度や故障リスクが大きく変わるため、冷却装置は非常に重要な装置であることがわかるでしょう。

それぞれの特徴について詳しく解説します。

顧客満足度に直結する

冷却装置の質は顧客満足度に直結するという特徴があります。

冷却装置で肌を冷やすことによって施術時の肌トラブルや痛みを軽減できるため、優れた冷却装置を搭載した業務用脱毛機を使用することは、顧客満足度のアップに直結します。

エステサロンで脱毛施術を受ける顧客の多くは「痛みの少ない脱毛をしたい」「肌トラブルのリスクを下げたい」というニーズを抱えており、冷却装置によって肌を冷やすことでこれらのニーズを満たすことに繋がります。

顧客満足度はサロンの評価や経営にも大きく関わるポイントです。質の高い冷却装置を搭載した業務用脱毛機を使用することで痛みや肌トラブルが少ない脱毛を提供でき、サロンの評価やリピート率アップ、ひいては経営状況の好調の大きな要因といえます。

業務用脱毛機が故障しにくい

優れた冷却機能を搭載している業務用脱毛機は、故障しにくいという特徴があります。

顧客の肌に触れるハンドピースの冷却機能だけでなく、マシン本体を冷却する機能も非常に重要です。

業務用脱毛機は脱毛施術時に熱を発生させますが、長時間使用していると熱がこもって故障や不具合を起こしてしまいます。さらに業務用脱毛機は精密機械のため、熱に弱いという特徴を持っています。

冷却装置でマシンをしっかり冷やすことで、マシンから余分な熱が逃げ、故障や不具合のリスクを下げることに繋がります。

業務用脱毛機が故障してしまうと、修理費やメンテナンス費がかかるだけでなく、業務用脱毛機を使用できずサロンを一時閉店しなければならない場面も出てくるかもしれません。

質の良い冷却機能を搭載した業務用脱毛機を導入することで、故障リスクを下げて安定したサロン経営を実現できます。

まとめ

本記事では、業務用脱毛機の冷却装置について説明しました。

業務用脱毛機の冷却装置はあまり目立たない存在のため、冷却装置のメリットや仕組みについて詳しく理解している方は少ないでしょう。しかし、冷却装置は痛みや肌トラブルのリスクを下げたり故障リスクを下げたりという大きな効果があります。

冷却装置は顧客満足度の上昇に直結するため、業務用脱毛機を導入する際にはぜひチェックしておきたいポイントです。

この記事が、「業務用脱毛機の導入を検討している方」「冷却装置について詳しく知りたい方」の参考になればと思います。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。