更新日:2023.12.12

医療レーザー脱毛で脇脱毛(ワキ脱毛)をする際の注意すべきポイントと料金・回数を詳しく紹介

医療レーザー脱毛で脇脱毛(ワキ脱毛)をする際の注意すべきポイントと料金・回数を詳しく紹介

ワキ毛は太くて濃く目立つため、毎日処理する方も少なくないでしょう。

『繰り返すお手入れで毛穴がポツポツしてしまった』『カミソリ負けでの肌荒れ、お手入れ自体を面倒』だと感じ、脱毛を検討される方も多いです。

実際にワキ脱毛は、脱毛経験者の8割以上の方が経験している人気の部位です。

ワキは皮膚が薄くデリケートな部位でもあるため、脱毛方法選びや脱毛前後のケアが重要になってきます。

本記事では、ワキの医療レーザー脱毛について、脱毛機器の選び方や脱毛のメリットなどをご紹介します。

脇(ワキ)脱毛について

ワキの毛は太くて濃いため、生え始めると気になってすぐに処理をすることが多いと思います。ワキ脱毛の方法は3種類あります。

・光脱毛
・レーザー脱毛
・ニードル脱毛

光脱毛はエステサロンや脱毛サロンで受けられる方法で、光を照射して毛を抑毛や減毛する効果が得られます。

レーザー脱毛はクリニックなどの医療機関で受けられ、医療用のレーザーを照射して発毛組織を破壊し、脱毛することができます。

ニードル脱毛は毛穴に細い器具を挿入し毛根組織に直接刺激を与え、発毛の働きを止める方法です。

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なぜ脇(ワキ)脱毛が人気

ワキ脱毛は脱毛の中でも女性に人気な部位といえます。
例えば薄着になった時に、

・うっかりワキ毛の処理を忘れてしまった
・しっかり処理したつもりなのに剃り残しがあった

など、ワキ毛の自己処理で慌てた経験のある女性は多いのではないでしょうか。

実際、ワキ毛を脱毛する人気の理由は「毛の自己処理の煩わしさをなくしたい」からです。万が一、ワキ毛の自己処理を繰り返して肌が黒ずんでしまったり、傷を付けてしまうことなど肌トラブルも起こりかねません。

また、「ワキ毛が生えてきていないか」「剃り残しはないか」などのワキ毛の自己処理後の見た目を気にする女性も多くいます。

デリケートな上にお手入れが面倒なワキを脱毛すれば、自己処理の回数が減り、いつでも清潔感のあるワキでいられます。

さらに肌を傷つけることもなくなるので、肌トラブルも改善されてツルツルのワキを目指せるでしょう。心配もなくなるため、自信を持って好きなファッションにもチャレンジできます。

このような理由から、ワキ脱毛は脱毛の中でも女性に人気な部位といえます。

脇(ワキ)脱毛で医療レーザー脱毛が人気な理由

ワキの脱毛方法には種類がありますが、濃くて太いワキ毛は医療レーザー脱毛が人気です。

医療レーザー脱毛なら高出力のレーザーを照射して発毛組織を破壊することができるため、永久脱毛ができるからです。

脱毛は1回では終わりませんが必要な回数通うことで半永久的に毛が生えてこなくなり、いつでもツルツルな状態が目指せます。

さらにレーザー脱毛はメラニン色素の多い太い毛にこそ反応しやすいため、太くて濃い毛が密集しているワキ毛に向いている施術になります。

レーザー脱毛は1回の脱毛効果が高いため、光脱毛よりも少ない回数で終わるのも魅力です。

ワキは脱毛範囲が狭いので、施術時間も数十分で終わるので通いやすいです。

医療機関での施術のため医師が在中しているので、脱毛前には診察があります。肌の弱い方や脱毛のリスクに不安のある方でも、医療機関に相談して施術を受けることができます。

医療レーザー脱毛の選び方

クリニックによっては複数の脱毛機器を使用し、部位によって使い分けています。そのため、自分の肌質や毛質からニーズに合った施術が可能なクリニックを選ぶことが重要です。

医療レーザー脱毛でも、2種類の脱毛方法と3種類のレーザーがあります。

脱毛方法
・蓄熱式
・熱破壊式

レーザー
・アレキサンドライトレーザー
・ダイオードレーザー
・YAGレーザー

それぞれ特徴や得意としている肌質/毛質は異なります。

そのため、医療レーザーでワキ脱毛をしようと思ったら、脱毛料金やサービス内容、アクセスしやすいかなどを比較するのと同時に、脱毛機器選びも重要になってくるのです。

例えば、蓄熱式は痛みを感じづらいメリットがありますが、即効性は期待できません。熱破壊式では、短期間で永久脱毛が期待できますが、強い痛みを伴う可能性があります。

自分の肌質や毛質に合う脱毛機器を選ぶことで効率的に脱毛ができるため、1回の脱毛で高い効果が期待でき、少ない回数で済むこともあります。

脱毛方法やレーザーの種類の違いがわからない場合は、一度クリニックでカウンセリングしてもらい、自分に合った脱毛機器を探してみましょう。

医療レーザー脱毛は照射方法が変わる

医療レーザー脱毛機には『蓄熱式』と『熱破壊式』の2つの照射方法があり、それぞれターゲットとなる発毛組織が違います。

蓄熱式は毛を生やす指令を出す『バルジ領域』という部分を破壊して発毛を止めます。バルジ領域は皮膚の浅い部分にあり、毛包全体に熱を与えて蓄熱し、破壊していく方法です。

熱破壊式は毛の黒いメラニン色素にレーザーの熱を反応させ、毛根の一番下にある毛乳頭と毛母細胞を破壊します。

照射方法が変われば、波長の長さが違ってしまうため、機種によって得意な分野が異なります。産毛や剛毛など毛質や肌質に合った機器を選ぶことが効果的です。

脇(ワキ)脱毛におすすめの医療レーザー脱毛器の種類

医療レーザー脱毛機器は、1台に2種類以上のレーザーが搭載されていたり蓄熱式と熱破壊式が切り替えられるものがあります。

レーザーの特徴と向いている毛質です。

・アレキサンドライトレーザー・・・メラニン色素に反応しやすいため剛毛に向いている
・ダイオードレーザー・・・波長の範囲が広く産毛に向いている
・YAGレーザー・・・波長が長いため毛根の深い毛に向いている

具体的にどういったレーザー脱毛機器があるのか見てみましょう。

剛毛に強い医療レーザー脱毛器

太くて濃い剛毛に向いている脱毛方法は、メラニン色素に反応する熱破壊式です。

メラニン色素への反応に優れているアレキサンドライトレーザーと、毛根の深い毛に効果的なYAGレーザーを搭載している脱毛機器がおすすめです。

・ジェントルレーズプロ
・ジェントルヤグプロ

『ジェントルレーズプロ』はアレキサンドライトレーザーを搭載しており、波長が短いためメラニン色素によく反応します。黒いメラニンを狙って照射するため、太くて濃いワキ毛ほど効果が期待できます。

冷却ガスを噴出しながら照射するので、痛みを軽減した脱毛が受けられるでしょう。

ただしメラニン色素に反応してしまう特性上、日焼けした肌やホクロがある場合は、レーザーを照射できない可能性もあります。

『ジェントルヤグプロ』はYAGレーザー搭載で、長い波長で根深い毛に対応できます。

照射して1〜2週間で毛がポロポロ抜け落ちるので、脱毛効果を実感しやすい機器です。

強い痛みが伴う場合がありますので、不安な場合は麻酔をしてもらえるように相談してみましょう。

剛毛と産毛に強い医療レーザー脱毛機器

光脱毛や熱破壊式の脱毛が終わって残った産毛を処理したい人や、元々のワキ毛が薄い人には蓄熱式の脱毛機器がおすすめです。

・メディオスターNeXT Pro
・ソプラノチタニウム

『メディオスターNeXT Pro』は蓄熱式のダイオードレーザー搭載で、熱破壊式にも切り替えられるため導入しているクリニックが多いです。

熱破壊式より照射熱が低いため痛みを軽減でき、あらゆる毛質に対応できます。蓄熱式の場合は、効果を実感するまでに時間がかかる可能性があります。

『ソプラノチタニウム』は3種類の波長を搭載しているため、毛の太さや毛根の深さに関係がなく、剛毛から産毛まで対応可能です。

ワキ毛以外の部位も脱毛したい方に向いています。1秒間に10ショットと照射スピードが早いので、ワキ脱毛なら数分で完了するスピーディーな脱毛が受けられます。

脇(ワキ)だけ脱毛したい人向けの医療レーザー脱毛器

ワキ毛以外の他の部位は脱毛せずにワキのみをしっかり処理したい方には、熱破壊式と蓄熱式が切り替えられる脱毛機器と、『YAGレーザー』がおすすめです。

・メディオスターNeXT Pro
・ジェントルヤグ

『メディオスターNeXT Pro』は熱破壊式と蓄熱式に切り替えられるので、熱破壊式で太い毛を処理したあと蓄熱式で細い毛を処理することができます。また、広い照射面のハンドピースを使用しているため、忙しくて時間があまり取れない人におすすめです。

産毛まで処理してツルツルの状態を目指したい方に向いている脱毛機器です。『ジェントルヤグ』は根が深い毛に向いているので、太くて濃いワキ毛を処理できます。

根が深すぎてYAGレーザー以外のレーザーで処理できなかった毛でも、しっかり処理できるので目立つ毛をとにかくなくしたいという方におすすめです。

痛みが心配な場合は、一度、医師に相談するようにしましょう。

脇(ワキ)脱毛のプラン料金

脇(ワキ)脱毛のプラン料金はクリニックによって大きく異なります。

ワキ脱毛回数

費用相場

5回コース

10,000円~20,000円


毛には毛周期というヘアサイクルがあり、全体の毛をまんべんなく照射するには5回程度かかるので、脱毛コースの回数は基本5回で設定しているところが多いです。

コース料金以外にも、「再診料」や「シェービング代」などの追加料金や、キャンセルした場合のキャンセル料や麻酔代がかかることもあるので、確認が必要です。

クリニックによっては、ワキ脱毛だけのプランがなくほかの部位とセットになっていたり、全身脱毛しか行っていないクリニックもあります。

またキャンペーンで安くなっているクリニックも多いために、施術の質や価格は適正なのか、アフターケアをしてくれるのかなどしっかり見極めることが重要です。

脇(ワキ)脱毛でレーザー脱毛時のメリット

医療レーザー脱毛でワキ脱毛をする一番のメリットは、永久脱毛できるところでしょう。

完了するまでに期間がかかりますが、ワキの全部の毛を処理できればお手入れが不要になるため自己処理の手間が省けます。

ワキは凹凸があり利き手側のワキを処理するのは難しいため、ワキ毛の自己処理に失敗した方は少なくないでしょう。「剛毛やワキの黒ずみ」などの色素沈着がコンプレックスだった方は気になることが減るので、ワキのことで心配する必要もなくなります。

また、ワキ毛は密集しているため毛を伸ばしたままの状態では蒸れて雑菌が繁殖しやすいので、ニオイの原因にもなってしまいます。

毛のない状態だと蒸れやニオイが抑えられるというメリットもあります。

太く濃い毛にアプローチ

医療レーザー脱毛は、脱毛サロンの光脱毛と比べて太くて濃い毛にアプローチできます。

医療機関なので高出力のレーザーを照射することができるため、熱破壊式ならメラニン色素の量が多い毛ほど効果を発揮します。

そのため、脱毛方法やレーザーの種類を知らずに脱毛機器選びを間違うと脱毛効果を実感できないことがあります。

レーザー脱毛機器ならどの機器でも脱毛効果はありますが、蓄熱式だけでワキ脱毛をすると期間がかかる可能性があるからです。

太くて濃い毛ほど医療レーザー脱毛の印象が強いですが、脱毛方法や機能面を把握し自分の毛質に合う脱毛機器を選ぶ必要があります。

医師がすぐに対応

医療レーザー脱毛は脱毛クリニックや皮膚科などの医療機関でしか受けられない施術です。

そのため医師が在中しているので、脱毛前には診察として肌や毛質を確認し脱毛ができる状態なのか診療します。

『敏感肌』や『アトピー肌』で以前脱毛で『肌トラブル』を起こした経験があるなど、脱毛に対して不安のある方でも相談しやすいです。

万が一脱毛で肌トラブルが起きたとしても、「診察」や「薬の処方」が受けられます。

医療レーザー脱毛時に痛みを抑えるコツ

医療レーザー脱毛と聞くと、痛みが強いというイメージの方もいるかもしれません。実際にレーザー脱毛は高温の熱を照射して発毛組織を破壊するため、痛みを伴う施術です。

特にメラニン色素に反応するアレキサンドライトレーザーや、毛根深くまでレーザーを届けるYAGレーザーは痛みがあります。ワキ脱毛に向いている脱毛方法、レーザーこそ痛みが出やすいのです。

脱毛の痛みは工夫次第で軽減することもできるので、痛みを抑えるコツについて紹介します。

脱毛前に保湿する

乾燥した肌はバリア機能が低下して刺激に対して敏感になるので、レーザーの痛みも感じやすいです。

そのため、脱毛期間はワキの保湿をしっかりするようにしましょう。脱毛後は乾燥しやすいので保湿するように注意がありますが、施術前の保湿も重要です。

ワキは汗をかきやすいので湿度が高くなる部位ですが、汗と保湿剤ではお肌に対しての影響も違います。

入浴後や起床後などはしっかり保湿をし乾燥を防ぐことに努めましょう。

体調不良や睡眠不足は施術を避ける

体調不良や睡眠不足の時など万全でない時も痛みを感じやすいです。

体調が悪いと外部からの刺激に対して敏感になるため、いつもと同じ照射パワーでも痛みを感じることがあるのです。

そのため、脱毛前日にはしっかり睡眠を摂るようにし、体調を整えて施術するようにします。施術日に体調が悪い場合は、『予約をキャンセルするか』『弱い照射力で施術を行うか』を相談するように注意することが大切です。

医療レーザー脱毛時の注意点

脱毛期間中は肌が敏感になってる状態なので、注意が必要です。レーザーは毛穴にある毛に反応するため、毛抜きやワックスなど毛を抜く処理をしてしまうとレーザーを照射しても脱毛効果を得られません。

そのため、脱毛期間中は毛をカットする処理を忘れないようにしましょう。カミソリでは刃が直接肌に当たって傷つける恐れがあるため、電気シェーバーがおすすめです。

電気シェーバーは刃がガードされているので肌に刃が当たらず、安全に処理できます。脱毛後は刺激を受けやすいので、制汗剤や汗拭きシートなどの使用は控えましょう。

ワキは汗腺が多く汗をかきやすい部位なので、清潔に保つよう心掛けてください。

医療レーザー脱毛時の施術回数/期間

ワキの毛は太くて濃いためレーザーが反応しやすいので、脱毛効果を実感しやすい部位です。

ほとんどのクリニックのコースでは5回で設定されていますが、5回は毛の生えるスピードが遅くなりお手入れが楽になる回数です。

元々の毛が薄い人は5回でも十分脱毛効果が得られることが多いです。剛毛だったり自己処理が不要になるまで脱毛したい方は、8回は必要です。

さらに剛毛も産毛もなくしてツルツルにしたい人は、10〜12回は必要になるといえます。

通う期間は回数によって異なり、1年〜3年はかかると念頭におきましょう。

ストレスで汗や臭いが増える

脱毛して毛がなくなったことで汗が垂れやすくなるので、汗の量が増えたと感じる方もいますが、実際にレーザー脱毛が影響してワキ汗の量が増えることはありません。

汗が増えたことでニオイを気にする方もいますが、逆に毛がなくなったことで雑菌の繁殖を抑えられます。

ワキ汗の量が増えたり、ニオイを感じるのはストレスなど緊張状態にあることが原因かもしれません。

ストレスによる汗は体温調整のための普通の汗と違い、ニオイがギュッと凝縮されているので、その分ニオイもきつくなってしまうのです。

ニオイ対策としてレーザー脱毛をする方もいます。ワキ汗が多い方やニオイに敏感な方にはワキ脱毛はおすすめです。

まとめ

本記事では、ワキの医療レーザー脱毛について解説しました。ワキは女性に人気の脱毛部位で、脱毛をすると自己処理から解放されたり黒ずみや肌荒れが改善するなどメリットも多いです。

いつでもキレイなワキでいられると、急に薄着になった時でも慌てることがありません。ファッションの幅も広がり、露出の多い服でも着こなせるでしょう。

ただし、施術費用はクリニックによって大きく異なります。施術の前にしっかりカウンセリングをしてくれるのか、費用は適正かなどしっかり確認することが必要です。

医療脱毛のレーザー機器には種類があるため、脱毛方法やレーザーの違いを知り自分に合う脱毛機器をみつけてみてください。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。