脱毛機メーカーの知識について解説|脱毛サロンオーナーの4つの魅力とOEMメーカー一覧
新しく脱毛サロン事業を始めようと考えていても、「開業スペースは確保出来るか不安」
「脱毛業界の今後の見通しはどうなるんだろう」など不安に感じる方も多いと思います。
本記事では、脱毛サロンの開業を考えている方に向けて、脱毛サロンオーナーの魅力や近年増加している業務用脱毛機のOEMメーカーについてお伝えしています。
脱毛サロンの開業のハードルは、実は思っているよりも低いかもしれません。
意外とハードルが低いと考えられるポイントを解説しています。脱毛サロンの新規開業を視野に入れている方は必見です!
脱毛サロンオーナーの4つの魅力
脱毛サロンのオーナーになることで、考えられる魅力は以下の4点があります。
・自宅や小さな物件でも開業できる
・業務用脱毛機さえあればサービスを提供できる
・お客さまもオーナーさまも喜ぶサービス内容
・短期間で売上が安定する
経営面からも、働く上で重要なメンタル面からも、とても魅力的なポイントが集まっている職種だと言えます。ここからは脱毛サロンオーナーの魅力1つ1つについて、詳しく解説していきます。
自宅や小さな物件でも開業できる
新しく脱毛サロンをオープンする場合、まず初めにぶつかるハードルが「開業場所」です。
しかし心配し過ぎは無用です。脱毛サロンであれば、最低限必要なスペースは6畳と言われています。
6畳であれば駅チカのワンルームマンションでも、予算の範囲内で探せる確率がぐっと上がります。
脱毛サロン用のスペースを借りる場合、立地が重要となります。公共交通機関を利用してサロンに来てくださるお客さまが不便を感じないよう、できるだけ駅やバス停の近くに脱毛サロンを構えたいものです。
広いスペースを必要とする場合は、それだけ家賃も高くなってしまうため、立地の良い場所に新規出店するのは、毎月の固定費を上げてしまう懸念があります。
その点、脱毛サロンは広いスペースを必要としないため、開業場所を探しやすいジャンルと言えます。
毎月の家賃支払いが不安な場合は、まずは自宅の一角を使用して開業することも可能です。
業務用脱毛機さえあればサービスを提供できる
脱毛サロンの施術に必要な技術は、それほど高度なものではありません。サロン脱毛であれば、国家資格のような特別な資格は必要なしに施術を行えます。
例えばネイルサロンを開業する場合なら、ネイル施術の技術を学び、お客さまを満足させるセンスを磨く必要があります。
一方で脱毛サロンの開業を目指す場合では、習得に時間のかかるスキルを得る必要がないため、比較的短時間で開業を目指せるのです。
スキル習得が難しい施術の場合、スタッフを募集してもすぐに集まらなかったり、人件費が高くなったりする原因となります。
サロン運営を長期的な視点で見ても、サービス提供のためのハードルが低いことは、円滑な運営が有利に働きます。
女性だけでなく男性にも需要がある
女性の間でも脱毛サービスを求める年齢層が、高校生のような10代の若い年齢層にまで広がっているのです。さらに最近では脱毛の需要が、男性の間でも高まっています。
2023年度のエステ市場規模は、2022年と比較して横ばい程度の中、レディースのエステ市場は若干ながら縮小しているのが現状です。
そんな中、拡大の動きを見せているのがメンズ脱毛市場です。メンズ脱毛が人気の流れは今後も続いていくだろうと予想されています。
これまでは、お客さまの年齢層の高かったメンズ脱毛ですが、こちらも20代などの若い男性にも脱毛の波が押し寄せています。
メンズ脱毛の市場価値は、レディース脱毛よりも高いというデータもあります。これは、男性の方が太く濃い毛が多いため、必然的に脱毛施術を受ける回数が多くなります。
女性のお客さまと比べて、単価が高い上にますます需要が高くなっているメンズ脱毛は、これから脱毛サロンのオープンを考えているオーナーさまにとって、利益を追求する方向性のポイントです。
お客さまもオーナーさまも喜ぶサービス内容
脱毛の施術の目的は「つるつるのお肌を手に入れること」や「清潔感のある見た目になること」にあるのではないでしょうか。
施術をするたび、だんだんと毛がなくなっていく肌を見たお客さまは、肌を見るたびに喜びや達成感を感じられるはずです。
そんなお客さまから寄せられる、オーナーさまへの感謝の言葉は、オーナー様にとって仕事を続ける原動力になります。
「キレイな肌を手に入れて自信が持てるようになりました!」
「こんなつるつるの肌が理想でした」
など、お客さまから直接感謝の言葉を受け取れるのも、脱毛サロンのオーナーの魅力です。
お客さまもオーナーさまも、どちらも笑顔になれる仕事場というのは、オーナーを続ける上でもストレスが少なく続けられるキッカケになります。
短期間で売上が安定する
サロン脱毛は1回の施術では、満足する効果を得られるものではありません。そのため、複数回の施術を受ける必要があります。
契約の際には、お客さまにもその点をしっかり理解してもらう必要があります。
この点をオーナー視点でとらえると、脱毛を希望するお客さまは、単回の施術よりも複数回のコースを望んで契約してくれる方が多いということです。
たとえば、5回セットのコースや無期限通い放題といったメニューです。すると、契約の金額は単回のものよりも当然何倍も大きくなります。
サロンにお客さまを呼び込むことさえできれば、たとえサロンへの訪問者数は少なかったとしても、単価が高いため開業当初から、しっかりした売上を見込めやすくなります。
業務用脱毛機の変化
OEMとは「Original Equipment Manufacturing」または「Original Equipment Manufacturer」を指します。日本語で「相手先ブランド名製造」または「納入先商標による受託製造」といいます。
すなわち「他社ブランドの製品の製造」もしくは「他社ブランドの製品を製造する企業」のことです。
OEMを導入すると
・製品製造の初期費用を抑えられる
・在庫管理のリスクを減らせる
というメリットがあります。
業務用脱毛機をとりまく市場でも、OEMがよく用いられるようになりました。
開発費用のコストを減らし、脱毛機価格を下げるメリットはもちろんのこと、OEMによって複数のメーカーが参入するようになったおかげで、選択肢が増えるというメリットを得られています。
脱毛機メーカーの選択肢が増え、競争率が上がることにより、サロンオーナー側からすれば、以前よりも進化した脱毛機を手に入れやすくなったといえるでしょう。
業務用脱毛機の需要
世界における美容レーザー市場は、2015年から2020年にかけて、大きく成長しています。
さらに2021年から2026年にかけて、美容レーザー市場は年平均成長率(CAGR)約13%で今後も成長していくだろうと予測されています。
脱毛の話題は、センシティブな内容も含まれるので、誰とでも話せるものではありませんよね。脱毛に興味はあっても、情報を得ることが難しいこともありました。
しかしながら近年はSNSの発達により、個人が匿名で発信できるようになっています。手に入れることが難しかった脱毛の情報も、今では簡単に手に入るようになったのです。
男女における見た目の価値観の変化や個々の美意識の向上も相まって、脱毛のニーズは男女ともに高まっています。
また、脱毛は若い世代だけではなく、40代以上の世代にもニーズの広がりを見せています。
「介護脱毛」という言葉をご存じでしょうか。将来介護の手が必要になった場合を見こして、介護者の負担が少しでも少なくなるように脱毛を行うという方も増えています。
このように、幅広い年代で脱毛のニーズが高まっていることが、業務用脱毛機も含めた美容レーザー市場の拡大要因だと言えそうです。
参考:PRTIMES|美容レーザー市場、2021年から2026年にかけて約13%のCAGRで成長見込み
業務用脱毛機のOEMメーカーの選び方
ここまでは、今までの業務用脱毛機需要の流れについてお伝えしてきました。
では、OEMメーカーの中から業務用脱毛機を選ぶ場合には、どのような点に気を付けて選べば良いのでしょうか。
ここからは業務用脱毛機をOEMメーカーから選ぶ場合のポイントについて説明していきます。
製品自体の良さで絞り込むのはもちろんのこと、どんなメーカーが作った脱毛機なのか?を比較すると良いでしょう。
選考のポイントは、以下を検討してみましょう。
・使用したい脱毛方法に対応している機器か
・製造する最小ロット数はいくつから対応しているのか
・予算と比較
業務用脱毛機を導入する上での注意点
業務用脱毛機を導入する場合、脱毛サロンには導入できない機器があることをご存じでしょうか。
医療用脱毛に用いられる機器は、医療用の機器にあたるため、脱毛サロンには導入することができません。
機器を選ぶ場合は、ただ単に価格だけを比較するのではなく、コスパや安全性などの詳しい製品性能も必ずチェックしてください。
「脱毛サロン」の場合導入できない機器がある
医療用のレーザー脱毛機は、脱毛サロンには導入できません。なぜなら、医療脱毛は医療用レーザーを肌に照射して脱毛するものだからです。
肌にレーザーを照射すると、黒い色素に反応して熱を生みだします。
反応で発生した熱は、毛の根本にある発毛組織を破壊します。毛を生やすことができなくなり、レーザーにより発毛組織が壊れた毛穴からは、毛が生えなくなるという仕組みです。
レーザーは誤って使用すると、重大な事故を起こしかねない光です。そのため、レーザーを照射できるのは、医師や看護師の国家資格を持った人しかできないと定められています。
よって、サロン脱毛に導入できるのは、サロン用の業務用脱毛機となる点に注意してくだささい。
導入する場合はコスパと安全性に注意
気に入った脱毛機を見つけた場合、導入を決定する前に、もう一度「コスパ」と「安全性」をチェックしましょう。
コスパを比較する場合は、ショット単価といって「1ショットあたりの単価」を比較すると分かりやすいです。
たとえば、ショット単価0.2円と0.4円なら、ランニングコストの差が2倍になります。
ショット単価が同じ場合は、加えて照射面積も考慮すると良いでしょう。照射面積が広い方が、必要ショット数を抑えられるからです。
また、製品の安全性はしっかり保たれているか?ここもしっかりチェックしましょう。
・お客さまの痛みに合わせて、照射パワーは調節できるか
・もしものための自動停止機能はあるか
・特に海外製品の場合、製品の取扱説明書を理解できるか
まとめ
今回は脱毛サロンのオーナーの魅力と、開業にあたってOEMメーカーの業務用脱毛機導入のポイントについて解説しました。
脱毛サロンのオーナーは、お客さまのキレイを叶え、笑顔にできる素晴らしい仕事です。比較的開業や運営のハードルが低いため、新規参入しやすい業界と考えられます。
機器の導入の際には、OEMメーカーも考慮すると、よりコストダウンにつなげられるでしょう。
コスパの良さと、実際に使用することを踏まえた安全性や使いやすさもしっかり考えて、導入機器を決めることをおすすめします。