ニードル脱毛とレーザー脱毛の違い?脱毛の効果や脱毛機器の違いを解説
ニードル脱毛とレーザー脱毛はどちらも永久脱毛を目指せる脱毛方式です。
なかには「ニードル脱毛とレーザー脱毛の違いは?」
「効果や脱毛方法を知りたい!」方も多いのではないでしょうか。
ですが脱毛方法や得意な毛質・肌質によって、脱毛にかかる費用などは異なります。
本記事ではニードル脱毛とレーザー脱毛の違いを詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
ニードル脱毛とレーザー脱毛の違いは?【比較】
ニードル脱毛とレーザー脱毛は、脱毛方式・使用する機器・脱毛に必要な期間などが異なります。
共通しているのはどちらも「永久脱毛効果」を目指せることです。
まずはそれぞれの違いをまとめましたのでご覧ください。
ニードル脱毛 | レーザー脱毛 | |
脱毛方法 | 特殊な針を毛穴に刺し電流を流して毛根を破壊する | 毛のメラニン色素に反応するレーザーを照射して毛根を破壊する |
得られる効果 | 永久脱毛効果 | 永久脱毛効果 |
使用する機器 | 特殊な針 | レーザー脱毛機 |
産毛の脱毛 | 可能 | 効果が出るまでに時間がかかる |
白髪の脱毛 | 可能 | 不可能 |
日焼け肌・色黒肌の脱毛 | 可能 | 脱毛機によっては可能 |
痛み | かなり強い | 強い |
費用 | 本数・時間単位 1本:110〜550円 5分:2,000〜3,300円 | 回数単位 ワキ脱毛5回:500〜3,000円 |
ここからは、効果・脱毛の仕組み・得意な毛質や肌質・痛みや費用などの違いについて詳しく解説していきます。
ニードル脱毛の方が脱毛効果は高い
ニードル脱毛とレーザー脱毛はどちらも永久脱毛を目指すことが可能です。ですが、一度の施術で、確実な効果を得られるのはニードル脱毛といえます。
ニードル脱毛は脱毛したい毛を1本ずつ処理していく脱毛方式です。
毛穴ひとつ一つを施術するため、脱毛効果はほぼ確実で、一度施術した毛穴から再発毛することはほとんどありません。
レーザー脱毛はきちんとレーザーが反応すれば毛が生えてこなくなりますが、照射漏れがあったり毛周期に合っていなかったりすると脱毛できないことがあります。
レーザー脱毛は永久脱毛効果を得るまでに最低でも5回、人によっては8〜10回程度の施術が必要です。一方、ニードル脱毛は1回の施術で脱毛したい毛をほぼ確実に脱毛することができます。
脱毛機器の仕組み|広範囲の脱毛にはレーザー脱毛がオススメ
広範囲を脱毛するのであればレーザー脱毛の方がおすすめです。
先述した通り、ニードル脱毛は毛穴ひとつ一つに針を刺していく脱毛方法のため、広範囲を脱毛するとなるとかなりの時間がかかります。
脇・VIOライン・ヒゲなどの狭い範囲であれば問題ありませんが、広範囲を脱毛する場合にはレーザー脱毛が適しています。
レーザー脱毛は脱毛機の種類によっても異なりますが、早いものであれば全身脱毛1回を30分程度で終わらせることが可能です。
腕全体・足全体・全身脱毛などを希望する方には、ニードル脱毛ではなくレーザー脱毛をおすすめします。
ニードル脱毛は白髪や日焼け肌も◎
ニードル脱毛は毛質や肌質を問わず脱毛することが可能です。
レーザー脱毛は毛の黒いメラニン色素に反応するレーザーを使用するため、色素を含まない白髪を脱毛することができません。また日焼け肌や色黒肌は、肌内部の色素にレーザーが反応してしまう可能性があり、火傷のリスクが高いことから照射することが不可能です。
一方、ニードル脱毛は毛質や肌質に関係なく施術でき、白髪や日焼け肌も脱毛できます。
レーザー脱毛で処理しきれなかった毛をニードル脱毛で除去したり、レーザーが照射不可能な部位のみニードル脱毛をしたりすることも可能です。
レーザー脱毛の方が痛みや費用を抑えられる
レーザー脱毛はニードル脱毛より痛みを抑えて施術することが可能です。
ニードル脱毛は毛穴ひとつ一つに針を刺すため、施術時にかなり強い痛みが発生します。
針を刺す時だけでなく、電流を流す時により強い痛みが発生するため、人によっては我慢できない場合もあります。レーザー脱毛もレーザー照射時に痛みが発生しますが、ニードル脱毛と比べると我慢できる程度の痛みです。
麻酔を使用した状態で施術を行えば、ほとんど痛みを感じることはありません。また、レーザー脱毛はニードル脱毛より費用を抑えて施術することが可能です。
ニードル脱毛は「1本あたり◯◯円」「何分あたり〇〇円」のように価格設定されており、広範囲を脱毛するとなるとかなり高額な費用が発生します。
一方、レーザー脱毛は「全身脱毛5回〇〇円」のような料金形態になっているため、費用を抑えて広範囲を脱毛することが可能です。
ニードル脱毛のメリット・デメリット
ニードル脱毛のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
気になる部分をピンポイントで脱毛できる 永久脱毛効果を期待できる 毛質や肌質を問わずに脱毛できる | 費用が高額になりやすい 施術時にかなり強い痛みが発生する |
ここではニードル脱毛のメリット・デメリットについて詳しく解説します。
ニードル脱毛のメリット
- 気になる部分をピンポイントで脱毛できる
- 永久脱毛効果を期待できる
- 毛質や肌質を問わずに脱毛できる
ニードル脱毛は毛穴ひとつ一つに施術を行うため、気になる部分をピンポイントで脱毛することが可能です。
細かい施術が可能なので、眉毛・ヒゲ・VIOラインなどのデザイン脱毛にも適しています。
一度施術した毛穴からは再度毛が生えてくることはほとんどなく、永久脱毛を目指せる点もメリットです。
レーザー脱毛は気になる部分を永久脱毛するために5〜8回程度施術を行う必要がありますが、ニードル脱毛は1回の施術で十分に効果を感じられます。
毛質や肌質を問わず脱毛できるため、レーザー脱毛を受けられない方や、レーザー脱毛の処理漏れ部分を脱毛するのに最適です。
ニードル脱毛のデメリット
- 費用が高額になりやすい
- 施術時にかなり強い痛みが発生する
ニードル脱毛の大きなデメリットは、施術費用が高額になりやすいことです。
「1本あたり◯◯円」「何分あたり◯◯円」といった料金形態のため、広範囲を脱毛する場合はかなり高額な費用が発生してしまいます。
以下はニードル脱毛の料金相場です。
美容電気脱毛 | |
本数単位 | 1本:110円〜550円 |
時間単位 | 5分:2,000円〜3,300円 |
※上記はあくまでも目安です。
上記の料金形態で脇脱毛をする場合、脇毛の本数は両脇で3,600本程度といわれているため396,000円〜1,980,000円もの費用がかかってしまいます。
部分的な脱毛であれば問題ありませんが、全身脱毛や脚・腕脱毛など広範囲の脱毛をする場合にはあまり適していません。
また、施術時にかなり強い痛みが発生することもニードル脱毛のデメリットです。
針を刺した際に強い痛みが発生し、電流を流した際にさらに強い痛みが発生するため、人によっては我慢できないこともあります。
麻酔を使用すると多少痛みを緩和できますが、完全に痛みがなくなることはありません。
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レーザー脱毛のメリット・デメリット
レーザー脱毛のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
広範囲を一度に脱毛することが可能 ニードル脱毛より費用が安い ニードル脱毛より痛みが少ない | 日焼け肌・色黒肌は照射できない 白髪は脱毛できない |
レーザー脱毛のメリット・デメリットについても詳しく解説します。
レーザー脱毛のメリット
- 広範囲を一度に脱毛することが可能
- ニードル脱毛より費用が安い
- ニードル脱毛より痛みが少ない
レーザー脱毛のメリットは一度に広範囲を施術することができ、永久脱毛を目指せることです。
脱毛効果を感じるまでには5〜8回程度施術をする必要がありますが、施術を繰り返すことで自己処理が不要な程度まで脱毛できます。
また、ニードル脱毛と比べると費用が安く済むこともメリットのひとつです。
レーザー脱毛は「全身脱毛5回〇〇円」「VIO脱毛5回〇〇円」のように、回数制でプランが組まれています。100,000円〜300,000円程度で全身脱毛を受けられるため、ニードル脱毛よりかなり費用を抑えることが可能です。
施術時の痛みもニードル脱毛と比べると弱く、麻酔を使用すれば耐えられないほどの痛みを感じることはほとんどありません。
レーザー脱毛のデメリット
- 日焼け肌・色黒肌は照射できない
- 白髪は脱毛できない
レーザー脱毛は毛の黒いメラニン色素に反応するレーザーを使用するため、日焼け肌や色黒肌には照射できません。
敏感肌やアトピー肌なども肌トラブルのリスクが高く、レーザー脱毛を受けるのは難しい場合があります。
白髪の脱毛はできないこともデメリットのひとつです。白髪はメラニン色素を含まない状態なので、レーザーが反応せず脱毛することができません。
ニードル脱毛とレーザー脱毛の永久脱毛の定義
ニードル脱毛とレーザー脱毛は「永久脱毛」を目指すことが可能です。
永久脱毛は以下のように定義づけられています。
FDA(アメリカ食品医薬品局)
『一定の脱毛を行った後に再発する毛の本数が、長期間に渡って減少しその状態が持続されること』
AEA(米国電気脱毛協会)
『最終脱毛を行ってから1ヶ月後の再発率が20%以下であること』
「永久脱毛=完全に毛がなくなる」と認識している人もいますが、一生毛が生えてこなくなるということではないため注意が必要です。
ニードル脱毛とレーザー脱毛はどんな方におすすめ
ニードル脱毛とレーザー脱毛のそれぞれの特徴をふまえ、どのような方におすすめなのか詳しく解説します。
それぞれ脱毛方式や適した毛質・肌質が異なるので、目的に合わせて選択できるようチェックしてみてください。
ニードル脱毛がおすすめな方
ニードル脱毛は以下のような方におすすめです。
- 狭い範囲を確実に脱毛したい方
- 眉毛やヒゲなどをデザイン脱毛したい方
- 痛みに強い方
- 日焼け肌や色黒肌の方
- 白髪を脱毛したい方
ニードル脱毛は「施術に時間がかかる」「かなり強い痛みが発生する」などの特徴から、部分的な脱毛をしたい方におすすめです。
脇・眉毛・ヒゲ・VIOラインなどの毛を一度で脱毛したい方に適しています。
レーザー脱毛と比べて細かい脱毛が可能なので、気になる毛をピンポイントで脱毛することも可能です。日焼け肌や色黒肌でレーザー脱毛を受けられない方にはニードル脱毛が適します。
ニードル脱毛であれば肌質に関係なく施術でき、レーザー脱毛では難しい白髪の脱毛をすることも可能です。
レーザー脱毛がおすすめの人
レーザー脱毛は以下のような方におすすめです。
- 全身脱毛をしたい方
- 費用を抑えて脱毛したい方
- 普通肌の方
- 永久脱毛を目指したい方
レーザー脱毛は全身脱毛や腕全体・脚全体など、広範囲を脱毛したい方におすすめです。
自己処理が不要な程度になるまでに5〜8回程度施術を受ける必要がありますが、ニードル脱毛より費用を抑えて脱毛できます。
脱毛サロンで行う光脱毛も広範囲の脱毛に向いていますが、永久脱毛を目指したい方はレーザー脱毛を選ぶのがおすすめです。レーザー脱毛は日焼け肌や色黒肌に照射できないため、普通肌の方しか施術を受けることができません。
施術できるかどうか自分で判断できない場合は、クリニックで医師に相談することが大切です。
ニードル脱毛とレーザー脱毛で気をつけること
最後にニードル脱毛とレーザー脱毛を受ける際に気をつけることを解説します。
どちらの脱毛方法も、注意ポイントを把握していないと脱毛後に後悔したりトラブルに巻き込まれたりする可能性があります。施術を受けてから失敗したと感じないためにも、注意点をしっかり把握しておくことが大切です。
ニードル脱毛で気をつけること
ニードル脱毛で気をつけるポイントは以下の通りです。
- 激しい痛みを感じる
- 脱毛にかかる期間が長い
- 高額な料金がかかる
ひとつずつ詳しく解説します。
激しい痛みを感じる
ニードル脱毛は施術時にかなり強い痛みが発生します。
針を毛穴に刺した時に痛みを感じ、電流を流した際にさらに強い痛みが発生するのが特徴です。
医療脱毛クリニックで施術を受ける場合、麻酔で痛みを緩和することは可能ですが、ニードル脱毛の痛みは麻酔をしても完全に無くすことはできません。
人によっては耐えられない程の痛みを感じる場合があるため注意が必要です。
施術を受けられるか不安な場合は、一度お試し脱毛を受けて痛みに耐えられるかどうか判断するようにしましょう。
脱毛にかかる期間が長い
ニードル脱毛は脱毛を終えるまでに長い時間がかかります。
ニードル脱毛の流れは以下の通りです。
- 毛穴に針を刺して電流を流す
- ピンセットで毛を引き抜く
- 別の毛穴に針を刺す
上記の行程を繰り返すため、施術にかなりの時間がかかります。
一度の施術で脱毛できる範囲が限られているため、広範囲を脱毛する場合は何度かに分けて施術を受けなければなりません。
そのため、広範囲をニードル脱毛で脱毛する場合は、完了するまでに長期間かかることを把握しておくことが必要です。
高額な料金がかかる
ニードル脱毛は高額な料金がかかります。
ニードル脱毛は本数単位・時間単位で料金形態が組まれているため、広範囲を脱毛する場合は高額な費用が想定されます。施術料金以外に針代や血液検査代などの追加費用もかかるため、総額が高くなることを把握しておきましょう。
レーザー脱毛で気をつけること
レーザー脱毛で気をつけるポイントは以下の通りです。
- 施術1〜2日前に自己処理していく
- 日焼け対策や保湿を徹底する
- 脱毛後は血行がよくなる行動を避ける
ひとつずつ詳しく解説していきます。
施術1〜2日前に自己処理していく
レーザー脱毛を受ける場合、施術前にムダ毛を自己処理しておく必要があります。自己処理は施術当日ではなく、1〜2日前に済ませておくことが大切です。
施術当日に処理をしてしまうと、肌がダメージを受けた状態で施術することになるため、炎症などのトラブルのリスクが高くなってしまいます。
カミソリでシェービングすると、毛だけでなく皮膚表面も削ってしまい肌にダメージを与えてしまうので、処理は電気シェーバーで行うのがおすすめです。
基本的には脱毛する部位を全て処理する必要がありますが、手の届かない範囲はクリニックでシェービングしてもらえるので、無理せずに処理するようにしましょう。
日焼け対策や保湿を徹底する
レーザー脱毛は日焼け肌や色黒肌には照射できないため、脱毛を受ける期間は日焼け対策を徹底することが大切です。
日焼けをした状態は火傷などのリスクが高くなるため、施術を断られてしまう可能性もあります。
また、乾燥した肌も肌トラブルのリスクが高く施術できない場合もあるため、日頃から保湿ケアも行うようにしましょう。
特に自己処理後や脱毛施術後は肌が乾燥しやすいので、普段より丁寧に保湿をすることをおすすめします。
脱毛後は血行がよくなる行動を避ける
脱毛施術を受けた後は、飲酒・長時間の入浴・激しい運動などの血行がよくなる行動を避ける必要があります。
施術後に血行がよくなる行動をすると、肌に赤みが出たりむくみや腫れが出たりする可能性があります。施術当日は入浴はせずにシャワーで済ませ、肌に刺激を与えないよう優しく洗うようにしてください。
飲酒や激しい運動も施術当日は控え、体に負担をかけないように注意しましょう。
まとめ
今回はニードル脱毛とレーザー脱毛の違いについて解説しました。
ニードル脱毛とレーザー脱毛は、どちらも永久脱毛効果を得ることができますが、脱毛方式や得意な毛質・肌質、必要な費用などが異なります。
ニードル脱毛は狭い範囲の脱毛に、レーザー脱毛は広範囲の脱毛に適した脱毛方式です。
それぞれの特徴を把握した上で、適した脱毛方式を選択するようにしましょう。