更新日:2023.12.28

メンズのVIO脱毛の施術方法は?施術前の準備や脱毛時の体制・流れについて解説

メンズのVIO脱毛の施術方法は?施術前の準備や脱毛時の体制・流れについて解説

メンズVIO脱毛の施術方法について「メンズのVIO脱毛はどうやって施術するの?」「施術の流れや準備することを知りたい」と感じている方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事ではメンズVIO脱毛の施術方法や、施術までに準備すべきことを解説しています。施術の流れや体勢について解説しますので参考にしてみてください。

メンズVIO脱毛の施術方法

メンズのVIO脱毛には、主に「レーザー脱毛」と「光脱毛」の2種類の方法があります。

それぞれ使用する脱毛機や施術方法が異なり、得られる効果も違います。ここではレーザー脱毛と光脱毛の施術方法について詳しく解説します。

レーザー脱毛の施術方法

「レーザー脱毛」は脱毛クリニックで受けられる脱毛方式です。毛のメラニン色素に反応するレーザーを照射して脱毛を行い、永久脱毛を目指します。

レーザー脱毛での施術方法は以下の通りです。

①黒いメラニン色素に反応するレーザーを照射する
②毛のメラニン色素に反応して熱エネルギーが発生する
③熱エネルギーで発毛組織(毛根・毛乳頭)を破壊する
④5〜8回程度施術を繰り返す

レーザー脱毛は強いパワーのレーザーを使用するため、一度の施術で脱毛効果を実感できます。

「一度で全体の20%程度の毛を脱毛できる」とされているため、5〜8回程度施術を繰り返すことで自己処理の必要がなくなる程度まで脱毛が可能です。

ただ、照射パワーが強い分「施術時に強い痛みを感じる」「日焼け肌や色黒肌には照射できない」などのデメリットがあります。

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光脱毛の施術方法

「光脱毛」は脱毛サロンやエステサロンで受けられる脱毛方式です。

レーザー脱毛と比べて弱いパワーの光を照射し、発毛組織にダメージを与えることで減毛・抑毛効果を得られます。レーザー脱毛のような永久脱毛効果を得ることはできませんがその分、肌への負担を抑えて脱毛することが可能です。

特にVIO部分は太く濃い毛が多く他の部位と比べて皮膚が薄いため、レーザー脱毛だと耐えられない程の痛みを感じる場合もあります。光脱毛であれば痛みを抑えつつ、毛量を減らしたり生えるペースを遅くしたりすることが可能です。

光脱毛には「IPL」「SHR」「S.S.C」の3種類の脱毛方式があり、それぞれ施術方法や得られる効果が異なります。

IPL脱毛

「IPL脱毛」は光脱毛の中で最も一般的な脱毛方式です。

毛の黒いメラニン色素に反応する光を照射し、発毛組織にダメージを与えることで減毛・抑毛効果を目指します。

黒いメラニン色素に反応しやすく太く濃い毛や剛毛の脱毛を得意としているため、VIO脱毛にも適しています。ただ、SHR脱毛・S.S.C脱毛と比べると強い痛みを感じやすいというデメリットがあります。

できるだけ早く脱毛効果を感じたい方や、痛みに強い方はIPL脱毛を選ぶのがおすすめです。

SHR脱毛

「SHR脱毛」は「蓄熱式脱毛」と呼ばれるもので、弱い出力の光でバルジ領域(毛の生成を促す組織)にダメージを与える脱毛方式です。

IPL脱毛やレーザー脱毛とは違いメラニン色素に反応しない光を使用するため、施術中の痛みが少なく日焼け肌や色黒肌にも照射できるのが特徴です。

産毛への脱毛効果が高いというメリットがありますが、剛毛を脱毛するためにはIPL脱毛と比べて時間がかかるというデメリットもあります。

S.S.C脱毛

S.S.C脱毛とは「Smooth Skin Control(スムース・スキン・コントロール)」の 略称です。抑毛効果のある成分を含んだジェルを肌に塗布し、その上からクリプトンライトを照射して抑毛効果を目指す脱毛方式になります。

ビーンズジェルという抑毛成分・鎮静成分・保湿成分・皮膚の軟化成分が含まれたジェルを塗布した上から光を照射するため、肌への負担が少なく痛みを感じにくいという特徴があります。

またジェルをはさむことで痛みも感じにくくなります。脱毛効果に加えて美容効果も期待できるため、顔や腕などの脱毛に適しています。

VIO脱毛を受ける前の準備

VIO脱毛を受けるためには、ムダ毛を自己処理していくなど事前に準備しておくことがあります。

ここではVIO脱毛を受ける前に準備すべきことを解説します。

脱毛部位は事前に自己処理を行う

VIO脱毛を受ける前は、必ず自分でムダ毛を処理していく必要があります。ムダ毛が残っているとレーザーや光が毛に反応し、火傷などの肌トラブルを起こす危険性があります。

VIO部分をシェービングする場合は、カミソリではなく電気シェーバーの使用が推奨されています。カミソリでシェービングをすると刃で傷を作ってしまったり、肌荒れを起こしてしまったりする可能性があります。

肌荒れを起こしていると炎症などのリスクが高くなるため、サロン・クリニックによっては施術を断られてしまいます。

VIO部分は手が届きにくい上、目視でシェービングするのが難しい部位なので、無理のない範囲で電気シェーバーを使って処理します。また、自己処理を行う際に毛抜きを使用するのはNGです。

毛抜きを使うと毛根から引き抜いてしまうため、光やレーザーを照射しても毛根に熱エネルギーが伝わらなくなってしまいます。

脱毛する部位を清潔にする

VIO脱毛の施術前は、できるだけ脱毛部位を清潔にしておくことが大切です。肌に皮脂や汚れがついている状態だと効果が減少してしまいます。

可能であれば来店前にシャワーなどを浴びていくといいでしょう。仕事帰りや外出のついで等、難しい場合はウェットティッシュなどで脱毛部位を拭いておくだけでも清潔さを保つことができます。

また、施術前はガウンなどに着替えるため、サロンには着替えのしやすい服装で行くことを心がけます。脱毛をしてくれるスタッフのためにも、脱毛部位は綺麗な状態で施術を受けることが大切です。

メンズVIO脱毛の施術前の流れ

脱毛サロンやクリニックでのメンズVIO脱毛は以下のような流れで行います。

①ガウンや紙パンツなどに着替える
②肌状態や剃り残しをチェックする
③施術を行う
④アフターケアをしてもらう

特に初めてサロンで施術を受ける際は手順に戸惑ってしまったり、気になる事があっても聞きにくかったりします。あらかじめ手順を把握しておくことで、リラックスして施術を受けることができます。

①ガウンや紙パンツなどに着替える

VIO脱毛をする場合は、まずサロンやクリニックで用意されたガウンや紙パンツに着替えます。施術時は脱毛部位にタオルをのせ、少しずつずらしながら光を照射していくため、施術部位周辺があらわになる事はありません。

サロンにむかう時の服装は自由ですが、施術前にすぐ着替えられるよう、脱毛当日は着替えやすい服装で来店しましょう。

しかし締め付けがきつい服やゴム跡がくっきりつくような服装だと血流の巡りが悪くなり効果にも影響します。できるだけ施術への影響が少ない、ゆったりとした洋服がおすすめです。

②肌状態や剃り残しをチェックする

着替えが完了したら施術をする前に、軽くVIOの肌状態や剃り残しがないか確認します。

傷や肌トラブルがある部分は、レーザーや光を照射してしまうとトラブルが悪化してしまう可能性があるため、施術を断られる場合があります。小さな傷や端の方にあるできものなどは避けて照射することもできますので、気になる方は相談してみてください。

また、剃り残しがあると火傷の危険性があるため、サロン・クリニックによってはスタッフが処理をしてくれることもあります。ただし、大幅な剃り残しは施術時間を短くしてしまいます。基本的には自身で完了させておくことがポイントです。

③施術を行う

肌トラブルや剃り残しの処理が完了したら施術が始まります。施術中にもし痛みが強いようなら申し出ましょう。施術の前に痛みの度合いをチェックしてもらえることもあります。波長が長いレーザーになればなるほど痛みが強く出て、効果に比例します。

ただサロン・クリニックによって異なりますが、VIO脱毛は冷却ジェルを塗布してから照射することが多いようです。冷却ジェルのおかげで少し痛みが緩和されるので安心してください。

施術は脱毛部位にのせたタオルを少しずつずらしながら行います。脱毛部位によって姿勢を変える必要があるため、スタッフの指示に従って動くことが大切です。

④アフターケアをしてもらう

VIOの施術が終了したら、まずはジェルを優しくふき取ってもらいます。専用のクリームやジェルで肌を冷やし、保湿ケアを行います。

レーザーや光を照射した後の肌は熱を持った状態で乾燥しやすくなっているため、丁寧に保湿ケアを行うことが大切です。水分を多く含んだ肌は脱毛効果が出やすくなります。日頃からケアを欠かさないことが重要です。

自宅に帰ってからも施術部分に刺激を与えないようにし、お風呂上がりには化粧水や保湿クリームなどを塗布するように保湿します。

メンズVIO脱毛の施術中の体勢

VIO脱毛をしたいけれど、どのような体制で施術するのか分からないという方も多いと思います。

施術時は紙パンツやタオルで脱毛部位を隠しつつ、ベッドに横になり足を広げた状態で照射していきます。

VIO脱毛は部位によって施術時の体制が異なります。それぞれの体制は以下の通りです。

Vラインの体勢

Vラインの施術は、ベッドに仰向けになり足を肩幅くらいに広げた状態で施術を行います。

Vラインは比較的平面なのでVIOの中でももっともレーザーを当てやすい箇所になりますが、皮膚が薄い部分に近づくと痛みを感じやすくなるため、動かないように注意します。

紙パンツやタオルを少しずつずらしながら施術をしてもらえるため、恥ずかしさを最小限に抑えて施術を受けることが可能です。もしヘアの形を整えたい方や、すべて失くすのは抵抗があるという方はあらかじめスタッフに希望を伝える必要があります。

Iラインの体勢

Iラインの施術はVライン同様仰向けになり、足を広げて片足のひざを少し折り曲げた状態で施術を行います。Iラインは斜面になっているところもあるため、少し他の箇所と比較すると照射しにくい箇所となります。できるだけ足をしっかり広げてスタッフが施術しやすいように意識が必要です。

Iライン施術時も紙パンツやタオルを少しずつずらしながら照射するため、そこまで恥ずかしさを感じる心配はありません。

Oラインの体勢

Oラインの施術は、ベッドにうつ伏せになり足を広げた体制で施術を行います。クリニックによっては横向きになり、おしりを突き出すような姿勢で横から照射するところもあります。

Oラインは毛量が多く、密集していることが多い部分です。レーザーを打ち損じてしまうと、上手く脱毛が完了しません。スタッフの指示に従いしっかりと足を開くことが重要です。

Oライン施術時も脱毛部位以外は隠した状態で施術を受けられるので、恥ずかしさを抑えられます。

メンズVIO脱毛の痛みを軽減する方法

メンズのVIO部分は太く濃い毛が多く密集しているため、施術時は強い痛みを感じる可能性があります。

施術の痛みは「輪ゴムでパチンと弾いたような痛み」と表現されることが多くありますが、なかには耐えられないほど痛みを感じる人もいるようです。

できるだけ痛みを抑えて施術を受けるためには、痛みを軽減させる対策が必要になります。ここではメンズVIO脱毛の痛みを軽減する方法を解説します。

普段から保湿を欠かさない

まずは普段から保湿を欠かさず行い、脱毛部位が乾燥していないようにすることが大切です。

乾燥した肌はバリア機能が弱くなっているため、レーザーや光を照射すると強い痛みを感じる可能性があります。

施術後は特に肌が乾燥しやすくなりますが、脱毛期間中は常に保湿を徹底するようにしましょう。

肌への負担が少ない方法で自己処理する

肌への負担が少ない方法で自己処理することも大切です。

カミソリなどでシェービングしてしまうと、刃で皮膚を傷つけてしまったり肌トラブルを起こしてしまったりする可能性があります。

肌が傷ついた状態だと施術できないこともあり、施術ができたとしても強い痛みが発生したりします。

施術前は必ず自己処理をする必要がありますが、電気シェーバーなどで肌を傷つけないように処理するように気をつけましょう。

まとめ

今回はメンズのVIO脱毛の施術方法について解説しました。

メンズのVIO脱毛は、レーザー脱毛・光脱毛とともに、他の部位と比べて痛みを感じやすい部位です。普段から保湿を徹底して肌ケアを行い、できるだけ痛みの少ない施術ができるよう工夫することが大切です。

姿勢に関しても「VIO脱毛が初めてな方」や「VIO脱毛の施術について知りたい方」は気になるポイントだと思います。

施術までに気になるポイントを理解した上で、サロン・クリニックを選び、満足のいく脱毛を体験してみてはいかがでしょうか。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。