更新日:2023.06.05

髭脱毛で後悔しないための方法とは?特徴・回数・脱毛前に知るべき知識を解説

髭脱毛で後悔しないための方法とは?特徴・回数・脱毛前に知るべき知識を解説

ここ数年で髭脱毛が急激にスタンダードになりました。

髭脱毛を検討している方の中には「後悔したくない」「髭脱毛のメリット・デメリットが気になる」と考えている方は多いのではないのでしょうか。

本記事では、

  • 髭脱毛をするための方法
  • サロン(光脱毛)とクリニック(医療脱毛)の特徴
  • 髭脱毛に期待できる効果と回数
  • 脱毛にかかる時間や料金
  • 髭脱毛のメリット・デメリット

について解説しています。

「これから髭脱毛したいと考えている方」「髭脱毛に関する情報を集めている方」は、ぜひ記事を参考にしてみてください。

髭脱毛をするための方法

髭脱毛をするための方法について説明します。

髭脱毛には主に以下の3種類の脱毛方法があります。

  • エステ脱毛(サロン脱毛・光脱毛)
  • 医療脱毛(レーザー脱毛)
  • 家庭用脱毛器

それぞれの脱毛方法について詳しく説明します。

エステ脱毛

エステ脱毛は、別名「光脱毛」「サロン脱毛」とも呼ばれ、エステサロンで行う脱毛です。

毛の黒い色素である「メラニン」に反応する特殊な光を照射することで、毛根や発毛組織を弱らせて毛を生えにくくする効果を持ちます。

永久脱毛ではないため1回で劇的な効果を得ることはできませんが、継続して照射することで徐々に毛が細く・生えにくくなり自己処理が楽になるのが特徴です。

多少痛みを感じる可能性はあるものの、ほとんどの方は我慢できる程度の痛みだといわれています。

「痛みが苦手な方」「肌への負担を抑えたい方」におすすめの脱毛方法です。

医療脱毛

医療脱毛は、クリニックで医療用の脱毛レーザーを用いて行います。

医療脱毛では毛根や発毛組織を破壊できるため、半永久的に毛が生えないようにすることが可能です。

医療用の脱毛レーザーは出力が大きいため、少ない回数で脱毛を完了できます。

高出力な分、痛みが強く肌への負担が大きいのが特徴ですが、麻酔を使用して痛みを軽減することが可能です

脱毛で起こりやすい「やけど」「肌荒れ」「毛のう炎」といった肌トラブルが起きた際は、医師が診察を行った上で適切な処置を行えるというメリットもあります。

「できるだけ少ない回数で脱毛を完了させたい方」「痛みよりも効果を優先したい方」におすすめの脱毛方法です。

家庭用脱毛器

家庭用脱毛器は、自宅で手軽に脱毛ができる家庭用の脱毛器です。

家庭用脱毛器にはさまざまな種類がありますが、最もスタンダードなのは家庭用光脱毛器です。

家庭用光脱毛器は、サロンで使用される光脱毛器を家庭で使用できるレベルの安全な出力に改良したもので、サロン用よりも効果・性能は劣ります。

痛みが少なく手軽に脱毛できるというメリットがありますが、効果を実感するまでには数十回以上回数がかかるため注意しましょう。

「サロンやクリニックに通う暇がない」「サロンやクリニックに通う前に脱毛を試してみたい」という方におすすめの脱毛方法です。

サロン(光脱毛)とクリニック(医療脱毛)の特徴

種類

サロン(光脱毛)

クリニック(医療脱毛)

特徴

一時的な減毛効果

半永久的な脱毛効果

効果(5回)

毛が細くなる・生えるのが遅くなる

毛量が減る

効果(10回)

毛量が減る

自己処理がほとんど不要になる

痛み

少ない

強い(麻酔使用可)

費用(6回分)

約5万円

約7万円

 

上記の表は、サロン(光脱毛)とクリニック(医療脱毛)の特徴を比較したものです。

医療脱毛と光脱毛の大きな違いは、脱毛効果です。

光脱毛はあくまで一時的な減毛にすぎませんが、医療脱毛は半永久的な脱毛が可能で、一度脱毛を完了させれば半永久的に毛が生えてこなくなるといわれています。

医療脱毛は効果が大きい一方、光脱毛には痛みが少ない・費用が安いというメリットがあるため、「効果」「費用」「痛み」のどれを重視するかで選択すべき脱毛方法は異なります。

髭脱毛に期待できる効果と回数

髭脱毛に期待できる効果と回数について説明します。

髭脱毛は選択する脱毛方法によって期待できる効果や回数が異なるため、それぞれの脱毛方法について理解しておきましょう。

脱毛サロンで髭を脱毛したときの効果と回数を解説します。

脱毛サロンで髭を脱毛したときの効果と回数

脱毛方法

光脱毛

医療脱毛

1〜3回

明らかな効果はない

効果を実感し始める

3〜6回

効果を実感し始める

毛が細く・生えにくくなる

6〜9回

毛が細く・生えにくくなる

明らかに毛量が減ってくる

10回

明らかに毛量が減ってくる

自己処理がほぼ不要になる

15回

自己処理がほぼ不要になる

ツルツルを目指せる

20回

ツルツルを目指せる

-

 

上記は、脱毛サロン・クリニックで髭を脱毛したときの効果と回数をまとめた表です。

効果や回数は体質・毛質・使用機器により異なるため、あくまで目安として参考にしてください。

光脱毛・医療脱毛ともに、1回の照射で明らかな効果を実感することはできません。少なくとも3回程度脱毛を受けることで、毛が細くなったり、生えにくくなることを実感できるでしょう。

どのくらい髭をなくしたいかによってゴールは異なりますが、光脱毛では20回程度・医療脱毛では15回程度照射を繰り返すことで、自己処理のいらないツルツルな肌を目指すことができます。

サロンで脱毛したときに期待できる効果と回数

サロンで脱毛したときに期待できる効果と回数について詳しく説明します。

サロン脱毛には即効性はなく、効果を実感し始めるまでには少なくとも3〜5回の回数がかかります。

1回だけ照射したのちに「痛みが強かったのに効果がなかった」「意味がなかった」と脱毛をやめてしまう方がいますが、光脱毛は継続することで脱毛効果を発揮するため、少なくとも5回程度は照射を続けてみましょう。

6〜9回程度照射を重ねると、毛は細く・生えにくくなっていきます。

10回程度照射を重ねた頃には明らかに毛量が減り、自己処理が楽になることを実感できるでしょう。

ツルツルを目指すには20回程度の回数が必要なため、根気よく照射を続けることが大切です。

関連記事
髭脱毛は脱毛サロン・クリニックのどちらがおすすめ?効果・仕組みや選び方の重要ポイントを解説

クリニックで脱毛したときに期待できる効果と回数

クリニックで脱毛したときに期待できる効果と回数について説明します。

クリニックで行う医療脱毛は高出力なため、数回でも脱毛効果を実感できます。3回程度施術を受けると、毛が細く・生えにくくなっていることを感じられるでしょう。

5回以上施術を受けると明らかに毛量が減り、毛が生えるペースが遅くなります。

10回以上施術を受けると自己処理がほぼ不要になり、毎日のお手入れの手間が省けるようになります。

自己処理がいらないツルツルな状態を目指すには15回以上の施術が必要です。

毛が濃い方・毛量が多い方はこれ以上回数がかかることがあるため、あくまで目安として参考にしてみてください。

医療脱毛は半永久的な効果を持つため、一度脱毛を完了させたあとに髭を生やすことはできません。将来髭を生やしたくなっても毛が生えてこない可能性があるため、よく考えて脱毛を行いましょう。

脱毛にかかる時間や理由を解説

「たった1回で髭脱毛が完了できたらいいのに」と考える方は少なくないでしょう。脱毛完了までは時間がかかりますが、その理由をご存知でしょうか。

脱毛に時間がかかる理由には、「毛周期」と「毛根の場所」の2つが関係しています。

それぞれ詳しく説明します。

毛周期

毛周期

脱毛効果

状態

成長初期

あり

毛母細胞が細胞分裂を始め、皮膚の下で毛が成長し始めている状態

成長後期

あり

毛母細胞が活発に分裂し、皮膚表面まで毛が伸びている状態

退行期

なし

細胞分裂が止まり、毛が抜け落ちるまでの状態

休止期

なし

毛穴から毛が抜け落ち、次の毛の成長を待っている状態

 

毛には「毛周期」と呼ばれる、毛が生えて抜け落ちるサイクルがあります。毛は、毛を生やす元となる「毛母細胞」が分裂することで成長していきます。

成長初期では毛母細胞が細胞分裂を開始し、皮膚の下で毛が伸び始め、毛母細胞が活発に細胞分裂を行い、皮膚の表面まで長く毛が伸びていきます。

退行期では毛の成長が止まり、毛が抜け落ちるのを待ってる状態になります。何もしなくても毎日髪の毛が自然に抜けるように、髭や体毛でも同様の現象が起こっています。

休止期は毛が完全に抜け落ち、毛穴が空になり次の毛が生える準備をしている状態です。

4段階ある毛周期のうち、脱毛を行って効果が得られるのは成長初期と成長後期の2つのみです。

髭の場合、成長期の毛の割合は全体の10%程度といわれており、髭全体を照射するためには期間をあけて何度も照射を繰り返す必要があります。

毛根の場所

髭脱毛で回数がかかる理由として、毛周期のほかに「毛根の場所」が関係しています。

髭は毛根が深い場所に存在しています。例えば腕の毛の毛根は皮膚から1.5〜2.0mm程度の場所に位置するのに対し、髭の毛根は4.0〜5.0mmと深い場所に位置しています。

光脱毛の波長は500nm〜1,200nmといわれており、一度の照射では毛根まで十分に届かないため、繰り返し照射する必要があるのです。

髭脱毛にかかる料金と相場

脱毛方法

光脱毛

医療脱毛

5回の価格

約4万円

約6万円

10回の価格

約6万円

約10万円

注意点

-

麻酔代は別料金

 

上の表は、髭脱毛にかかる料金と相場をまとめたものです。

光脱毛は1回あたりの価格が安く、気軽に続けられるような料金設定がされています。1回あたり1万円程度であれば、脱毛未経験の方でも気軽に試すことができるのではないでしょうか。

医療脱毛は光脱毛に比べて1回あたりの価格が高いのが特徴です。その分1回あたりの効果が高いため、回数を重ねると結果として安くなることがあります。

医療脱毛では麻酔を使用できますが、多くの場合麻酔は別料金がかかります。その他、処方される薬代やシェービング代がかかる可能性があるため、施術代以外にかかる費用をチェックするようにしましょう。

関連記事
医療レーザー脱毛で行う髭脱毛の回数と料金|脱毛の効果や注意すべきリスクとデメリットを徹底解説

髭脱毛のメリット

髭脱毛のメリットについて説明します。

髭脱毛を行うことで得られるメリットは以下の通りです。

・時間を節約できる

・長期的に費用の節約につながる

・清潔感が出る

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

時間を節約できる

髭脱毛を行うことで時間を節約できるというメリットがあります。

「毎日の髭剃りが面倒」「髭剃りの時間が無駄」と感じている男性は多いのではないでしょうか。

実は、男性は生涯で約3,000時間を髭剃りに費やしているといわれています。この時間を短縮できたら、朝の時間を有効活用できるようになるでしょう。

髭脱毛を行うことで、毎日の自己処理の手間が省けて時間の節約に繋がります。

長期的に費用の節約につながる

髭脱毛を行うことで、長期的に費用の節約につながるというメリットがあります。

毎日の髭剃りやお手入れには意外と費用がかかっています。「シェーバー」「シェービングクリーム」「保湿剤」など、月々2,000円ほどのコストがかかっているはずです。

髭脱毛の初期費用として数万円はかかりますが、長い目でみると毎月のお手入れ費用の節約につながります。

「脱毛は高い」「高額で手が出ない」と考えている方は少なくないですが、長期的に考えると髭脱毛はとても経済的です。

清潔感が出る

髭を脱毛することで、清潔感が出るというメリットがあります。

「夕方になるとうっすら生えてくる青髭」「何度も繰り返すカミソリ負け」に悩まされている男性は多いでしょう。髭脱毛を行うことで青髭やカミソリ負けが改善でき、清潔感のある肌を目指せます。

女性は髭がない男性を好む傾向にあるため、異性からの印象をよくしたい場合にもおすすめです。

ヒゲの形にこだわりがある方は、脱毛で髭をデザインすることで個性を生かすこともできます。

髭脱毛のデメリット

メリットがたくさんある髭脱毛ですが、反対にデメリットもあります。

髭脱毛のデメリットは以下の通りです。

・サロン(クリニック)に通う必要がある

・髭を生やしたくても生えなくなる

・肌が乾燥しやすくなる

・痛みに耐える必要がある

それぞれのデメリットについて詳しく説明します。

サロン(クリニック)に通う必要がある

髭脱毛はサロンやクリニックに通う必要があるため、忙しい人にとっては負担になってしまいます。

髭脱毛を行う場合、少なくとも2ヶ月に1回程度はサロン・クリニックに通う必要があります。

サロンによっては「2週間に1回」「1ヶ月に1回」のペースを推奨しているところもあり、推奨のペースに合わせて通うのが大変だと感じる方は少なくありません。

「仕事が忙しい方」「休みが不規則な方」にとっては、サロン・クリニックに通う時間が取れず、いつのまにか通うのをやめてしまう方もいらっしゃいます。

できるだけ少ない回数で脱毛を終えたい場合は、医療脱毛を選ぶのがおすすめです。

髭を生やしたくても生えなくなる

髭脱毛のデメリットとして、髭を生やしたくても生えなくなることがあります。

一度脱毛を完了させてしまうと、髭は生えてこなくなります。特に半永久的な効果を持つ医療脱毛では、一度抜けた毛は二度と生えてこないといわれています。

将来髭を生やしたくなった時に髭が生えてこなくなるリスクを理解した上で、脱毛に踏み切りましょう。

将来、髭を生やす可能性が少しでもある場合はサロン脱毛がおすすめです。

サロン脱毛は永久脱毛ではないため、時間が経てば髭がまた生えてくる可能性があります。

肌が乾燥しやすくなる

髭脱毛には、肌が乾燥しやすくなるというデメリットもあります。

光脱毛やレーザー脱毛では施術時に熱を発生させるため、肌から水分を奪ってしまいます。

施術後には「乾燥」「赤み」「かゆみ」「ひりつき」といった肌トラブルが起こる可能性があるため、リスクを理解した上で脱毛を受ける必要があります。

脱毛期間中は化粧水や乳液を使用して保湿を行い、できるだけ肌トラブルが起きないように注意しましょう。

痛みに耐える必要がある

脱毛のデメリットとして、痛みに耐える必要があることがあげられます。

脱毛器の仕組み上、メラニンが多いほど痛みは強くなります。濃く太い髭は多くのメラニンを含むため、全身でも特に痛みが強い部位です。

レーザー脱毛は輪ゴムで弾かれたような強い痛みを感じます。麻酔を使用できるものの、痛みがゼロになるわけではないため注意が必要です。

光脱毛は比較的痛みが少ないといわれているため、痛みが心配な方は光脱毛から始めてみるのがおすすめです。

まとめ

本記事では、

  • 髭脱毛をするための方法
  • サロン(光脱毛)とクリニック(医療脱毛)の特徴
  • 髭脱毛に期待できる効果と回数
  • 脱毛にかかる時間や料金
  • 髭脱毛のメリット・デメリット

について解説しました。

巷には髭脱毛を扱っているクリニック・サロンがたくさんあり、どこを選んで良いか迷ってしまうでしょう。

脱毛前に知識をつけておくことで、自身の希望に合致したサロン・クリニックを選べるようになると思います。

「髭脱毛を検討中の方」「髭脱毛で後悔したくない方」は、ぜひ記事を参考にしてみてください。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。