ニードル脱毛の特徴とは?ニードル脱毛の種類や注意点をまとめて解説

「ニードル脱毛とは?」
「脱毛方法の種類や注意点を知りたい!」
ニードル脱毛とは名前の通り針を使用する脱毛方法です。
毛穴に針を刺して電流を流し、毛根を破壊することで永久脱毛を目指します。
ニードル脱毛には「美容電気脱毛」「医療針脱毛」などの種類があり、それぞれ受けられる場所や得られる効果が異なります。
本記事ではニードル脱毛の種類や注意点について詳しく解説します。
ニードル脱毛の種類
ニードル脱毛とは、特殊な針を使用して脱毛する方法のことです。
毛穴ひとつ一つに針を刺し、電気を流すことで毛根や毛母細胞を破壊します。
レーザー脱毛や光脱毛とは違い毛周期に関係なく施術できる点や、白髪も脱毛できる点が特徴です。
ニードル脱毛には「美容電気脱毛」と「医療針脱毛」の2種類があります。まずはそれぞれの特徴を詳しく解説します。
美容電気脱毛
美容電気脱毛の特徴は下記の通りです。
- 脱毛サロンで行う
- 永久脱毛効果はない
- 特殊加工の針を使用する
美容電気脱毛は脱毛サロンで行うニードル脱毛です。
「電気分解法」「フラッシュ法」「ブレンド法」の3種類があり、それぞれ脱毛方法が異なります。
美容電気脱毛はアメリカで140年以上前に開発された脱毛方式で、レーザー脱毛や光脱毛などより長い歴史があるのが特徴です。
脱毛方法 | 電気分解法 フラッシュ法 ブレンド法 |
得られる効果 | 永久脱毛効果はない |
施術者 | 無資格・民間資格保有のスタッフ |
トラブル時の対応 | 提携クリニックを受診 |
事前検査 | なし |
①電気分解法
電気分解法はニードル脱毛の中で最も古い歴史を持つ脱毛方法です。電気分解法は以下のような仕組みで脱毛を行います。
- 毛穴に針を刺して電流を流す
- 汗や組織液が分解され水酸化ナトリウムが生まれる
- 水酸化ナトリウムが毛根を溶かす
電気分解法で生成される水酸化ナトリウムは純度が高く、毛根を溶かす程の強いアルカリ性を持っています。この化学反応を利用して毛根を処理します。
強力なアルカリの特性上、火傷や色素沈着のリスクがあることがデメリットです。
②フラッシュ法
フラッシュ法は針に高周波を流す脱毛方法です。
針に流した高周波の熱で、発毛組織にあるたんぱく質を凝固させて脱毛を行います。
通電時間が0.03秒以下ととても短く、ニードル脱毛の中で最も痛みが少ないのが特徴です。
ニードル脱毛は一般的に金属アレルギーの方は受けられませんが、フラッシュ法は金属アレルギーの方でも受けられます。
短時間で毛根を狙わなければならないため、施術者には高い技術力が求められるのが特徴です。
③ブレンド法
ブレンド法は、名前の通り「電気分解法」と「フラッシュ法」を掛け合わせた脱毛方式です。
通電時間が10〜15秒と長めなため、高周波法で拾いきれなかった毛根にもアプローチできます。
通電時間が長い分、施術者の技術力にも左右されにくく、最近ではブレンド法を取り入れる脱毛サロンが増えています。
医療針脱毛(絶縁針脱毛)
医療針脱毛(絶縁針脱毛)の特徴は下記の通りです。
- 医療脱毛クリニックで行う
- 永久脱毛効果を期待できる
- 肌に触れない絶縁針を使用する
医療針脱毛(絶縁針脱毛)は、医療脱毛クリニックで行われるニードル脱毛です。
「ニードル脱毛は永久脱毛効果がある」といわれていますが、実際に永久脱毛の効果があるのは医療針脱毛だけです。
皮膚に直接触れない「絶縁針」を使用するため、火傷などのトラブルのリスクが低く安全な脱毛を行えます。
万が一トラブルが発生した場合も、クリニック内ですぐに処置を受けることが可能です。
医療脱毛クリニックでは麻酔の使用が許可されているため、痛みを緩和しながら施術を受けられます。
使用する針 | 絶縁針 |
得られる効果 | 永久脱毛効果 |
施術者 | 医師や看護師 |
トラブル時の対応 | 常駐医師がその場で対応 |
事前検査 | 血液検査 |
美容電気脱毛と医療針脱毛の違い
美容電気脱毛 | 医療針脱毛 | |
取り扱い | 脱毛サロン | 医療脱毛クリニック |
使用する針 | 特殊加工された針 | 絶縁針 |
得られる効果 | 永久脱毛効果はない | 永久脱毛効果 |
施術者 | 無資格・民間資格保有のスタッフ | 医師や看護師 |
トラブル時の対応 | 提携クリニックを受診 | 常駐医師がその場で対応 |
事前検査 | なし | 血液検査 |
美容電気脱毛と医療針脱毛は取り扱っている場所が異なります。
「美容電気脱毛=脱毛サロン」「医療針脱毛=医療脱毛クリニック」で受けることが可能です。
永久脱毛効果を目指せるのは医療針脱毛だけで、医療機関ではない脱毛サロンでは永久脱毛を行うことはできません。
脱毛サロンでは無資格・民間資格保有のスタッフが施術を行いますが、医療脱毛クリニックでは国家資格を持った医師や看護師が施術を担当します。
ニードル脱毛は毛穴に針を刺す施術のため、火傷・炎症などのトラブルのリスクが高くなります。
脱毛サロンではトラブル時に治療することができないため、安全な施術を行うためにも、技術力向上の講習を行ったりスタッフの教育に力を入れたりすることが大切です。
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ニードル脱毛の特徴
ニードル脱毛には以下のような特徴があります。
- 永久脱毛効果が期待できる
- 肌の色や肌質を問わず脱毛できる
- 産毛や白髪の脱毛に対応できる
- 細かい施術が可能でデザイン性が高い
- 施術後に毛が抜けるため効果を実感しやすい
- 硬毛化や増毛化のリスクが少ない
ひとつずつ詳しく解説していきます。
永久脱毛の効果が期待できる
ニードル脱毛は永久脱毛を目指せるというメリットがあります。
毛穴に電流を流し毛根や毛母細胞を直接破壊できるため、再発毛を抑制することが可能です。医療レーザー脱毛も永久脱毛を目指せますが、脱毛を完了するまでに5〜8回程度施術を受ける必要があります。
一方、ニードル脱毛は施術した毛穴から再発毛することはないため、一度の施術で永久脱毛効果を期待できるのが特徴です。
ニードル脱毛で永久脱毛を認められているのは医療針脱毛のみです。美容電気脱毛は確実は永久脱毛効果を得ることはできません。
肌の色や肌質を問わず脱毛できる
ニードル脱毛は肌の色や肌質を問わずに脱毛できるというメリットもあります。
レーザー脱毛や光脱毛は、基本的に日焼け肌や色黒肌を脱毛することができません。理由は黒いメラニン色素に反応するレーザー・光を照射するため、日焼け肌や色黒肌は火傷のリスクが高くなってしまうからです。
一方、ニードル脱毛は毛穴ひとつ一つに針を刺すため、肌の色や肌質に関係なく脱毛することが可能です。
産毛や白髪の脱毛に対応できる
産毛や白髪の脱毛ができることもニードル脱毛のメリットです。
レーザー脱毛や光脱毛は、毛の黒いメラニン色素に反応させて脱毛を行うため、メラニン色素の薄い産毛には効果を発揮するまでに時間がかかります。
白髪になってしまうと、色素量がなくレーザーや光が反応しないため、脱毛することはできません。
対してニードル脱毛は毛穴に直接アプローチできるため、色素量の薄い産毛や白髪も脱毛することが可能です。
細かい施術が可能でデザイン性が高い
ニードル脱毛は細かい施術が可能でデザイン性が高いというメリットもあります。
レーザー脱毛や光脱毛は広範囲を一度に脱毛することはできますが、毛を1本1本選んで脱毛することはできません。ニードル脱毛は、脱毛したい毛穴にピンポイントでアプローチできるため、デザイン性が高いのが特徴です。
特に眉毛・ヒゲ・VIOラインの脱毛に適しており、気になる部分だけ脱毛するのに最適です。
施術後に毛が抜けるため効果を実感しやすい
施術後にその場で毛が抜けるため、効果を実感しやすい点もメリットです。
ニードル脱毛では以下のような流れで施術を行います。
- 毛穴に針を刺して電流を流す
- 電流を流した毛をピンセットで引き抜く
- 別の毛穴に針を刺す
電流を流した後にピンセットでムダ毛を引き抜くため、その場で脱毛効果を感じることが可能です。
レーザー脱毛や光脱毛は、施術をしてから効果が現れるまでに時間がかかります。一方、ニードル脱毛は施術後にすぐ毛がなくなり、その後再発毛しなくなるのが特徴です。
硬毛化や増毛化のリスクが少ない
レーザー脱毛や光脱毛で起こりやすい「硬毛化」や「増毛化」のリスクが少ないこともメリットです。
硬毛化とは、レーザーや光を照射することで毛に刺激を与えてしまい、薄かった毛が太く・濃くなってしまう現象のことをいいます。増毛化とは、施術後にかえって毛が増えてしまうトラブルのことです。
どちらも明確な原因は分かっていませんが、レーザーや光を照射することで発毛組織を刺激してしまうことが原因といわれています。
ニードル脱毛では毛根に直接アプローチするため、硬毛化や増毛化のリスクを軽減することが可能です。
また、硬毛化してしまった毛の脱毛方法としてニードル脱毛が用いられるケースもあります。
ニードル脱毛の注意点
ニードル脱毛には以下のような注意点もあります。
- 施術には強い痛みを伴う
- 施術に時間がかかる
- 広範囲の脱毛には適していない
- 発毛組織を破壊しきれないことがある
- 費用が高額になりやすい
- 施術前に毛を伸ばす必要がある
注意点についても詳しく解説します。
施術には強い痛みを伴う
ニードル脱毛の大きなデメリットは、施術時にかなり強い痛みを伴うことです。
ニードル脱毛は毛穴ひとつ一つに針を刺すうえ、電流を流すため強い痛みが発生します。特に電流を流す際に痛みが発生しやすく、人によっては耐えられない痛みを感じることもあるようです。
ニードル脱毛を受ける場合は、一度テスト脱毛を受け耐えられるかどうか判断することが大切です。
施術に時間がかかる
施術に時間がかかることもニードル脱毛のデメリットです。
ニードル脱毛は毛穴ひとつ一つにアプローチするため、広範囲を脱毛する場合はかなりの時間がかかります。眉毛・ヒゲ・脇・VIOラインなどの部分的な脱毛であれば問題ありませんが、全身脱毛をするのは難しいといえるでしょう。
広範囲の脱毛には適していない
上記でも解説した通り、ニードル脱毛は強い痛みを伴い施術にも時間がかかるため、広範囲の脱毛には適していません。
全身脱毛をニードル脱毛でするとなると、かなりの施術時間が必要になりますし、長時間痛みに耐える必要があります。ニードル脱毛が適しているのは、眉毛・ヒゲ・VIOライン・脇などの部分的な脱毛です。
また、レーザー脱毛や光脱毛で脱毛しきれなかった部分を脱毛する場合は、ピンポイントで施術できるニードル脱毛が適しています。
発毛組織を破壊しきれないことがある
脱毛効果の高いニードル脱毛ですが、ごく稀に発毛組織を破壊しきれないことがあります。
この原因は毛周期と関係しており、休止期(毛がのけ落ちる期間)にニードル脱毛をすると効果を発揮できないと考えられているからです。休止期は毛が自然と抜け落ちる期間で、毛根が毛穴から離れた状態になっています。
そのため電流を流しても発毛組織にアプローチできず、脱毛効果を発揮することができません。
費用が高額になりやすい
ニードル脱毛は「1回あたり〇〇円」ではなく、「1本あたり〇〇円」「1時間あたり〇〇円」と価格設定されています。
何本脱毛したか、または何分脱毛したかによって料金が決まるため、レーザー脱毛や光脱毛より割高になりやすい点がデメリットです。
以下に美容電気脱毛と光脱毛の料金相場をまとめました。
美容電気脱毛 | 医療針脱毛 | |
本数単位 | 1本:110円 | 1本:550円 |
時間単位 | 5分:2,000円 | 5分:3,300円 |
※上記はあくまでも目安です。
脇毛脱毛をする場合を例にあげると、一般的な脇毛の本数は両脇で3,600本程度といわれているため、美容電気脱毛は360,000円、医療針脱毛は1,980,000円もの費用がかかります。
部分的な脱毛でもこれだけの費用がかかるため、広範囲の脱毛にはあまりおすすめできません。
施術前に毛を伸ばす必要がある
ニードル脱毛は、毛穴に電流を流した後にピンセットで毛を引き抜くため、2〜3mm程度毛を伸ばしておく必要があります。
人から見られにくい部位であれば問題ありませんが、ヒゲや脇などの目立ちやすい部位を毛が伸びた状態にしておくのは抵抗がある人もいるでしょう。
見られたくないムダ毛を伸ばさなければならないことはデメリットといえます。
ニードル脱毛のリスク
ニードル脱毛は高い脱毛効果を期待できますが、以下のようなリスクも伴います。
- 火傷や炎症が起きる
- 肌に赤みが出る
- 施術部位が腫れる
ニードル脱毛は毛穴に直接針を刺すため、皮膚に針が触れることで炎症や火傷を起こす危険性があります。
医療針脱毛では絶縁針(肌に触れない針)を使用するため安心ですが、美容電気脱毛は肌に針が触れる可能性が高いため、その分火傷・炎症のリスクも高くなります。
また炎症により肌に赤みがでたり、施術部位が腫れたりする可能性もあります。
これらの症状は一時的なもので、術後1〜2週間程度で徐々に落ち着いていきます。
万が一2週間以上経っても症状が落ちつかない場合は、すぐに施術を受けたサロン・クリニックに相談することが大切です。
ニードル脱毛はどのくらい痛い?痛みを抑える方法
ニードル脱毛はレーザー脱毛・光脱毛と比べてかなり強い痛みを伴います。
人によっては耐えられない程の痛みを感じる場合があるため、事前に対策を取ることが大切です。
ここではニードル脱毛の痛みや対策方法について詳しく解説します。
ニードル脱毛の痛みとは
ニードル脱毛の痛みは以下2種類の痛みがあります。
- 針を刺した時の痛み
- 電流を流した時の痛み
ニードル脱毛では極細の針を使用しますが、脱毛する毛穴全てに針を刺していくため強い痛みが発生します。
また、電流を流した時にはさらに強い痛みが発生し、苦痛を感じたり耐えられなくなったりする人もいるのが特徴です。
脱毛で痛みを感じやすい部位
ニードル脱毛の痛みは、施術部位によって強さが異なります。
特に強い痛みが発生しやすい部位は以下の通りです。
- VIOライン
- 顔
- 膝
- 脇
- 手の甲/指
上記のように、皮膚が薄い部位は特に強い痛みが発生します。
中でもVIOラインは痛みが発生しやすく、I・Oラインなどの粘膜に近い部分はより強い痛みを感じます。
ニードル脱毛の痛みは麻酔クリームで軽減できる
ニードル脱毛の痛みは麻酔クリームを使用することで軽減できます。
麻酔クリームは、皮膚に直接塗布することで皮膚の感覚を麻痺させる麻酔です。麻酔クリームを塗布してから30分程度経った後にニードル脱毛をすると、通常よりかなり痛みを軽減できます。
麻酔の使用は医療機関でしか許されていないため、脱毛サロンで使用することはできません。
ニードル脱毛がおすすめの部位
ニードル脱毛がおすすめな部位は以下の通りです。
- 脇
- VIOライン
- 顔
- 胸(男性)
- お腹(男性)
上記の中でも、脇・VIOライン・男性のヒゲ脱毛にニードル脱毛は適しています。
痛みが強く施術に時間がかかるため広範囲の脱毛には適していませんが、気になる部分の毛を確実に脱毛したい場合はニードル脱毛がおすすめです。
まとめ
今回はニードル脱毛について解説しました。
ニードル脱毛には脱毛サロンで行う「美容電気脱毛」と、医療脱毛クリニックで行う「医療針脱毛」があります。
美容電気脱毛も「電気分解法」「フラッシュ法」「ブレンド法」の3種類の方法があり、それぞれ脱毛方式が異なります。
ニードル脱毛は毛根を直接破壊できるため、永久脱毛効果を期待できます。
痛みが強い・施術に時間がかかるなどのデメリットもありますが、脇・VIOライン・ヒゲなどの毛を確実に脱毛したい場合はニードル脱毛を受けるのがおすすめです。