脱毛サロンを成功させる光脱毛の価格設定は?脱毛経営に必要な価格の決め方・理由を解説
脱毛サロンの開業を検討しているものの、価格設定で苦戦しているという方は多いのではないでしょうか。
脱毛サロンの価格設定は、サロンの経営を成功させられるかどうかに大きく影響するため悩んでしまう方が多いでしょう。
そこで本記事では脱毛サロンを成功させる光脱毛の価格設定方法について解説します。
脱毛サロンの平均的な価格や価格設定時の注意ポイントも解説していますのでぜひ参考にしてください。
お客様に分かりやすい価格設定が重要
脱毛サロンでプラン料金の価格設定を行う際は、お客様が分かりやすいように設定することが重要です。
まずは、なぜ価格を分かりやすく設定する必要があるのか、価格設定のベストはどのくらいなのかなどを解説します。
今度脱毛サロンの開業を目指している方は、価格設定をする前にチェックしてみてください。
なぜ価格を分かりやすくするのか?
脱毛サロンの価格設定を分かりやすくする理由は、信頼感を高めるためです。
脱毛サロンの中には「全身脱毛:〇〇円〜」「通い放題プラン:月々〇〇円〜」など、結果的にいくら支払えば良いのか分からない価格設定にしているサロンがあります。
このような分かりにくい価格設定にすると、「追加料金がかかるのではないか」「後々高額請求させるのではないか」と不信感を与えてしまう可能性が高いです。
お客様は脱毛サロンを選ぶ際に、脱毛機の種類やサロンの雰囲気も重要視しますが、何よりも価格重視でサロンを選ぶ方が多くいます。
たとえ高く見えるような価格設定だとしても、料金が明確で分かりやすい方が、お客様は契約しやすくなります。
価格設定をする際は「全身脱毛6回プラン:総額〇〇円」「通い放題プラン:月々〇〇円」など、一目見ただけで把握できるような分かりやすい価格設定にすることが大切です。
価格設定はどのぐらいがベスト?
脱毛サロンの多くは月額制の支払い方法をとっています。
安いクリニックは全身脱毛6回プランが月々2,000円〜3,000円程度、全身脱毛通い放題プランが月々3,000円〜5,000円程度で価格設定されています。
以下に大手脱毛サロンの料金をまとめました。
脱毛サロン | プラン料金 |
ストラッシュ | 全身脱毛6回プラン 月々:2,900円 総額:125,400円 |
LACOCO | 全身脱毛6回プラン 月々:3,300円 総額:118,800円 |
RinRin | 全身脱毛6回プラン 月々:3,100円 総額:55,000円 |
銀座カラー | 全身脱毛無制限プラン 月々:4,300円 総額:299,000円 |
シースリー | 全身脱毛無制限プラン 月々:2,700円 総額:139,900円 |
価格設定は回数制プランにするのか無制限プランにするのか、どの脱毛機を導入するのかなどによって異なります。
またサロンの規模や立地などによっても適した価格設定が異なるため、上記は目安として把握するようにしてください。
お客様にメリットを感じさせることが重要
価格設定をする際は、お客様にメリットを感じさせる必要があります。
どの脱毛サロンに通うか迷っているお客様は、いくつかのサロンの料金を比較して見ている可能性が高いです。
価格設定が安ければ目に留まりやすいですが、メニューが豊富だったりサービスが充実していたりすると、少し高めな価格設定でもお得感を感じてもらえます。
例えば、以下2つのサロンを比較している時、お客様はどちらのサロンを選ぶか考えてみましょう。
脱毛サロンA | 脱毛サロンB | |
全身脱毛6回プラン | 総額:120,000円 月々:3,000円 | 総額:150,000円 月々:2,000円 |
脱毛機 | 型落ち脱毛機 | 最新脱毛機 |
キャンペーン | 学割:10%OFF 紹介割:10%OFF | 学割:30%OFF 紹介割:30%OFF |
脱毛サロンAは、全身脱毛6回プランが総額120,000円ととてもリーズナブルな価格設定ですが、使用する脱毛機は最新機種ではありません。
できるだけ費用を抑えて脱毛したい方は脱毛サロンAを選ぶかもしれませんが、脱毛機にもこだわりたい方は魅力を感じない可能性があります。
一方、脱毛サロンBは総額150,000円と高めな価格設定ですが、最新脱毛機で脱毛できるうえ、分割払いであれば月々2,000円の支払いで脱毛を始められます。
また、学割や紹介割の割引率が脱毛サロンAより高いため、割引対象になる方は脱毛サロンBを選んだ方が安く脱毛することが可能です。
このように、プラン料金自体は高く設定していても、お客様がお得感を感じられるプランであれば選んでもらえる可能性は高くなります。
価格設定を安くする際のリスク
お客様のことを考えて価格設定すると、「とにかく安く価格設定するのがいい」と考える方が多いでしょう。
安いことに越したことはありませんが、安すぎる価格設定にしてしまうと「お客様が離れていく」「施術人数を増やす必要がある」などのリスクがあります。
ここでは価格設定を安くすることによるリスクについて解説します。
簡単にお客様が離れていく
安すぎる価格設定にしてしまうと、他店との価格競争になりやすく、お客様が離れてしまう可能性が高くなります。
例えば「プラン料金の安さ」をサロンの売りにしようと、近隣店舗より価格設定を安くしたとします。
すると、新たに開業するサロンはより安い価格設定にする可能性が高く、価格競争で負けてしまう可能性が高いです。
お客様は「できるだけ安いサロンに行きたい」と、新しいサロンに流れてしまう可能性が高く、プラン料金の安さ以外の魅力がなければ呼び戻すこともできません。
特に、資本力の高い大手脱毛サロンは価格設定を安くすることが多いため、価格設定の安さだけでは負けてしまう可能性が高いです。
施術人数を増やす必要が出てくる
価格設定を安くしすぎるとその分施術人数を増やさなければなりません。
施術人数を増やす=スタッフの人数も必要になり、人件費も必要になってしまいます。
本来は収益を増やさなければならないところ、施術人数を増やすためにスタッフの人数を増やし、人件費による出費が増えてしまうこともあるでしょう。
スタッフを増やさずに施術人数を増やそうとすると、施術が雑になったり接客対応が悪くなったりしてお客様が離れてしまう可能性もあります。
価格設定をする際は、サロンの規模・スタッフの人数・1日に施術できる人数などを考えた上で価格設定をすることが大切です。
脱毛サロンの価格の決め方
脱毛サロンの価格の決め方は以下の通りです。
- 立地とターゲットから価格を想定して決める
- サロンのコンセプトから価格を決める
- 想定される1ヶ月の売上から価格を設定する
プラン料金は一度設定すると簡単には変更できません。
後々「もっと高く設定しておけばよかった」「価格設定が安すぎて経営が成り立たない」と後悔しないためにも、価格設定の方法を事前に把握しておきましょう。
立地とターゲットから価格を想定して決める
価格を設定する際は、サロンの立地やターゲット層に合わせて価格設定することが大切です。
家賃の高いエリアの場合は、賃料を支払える価格設定にする必要があります。
「安ければお客様が集まるから」と価格設定を安くしてしまうと、家賃を払えなくなってしまい経営が成り立たなくなってしまう可能性があるため注意が必要です。
また、ターゲット層に合わせて価格設定することも重要なポイントといえます。
例えば、仕事をしている20代・30代がターゲットであれば、少し高めな価格設定でも来店してくれる可能性は高いです。
一方、お仕事をお休み中の主婦の方やママ世代がターゲットの場合は、できるだけ安い価格に設定した方が、来店を促しやすくなります。
価格を高めに設定する場合は、最新の脱毛機を導入したり術後のアフターケアを行ったりなど、サービスを充実させ価格に合った対応をすることが大切です。
サロンのコンセプトから価格を決める
サロンのコンセプトに合わせて価格設定することも重要なポイントです。
「リラックスできる脱毛サロン」がコンセプトであれば、完全個室の施術室や施術後の保湿ケアなどのサービスを付けることで、平均より少し高めな価格設定にしても問題ありません。
一方「忙しい方向けのスピーディーな脱毛ができるサロン」をコンセプトにしている場合は、術後のアフターケアなどを行わない分、プラン料金を安く設定するのがおすすめです。
サロンのコンセプトやサービス内容に合わせて価格設定することで、お客様も納得した上で契約してくれます。
想定される1ヶ月の売上から価格を設定する
想定される1ヶ月の売上から価格設定することも大切です。
1日に施術できる人数・営業日数・目標売上などからプラン料金を設定すれば、目標売上を達成できず、経営が成り立たなくなるといったリスクを軽減できます。
まずはサロンの目標売上を明確にし、逆算するようにプラン料金を設定するのがおすすめです。
脱毛サロンの価格設定をする際の注意点
脱毛サロンの価格設定をする際の注意点は以下の通りです。
- 近隣サロンの値段を把握する
- ターゲット層に合わせて価格設定する
- 高額メニューも設定する
価格設定をどうしたらいいかと迷っている方は、注意ポイントを把握した上で正しく価格設定できるようにしてください。
近隣サロンの値段を把握する
脱毛サロンの価格設定をする際は、まず近隣サロンの値段を把握することが重要です。
理由は、近隣サロンより高い価格設定にしてしまうと集客するのが難しくなり、安すぎる価格設定にすると、新たなサロンがオープンする際に価格競争に巻き込まれやすくなるからです。
近隣サロンの値段を確認する際は、大手脱毛サロンだけでなく、小規模脱毛サロンや個人経営の脱毛サロンも確認するようにしましょう。
それぞれのサロンがどのようなサービスを行っているのか、どの脱毛機を使用しているのかなども確認した上で価格設定することが大切です。
安い料金設定のみをしてはいけない
価格設定をする際は、全てのメニューを安い料金設定にしないようにすることが重要です。
例えば「全身脱毛プラン」「全身+VIO脱毛プラン」「VIO脱毛プラン」などの複数のメニューを全て安く設定してしまうと、売上を立てるのが難しくなります。
一方「全身+VIO脱毛プラン」は安く、「全身脱毛プラン」「VIO脱毛プラン」は平均や平均より少し高めに設定すると、高いプランで売上を立てやすくなります。
また、高いプランと安いプランを作ることで、安いプランのお得感が高くなり、お客様を集約しやすくなるというメリットもあります。
価格設定をする際は、全てのプランを安く設定するのではなく、安いプランと高いプランを作るのがおすすめです。
価格競争では大手サロンに勝てない|差別化できるポイントが重要
近年は新たに開業する脱毛サロンが増えており、料金の安さだけで集客するのが難しくなっています。
特に資本力の高い大手脱毛サロンに価格競争で勝つのは難しいため、料金の安さ以外に差別化できるポイントを作ることが大切です。
最新脱毛機導入・術後のアフターケア・スピーディーな施術など、他のサロンとは異なる自店ならではの強みを持つことで、少し高な価格設定にしても集客できるようになります。
まとめ
今回は脱毛サロンの価格設定方法について解説しました。
脱毛サロンの価格設定は安ければいいというものではなく、近隣サロンの値段やサロンのコンセプトに合わせて設定する必要があります。
価格競争で大手脱毛サロンに勝つのは難しいため、料金の安さ以外の強みを作り、平均や平均より少し高めに価格設定するのがおすすめです。
今後脱毛サロンの開業を検討している方は、本記事を参考に価格設定を考えてみてください。