更新日:2023.02.15

業務用のニードル脱毛機はどんな特徴!?失敗しない選び方について解説

業務用のニードル脱毛機はどんな特徴!?失敗しない選び方について解説

「ニードル脱毛機とはどんなもの?」

「他の脱毛方式とは何が違うの?」

このような疑問を感じている方は多いのではないでしょうか。

脱毛方式にはニードル脱毛・光脱毛・レーザー脱毛などの方法があるため、どれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。

そこで本記事ではニードル脱毛の基礎知識や、他の脱毛方式との違いを詳しく解説します。

失敗しない脱毛機の選び方も解説していますので参考にしてみてください。

ニードル脱毛とは?

ニードル脱毛は「永久脱毛」を目指せる脱毛方式です。毛穴ひとつ一つに針を刺し、電流を流して毛根を破壊することで永久脱毛を目指します。

ニードル脱毛の特徴は以下の通りです。

  • ムダ毛を1本1本処理する
  • 電流を流して毛根を破壊する
  • どんな毛質でも脱毛できる(白髪も脱毛可能)
  • 施術時は強い痛みを伴う

まずはニードル脱毛の仕組みを解説しますので、どのような脱毛方式なのか分からないという方はチェックしてみてください。

ニードル脱毛の仕組み

ニードル脱毛では以下のような流れで脱毛施術を行います。

  1. 毛が伸びた状態の毛穴に針を刺す
  2. 電流を流す
  3. 電流を流した毛穴の毛をピンセットで抜く
  4. 別の毛穴に針を刺す
  5. 再度電流を流す

ニードル脱毛では毛が伸びた状態の毛穴ひとつ一つに針を刺し、電流を流して毛根を破壊します。

電流を流した毛穴から再度毛が生えてくることはないため、一度施術を行うと永久脱毛効果を得られるのが特徴です。

脱毛方法にはニードル脱毛の他に「光脱毛」や「レーザー脱毛」がありますが、これらの脱毛方式は毛のメラニン色素に反応して脱毛をするため、黒い毛にしか反応しません。

一方、ニードル脱毛はメラニン色素に関係なく脱毛ができるため、剛毛から産毛まで幅広い毛質に対応でき、メラニン色素がない白髪を脱毛することも可能です。

ニードル脱毛が適している人

ニードル脱毛は毛穴ひとつ一つに針を刺すため、施術時に強い痛みが発生します。また、電流を流して毛を引き抜くなど、多くの工程が必要なため施術に時間がかかります。

これらの特徴から「ニードル脱毛は全身脱毛には適していない」とされており、脇や男性のヒゲなどの部分的な脱毛に用いられる場合がほとんどです。

以下にニードル脱毛が適している人をまとめました。

  • 脇やヒゲなどの部分的な脱毛をしたい人
  • 光脱毛やレーザー脱毛では効果を感じられなかった人
  • 白髪を脱毛したい人

ニードル脱毛を導入する場合、お客様のニーズに適しているか確認した上で導入することが大切です。

業務用脱毛機の種類

業務用脱毛機には「ニードル脱毛機」の他に「光脱毛機」「レーザー脱毛機」があります。ここでは光脱毛とレーザー脱毛について詳しく解説します。

光脱毛機

光脱毛機は主に脱毛サロンやエステサロンで使用されている脱毛機です。まずは光脱毛の特徴を以下にまとめました。

  • 脱毛サロンで導入されている脱毛方式
  • 痛みが少なく肌への負担が少ない
  • 抑毛効果や減毛効果を得られる
  • 永久脱毛効果は得られない

光脱毛では毛の黒いメラニン色素に反応する低出力の光を照射し、発毛組織にダメージを与えることで抑毛・減毛を目指します。

ニードル脱毛やレーザー脱毛と比べて施術時の痛みが少なく、肌への負担も少ないため、幅広い毛質・肌質の人が受けられるのが特徴です。

他の脱毛方式より効果の現れ方がゆるやかで、施術後すぐに効果を実感できるわけではありませんが、12〜18回程度施術を繰り返すことで確実に毛を減らせます。

レーザー脱毛機

レーザー脱毛は医療行為にあたる脱毛方式で、医療機関やクリニックでのみ導入が許されています。レーザー脱毛の特徴は以下の通りです。

  • クリニックで導入されている脱毛方式
  • 永久脱毛効果を得られる
  • 光脱毛と比べて施術時に痛みが強い
  • 短期間で脱毛効果を実感できる
  • 日焼け肌や色黒肌は施術できないことがある

レーザー脱毛では、毛の黒いメラニン色素に反応するレーザーを照射し、毛根を破壊することで「永久脱毛」を目指すことが可能です。

光脱毛より高出力のレーザーを照射するため、一度の施術で効果を感じやすく5〜8回程度の施術で自己処理が楽になります。

デメリットとしては、メラニン色素の少ない産毛や白髪の脱毛には向いていないこと、日焼け肌や色黒肌は施術できないことなどがあげられます。

ニードル脱毛と他の脱毛方法との違い

 

 

ニードル脱毛

光脱毛

レーザー脱毛

脱毛方法

毛穴に針を刺し、電流を流して毛根を破壊する

メラニン色素に反応する光を照射し毛根にダメージを与える

メラニン色素に反応するレーザーを照射し毛根を破壊する

得られる効果

永久脱毛

抑毛・減毛

永久脱毛

痛み

かなり強い

弱い

強い

必要な施術回数

全ての毛穴を施術するまで

効果を実感:5〜8回程度

自己処理が楽になる:12〜18回程度

効果を実感:3〜5回程度

自己処理が楽になる:5〜8回程度

ニードル脱毛と他の脱毛方式の違いは上記の通りです。

他の脱毛方式は、黒いメラニン色素に反応する光・レーザーを照射するのに対し、ニードル脱毛は電気針を使用して脱毛を行います。

広範囲の脱毛には光脱毛やレーザー脱毛が敵していますが、脇やヒゲなどを部分的に脱毛したい場合にはニードル脱毛がおすすめです。

関連記事
光脱毛とニードル脱毛の違いは?メリット・デメリットを解説!

失敗しない業務用脱毛機の選び方

ニードル脱毛機を含め、業務用脱毛機を選ぶ際に失敗しないためのポイントは以下の4つです。

  • トータルコストを確認する
  • 多機能性があるか確認する
  • 脱毛機の機能や性能を確認する
  • メーカーの和ポート体制を確認する

ひとつずつ詳しく解説しますので、今後業務用脱毛機の購入を検討している方は参考にしてみてください。

トータルコストを確認する

業務用脱毛機を購入する際は、本体価格だけでなくランニングコストを含めたトータルコストを確認することが大切です。

業務用脱毛機のランニングコストには以下のようなものがあります。

  • 故障時のメンテナンス代
  • 照射ランプ交換費用(光脱毛/レーザー脱毛)
  • 針の交換費用(ニードル脱毛)

光脱毛機やレーザー脱毛機は、機種によって最大照射数やランプ代が異なります。

本体価格が安い機種を選んでも、最大照射数が少なくランプ代が高いものであればランニングコストが高くなり、トータルでかかる費用が高くなってしまう可能性があります。

ニードル脱毛機も機種によって機種代や針代が異なるため、トータルコストを比較して選ぶことが大切です。

多機能性があるか確認する

多機能性があるかどうかも確認する必要があります。

光脱毛機やレーザー脱毛機の中には、脱毛効果だけでなく美肌効果が期待できる機種もあります。

副次効果が期待できる機種であれば、ひとつのマシンで複数のメニューを提供することも可能です。

脱毛機の機能・性能を確認する

多機能性を確認することも重要ですが、最も重要なのは脱毛機そのものの機能・性能です。

  • 痛みを抑える機能が搭載されているか
  • 男性の毛にも対応できるか
  • 薄い皮膚にも対応しているか

脱毛機の機能・性能でチェックすべきポイントを解説します。

痛みを抑える機能が搭載されているか

最近の脱毛機の中には光やレーザーを照射する際に、皮膚表面を冷やす冷却装置が搭載されているものがあります。

光脱毛やレーザー脱毛は熱を発生させて脱毛を行うため、施術時に痛みを伴う可能性があります。

冷却装置が搭載されている脱毛機であれば、施術時の痛みを軽減でき、肌トラブルのリスクも軽減することが可能です。

男性の毛にも対応できるか

男性の太く濃い毛にも対応できるかどうかもチェックしたいポイントです。

光脱毛機やレーザー脱毛機の中には、産毛などの薄い毛の脱毛を得意としており、男性の脱毛には適さないものがあります。

光やレーザーの出力を調節できる機器であれば、毛質や肌質に合わせて切り替えながら施術が可能なため、幅広いニーズに対応できるでしょう。

また男性のヒゲ脱毛をメインに集客するのであれば、部分的な脱毛を得意としているニードル脱毛を導入するのもおすすめです。

薄い皮膚にも対応しているか

薄い皮膚にも対応しているかどうかも脱毛機を選ぶ上で重要なポイントです。

脱毛を希望する人の中には、皮膚が薄く脱毛施術が難しい肌質の人もいます。

出力を調節できる脱毛機であれば、一人ひとりの肌質・毛質に合わせて調節できるため、幅広いニーズに対応できます。

メーカーのサポート体制を確認する

業務用脱毛機を販売しているメーカーの中には、経営や販促に関するサポート体制を整えているメーカーもあります。

脱毛機メーカーを選ぶ上でチェックしたいポイントは以下の通りです。

  • 故障時やトラブル時の対応が充実している
  • 経営や販促をサポートしてくれる

それぞれを詳しく見てみましょう。

故障時やトラブル時の対応が充実している

故障時やトラブル時の対応が充実しているかどうかは、メーカーを選ぶ上で必ずチェックしたいポイントです。

業務用脱毛機は何度も施術を繰り返しているうちに、故障してしまったりトラブルが発生したりする場合があります。

万が一の場合にすぐ対応してくれるメーカーであれば安心して使用できるでしょう。

業務用脱毛機には日本国内メーカーのものもあれば、海外製のものもあります。トラブル時にすぐ対応してもらうためには、国内メーカーの脱毛機を選ぶのがおすすめです。

経営や販促をサポートしてくれる

業務用脱毛機を販売しているメーカーの中には、経営や販促のサポート体制を整えているメーカーもあります。

初めて脱毛サロンを開業する方の中には、経営方法や販促に不安を感じている方もいるでしょう。

脱毛機購入後に経営や販促のサポートをしてくれるメーカーであれば、初めて開業する方でも安心して挑戦できるでしょう。

まとめ

本記事ではニードル脱毛機の特徴や、脱毛機購入時の注意点について解説してきました。

ニードル脱毛は電気針を毛穴に刺し、電流を流すことで毛根を破壊する脱毛方式です。

「痛みが強い」「施術に時間がかかる」などの特徴があるため、全身脱毛には向いていませんが、脇や男性のヒゲなどの部分的な脱毛に最適です。

サロンのお客様のニーズに合わせて、どの脱毛方式を導入するか検討するようにしてください。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。