更新日:2024.02.02

VIO脱毛とは?失敗しないためのポイントとメリット・デメリットについて

VIO脱毛とは?失敗しないためのポイントとメリット・デメリットについて

VIO脱毛は、Vライン、Iライン、Oラインと呼ばれる部位の脱毛を指します。それぞれの部位ごとに脱毛のポイントは異なります。またVIO脱毛には様々な形やデザインがあり、自分の好みやライフスタイルに合わせて選ぶことが可能です。

VIO脱毛のメリットだけでなく、デメリットも存在するため、脱毛前にポイントを把握し、自分に合った方法を選ぶことが重要です。以下では、VIO脱毛について詳しく解説します。

VIO脱毛とは?

VIO脱毛とは、デリケートゾーンのムダ毛を脱毛することです。「VIO」とは「Vライン」「Iライン」「Oライン」をまとめたもので、デリケートゾーン周辺のことを指しています。

Vラインはビキニラインのことで、正面から見た時に見えている部分です。

Iラインは足の付け根部分やデリケートな箇所に近い部分、Oラインは肛門まわりの部分になります。

VIO脱毛を行うことで自己処理の手間を省いたり衛生的な状態を保てるだけでなく、以下のように自分の好みに合わせて毛の状態を変えることができます。

・毛量を減らす
・好みの形に整える
・毛をなくす

VIOは、脱毛をしていない状態では「生理中の不快感」「毛量の多さ」「お手入れが面倒」などの悩みが多い部位ですが、脱毛を行うことでそれらのストレスから解放されるというメリットが期待できます。

Vライン

Vラインは、デリケートゾーンの上部を指し、ビキニラインとも呼ばれています。

VIOラインの中で最も毛が太い部分であり、深剃りしすぎると肌荒れを起こしやすい場所です。範囲が広く、自己処理すると失敗してしまうことも多いため、サロンでVライン脱毛をすることで、自分の好みの形に合わせてもらえます。そのため女性人気が高い脱毛箇所といえます。

Iラインとは                                             

Iラインは、Vラインの下・足の付け根に沿った部分で、お尻の手前までを含みます。自分では見えにくく、自己処理が難しい女性器周辺です。

ムレやすかったり・かぶれやすく、清潔を保つのが難しい箇所になります。特に生理中などではニオイが気になりやすく方が多い部位になります。

最初は恥ずかしいと感じるかもしれませんが、サロンなどでの脱毛により細菌の繁殖を抑え、清潔な状態を維持することができます。 

Oラインとは                                           

Oラインは、お尻の穴の周囲を指し、その形状が「O」に似ていることからこの名前が付けられました。Iライン同様、自分では見ることが難しく、自己処理が困難な場所です。

この部分の毛は排泄物や経血などが付着しやすく、ニオイが気になります。清潔に保つのが難しく、自己処理を行う際にはお尻を傷つける危険性もあります。

サロンやクリニックでプロに任せることで、安全かつ効果的にケアした脱毛を行うことができます。

事前に知りたいVIO脱毛のポイント                                                  

VIO脱毛を考える際に知っておきたいポイントはいくつかあります。まず、形や範囲をどのようにしたいかを決めることが重要です。逆三角形や楕円形など、自分の好みやライフスタイルに合った形をサロンで相談することができます。

また脱毛後のケアも重要です。脱毛後は肌が敏感になるため、保湿や適切なケアが必要になります。

サロンやクリニックによって提供されるアフターケアが異なるので、事前に確認しておくことが大切です。

VIO脱毛は通常生理中は行われません。水着や露出の多い服を着る予定がある場合は、スケジュールを調整することも考慮しておく必要があります。

施術中の痛みも考慮すべきポイントです。各人の痛みの感じ方には個人差がありますが、痛みに対する対処法や施術中の快適さをサロンと相談することも大切です。

全体的に、VIO脱毛はデリケートな箇所なので、施術前のカウンセリングで納得できる形やケア方法を確認し、自分に合ったプランを選びましょう。 

アフターケアの対応方法は?                                               

VIO脱毛のアフターケアは、以下の3つのポイントを押さえることが大切。

・冷却
・保湿
・刺激を避ける

「冷却」については施術後、肌が熱を持ったり赤みが出たりすることがあります。そのため、冷却ジェルを塗って冷やすことを覚えておきましょう。

「保湿」に関しても同様です。施術後に、肌が乾燥しやすくなるため、保湿クリームを塗って乾燥を防ぐことが必要です。

「刺激を避ける」ことも大切です。施術後は、肌が敏感になっています。そのため、無理な運動や日焼け、サウナや岩盤浴などの刺激を避けるよう心掛けましょう。

また、施術後2~3日程度は、以下のことに注意を払う必要があります。

・入浴はシャワーで済ませる
・サウナや岩盤浴は控える
・下着は通気性の良いものを着用する

具体的なアフターケアの方法は、サロンやクリニックによって異なります。カウンセリング時に、どのようなアフターケアが提供されるのか確認することをおすすめします。

施術後に以下のような症状が現れた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。

・赤み・腫れ・かゆみなどの炎症
・水ぶくれ
・痛み
・発熱

VIO脱毛は、デリケートゾーンということもあり、肌トラブルが起こりやすい部位です。アフターケアをしっかりと行うことで、肌トラブルを予防することができます。

VIO脱毛で人気の形・デザイン

VIO脱毛では自分の好みに合わせて形・デザインを変えることが可能ですが、人気の形やデザインはある程度決まっています。

人気のデザインは以下の5つです。

・スクエア
・逆三角形
・Iライン
・オーバル
・ハイジニーナ(全処理)

どの形でもIライン・Oラインは全処理・または少し残す程度が前提となっており、主にVラインの形でデザインが決まります。

自分の好きなデザインを選ぶのがオススメですが、特に人気が高いのは「自然な逆三角形」「ハイジニーナ(全処理)」の2つです。

「初めてVIO脱毛を受ける方」「デザインに迷っている方」などは、まずは上のどちらかを試してみるのがオススメです。

人気のデザインそれぞれの特徴を説明します。

スクエア

スクエア形は、Vラインの毛を長方形や台形などの自然な四角形に整えるデザインです。

シンプルかつナチュラルなデザインで、通気性が良くなるというメリットがあります。Vラインの毛がショーツから出ないように整えたい方、自然なデザインを希望する方にオススメです。

毛が残る範囲は他に比べて多いため、「温泉や銭湯などで見られるのが恥ずかしい」「パートナーの反応が気になる」という方でも安心です。

逆三角形

逆三角形は、VIOのデザインの中で最も人気のデザインです。

Vラインを自然な逆三角形に整え、IラインやOラインは全処理・または少し残す程度に仕上げます。「ショーツから毛がはみ出ないように整えたい方」「特にデザインの希望がない方」「脱毛初心者の方」にオススメのデザインです。

万人受けするデザインのため、パートナーの反応が気になる方でも安心です。

なお、自然な形を希望する場合でも最初から形を整えるのではなく、最初の数回は全処理することをオススメします。特に毛量が多い方の場合、最初から形を作ってしまうと無毛部分と毛を残した部分の毛量の差が目立ち、逆に不自然な印象を与えてしまいます。

最初の数回は全照射を行い、ある程度毛量が減ってきたところでデザイン作りに入るようにしましょう。

Iライン

Vラインの毛を細長い長方形に整え、他の部分は全処理・または少し残す程度に仕上げたデザインがIラインです。前から見るとアルファベットの「I」のような形になるため、Iラインと呼ばれています。

毛がほとんど残らないため、おしゃれな印象・洗練された印象を与え、生理中の不快感やムレなどの解決が期待できます。

「毛を減らしたいけどハイジニーナ(全処理)にはしたくない」「おしゃれな下着や面積の小さい水着を着用する」という方が多く、Iラインは面積が小さいため、毛量を減らした方がより綺麗にデザインできます。

逆三角形と同じように、最初の数回は全処理するのがオススメです。

オーバル

Vラインの毛を細長い楕円形に仕上げたデザインがオーバルです。

「逆卵型」とも呼ばれ、卵を逆さにしたような形をイメージするとわかりやすいでしょう。

シンプルで丸みがあるデザインで、「女性的」「上品」といった印象を与えます。

「ショーツから毛がはみ出ないようにしたい方」「上品に仕上げたい方」「毛のボリュームを抑えたい方」にオススメです。

ハイジニーナ(全処理)

VIO全ての部位を全処理して毛が残らないデザインをハイジニーナと呼びます。

逆三角形に続いて2番目に人気のデザインです。

「生理中の不快感やムレが起こりにくくなる」「お手入れが楽になる」など、衛生面のメリットが大きいのが特徴です。

ただし、一度ハイジニーナで脱毛を完了させてしまうとその後元に戻すことは難しいため、ハイジニーナにする場合はしっかり検討してから行うのがオススメです。

パートナーの好みが分かれるデザインでもあるため、ハイジニーナを検討されている方はパートナーの意見も聞いてみるのがよいでしょう。

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VIO脱毛のメリット

VIO脱毛のメリットには以下のようなものがあります。

・お手入れがラクになる
・肌荒れがなくなる
・黒ずみを解消できる
・生理中の不快感がなくなる
・おしゃれの幅が広がる
・コンプレックスを解消できる

衛生面のメリットのみならず、ファッション面のメリット・コンプレックスの解決などさまざまなメリットがあります。VIOの毛は硬くて太いため、カミソリやシェーバーで処理しても綺麗な状態は長くは続きません。

根本から毛を減らすことのできる脱毛では、カミソリやシェーバーでの自己処理では得られないたくさんのメリットが期待できます。

VIO脱毛のメリットをそれぞれ解説していきます。

お手入れがラク

VIO脱毛を受ければ、自己処理の手間が省けてお手入れが楽になります。VIOの毛は毛が太く濃いため、綺麗に自己処理するのはとても大変です。

特にIラインやOラインは自分からは見えにくく、一度処理を始めるととても時間がかかってしまいます。

VIO脱毛を受けることでお手入れが楽になり、自己処理に時間がかからなくなります。とはいえ「VIO脱毛は完了までに時間がかかるんでしょ?」「脱毛完了まで数年も待てない」と思う方もいるでしょう。

しかし、脱毛を受けた直後は一度毛が抜け「毛が生えない期間」ができるので、脱毛完了まで待たなくてもお手入れの手間を軽減できます。

脱毛の性質上、一度施術を受けると照射した部分の毛が抜けて、数週間から数ヶ月程度ツルツルの状態が続きます。

毛がない期間は自己処理をする必要がなく、毛が生えそろったらまた脱毛を受けて再度毛がなくなる、というサイクルを脱毛完了まで繰り返します。

毛が少なくなればそれだけお手入れの手間がかからなくなり、自己処理にかける時間も減っていきます。

VIO脱毛は回数を重ねるごとに効果を実感できるため、気になる方は早めに始めるのがオススメです。

肌荒れがなくなる

VIO脱毛を受けると、肌荒れがなくなるというメリットがあります。VIOの肌は非常にデリケートなため、自己処理で肌トラブルが起こりやすい代表的な部位です。

「カミソリ」「シェーバー」「除毛クリーム」「毛抜き」などを使用して自己処理を行う方は多いと思いますが、下記のような肌トラブルを起こした経験があるのではないでしょうか。

・自己処理後の赤みや乾燥
・シェーバーやカミソリで肌を傷つけてしまった
・毛穴が炎症を起こしている
・ニキビのようなブツブツができる
・深剃りしてヒリヒリする
・チクチクしてかゆい

VIOは特にこのようなトラブルが起きやすい部位です。

特にIラインやOラインは自分では見えないため、自己処理の際に肌を傷つけてしまう可能性があります。

カミソリやシェーバーでの処理の際は、実は毛だけでなく肌も一緒に削っているといわれています。そのため、自己処理後は肌に雑菌が入り込んだり乾燥しやすくなって肌荒れが起きやすくなるのです。

VIOの毛は太く硬いため、生えてきた毛がチクチクすることもあります。VIO脱毛を受けると自己処理の頻度が減るので、肌トラブルを起こしにくくなります。

自己処理後の肌荒れで悩んでいる方は、早めにVIO脱毛を受けてみることをオススメします。

黒ずみの解消できる

VIO脱毛を受ければ肌への負担が軽減され、黒ずみを解消できます。

普段は目につかず気にならない部位ですが、ふとした時に「こんなに黒ずんでいたの?」とびっくりしてしまった経験があるのではないでしょうか。

VIOはもともとホルモンバランスの影響で黒ずみが起こりやすい部分です。さらにVIOの皮膚はデリケートで、服・下着との擦れや自己処理での刺激などで黒ずみが起きてしまいます。

頻繁な自己処理は肌を乾燥させたり肌トラブルの原因になるだけでなく、黒ずみの原因にもなっているのです。カミソリやシェーバーの使用は肌に大きな負担を与えますし、傷ができると色素沈着として黒ずみが残ってしまいます。

VIO脱毛によって自己処理の頻度が減ることで、肌トラブルだけでなく色素沈着・黒ずみの解消にも繋がります。VIOの黒ずみが気になる方は、まずはVIO脱毛を受けてみるのがオススメです。

生理中の不快感がなくなる

VIO脱毛で毛がなくなることで、生理中の不快感がなくなるというメリットがあります。

生理中は普段以上にムレやかゆみが気になるという方は多いと思います。VIO脱毛は衛生面でのメリットが大きく、毛量が少なくなることで「ムレ」「かゆみ」などを軽減できます。

通気性が良くなり、特に不快感の強い生理中でも快適に過ごすことができるでしょう。

生理中に起きやすい「ムレやかゆみ」「ナプキンに毛が挟まる」「毛のチクチク感」「ニオイ」なども解決することが可能です。生理中のムレは雑菌の繁殖に繋がるため、衛生面でのメリットも大きくなります。

特にハイジニーナ(全処理)では毛が全てなくなるため、生理中の不快感や衛生面は劇的に改善されるでしょう。毛を全処理したくないという場合は、IラインとOラインの毛を脱毛するだけでも不快感は改善されます。

生理中の肌荒れや不快感が気になる方にはVIO脱毛が非常にオススメです。

おしゃれの幅が広がる

VIO脱毛をすると毛が気にならなくなり、おしゃれの幅が広がるというメリットがあります。

可愛い下着やおしゃれな水着は面積が小さいため、「毛がはみ出ていないか心配」「水着がズレたらどうしよう」と心配になる方が多いのではないでしょうか。

毛を気にするあまり、​​可愛い下着やおしゃれな水着を着ることを諦めてしまう方もいらっしゃると思います。VIO脱毛で毛を綺麗に処理することで、毛が気にならなくなり思いっきりおしゃれを楽しめるようになります。

「よくプールや海に行く方」「おしゃれで可愛い下着が好きな方」は、VIO脱毛をしておけばストレスなく水着や下着を楽しめるでしょう。

おしゃれを楽しみたい方にはハイジニーナ(全処理)が最も適していますが、ハイジニーナに抵抗のある方はIラインやオーバルといったデザインもオススメです。

VIOのデザインを決める際は、着たい下着や水着に合わせて形を考えるのが良いでしょう。

コンプレックスを解消できる

VIO脱毛には、コンプレックスを解消できるというメリットがあります。

毛の量や濃さは人によって違うため、「他の人よりも毛が濃い」「パートナーに毛のことを指摘された」などのコンプレックスを抱いている方もいらっしゃるかと思います。

脱毛で毛の量を減らしたりなくしたりすることで、コンプレックスの解消に繋がります。最近では介護に向けてVIO脱毛を行う「介護脱毛」が一般的になってきています。

将来介護を受ける時に「毛の処理がされていない」「毛の量が多い」状態だと、排泄介助をする側の負担が増えてしまいます。同時に、介護をされる側も恥ずかしい思いをするでしょう。

将来を見据えてあらかじめVIOを脱毛しておくことで、「介護者の排泄介助の負担」「介護される側の心理的負担」がそれぞれ軽減されます。

介護ではオムツや尿パッドを使用することもありますが、脱毛をしておくとオムツのムレやかゆみを軽減することにも繋がり一石二鳥です。

VIO脱毛のデメリット

VIOにはメリットがたくさんある一方、デメリットもいくつか存在します。VIO脱毛を受けるに当たっては、施術者にデリケートゾーンを見せるのが恥ずかしいという方もいらっしゃるでしょう。

その他、VIO脱毛でのデメリットは以下の通りです。

・回数、期間がかかりやすい
・終わるまで見た目が良くない
・脱毛後にトラブルが起きやすい
・自己処理が難しい
・直接肌に当たり気になる
・黒ずみが気になる

最近はVIO脱毛が一般的になりつつあり、メリットをアピールする広告などを見かける機会が増えていると思います。

しかし、きちんとデメリットについて理解しておかないと「思ったのと違った」「こんなはずではなかった」と施術後の後悔が大きくなってしまいます。

VIO脱毛のデメリットについてそれぞれ解説していきます。

回数・期間がかかりやすい

VIO脱毛は、脱毛完了までの回数・期間がかかりやすいというデメリットがあります。

脱毛回数の目安表(医療脱毛)


自己処理が楽になるまで

自己処理が不要になるまで

 

VIO

5〜8回程度/約1年〜1年半

8〜10回程度/約1年半〜2年

VIO以外の体毛

3〜5回程度/約半年〜1年

5〜8回程度/約1年〜1年半

上の表は、医療脱毛を受けた場合の一般的な回数の目安表です。

どの程度で満足するかは個人差がありますが、VIOの場合、VIO以外の部位に比べると回数・期間がかかることがわかります。

体の他の部分に比べ、VIOには太く濃い毛が密集してたくさん生えています。そのため他の部分よりも効果を実感しにくく、脱毛完了までの回数・期間がかかりやすくなってしまうことがあります。

また、全身+VIOという契約で施術を受けている場合は回数がずれてしまう場合もあります。

全身の毛は自己処理が不要になっても、VIOは施術が終わらず脱毛に通い続ける必要があるというケースは多いです。回数・期間がかかるということはそれだけ料金もかかりますし、痛みに耐えて施術を受ける回数も多くなることがあります。

サロンでVIO脱毛を受けている人も多いと思いますが、サロン脱毛ではVIOは特に回数がかかりやすく、完了するまでに20回以上かかってしまいます。

痛みが気になる方にとってはサロン脱毛はとてもオススメの脱毛方法ですが、脱毛効率や効果の高さは医療脱毛の方が優れています。

サロン脱毛を検討している場合は「VIO脱毛のみ医療脱毛で行う」「回数がかかってもいいから痛みの少ないサロン脱毛を受ける」「医療脱毛で毛を減らしてからサロン脱毛に移行する」など、VIOの対応を事前に決めておくのがオススメです。

終わるまで見た目が良くない

VIO脱毛のデメリットとして、終わるまで見た目が良くないというものがあります。

脱毛の途中経過が「生えかけの状態」「毛がチクチクしている状態」になり、脱毛が終わるまでは見た目が良くない可能性があります。

医療脱毛・サロン脱毛ともに、脱毛施術は以下のようなサイクルを繰り返します。

①自己処理をする
②施術を受ける
③照射部位の毛が抜け落ちる
④新しい毛が生えてくる
⑤毛が生えそろったら自己処理して照射する(①に戻る)

このサイクルを、毛量や形に満足するまで5〜10回程度繰り返します。

特に④「新しい毛が生えてくる」の時に見た目が気になる方が多いようです。

生え始めの毛はチクチクするので、不快に感じる人も少なくありません。

照射漏れによって一部分のみ毛が残ってしまい、見た目が変になる可能性もあります。

「パートナーに見せるのが嫌」「温泉や銭湯に行けない」という気持ちになるかもしれません。イベント予定と脱毛施術の予定を合わせるようにするなど、スケジュールを調整するのがオススメです。

脱毛後にトラブルが起きやすい

VIO脱毛では、脱毛後にトラブルが起きやすいのもデメリットの1つです。デリケートゾーンの肌は非常に薄くて刺激に弱いため、脱毛後は肌荒れを起こしやすい部位になります。

全身の中でも特に肌トラブルを起こしやすく、「赤み」「かゆみ」「毛嚢炎(もうのうえん)」「乾燥」「やけど」といった症状が出やすくなっています。

特に毛嚢炎には注意が必要です。

自己処理や脱毛の刺激によって肌が弱ったところに雑菌が繁殖して起こる症状で、「赤いニキビのような状態」「膿を持ったニキビのような状態」になります。

毛嚢炎になった場合、薬を塗ったり皮膚科を受診するなどの適切な処置が必要になってしまいます。

照射の際は肌や毛の状態に合わせて出力を調節しますが、やけどのリスクもゼロではありません。黒ずみが起こりやすい部位であるVIOでは、他部位に比べてやけどのリスクも高くなります。

医療脱毛では医師が肌の状態を見てくれるので安心できますが、レーザーの出力が高い分、こういった肌トラブルが起こりやすくなっています。

サロン脱毛では肌への負担が少ない分、医師が常駐していないため肌トラブル時の対応には時間がかかってしまいます。

医療脱毛・サロン脱毛それぞれにメリット・デメリットがあるため、VIO脱毛の肌トラブルのリスクを理解した上で、両者を比較して選ぶのがオススメです。

自己処理が難しい

VIO脱毛のデメリットとして、自己処理が難しいという点があげられます。

VIO脱毛に限らず、脱毛施術前には必ず自己処理を済ませてからサロン・クリニックに行くことになっています。脱毛の機械は黒い色素である「メラニン」に反応する性質を持っており、毛が伸びていると機械は伸びた毛に反応してやけどの原因になってしまうからです。

そのため毛はできる限り綺麗に処理しておかないといけないのですが、VIOの自己処理はとても難しく、特に脱毛初心者の方は苦戦してしまいます。特にIライン・Oラインは自分から直接見えないため、鏡を使って処理することになり非常に難しいです。

電気シェーバーやカミソリを使用しての処理になるため、「肌を切ってしまった」「深剃りしてしまった」「粘膜を傷つけてしまった」などのトラブルが起こりやすくなります。

慣れてしまえば手際良くできるようになりますが、最初の数回はどうしても自己処理に手間取ってしまうでしょう。

直接肌に当たり気になる

VIO脱毛を行うと、ナプキンが直接肌に当たり気になるようになるというデメリットがあります。

VIO脱毛のメリットに、「毛がなくなって不快感が軽減される」「ムレやニオイが気にならなくなる」というものがあります。しかし、遮る毛がなくなって肌とナプキンが直接当たるようになることで、生理中の肌荒れが悪化してしまう方もいるようです。

特にハイジニーナ(全処理)やIラインを全処理した場合や、肌の弱い方に起こりやすいといわれています。

遮る毛がなくなったことで「経血がモレやすくなった」「伝いモレが気になるようになった」という声もあり、今までにはないストレスに悩まされるようになるかもしれません。

毛がなくなった脱毛完了後では遅いので、脱毛期間中に「生理期間の肌荒れ」「経血の伝いモレ」をチェックしてみましょう。

黒ずみが気になる

VIO脱毛を受けることで、かえって黒ずみが気になる場合があります。前述しました脱毛のメリットの1つに「黒ずみが気にならなくなる」があります。

脱毛によって自己処理が減ることで肌への負担や摩擦が減ることで、黒ずみが改善されるからです。

しかし、脱毛を受けることによって黒ずみがさらに気になることがあります。

これは脱毛で黒ずみが悪化するのではなく、「今まであった黒ずみ」「毛に隠れていた黒ずみ」がハッキリと目に見えるようになって、かえって脱毛前よりも黒ずみが気になってしまうのが原因です。

VIOはホルモンバランスの影響を受けて黒ずみが起こりやすい部分です。

さらに肌が薄くデリケートなため、ショーツや服とのわずかな摩擦によっても黒ずんでしまいます。

黒ずみが気になる方は「保湿を行う」「摩擦の少ない服や下着を身につける」「VIO専用クリームを使用する」などの対策を行いましょう。

脱毛クリニックでは「ハイドロキノン」という美白効果のある薬が販売されていることが多いので、気になる方は問い合わせてみるのがオススメです。

アンダーヘアのお手入れ方法 

アンダーヘアのお手入れは、なかなか人には相談しにくい話題です。しかし、まわりの人はどうしているのか気になる方は多いのではないでしょうか。

そこで、アンダーヘアのお手入れ方法について解説します。                          

アンダーヘアのお手入れ方法は以下の3つです。

・自己処理する
・クリニックに通う
・脱毛サロンを利用する

それぞれについて詳しく見ていきましょう。 

自己処理する 

カミソリや毛抜き、電気シェーバーなどを使って、自分でムダ毛を処理する方法です。

手軽にできる反面、肌への負担が大きく、カミソリ負けや肌荒れの原因になることがあります。自己処理は手軽な方法ですが、肌への影響や処理の効果には個人差があります。肌質や感じ方によって適した方法が異なるため、自己処理を行う際は肌の状態を十分に考慮し、適切な方法を選択することが必要です。                              

クリニックに通う

クリニックでの脱毛では、レーザーや光脱毛などのプロの施術を受けることができます。これらの方法は効果が高く、長期的な脱毛効果が期待できます。しかし、痛みを伴うことや費用が高額になることがデメリットといえます。

レーザーや光脱毛は、毛根に熱を与えて毛を薄くしたり、成長を遅らせることで脱毛効果を得る方法です。しかし施術中には痛みを感じることがあり、肌の敏感な箇所であるアンダーヘアの脱毛には特に痛みを伴うことがあります。効果が高い反面、痛みが伴い、費用も高額であることを念頭に置かなければいけません。

脱毛サロンを利用する

脱毛サロンでは、光脱毛などのプロの施術を受けることができます。光脱毛は、脱毛器から放射される光によって毛根を温め、毛の成長を遅らせる方法です。

痛みや費用の観点から見ると、脱毛サロンはクリニックに比べると痛みが少なく、費用も安価ですが、効果はクリニックに比べると劣る可能性があります。

VIO脱毛で後悔しないための注意点

VIO脱毛で後悔しないためのポイントを紹介します。

ポイントは以下の5つです。

  • 事前にデザインを決める
  • 痛みの少ない脱毛を選ぶ
  • 入念に保湿をする
  • どこまで照射できるか確認する
  • 白髪になる前に脱毛をする

VIO脱毛では、一度脱毛を完了すると毛を元に戻すことはできません。

「違うデザインにすればよかった」「VIO脱毛しなければよかった」と思ってからでは遅いのです。

上記のポイントに気をつけてVIO脱毛を開始すれば、施術後に後悔する可能性は低くなるでしょう。

5つのポイントをそれぞれ紹介していきます。

事前にデザインを決める

VIO脱毛で後悔しないために、事前にきちんとデザインを決めるのがオススメです。

脱毛の仕組み上、脱毛完了後に毛を元に戻すことは難しくなってしまいます。

「あのデザインにすればよかった」「もっと毛を残しておけばよかった」と後悔しても、毛を復活させることは非常に難しいため、事前にデザインをきちんと決めておく必要があります。

特にVラインの毛は温泉や銭湯に行った時に目につきやすく、後悔しがちな部位です。

ハイジニーナ(全処理)にする場合やIラインやオーバルにして毛の面積を減らす場合は、よく考えてからデザインを決定しましょう。

後から後悔しないために、脱毛開始前に希望のデザインを決定しておきましょう。

最初は面積を大きめに残しておき、生活スタイルや希望に合わせて徐々に毛の範囲を減らしていくのもオススメです。

「四角形から三角形にする」「三角形からオーバルにする」などデザインの変更が難しい場合もあるため、注意してデザインを決定するようにしましょう。

パートナーがいる方は、パートナーの意見を参考にするのもオススメです。

痛みの少ない脱毛を選ぶ

VIO脱毛で後悔しないためには、痛みの少ない脱毛を選ぶのがオススメです。

VIO脱毛には痛いイメージをお持ちの方が多いと思います。

「痛みに耐えられるか不安」「痛いのが苦手でもVIO脱毛を受けられる?」という不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

せっかく勇気を出してVIO脱毛を契約しても、痛みが強くて最後まで施術を受けられなかったり、コースの回数を残したまま諦めてしまったらもったいないですよね。

VIOの毛は濃くて太いため、照射時の痛みを感じやすい部分になっています。

肌がデリケートなため、照射後のひりつきや乾燥に悩まされることも。

そのため、VIO脱毛を行う場合は痛みに配慮した脱毛方法を選ぶのがオススメです。

脱毛の痛みを抑える主な方法は以下の通りです。

  • 麻酔が使えるクリニックを選ぶ
  • 蓄熱式を選ぶ
  • サロン脱毛を選ぶ

医療脱毛ではほとんどのクリニックで麻酔を使用できるため、痛みが気になる方は麻酔を使用するのがオススメです。

蓄熱式脱毛は比較的痛みが少なく、痛みが苦手な方でも受けられる可能性があります。

クリニックで使用している機械を確認しておくのがオススメです。

熱破壊式は痛みが強いため、痛みが苦手な方は避けた方がよいでしょう。

サロン脱毛で使用されている「光脱毛」は、レーザー脱毛に比べて痛みが少ないといわれています。

医療脱毛よりも回数がかかってしまいますが、サロンでVIO脱毛を行うというのも一つの手段です。

また、肌の状態や体調によっても痛みの感じ方は変わります。

生理前や生理中はホルモンバランスの変化で肌が敏感になり、痛みを感じやすくなります。

同様に、肌が乾燥している時も痛みが強くなります。

「生理前や生理中の施術は避ける」「脱毛前後は徹底して保湿を行う」など、個人でも痛み対策を行いましょう。

入念に保湿をする

VIO脱毛で後悔しないためには、入念に保湿をすることが大切です。

保湿することによって、さまざまなメリットが得られます。

保湿による主なメリットは以下の通りです。

  • 痛みを軽減する
  • 肌トラブルを防ぐ
  • 黒ずみの悪化を防ぐ
  • 脱毛後の肌の乾燥を防ぐ

肌が乾燥していると、肌を外的刺激から守る「バリア機能」が低下するため、痛みを感じやすく刺激に弱い状態になってしまいます。

施術時の痛みが強くなるだけでなく、施術後の「赤み」「毛嚢炎」「かゆみ」といった肌トラブルも起こりやすくなってしまいます。

乾燥によって摩擦が強くなることで、黒ずみが悪化する可能性もあります。

乾燥がひどい場合は脱毛施術を継続できなくなったり、やけどが起こるリスクが上がる可能性があり危険です。

デリケートゾーンを保湿する習慣をお持ちの方は少ないと思いますが、脱毛前後は必ず保湿を行いましょう。

脱毛後は特に肌の乾燥が進むため、脱毛後1〜2週間は念入りに保湿してください。

VIOは粘膜が近く肌が敏感な部位なので、保湿には「VIO専用クリーム」「敏感肌用クリーム」などを使用するのがオススメです。

肌に合わないものや刺激が強いものはかえって肌への負担が大きくなるため、肌にやさしい処方のものを使用しましょう。

どこまで照射できるか確認する

VIO脱毛を受ける前には、どこまで照射できるか確認しておきましょう。

クリニックやサロンによってVIOの照射範囲が異なります。

よくあるパターンが「鼠蹊部(そけいぶ・太ももの付け根)が施術範囲に含まれていない」「粘膜部分(Iラインの内側)は照射不可」などです。

サロンは粘膜部分の照射を行っていない場合が多いため、粘膜のキワまで綺麗に脱毛したい方には向いていません。

クリニックでは粘膜部分も照射してくれることが多いですが、細かい照射範囲はクリニックによって異なります。

コースを契約した後で「希望する箇所の脱毛ができない」「希望部位の施術には追加料金が必要」という事実が発覚するケースもあるため、照射範囲をきちんと確認しておくようにしましょう。

詳しい照射範囲はカウンセリングで教えてくれるので、気になるサロン・クリニックがある場合はまずはカウンセリングを受けてみるのがオススメです。

白髪になる前に脱毛をする

白髪になる前に脱毛をするというのは、VIO脱毛で後悔しないための重要なポイントです。

最近では介護を見据えてVIOを脱毛する「介護脱毛」が一般的になっており、40代・50代の脱毛需要は急激に高まっています。

そこで注意したいのが「白髪」です。

実は、白髪の部分にレーザー脱毛や光脱毛を行っても効果はありません。

脱毛のレーザーや光は、毛の色素である「メラニン」に反応することで毛にダメージを与えます。

メラニンが少ない産毛や細い毛は効果が出にくいものの、回数を重ねれば効果を実感できるようになります。

しかし白髪にはメラニンが全くないため、レーザーや光を当てても脱毛の効果は出ないのです。

白髪になってしまった毛は「ニードル脱毛(針脱毛)」という方法で脱毛できますが、非常に痛みが強いためオススメしません。

レーザーや光による脱毛は施術効率が良く効果の実感がしやすいため、白髪がないうちにレーザーや光による脱毛を受けておくのがオススメです。

「VIO脱毛をしておけばよかった」「もっと早くVIO脱毛を始めればよかった」と後悔しないために、白髪になる前に脱毛を開始しましょう。

まとめ

VIO脱毛は、デリケートゾーンのムダ毛を処理する方法です。

お手入れが楽になる、肌荒れがなくなる、黒ずみが解消されるなどのメリットがあります。

しかし、回数・期間がかかったり、脱毛後にトラブルが起きたりする可能性があるため、事前にしっかりと情報を収集して、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
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コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。