更新日:2023.02.14

ニードル脱毛の痛みとは?痛みを感じやすい部位や人の特徴と痛みを軽減する方法について解説

ニードル脱毛の痛みとは?痛みを感じやすい部位や人の特徴と痛みを軽減する方法について解説

「ニードル脱毛をやりたいけど、痛みが心配」「ニードル脱毛はとても痛いって本当?」と心配している方は多いでしょう。

確実な脱毛効果を持つニードル脱毛を希望する方は少なくないですが、施術時には毛穴に針を刺し電流を流すため、他の脱毛方法に比べて痛みが強いといわれています。

本記事では、

  • 医療脱毛と光脱毛との違い
  • 痛みを感じやすい部位
  • 痛みを感じやすい人の特徴
  • 痛みを軽減する方法

について紹介します。

「ニードル脱毛の痛みを軽減したい」「どんな痛みなのか知りたい」と考えている方は、ぜひ記事を参考にしてみてください。

ニードル脱毛は痛みが強い?

ニードル脱毛は別名「電気針脱毛」「針脱毛」とも呼ばれ、毛穴に針を刺し、電流を流して毛根にある発毛組織を破壊する施術です。

半永久的な効果を持つ医療脱毛、毛が生えるスピードを抑えるエステ脱毛とは異なり、ニードル脱毛は確実な脱毛効果を持ち「永久脱毛」を行うことができます。

ニードル脱毛で細胞を破壊する行為は医療行為のため、施術は医療機関のみで行われています。

施術では生えている毛をピンセットでつまんで、毛穴の方向に針を挿入します。

先端以外は、特殊コーティングが施された極細の絶縁針を使用し、コーティングによって施術による炎症ややけどを予防しています。

針を毛穴に挿入したら、高周波やラジオ波と呼ばれる電気を0.2~1秒ほど流して熱を発生させ、発毛組織を破壊します。

毛穴に針を刺し電流を流すため、「肌をチクチク刺される痛み」「電流が流れる痛み」「ヒリヒリ感」を感じるようです。

クリニックによっては「局所麻酔」「表面麻酔」を用意し、万全に痛み対策をして施術に望めるところもあるようなので、痛みが気になる方は麻酔を使用してみてください。

医療脱毛と光脱毛との違い

 

ニードル脱毛

医療脱毛

光脱毛

痛み

非常に強い

強い

弱い

痛みのイメージ

チクチク感

肌が内側からヒリヒリする痛み

輪ゴムで弾かれる痛み

輪ゴムで弾かれる痛み(VIO)

じんわりと温かい

麻酔

使用可

使用可

不可

ニードル脱毛の痛みと医療脱毛と光脱毛との違いを説明します。

医療脱毛の痛みは「輪ゴムで弾かれる痛み」「ヒリヒリ感や熱さ」と表現されることが多く、毛が濃い部分ほど痛みは強くなります。

光脱毛も医療脱毛と同様、毛が濃い部分である「ヒゲ」「VIO」は熱さを感じることがありますが、他の部位では痛みが少ない脱毛方法です。

ニードル脱毛の痛みは毛の太さや毛量に左右されず、1本1本の施術で痛みが発生します。

針を刺すときは「チクチク感」、電流を流すときは「ピリッとする感じ」と表現され、電流が流れた後は「肌が内側からヒリヒリする」と感じる方が多いです。

人によっては「痛い」と声が漏れてしまうこともあり、麻酔を使用するのがオススメです。

痛みが苦手な方は、一番痛みの少ない光脱毛が向いているでしょう。

ニードル脱毛の痛みの違い

ニードル脱毛は痛みが強いイメージがありますが、痛みの感じ方は部位や体質によって異なります。

特に「VIO」「ワキ」などの皮膚が薄い部分や、「乾燥肌」「日焼け肌」などの体質の方は痛みを感じやすいといわれています。

  • 痛みを感じやすい部位
  • 痛みを感じやすい人の特徴

をそれぞれ紹介します。

痛みを感じやすい部位

ニードル脱毛は部位によって痛みの感じ方が異なります。特に痛みを感じやすい部位は「ワキ」「VIO」「顔」の3つです。

皮膚が薄い部分は刺激を感じやすいため、ニードル脱毛でも痛みを感じやすいといわれています。

それぞれの部位について詳しく説明します。

痛みを感じやすい部位はVIO

VIOはニードル脱毛の中でも特に痛みを感じやすく皮膚は非常にデリケートなため特に刺激を感じやすい部位です。

VIOは毛の本数が多いことで、施術に時間がかかりさらに痛みが増してしまいます。中には施術時の痛みに耐えきれず、施術を中断してしまう方もいたりします。

ニードル脱毛でVIOを脱毛する場合、麻酔を使用するなど念入りに痛みを軽減する対策を行って施術するようにしましょう。

VIOは医療脱毛・光脱毛でなかなか効果が出にくい部位ですが、回数を重ねれば毛は減っていきます。

医療脱毛・光脱毛の機器は日々進化しているため、過去に医療・光脱毛で効果がなかった方でも、最新の機械なら効果が得られるかもしれません。

ニードル脱毛の痛みが心配という方は、まずは医療脱毛・光脱毛を試してみることをオススメします。

顔・ワキは皮膚が薄いので注意

顔・ワキも皮膚が薄いので注意が必要です。

顔・ワキは体の中でも特に皮膚が薄く、ニードル脱毛の刺激を感じやすくなっています。

眉周りやワキはニードル脱毛でも人気が高い部位ですが、特に目の周りは痛みを感じやすいため、痛みに注意して施術を行う必要があります。

麻酔を使用し、しっかりと対策を行った上で施術を行うのがオススメです。

粘膜が近い目周りには表面麻酔を使用できないことがあるため、クリニックに対応を確認しましょう。

医療脱毛・光脱毛では眉周りや眉間の施術が難しいため、顔のニードル脱毛を受ける方は多いです。

顔脱毛の場合、医療脱毛・光脱毛である程度脱毛を行い、仕上げとして気になる部分にのみニードル脱毛を利用するのが良いでしょう。

ワキ脱毛であれば、医療脱毛や光脱毛で施術を行う方が多いです。ニードル脱毛に比べて施術時間が短く痛みが少ないため、心身の負担が少なくてすみます。

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痛みを感じやすい人の特徴

ニードル脱毛で痛みを感じやすい人の特徴は以下の3つです。

  • 乾燥肌の人
  • ホルモンバランスの乱れが目立つ人
  • 日焼けしている人

痛みを感じやすい人の特徴と、それに対応する方法をそれぞれ紹介します。

乾燥肌の人

乾燥肌の人は、脱毛時の痛みを感じやすくなります。

脱毛時に肌が乾燥している状態だと、ちょっとした刺激でも痛みとして感知してしまいます。

ニードル脱毛では針を毛穴に挿入し、さらに電流を流すというプロセスがあるため、できるだけ肌のコンディションが良い時に施術を受けるのが良いでしょう。

さらに、脱毛後にも念入りな保湿が必要です。

ニードル脱毛では、針を毛穴に挿入し電流を流すことで熱を発生させて発毛組織を破壊します。熱は蒸発する時に水分を奪うため、脱毛後の肌は乾燥しやすくなってしまいます。

脱毛時の痛みを軽減するためにも、日々のスキンケアは欠かせません。保湿クリームなどを使用して、毎日お風呂上がりに保湿ケアを行うのがオススメです。

ニードル脱毛に限らず、医療脱毛・光脱毛などの方法でも乾燥肌の方は痛みを感じやすいといわれているため、脱毛を行う方は必ず保湿ケアを行いましょう。

ホルモンバランスの乱れが目立つ人

ホルモンバランスの乱れが目立つ人は、脱毛時の痛みを感じやすくなっています。

ホルモンバランスと肌は密接に関係しているため、ホルモンバランスが乱れている時の肌は痛や刺激を感じやすく痛みをストレスとして感じてしまいます。

特にホルモンバランスが乱れやすい「生理前」「生理中」は、できるだけ施術を避けることが必要です。

「不規則な生活をしている」「食事をきちんと摂っていない」という場合でもホルモンバランスが乱れてしまうため、脱毛施術前後はできるだけ規則正しい生活を心がけましょう。

脱毛の痛みをなるべく軽減させたい場合、生理前後や体調不良時は避け、万全な体調で施術を受けるのがオススメです。

日焼けしている人

ニードル脱毛は肌質に関係なく施術が受けられるのが特徴ですが、日焼けしている人は痛みを感じやすくなります。

医療脱毛・光脱毛では日焼け肌の方は施術を受けられませんが、ニードル脱毛は日焼けしていても施術可能です。

医療脱毛・光脱毛の場合、レーザーや光をメラニンに反応させて脱毛を行いますが、ニードル脱毛ではメラニンの有無は関係ないため、やけどのリスクを回避し安全に施術を行うことができます。

しかし、日焼け後の肌は炎症を起こしている状態で非常にデリケートです。日焼け直後に脱毛を受けると、痛みが増したり・予期せぬ肌トラブルにつながる可能性もあります。

日焼けの程度や時期によっては施術を受けられない可能性もあるため、日焼けする機会が多い方が脱毛を行う際は医師に確認してみましょう。

痛みを軽減する方法

ニードル脱毛の痛みを軽減する方法があります。

痛みを軽減する方法は下記の3つです。

  • 麻酔を使用する
  • 痛みを感じにくい脱毛種類にする
  • 日常のケアで痛みを軽減する

麻酔の使用以外にも、対策を行うことができます。

3つの方法をそれぞれ詳しく説明します。

麻酔を使用する

痛みを軽減するには、麻酔を使用するのがオススメです。

医療機関である脱毛クリニックでは、「局所麻酔」「表面麻酔」「笑気麻酔」などの麻酔が用意されています。

  • 局所麻酔・・・施術する場所に痛み止めの薬を注射して、その部分だけ痛みを取る方法
  • 表面麻酔・・・クリームやテープを貼り、皮膚表面の感覚を麻痺させる方法
  • 笑気麻酔・・・リラックス効果のある医療用の笑気ガスを吸入する方法

一般的に医療脱毛では表面麻酔と笑気麻酔のみが用意されていますが、痛みの強いニードル脱毛では局所麻酔を使用することができます。

クリニックによって取り扱う麻酔が異なるため、通院するクリニックに問い合わせてみるのがオススメです。麻酔はほとんどの場合が有料で、局所麻酔は10,000円前後、笑気麻酔・表面麻酔は2,000〜3,000円程度で使用可能になります。

できるだけストレスなく施術を受けられるよう、ぜひ麻酔を使用してみてください。

痛みを感じにくい脱毛種類にする

痛みが気になる方は、思い切って痛みを感じにくい脱毛種類にするのがオススメです。

ニードル脱毛は痛みが非常に強いため、痛みが苦手な方には不向きな脱毛方法です。特に「VIO」「ワキ」は毛が多く施術に時間がかかるため、ニードル脱毛で施術をすると痛みが強くなってしまいます。

医療脱毛はニードル脱毛に比べて痛みが少なく、半永久的な脱毛効果を得られます。

永久脱毛ではないものの、医学的に考えて、一度抜けた毛は二度と生えてこないといわれており、脱毛効果が高いのが特徴です。

光脱毛は痛みが少なく、痛みが苦手な方でも安心して受けられます。

ニードル脱毛でも、エステサロンで行われる「美容電気針」という方法なら痛みは軽減されます。

医療機関でのニードル脱毛に比べると効果は落ちるものの、痛みの軽減につなげられるため人気を集めています。

エステサロンで施術を受ける場合、麻酔が使用できない点には注意が必要です。

日常のケアで痛みを軽減する

脱毛の痛みを軽減するには、日々のケアが大切です。

肌のコンディションが悪いと、刺激に敏感になり痛みが増してしまいます。肌は非常にデリケートなため日常的にケアを行い、特に脱毛前後2週間は毎日念入りなケアを行いましょう。

日常のケアで痛みを軽減する方法は以下の2つです。

  • 保湿ケアで肌の乾燥を防ぐ
  • 日焼けしない対策をする

それぞれの対策方法を詳しく説明します。

保湿ケアで肌の乾燥を防ぐ

脱毛を受ける方全員に行っていただきたいのが、肌の保湿ケアです。

肌は油分と水分の絶妙なバランスによって維持されている「バリア機能」で外的要因から身を守っています。

このバリア機能が低下すると肌は刺激を痛みとして感じやすくなってしまうため、ニードル脱毛を受ける方は保湿を徹底する必要があります。

ニードル脱毛だけでなく医療脱毛や光脱毛でも同じです。脱毛施術を受ける方は保湿ケアを行い保湿されている肌の方が脱毛効果が出やすくなり効率的な脱毛ができるようになります。

保湿ケアの方法は人それぞれですが、「保湿クリーム」「化粧水と乳液」などを使用する方が多く、保湿ケアを行うタイミングはお風呂上がりがオススメです。

油分が多いクリームは毛穴詰まりの原因になるため、脱毛前後の使用は控えましょう。

日焼けしない対策をする

脱毛を行う方は、必ず日焼け対策を行いましょう。

医療脱毛や光脱毛では、日焼けしている方はそもそも施術を受けられません。

レーザーや光が肌のメラニンに反応してしまい、やけどや肌トラブルを引き起こす原因になるからです。

ニードル脱毛は肌質に関係なく施術が受けられるのが特徴ですが、できれば日焼けを控えた方が良いでしょう。

日焼け後の肌は炎症を起こしている状態で、非常にデリケートになっています。日焼け後に脱毛を受けると、痛みが増すどころか、予期せぬ肌トラブルにつながる可能性もあります。

脱毛後は肌がデリケートになっているため、脱毛後の日焼けは厳禁です。

ニードル脱毛では毛穴に針を挿入するため、脱毛後は毛穴が色素沈着を起こしたり、炎症を起こすことがあります。

そのような状態で日焼けをしてしまうと、症状がさらに悪化する可能性があり大変危険です。

脱毛を受ける方は必ず日焼け対策を行うようにしましょう。

まとめ

本記事では、

  • 医療脱毛と光脱毛との違い
  • 痛みを感じやすい部位
  • 痛みを感じやすい人の特徴
  • 痛みを軽減する方法

について紹介しました。

脱毛の中で唯一永久脱毛が可能であるニードル脱毛は、効果が高いものの痛みを感じやすいのがデメリットです。

痛みに対処するためには、「麻酔の使用」「日頃の保湿ケア」「日焼け対策」がとても重要なため、ニードル脱毛を検討している方はまず日々のケアから始めてみましょう。

「痛みが不安でニードル脱毛に踏み切れない」「ニードル脱毛の痛みに対する対策を知りたい」という方は、ぜひ記事を参考にしてみてください。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。