メンズ脱毛を自宅で行う方法|ヒゲ・vioなど効果的なやり方を比較

メンズ脱毛を自宅で行う方法|ヒゲ・vioなど効果的なやり方を比較

脱毛市場は従来のメインターゲットであった女性のみならず、近年男性にも拡大し「メンズ脱毛」という言葉も広く知られるようになりました。

今や男女問わず「ムダ毛を処理したい」「肌を清潔に保ち、綺麗に見せたい」といった意識が高まっています。

とはいえ、男性のムダ毛処理や脱毛の方法にはどのような種類があるのかを知る機会は少なく、「どうやってムダ毛処理すれば良いのか?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

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メンズ脱毛を自宅で行う方法

一般に「ムダ毛処理(脱毛)」というと、脱毛サロンやクリニックに通い機械を使っておこなうイメージが強いです。

しかし、必ずしもそうでなければムダ毛処理はできないわけではありません。

特に男性のムダ毛処理については「脱毛サロンなどで他人に脱毛してもらうのは恥ずかしい」「こっそり脱毛したい」といった声も聞かれます。

そのため男性がムダ毛処理をする場合に第一の手段として考えられるのが、自宅で自分自身がムダ毛を処理するホームケアです。

ムダ毛の自己処理には毛抜き・除毛クリーム・脱色剤・ローションなどさまざまな方法があり、特徴も大きく異なります。

効果の差や肌にかかる負担などを考慮して適切な方法を選ばなければ、肌荒れの原因にもなりえます。

本コラムでは男性の肌や毛質に即した自宅でのムダ毛処理方法を、メリット・デメリットもふまえてわかりやすく解説します。

毛抜き

もっとも手軽な方法が、毛抜きを使ったムダ毛処理です。

眉やヒゲなど太い毛であれば毛抜きでの処理がしやすいため、多くの方にとって比較的利用経験の多いムダ毛処理・脱毛方法であるともいえます。

■メリット

  • 事前準備などが必要なく、手軽に気になった箇所の毛を抜くことができる
  • 毛根から毛を抜くことができるので、次に生えるまで一定期間肌に毛がない状態で過ごせる

■デメリット

  • 肌にかかる負担が大きく、埋没毛や毛嚢炎など肌トラブルのリスクがある
  • 一度に複数の毛をまとめて処理することができないため、広範囲のムダ毛処理・脱毛には時間がかかる

除毛クリーム

除毛クリームはドラッグストアなどで購入できるムダ毛処理グッズで、男性用・女性用とも数百円前後から販売されています。

除毛クリームを脱毛したい肌の部位に塗り時間を置いてから拭き取ったり洗い流したりすると、アルカリ性成分がムダ毛のタンパク質と反応し毛を溶かす仕組みです。

■メリット

  • クリームを塗って拭き取る・洗い流すだけなので時間をかけずに広範囲を処理できる
  • 保湿成分が含まれる除毛クリームもあり、滑らかな肌の状態で過ごせる

■デメリット

  • 脱毛ではなく一時的な除毛なので、綺麗な状態を保つには継続的にクリームを購入・ケアしなければならない

脱毛ワックス・脱毛シート

脱毛ワックスでは、蜜蝋やパラフィンで作られた脱毛専用のワックス剤を皮膚に塗ります。

毛とワックスが密着する性質を利用して、ワックス剤が冷え固まってから一気に引きはがすことでムダ毛を引き抜く処理の方法です。

脱毛シートはワックスのように自由に塗るタイプではなく、一定の範囲に湿布のように貼るタイプの処理方法です。

毛抜きと同様、毛根から物理的に毛を引き抜くため痛みを伴います。

■メリット

  • ワックスであれば自由に脱毛したい箇所に塗布できるため、広範囲を一度に効率的に処理できる
  • 毛根からムダ毛を抜いて処理することで、毛が生えてくるまでの一定期間肌が綺麗な状態が続く

■デメリット

  • 痛みを感じやすい
  • 脱毛シートは1枚あたりの大きさは大きくないため一度に広範囲を処理するには複数枚のシートを使用する必要があり費用もかかる

脱色剤

ムダ毛処理というと脱毛・除毛のイメージが強いですが、ムダ毛を脱色して目立たなくさせる方法もあります。

脱色剤を使用すると黒い体毛が自然なゴールド・ブラウンに変化するので、毛を残した状態で見た目が清潔な印象を与えることができます。

■メリット

  • 広い範囲の処理を一度にまとめてできる
  • 脱色剤の費用は数百円程度で、費用をあまりかけずに気軽に処理できる

■デメリット

  • 細い毛・薄い毛には効果があるが、ワキやVIOなど太い毛の処理には向かない
  • 毛がなくなるわけではないため、手触りが良くなるわけではない
  • 脱色剤に含まれる薬剤による肌荒れのリスクがある

抑毛ローション

抑毛ローションは男性ホルモンの働きを抑える成分が入ったローションのことで、一般的にはカミソリや除毛クリームなどのムダ毛処理のアフターケアとして使用されます。

ムダ毛を抑える成分が配合されたローションを塗ることで毛を生えにくくするだけでなく、ローションの保湿成分によりムダ毛処理でダメージを負った肌もケアできるという利点があります。

■メリット

  • ムダ毛処理のアフターケアとして保湿効果がある

■デメリット

  • あくまで補佐的な役割なので、抑毛ローション単体でのムダ毛処理には向かない

ボディーシェーバー

ボディーシェーバーは顔用のヒゲ剃りを日常的に使用している方にとっては親しみやすく、使いやすいムダ毛処理の方法といえます。

手動のシェーバー(カミソリ)もありますが、ここでは電動のシェーバーについて紹介します。

電動シェーバーには高性能な商品も年々増加しています。

ヘッドが付け替え可能なものは、処理したい部位によって適切に使い分ければシェーバー1本で全身のムダ毛処理ができます。

■メリット

  • 広範囲を一度にムダ毛処理できて効率的
  • VIOなどのカミソリや毛抜きで対応しにくい部位のシェービングも可能である

■デメリット

  • 一度購入すれば半永久的に利用できる反面、ホームケアのなかでは初期投資としては高額

家庭用脱毛器

家庭用脱毛器と呼ばれる、脱毛を目的とした家庭用の小型の電子機器も販売されています。

家庭用脱毛器にはローラーで毛を挟み込んで物理的に引き抜くタイプ(ローラー式)と、フラッシュ(光)を放出してメラニン色素にダメージを与えて中長期的な脱毛を狙うタイプ(フラッシュ式)があります。

後者は一般的な脱毛サロンで使用されているフラッシュ脱毛の機材の家庭用小型版といったイメージですので、忙しくてサロンに通う時間がとれない方や気恥ずかしくてサロン通いに抵抗がある方には打ってつけです。

■メリット

  • 脱毛したい部位に機械をあてるだけなので誰でも簡単に処理ができる
  • 顔の脱毛向け・ボディ向けなどバラエティ豊かで好みに合わせて脱毛器を選ぶことができる

■デメリット

  • 1つあたりの金額が数万円前後~と、そのほかのホームケアと比べると高額
  • フラッシュ式の家庭用脱毛器は即効性が低く、また完全な脱毛(永久脱毛)ができるわけではない

家庭用脱毛器の注意点

「家庭用脱毛器を使えば、脱毛サロンと同じように脱毛ができる」と考える方もいるかもしれません。しかし実際は家庭用脱毛器には注意点があります。

脱毛サロンでは基本的に身体のすべての部位に対応できるだけの機材がそろっていますが、家庭用脱毛器の場合は機械によって対応できる毛質や部位に差があることが多いのです。

具体的には「産毛には対応しているがヒゲ脱毛はできない」「VIOに照射できない」など制限がついていることもあります。

※VIO:Vライン(ビキニライン)・Iライン(陰部の両側)・Oライン(肛門の周辺)などのアンダーヘアのこと

永久脱毛がしたい場合はクリニックの医療脱毛

家庭用脱毛器では「永久脱毛」はできません。

家庭用脱毛器で使用する光やレーザーは業務用・医療用よりも低いエネルギー出力で肌に照射されるため、毛を減らしたり毛が生えるスピードを遅らせたりする効果にとどまります。

そのため、「永久脱毛がしたい」という方は脱毛を専門とするクリニックや美容皮膚科などの医療脱毛を受ける必要があります。

【部位別】メンズ脱毛の効果的なやり方【ヒゲ・VIO・すね毛・脇毛】

前章では、ムダ毛を家庭でのセルフケアで対応する方法について紹介しました。

しかし身体の部位によって生える毛の太さや濃さ異なるため、全身同じホームケアでムダ毛処理をするのが適切なわけではありません。

ここではメンズ脱毛の効果的な自己処理方法を部位別に紹介します。

ヒゲ

ヒゲは濃く太い毛が生えやすい一方で、肌は皮膚が薄く敏感な顔回りであるという特徴があります。

毛抜きや脱毛ワックスなどは痛みを感じやすいため、できるだけ肌を傷つけるリスクが低い方法を選ぶことをおすすめします。

  • 電動シェーバー(ヒゲ剃り)
  • 抑毛ローション
  • 家庭用脱毛器

電動シェーバーを使えば、顔の滑らかな曲線にも対応し剃り残しを最小限に自己処理することができます。肌トラブルを回避するためにも、シェーバーでの処理後には抑毛ローションで保湿をすると良いでしょう。

ただしシェーバーでの自己処理はその時々でのムダ毛処理になりますので、「長い目で見て自己処理の負担を軽くしたい」と考える場合は家庭用脱毛器の導入もおすすめです。

VIO

VIOはデリケートゾーンとも呼ばれており、毛が太く濃く密集して生える特徴があります。

特にOラインは自分では見えづらい箇所であり自己処理の難易度も高いため、VIOのムダ毛処理をしたい考えの方は脱毛サロンやクリニックを利用する場合も多いです。

VIOの脱毛は他の部位に比べ痛みを感じやすいことでも知られていますが、それ以前にやはり肌トラブルのリスクが少なく安全にムダ毛処理できる方法がおすすめです。

  • 脱毛ワックス(ブラジリアンワックス)
  • 電動シェーバー
  • 家庭用脱毛器

脱毛ワックス(ブラジリアンワックス)であれば塗布した部位のムダ毛を処理できるので、見えづらいOラインの処理もしやすいです。

電動シェーバーや家庭用脱毛器はVIOに対応した機器であるかどうか事前に確認してから使用するようにしましょう。非対応の機器を使用すると肌トラブルの原因になります。

すね毛・脇毛

脚のすね部分やワキは毛が細く広範囲に生えている特徴があります。

肌への負担は顔(ヒゲ)やVIOと比べそこまで考慮する必要はありませんが、細い毛ゆえに自己処理では処理忘れ・処理漏れが目立つ可能性があります。そのため広範囲をくまなく脱毛・除毛できるようなケア方法がおすすめです。

  • 家庭用脱毛器
  • 除毛クリーム
  • 脱毛ワックス(ブラジリアンワックス)

長い目で見て毛を生えにくくするのであれば家庭用脱毛器の使用を検討しましょう。

一時的なムダ毛ケアでかまわない場合は除毛クリーム・脱毛ワックス(ブラジリアンワックス)が有効といえます。

除毛クリームは処理後に生えてくる毛の先端も丸くしてくれる特徴があるので、処理後しばらくして伸びかけた毛がチクチクすることも少ないといわれています。

自宅メンズ脱毛の脱毛効果を高めるポイント

高い効果を期待するのであれば脱毛サロンやクリニックに通うのが一番ですが、時間やコストの制約もあります。けれどわずらわしいムダ毛の処理にかかる時間や頻度は、本来であればできるだけ少なく済ませたいもの。

ホームケアで脱毛の効果を高めるためには、どのようなポイントがあるのでしょうか。

深剃りして自己処理の頻度を減らす

綺麗に深剃りができれば、自己処理の頻度を減らすことができます。

深剃りとは毛の根元に近い位置で剃ることで肌を滑らかにする方法で、一般的にヒゲ剃りにおいてよく使用される表現です。

電動シェーバーであれば、よりカミソリ刃の多いもので回転式かロータリー式を選ぶと深剃りしやすいといわれています。

また剃る向きについても毛流れに逆らって剃る「逆剃り」がより深く剃れるのですが、逆剃りは肌を傷つけやすいためシェービングフォームやシェービングジェルで皮膚を保護しておこなうのがおすすめです。

抑毛ローションで発毛を抑える

ムダ毛のホームケアの方法のひとつでも紹介しましたが、抑毛ローションを活用する方法もあります。

電動シェーバーや除毛クリームで表面的なムダ毛を処理したあとに、ケアした部位に抑毛ローションを塗ることで発毛を抑える効果を期待するという考え方です。抑毛ローションには保湿の役割もあり、自己処理で負担がかかった肌のケアにも一役買ってくれます。

ただし抑毛ローションは「毛が生えにくくなる」ことを目的としているので、いわゆる脱毛ができるわけではありません。

気になる青髭はメンズコスメで隠す

特にヒゲで悩みを抱える方のなかには、「青髭(ひげ)が出やすくて困っている」という方もいます。

青髭の原因は肌の皮膚の薄さや自身の男性ホルモンの分泌量の多さといわれており、原因から対策を講じようとするとムダ毛処理で対応出来る範囲を超えた問題であることも多いです。

近年、メンズコスメも数多く展開されるようになり、メンズ向けのコンシーラーやCCクリームもドラッグストアなどで簡単に入手できるようになりました。

メンズコスメを活用して、剃っても残っているように見えてしまう青髭は見えないように隠してしまうのも方法の一つです。

抑毛効果を期待できる食品を摂取する

大豆イソフラボンなど抑毛効果を期待できる食品の摂取も、脱毛・抑毛の効果を高めるポイントのひとつです。

大豆イソフラボンの摂取には男性ホルモンを抑制し女性ホルモンを活性化させる作用があり、これによって濃いムダ毛を改善できる可能性があるといわれています。

納得1パックでおよそ1日の摂取量を達成してしまうので手軽に取り入れられる反面、過剰摂取にならないよう注意も必要です。過剰摂取することで精巣機能など男性の生殖機能に支障をきたすおそれもあることを理解しておきましょう。

一方で男性ホルモンを活性化させる食材や栄養素もあります。

たとえば牡蛎(カキ)やネギ、ニンニク、塩分の多い食事などは注意が必要です。

このほかにも、小麦食品や精白米・上白糖などの血糖値の上昇スピードが高まる食材(GI値が高い食材)は男性ホルモンを活発に分泌させるといわれています。

ムダ毛処理のわずらわしさから解放されるには、こうした食生活での工夫も重要です。

十分な睡眠をとる

意外に思われるかもしれませんが、しっかりと睡眠時間を確保することも実は重要なポイントです。

一般にムダ毛が多い・濃いといった現象は、男性ホルモンが多く働くことで起きるといわれています。十分に睡眠がとれていないことで男性ホルモンが優位に働き、ムダ毛が濃くなってしまう可能性があるためです。

ムダ毛が増えるだけでなく、睡眠不足によるホルモンバランスや自律神経の乱れによって脳や身体が疲れやストレスを感じやすくなってしまいますので、睡眠時間の確保にも気をつける必要があります。

生活習慣の見直しを行う

睡眠不足とも共通しますが、生活習慣の乱れは毛が濃くなる原因のひとつです。

特に過度な飲酒や喫煙、慢性的な運動不足には注意が必要。

喫煙習慣や飲酒は睡眠不足と同様、女性ホルモンの分泌を減らし、男性ホルモンの分泌が増えます。飲みすぎてしまった日はしばらく飲酒を控えるなどして調整するようにします。

また体毛は本来、体温調節の役割を持っており、運動不足の状態が続いてしまうと代謝が落ち基礎体温が下がります。下がった体温を補うため、体毛を増やすことで体温を維持しようと体内で指令を出すようになります。

反対に適度な運動は自律神経の働きやホルモンバランスの乱れを整える効果があり、適切なホルモンバランスを維持できればムダ毛の抑制にもつながります。

日焼けを避けて紫外線対策を

ムダ毛を減らすには紫外線対策も有効です。日焼けをすることで毛が濃くなるといわれています。

日焼けは肌にとって負担がかかる行為ですが、紫外線の強い刺激を受けた肌は外部の刺激から肌を守ろうと男性ホルモンを分泌するので毛が濃くなってしまいます。

また日焼けによるメラニン色素の沈着が肌だけでなく伸びかけのムダ毛にも沈着する影響や、肌を回復させる過程で毛穴付近にある発毛組織が活性化してしまう影響もあり、ムダ毛が増える・濃くなることにつながります。

日差しの強い季節や気候の日には、日焼け止めを使用するなどして紫外線対策をおこないましょう。

メンズ脱毛を自宅で行うメリット

男性がムダ毛の自己処理をホームケアで済ませると以下のようなメリットがあります。

  • ムダ毛処理の費用を節約できる

なんといっても、一番のメリットはやはりコスト面です。

脱毛サロンやクリニックに通う脱毛方法では回数にもよりますが、自己処理がラクになるまでの効果を求めると10万円以上はかかることが多いです。

  • 時間や場所を選ばない

脱毛ができるサロンやクリニックで施術をしてもらう場合は予約が必要であったり、時間の都合をつけて通わなくてはなりません。

また脱毛サロン・クリニックも一度通うと決めた場所に足を運んで施術を受けることになりますが、ホームケアであればスケジュールの調整をして時間をかけて通う必要はなく、いつでも思い立った時に手軽に自宅で処理できます。

  • 誰にも見られずに処理できる

ムダ毛処理をすることに対して、そうした姿を「見られるのが恥ずかしい」と思う方もいます。

自宅でのムダ毛処理であれば基本的には誰かに見られることはありませんので、リラックスした状態でケアができます。

メンズ脱毛を自宅で行うデメリット

一方で、自宅でのムダ毛処理・脱毛にはいくつかのデメリットがあります。デメリットも理解したうえで安全にホームケアをする必要があります。

  • 肌トラブルのリスク

セルフケアは正しい知識と適切な処理ができなければ肌トラブルにつながりやすく、結果的に皮膚科に通院することになるなどかえって費用が掛かってしまう可能性があります。

毛抜きやカミソリなどを使って不慣れな自己処理をすることで、毛穴に肌の常在菌が入り込み炎症を起こす「毛嚢炎」や肌への強いダメージで防衛機能が過剰に働き肌の中で毛が育ってしまう「埋没毛」になるおそれがあります。

さらに必要以上に毛を強く引き抜いたり、シェーバーで毛が巻き込まれてしまうなどして出血したり、そこから菌が入り込み更に大きな炎症を起こすこともありえます。

  • 剃り残し(処理漏れ)が起きやすい

自己処理では向きを自由に変えて剃ったり処理をしたりすることが難しいため、部位や角度によってはどうしても剃り残しが起きることがあります。

また、自宅の照明が暗いなどの理由で細い産毛を見落としてしまい処理漏れをすることもあります。

これ以外にも、使用する脱毛・除毛グッズによっては特定の部位に効果を発揮しにくいこともデメリットになりえます。

入念に下調べや準備をしたうえで適切な方法でケアしたい部位を処理しなければならないなど、コストを抑えられる反面、予備知識を蓄える必要があり手間はかかります。

自宅以外でできるおすすめのメンズ脱毛

こうしたデメリットもふまえて、自宅以外での脱毛を検討する方も多いです。特に近ごろはメンズの肌の悩みに特化したメンズ脱毛ができる店舗や医療施設が増えています。

医療脱毛

医療脱毛は脱毛の種類のなかでも「永久脱毛」ができる方法として知られています。

永久脱毛はいくつかの定義がありますが、施術完了後から一定期間毛が生えてこない状態を指します。特にヒゲのように毎日自己処理が必要だった部位でもしばらく自己処理が不要になれば日常生活も快適になるということで、人気のある脱毛方法です。

医療脱毛はレーザーを照射して肌の奥にある毛根にダメージを与えることで脱毛を行います。

レーザーを使用することは医療行為にあたりますので、医師または看護師が施術を担当します。施術を受けられるのも医療施設になりますので、美容皮膚科や脱毛専門のクリニックに通うことになります。

医療レーザー脱毛の特徴は短期間で脱毛効果を得やすいことですが、レーザー照射により痛みを感じやすいのがデメリットです。

医療機関での施術のため笑気麻酔や麻酔クリームなどを使用できることも多いですが、追加料金がかかるため痛みを我慢するという方も一定数います。

エステ脱毛

レーザー脱毛はクリニックでのみ受けることができますが、光脱毛であればエステティックサロン(脱毛サロン)でも受けることができます。

光脱毛はフラッシュ脱毛ともいわれ、カメラのフラッシュを焚くように強い光を照射し、そこから発生する熱によって発毛組織にダメージを与える脱毛の仕組みです。

光脱毛にもいくつか種類があり、上記の原理を使用する「IPL脱毛」がもっとも多くの脱毛サロンで導入されています。さらに肌への負担を軽くした「SHR脱毛」「THR脱毛」も近年では導入実績が増えており、光脱毛ひとつとってもその選択肢が多様です。

医療レーザー脱毛に比べると痛みを感じにくいことが特徴ですが、脱毛が完了するまでに施術回数を重ねる必要があり脱毛完了といえるまでには時間がかかるのがデメリットです。

しかし施術費用も医療レーザー脱毛より安く済むので、本格的に脱毛をしたいけれどできれば費用を抑えたい方や痛みが気になる方にはおすすめです。

まとめ

メンズ脱毛を自宅で行う場合には、正しい知識とテクニック、入念な下調べが必要です。

今回はコラム内でさまざまな脱毛の方法を紹介しましたが、どれもリスクやデメリットがあり、万能な方法があるわけではありません。

ケアしたい部位にあわせて適切な方法で処理をしなければ、肌トラブルにつながるおそれもあります。

ムダ毛処理にかかる費用という意味では節約の面でメンズ脱毛の自己処理は非常に大きなメリットがありますが、そうしたリスクもふまえて安心・安全な脱毛サロンやクリニックに頼る判断をする方もいます。

自分にとって最善の方法でムダ毛処理・脱毛をおこないましょう。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。