ヒゲ脱毛には光脱毛がおすすめ?施術するメリットと痛みを抑える方法について紹介
近年、男性の間でも脱毛を行う方が増えています。
特にヒゲは人気の部位で、「青ヒゲを改善したい」「毎日のひげ剃りを楽にしたい」という方から人気を集めています。
本記事では、ヒゲ脱毛に関する以下のポイントについて紹介しています。
- 光脱毛でヒゲ脱毛を行う場合のメリット
- 光脱毛と他の脱毛方法の比較
- ヒゲ脱毛の痛みの原因
- 痛みを抑える方法
「ヒゲ脱毛に興味はあるけど痛みが心配な方」「ヒゲ脱毛に挑戦してみたい方」は、ぜひ記事を参考にしてみてください。
光脱毛とは
光脱毛とは、脱毛効果のある光を照射することで毛根や発毛組織にダメージを与えて脱毛を行う方法です。
クリニックで行う医療脱毛とは異なり、主にエステサロンで行われていることから「サロン脱毛」「エステ脱毛」とも呼ばれています。
光脱毛は医療脱毛に比べて出力が低く、痛みや肌への負担が小さいのが大きな特徴です。
ヒゲは毛が濃く太いため痛みを感じやすい部位ですが、医療脱毛に比べて痛みが少ないため光脱毛でヒゲを脱毛する男性は少なくありません。
1回あたりの料金が安く、リーズナブルに施術を受けられることでも人気を集めています。
ただし、光脱毛は永久脱毛ではなくあくまで一時的な減毛効果しかありません。
一度脱毛を完了しても時間が経つとまた毛が生えてきてしまう可能性があることを理解しておきましょう。
永久脱毛を希望する場合は、最初から医療脱毛やニードル脱毛を受けることをおすすめします。
光脱毛でヒゲの自己処理が楽になる回数や期間
効果 | 回数(目安) | 期間(目安) |
効果を実感する | 10回程度 | 約1年 |
自己処理が楽になる | 20回程度 | 約2年 |
ツルツルになる | 30回程度 | 約3年以上 |
上は、光脱毛でヒゲの自己処理が楽になる回数や期間についてまとめた表です。
通常サロン脱毛は2ヶ月に1回通って施術を受けますが、顔の毛は伸びるペースが早いため1ヶ月に1度のペースで施術が受けられます。
個人差はありますが、約10回程度施術を受けると「毛が薄くなった」「毛が生えるスピードが遅くなった」など脱毛の効果を実感し始める方が多いです。
光脱毛でヒゲの自己処理が楽になるまでは20回程度、期間にして2年程度かかり、ツルツルになるまでにはさらに回数がかかります。
光脱毛は1回あたりの効果がマイルドで回数を重ねることで徐々に効果を発揮するため、決められた回数をしっかり通いきることが大切です。
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光脱毛でヒゲ脱毛するメリット
光脱毛でヒゲ脱毛するメリットを紹介します。
光脱毛には主に3つの脱毛方法があり、それぞれの方法でメリットが異なります。
脱毛方法 | IPL脱毛 | SHR脱毛 | SSC脱毛 |
施術方法 | 光がメラニンに反応し、毛根に熱を与えて弱らせる | 弱い光を連続で照射して、発毛を司る器官を弱らせる | 抑毛効果のあるジェルを肌に塗布し、その上から光を当てることで肌に浸透させる |
メリット | 太く濃い毛に反応が良い | 産毛にも効果がある | 痛みが少なく肌に優しい |
向いている人 | 毛が濃くて太い人 | 産毛を脱毛したい人 | 痛みが苦手な人 |
光脱毛は医療脱毛に比べて痛みや肌への負担が少ない脱毛方法です。
しかしそれぞれの脱毛方法には得意な毛質・肌質があるため、施術部位や毛質・肌質に合わせて適切な方法を選択する必要があります。
光脱毛でヒゲ脱毛を行う場合、最もおすすめなのは太く濃い毛と相性の良いIPL脱毛です。
SHR脱毛やSSC脱毛は痛みや肌負担が少ないというメリットがありますが、ヒゲのような濃くて太い毛の場合は効果を実感しにくい可能性があります。
さらに、光脱毛で施術を行うメリットは以下のようなものがあります。
- ヒゲの自己処理の回数が少なくなる
- 青ヒゲが気にならなくなる
- 他の脱毛方法と比べて痛みが少ない
- 施術が短時間で終了する
- 濃いヒゲにもしっかり反応する
それぞれのメリットについて詳しく説明します。
ヒゲの自己処理の回数が少なくなる
光脱毛でヒゲ脱毛を行うことで、ヒゲの自己処理の回数が少なくなるというメリットがあります。
光脱毛を受けると、ダメージを受けた毛は1〜2週間かけてポロポロと抜け落ちていき、 毛が生えるペースも遅くなっていきます。
毛が生えるペースが遅くなることで自己処理の回数が少なくなり、毎日の面倒なひげ剃りの手間を省くことが可能です。
自己処理によって引き起こされる「カミソリ負け」「赤み」「乾燥」といった肌トラブルを避けることにも繋がります。
青ヒゲが気にならなくなる
光脱毛を行うことで、青ヒゲが気にならなくなるというメリットがあります。
「夕方になるとヒゲが生えてくる」「うっすら生える青ヒゲが気になる」など、厄介な青ヒゲに悩まされている方は多いのではないでしょうか。
光脱毛を受けることで毛の生えるペースが遅くなるため、青ヒゲの解消に繋がります。
他の脱毛方法と比べて痛みが少ない
光脱毛には、他の脱毛方法と比べて痛みが少ないというメリットがあります。光脱毛は医療脱毛に比べて出力が低いため、痛みや肌の負担が小さいのが特徴です。
一般的に脱毛では毛が濃い部分ほど痛みは強くなりますが、光脱毛であればヒゲ脱毛でも比較的痛みが少ないといわれています。
光脱毛は痛みが苦手な方におすすめの脱毛方法です。
施術が短時間で終了する
光脱毛は、施術が短時間で終了するというメリットもあります。光脱毛では一度に広範囲を照射できるため、短時間で照射を終えることが可能です。
満遍なく照射が可能なため、細かい部分まで均一に脱毛できるのもメリットのひとつです。
濃いヒゲにもしっかり反応する
光脱毛には、濃いヒゲにもしっかり反応するというメリットがあります。
光脱毛の一種であるIPL脱毛は、毛に含まれる黒い色素「メラニン」に反応して脱毛効果を発揮します。
濃く太いヒゲには多くのメラニンが含まれているため、より大きい脱毛効果が期待できます。
光脱毛は、「ヒゲ脱毛を希望する方」「濃くて太い毛に悩んでいる方」にぴったりの脱毛方法です。
光脱毛でヒゲ脱毛するデメリット
光脱毛でヒゲ脱毛するデメリットについて説明します。
光脱毛には以下のようなデメリットが存在します。
- 永久脱毛はできない
- 効果を実感するまでに回数がかかる
- 日焼け肌には施術ができない
- 痛みを感じることがある
光脱毛では永久脱毛はできないため、施術完了から時間が経てばいずれ毛はまた生えてきます。効果を実感するまでには回数がかかるため、中には途中で脱毛を諦めてしまう方もいます。
光脱毛は日焼けしている肌には施術が難しいため、日々の紫外線ケアが必要です。
光脱毛は痛みの少ない脱毛方法ですが、毛が濃い部分は痛みを感じることがあり、痛みがゼロではないことを理解しておきましょう。
光脱毛と他の脱毛方法の比較
脱毛方法 | 光脱毛 | 医療レーザー脱毛 | ニードル脱毛 |
特徴 | 光をメラニンに反応させて発毛組織を弱らせる | レーザーをメラニンに反応させて発毛組織を破壊する | 針を毛穴に挿入して電流を流し毛根を破壊する |
施術の流れ | あらかじめシェービングした肌に冷却ジェルを塗ってから光を照射する | 光脱毛とほぼ同じだがジェルを使用しないものもある | 毛を数ミリ伸ばした状態で1本1本毛をつまみ電流を流して処理する |
メリット | ・痛みが少ない ・価格が安い | ・半永久的な効果がある ・麻酔の使用が可能 ・施術回数が少ない | ・永久脱毛が可能 ・麻酔の使用が可能 ・効果の実感がしやすい |
デメリット | ・回数がかかる ・永久脱毛はできない | ・痛みが強い | ・痛みが非常に強い ・費用がかかる |
上の表は光脱毛と他の脱毛方法を比較したものです。
光脱毛はメラニンに反応する光を照射し、毛根や発毛組織にダメージを与えて毛を生えにくくします。
永久脱毛はできませんが、毛が生えるスピードが遅くなりお手入れが楽になるでしょう。
医療レーザー脱毛の仕組みは光脱毛と似ていますが、出力が大きいため半永久的な脱毛効果が期待できます。
ニードル脱毛は毛根に電流を流して脱毛を行います。
その場で毛が抜け落ちるため効果を実感しやすく、永久脱毛が可能です。
光脱毛と医療脱毛の違い
光脱毛と医療レーザー脱毛の違いについて説明します。
光脱毛はメラニンに反応する光を照射し、熱エネルギーを発生させて毛根や発毛組織を弱らせます。
医療レーザー脱毛もメラニンに反応するレーザーを照射して熱エネルギーを発生させる点では同じですが、出力が大きいため毛根や発毛組織を破壊することが可能です。
毛根や発毛組織を破壊することで半永久的な脱毛を可能としています。
光脱毛は出力が低い分、肌への負担や痛みが少ないという特徴がありますが、医療脱毛は出力が大きいため痛みを感じやすいです。
光脱毛では麻酔を使用できませんが、医療脱毛では麻酔を使用できるため、痛みが気になる方は麻酔を使用するとよいでしょう。
光脱毛で施術を担当するのはエステティシャンですが、医療脱毛では医師・看護師が施術を担当します。
万が一肌トラブルが起きた場合、光脱毛は提携する皮膚科を受診する必要があり、医療脱毛ではクリニックに常駐する医師が診察や薬の処方を行ってくれる違いがあります。
光脱毛とニードル脱毛の違い
光脱毛とニードル脱毛の違いを説明します。
光脱毛は光を照射して施術を行いますが、ニードル脱毛では毛穴に針を挿入し電流を流すことで脱毛を行います。
ニードル脱毛で使用する針には絶縁コーティングがされており、毛根にピンポイントで電流を流して発毛組織を破壊することが可能です。
光脱毛では永久脱毛はできませんが、ニードル脱毛は唯一永久脱毛ができます。
ニードル脱毛の施術には強い痛みが伴い、表面麻酔や局所麻酔を併用して施術を行います。
麻酔を使用しても痛みはあるため、痛みが苦手な方にはあまりおすすめできない方法です。
光脱毛は比較的手頃な価格で施術を受けられますが、ニードル脱毛は価格が高額になりやすいといわれています。
光脱毛は施術時間が短くて済む一方で、ニードル脱毛は毛を1本1本処理するため施術に時間がかかります。
光脱毛はヒゲ脱毛の痛みが苦手な人におすすめ
光脱毛はヒゲ脱毛の痛みが苦手な人におすすめです。
医療レーザー脱毛やニードル脱毛は施術の効果が高いものの、ヒゲのような毛が濃く毛量が多い部位では痛みを強く感じてしまいます。光脱毛は痛みが少ないため、痛みが苦手な方におすすめの方法です。
肌への負担が小さいため、肌が荒れやすい方・肌のケアを行いたい方にも向いています。
それぞれの脱毛方法のメリット・デメリットを理解し、自分にあった方法を選ぶのがおすすめです。
ヒゲ脱毛で痛みを感じやすい部位
ヒゲ脱毛で痛みを感じやすい部位について説明します。
ヒゲ脱毛で特に痛みを感じやすいのは以下の部位です。
- 鼻下
- アゴ下
- 頬
光脱毛はメラニンに反応するため、毛が濃く太い部分・毛が多い部分では痛みが強くなります。
それぞれの部位について詳しく説明します。
鼻下
鼻下はヒゲ脱毛の中でも最も痛みが強いといわれている部位です。
鼻下は、「皮膚が薄く神経が密集している」「顔の中でも特に毛が密集している」などの理由から特に痛みを感じやすいといわれています。
しかし鼻下の範囲は非常に狭いため、施術は短時間で終わります。
アゴ下
アゴ下もヒゲ脱毛の中では痛みが強い部分です。
アゴ下の毛は濃く太いため、メラニンに反応して脱毛を行う光脱毛では痛みを感じやすいといわれています。
鼻下よりも痛みは少ないものの、施術範囲が広いため辛く感じる方もいるようです。
頬
頬はすでに紹介した「鼻下」「アゴ下」に比較すると痛みが少ないといわれています。
毛が密集していないため痛みは少ないものの、骨が近いため熱さを感じやすい場合があるでしょう。
痛みには個人差があるため、目安として参考にしてみてください。
ヒゲ脱毛で痛みを感じる原因
ヒゲ脱毛で痛みを感じる原因について説明します。
ヒゲ脱毛で痛みを感じるのには、主に以下の2つの原因があります。
- レーザーが黒い色素に反応するから
- 顔は皮膚が薄く神経が集中しているから
それぞれの原因について詳しく説明します。
レーザーが黒い色素に反応するから
ヒゲ脱毛で痛みを感じる原因として、レーザーが黒い色素に反応することがあげられます。
光脱毛では、毛に含まれる黒い色素「メラニン」に反応して脱毛効果を発揮します。
ヒゲのように太い毛にはメラニンがたくさん含まれているため痛みを感じやすくなります。
毛が濃く密集している方・剛毛の方はさらに痛みを強く感じるでしょう。
顔は皮膚が薄く神経が集中しているから
顔は皮膚が薄く神経が集中していることも、ヒゲ脱毛で痛みを感じる理由の一つです。
顔は全身の中でも特に皮膚が薄くデリケートな部位で、かつ神経が集中しているため、特に痛みを感じやすくなります。
施術時に緊張してしまったり、顔に神経を集中させてしまうことでさらに痛みが増してしまうこともあり、リラックスして施術を受けることが大切です。
ヒゲ脱毛の痛みを抑える方法
ヒゲ脱毛の痛みを抑える方法を説明します。
ヒゲ脱毛の痛みを抑えるポイントは以下の6つです。
- 日焼け対策を行う
- 脱毛期間中は保湿ケアを
- 毛抜きなどの自己処理をしない
- 脱毛前後の飲酒を控える
- 冷却ジェルやローションを使用する
- 事前にテスト照射を受けておく
それぞれのポイントについて詳しく説明します。
日焼け対策を行う
ヒゲ脱毛の痛みを抑えるためには、日焼け対策を行いましょう。
日焼けをした肌は非常にダメージを受けており、脱毛の刺激を感じやすいデリケートな状態になっています。
日焼け肌に施術を行うと痛みを感じやすくなるどころか、やけどや肌トラブルを引き起こす可能性が非常に高まり危険です。
光脱毛はメラニンに反応するため、スキントーンが暗くなることでも痛みが増してしまいます。
脱毛期間中は「日焼け止め」「帽子」などを使用した日焼け対策が必要です。
脱毛期間中は保湿ケアを
ヒゲ脱毛の痛みを抑えるために、脱毛期間中は保湿ケアを心がけましょう。
肌が乾燥していると刺激に敏感になり、施術中の痛みが増してしまいます。
光脱毛では熱を発生させるため施術後にはさらに肌が乾燥した状態になり、保湿しないまま放置すると「赤み」「やけど」「肌トラブル」の原因です。
施術前後は保湿ケアを行って、潤いのある肌をキープしましょう。
毛抜きなどの自己処理をしない
ヒゲ脱毛の痛みを抑えるためには、毛抜きなどの自己処理をしないことが大切です。
毛抜きやワックスを使用すると「埋没毛」「毛のう炎」「色素沈着」などの原因になります。除毛クリームも「肌荒れ」「かぶれ」の原因になるため推奨されていません。
普段の自己処理にはシェーバーを使用するのがおすすめです。
脱毛前後の飲酒を控える
ヒゲ脱毛の前後は飲酒を控える必要があります。
飲酒によって血流が良くなると、体温が上昇して肌が乾燥しやすくなります。
その状態で施術を行うと痛みが増したり、肌トラブルを引き起こしやすくなるため注意しましょう。
脱毛後に体を温めることでも炎症や肌トラブルを起こしやすくなるため、脱毛後は「飲酒」「激しい運動」「サウナ」などの体を温める行為はなるべく控える必要があります。
冷却ジェルやローションを使用する
ヒゲ脱毛の痛みを抑えるためには、冷却ジェルやローションを使用するのが有効です。
施術時に冷却ジェルやローションを使用することで、体温を下げて乾燥を防ぎ痛みを和らげる効果があります。
冷やすことで感覚が鈍くなり、施術時の痛みを緩和することにも繋がります。
事前にテスト照射を受けておく
ヒゲ脱毛の痛みを抑えるためには、事前にテスト照射を受けておくことも大切です。
テスト照射を受けておくことで痛みの程度を知り、緊張せずに脱毛に臨むことができます。
不安要素があれば施術前に解決し、できるだけリラックスした状態で施術を受けられるようにしましょう。
まとめ
本記事では、光脱毛でヒゲ脱毛を受ける場合の注意点やメリットを紹介しました。
光脱毛でヒゲ脱毛を行うメリットは以下の通りです。
- ヒゲの自己処理の回数が少なくなる
- 青ヒゲが気にならなくなる
- 他の脱毛方法と比べて痛みが少ない
- 施術が短時間で終了する
- 濃いヒゲにもしっかり反応する
光脱毛は痛みや肌の負担が少なく、痛みが苦手な方におすすめの脱毛方法です。
脱毛には光脱毛の他に、「医療脱毛」「ニードル脱毛」もあります。
どの脱毛を受けようか悩んでいる方は、それぞれの脱毛方法のメリット・デメリットを理解した上で最適なものを選択するのがおすすめです。