更新日:2022.12.19

全身脱毛にかかる平均相場は?美容脱毛と医療脱毛の違いについて

全身脱毛にかかる平均相場は?美容脱毛と医療脱毛の違いについて

脱毛するなら全身脱毛にして、気になるムダ毛を一気に処理したいと思う方は多いのではないでしょうか。

全身脱毛が終われば自己処理の手間が省け、いつでもスベスベのお肌でいられます。

脱毛方法には種類があるため、脱毛方法の違いや特徴、自分に合う脱毛方法を知ることで失敗のない全身脱毛が受けられるでしょう。

本記事では、全身脱毛にかかる平均相場や美容脱毛と医療脱毛の違い、脱毛サロンや脱毛クリニックを選ぶ際のポイントについてご紹介します。

全身脱毛のコースは高額になるため、失敗や後悔のない脱毛サロン・脱毛クリニック選びをしたい方、自分に合った脱毛方法をみつけたい方はぜひ最後までお読みになりお役立てください。

美容脱毛と医療脱毛の全身脱毛の違い

脱毛方法は大きく分けると、脱毛サロンや美容サロンでで受けられる『美容脱毛』と、脱毛クリニックや皮膚科で受けられる『医療脱毛』の2種類あります。

どちらも全身脱毛ができるため、まず脱毛したいと思ったらどちらの脱毛方法にするか決めるところからスタートする方が多いです。

全身脱毛のコースは4パターンあります。

  • 全身脱毛
  • 全身脱毛+顔脱毛
  • 全身脱毛+VIO脱毛
  • 全身脱毛+顔脱毛+VIO脱毛

脱毛コースは基本的に5回コースで設定されていることが多いです。

毛の生え変わるサイクルの『毛周期』は成長期、後退期、休止期の3段階を一つ一つの毛穴が繰り返していますが、脱毛効果があるのは肌表面に毛が出ている成長期の毛だけです。

成長期は毛穴にメラニン色素がしっかりあるため、光やレーザーを照射すると脱毛効果が得られます。

成長期の毛は全体の毛の20~30%程度のため、全身脱毛で全体の毛をまんべんなく照射するためには最低でも5回は必要です。

しかし、5回脱毛したからといって全身の毛がなくなるわけではありません。部位や毛質によって脱毛効果は違うため、5回コースが終わってもまだ毛が生えてくることもあるので、コース回数はあくまでも目安となります。

また、全身脱毛でも脱毛サロン・脱毛クリニックによっては脱毛できる部位や範囲は違います。

美容脱毛と医療脱毛でも脱毛効果や脱毛できる範囲も違うため、それぞれの脱毛方法について知ることが必要です。

美容脱毛と医療脱毛の特徴や脱毛効果の違い、それぞれの全身脱毛の相場について見ていきましょう。

美容脱毛・全身脱毛の相場

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美容脱毛は脱毛サロンやエステサロンで受けられる『光脱毛』のことです。

複数の種類の光を照射して発毛組織にダメージを与えることで、抑毛・減毛効果が得られる脱毛方法です。

照射パワーが弱いので痛みが少ないのが特徴のため、痛みを抑えた全身脱毛をしたい方に向いています。

美容脱毛の全身脱毛5回コースの相場です。

  • 全身脱毛・・・8~10万円
  • 全身脱毛+顔脱毛・・・10~12万円
  • 全身脱毛+VIO脱毛・・・10~12万円
  • 全身脱毛+顔脱毛+VIO脱毛・・・15~20万円

医療脱毛・全身脱毛の相場

医療脱毛は脱毛クリニックや皮膚科などの医療期間で受けられる『医療レーザー脱毛』です。

レーザーには3種類あり、それぞれレーザーの幅や長さが違いますが、毛根組織を破壊することが可能なため永久脱毛の効果が得られます。

医療従事者が施術に入るので、「眉下や眉間など目元の近く」までや「Iラインの粘膜ギリギリの所」など、光脱毛では照射できない範囲まで対応しているクリニックもあります。

医療脱毛の全身脱毛5回コースの相場です。

  • 全身脱毛・・・12~15万円
  • 全身脱毛+顔脱毛・・・15~20万円
  • 全身脱毛+VIO脱毛・・・15~20万円
  • 全身脱毛+顔脱毛+VIO脱毛・・・25~30万円

全身脱毛は他にも費用が必要?

全身脱毛は脱毛料金以外にも、以下のような『追加料金』がかかる場合があります。

  • シェービング代
  • 麻酔代

脱毛料金の安さだけに注目せず、追加料金も確認して総額で判断するようにしましょう。

追加料金の詳細について見ていきましょう。

シェービング代

『シェービング代』は剃り残しがあった場合にかかる追加料金です。

照射する熱は毛の黒いメラニン色素に反応するため、脱毛前には事前にシェービングをしてもらう必要があります。

しかし、全身脱毛の場合は全身のムダ毛を全部シェービングするのは難しいため、剃り残しが出てしまいます。

そうなった時に脱毛サロンやクリニックによっては、自己処理が難しいうなじ・背中・ヒップ・Oラインなどの背面はシェービングしてもらえるサービスもあるので、事前にチェックしておきましょう。

麻酔代

『麻酔代』はクリニックでの脱毛の場合にかかる追加料金です。

医療機関での脱毛は医療レーザー脱毛で高出力のレーザーを照射するため、レーザーの種類や脱毛する部位によっては痛みを伴います。

麻酔を使用すれば痛みを緩和しながら脱毛が受けられるため、痛みが苦手な人には麻酔がおすすめです。

脱毛時に使われる麻酔は、部分的に表面麻酔ができる「麻酔クリーム」と、全身の感覚を一時的に麻痺させる「笑気麻酔」の2種類です。

麻酔クリームはIOラインやヒゲ脱毛など部分的な脱毛に向いており、笑気麻酔は全身脱毛に向いています。

麻酔の相場は1回2,000~3,000円です。痛みを我慢したり照射パワーを下げて脱毛を受けるようでしたら、麻酔を使って痛みを軽減した方が快適に全身脱毛が受けられるでしょう。

全身脱毛の料金プランと支払い方法の種類

全身脱毛プランの支払い方法には様々な方法があります。

同じコース内容や回数でも、支払い方法によって総額が変わるため、支払い方法の種類や総額でいくらにかかるのか確認が必要です。

総額料金とは?

『総額料金』は全身脱毛にかかる料金の全額のことです。

総額料金を支払えばコース回数を消化するまでに追加料金がかからないため、全部でいくらかかるのかわかりやすいのがメリットです。

ただ、総額料金とは別に、有料でかかるオプションのシェービング代やアフターケア代などの追加料金もあるので注意が必要になります。

契約時には総額料金でをチェックし、コース回数が終わるまでに追加料金などかからないか確認しておくと安心です。

月額料金とは?

『月額料金』は、月額で利用できる全身脱毛のプランです。

定額制で利用できるため、月額の負担を抑えて通うことができるので初めて脱毛を利用する方や、余計は出費を控えたい方に向いています。

月額料金のプランは、脱毛料金の総額に分割払いの手数料が含まれた料金になります。

そのため、一括で支払うよりも総額で見ると高くなるため注意が必要です。

また、月に通える回数が決まっていたり1回の来店で全身の脱毛ができず、上半身や下半身のみや、1/4ずつの脱毛になるなど通常のコースより制限がある場合が多いです。

定額制は一見費用が抑えられて通いやすいプランにも見えますが、制限や条件があることが多いため、契約内容をしっかり確認して通常のコースと比較することが大切でしょう。

都度払いとは?

『都度払い』は1回ずつの利用で、行くたびに支払いをすることです。

通常全身脱毛は5回や8回など回数がまとめられていることが多いですが、1回から利用できるプランもあります。

ただ、都度払いは行った時だけ支払う便利さはありますが、回数プランと比較すると割高になります。

脱毛は1回では効果がないため、複数回通う必要があることは覚えておきましょう。

事前に回数を決めて通いたくない人や、ローンを組みたくない人に向いている支払い方法です。

美容脱毛で全身脱毛をするメリットとデメリット

美容脱毛の全身脱毛のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

メリット 

  • 費用を抑えられる
  • 痛みが少ない
  • 店舗数が多いから通いやすい

脱毛サロンで受けられる光脱毛は料金が安く設定されることが多いため、全身脱毛でも費用を抑えて利用できるメリットがあります。

初めて脱毛をする方や、高額になりやすい全身脱毛を少しでも安く利用したい方に向いています。

照射パワーが低いため痛みの少ない脱毛ができるので、全身を痛みを抑えて脱毛したい方におすすめです。

脱毛サロンは店舗や施術スタッフの資格がないため出店数が多いので、通いやすい脱毛サロンをみつけやすいというメリットがあります。

店舗数が多いと店舗間移動が自由なサロンでは予約が取りやすいので、スムーズに全身脱毛ができるでしょう。

デメリット

  • 永久脱毛はできない
  • 期間と回数がかかる
  • 肌トラブルにはすぐ対応してもらえない

脱毛サロンで受けられる光脱毛は、抑毛・減毛効果となるため永久脱毛はできません。

通う回数が多いほど発毛組織にダメージを与えるため、毛のない状態を長く維持できますが、発毛組織自体は残っているので脱毛完了後に再度毛が生えてくる可能性があります。

1回の脱毛効果が穏やかなため期間と回数がかかるので、全身脱毛が終わるまでには1~3ヶ月に1回のペースで年単位で通う必要があります。

また、脱毛サロンでは万が一脱毛による肌トラブルが起きた場合でも、処置はしてもらえません。

提携のクリニックか自分で皮膚科を診察した後に診断書の提出となるため、肌が弱い方や肌トラブルを起こしやすい方は注意が必要です。

医療脱毛で全身脱毛をするメリットとデメリット

医療医療脱毛の全身脱毛のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

メリット

  • 永久脱毛ができる
  • 医療従事者が施術に入る
  • 肌トラブルにすぐ対応してもらえる

医療脱毛は高出力のレーザーを照射し、医療行為として発毛組織を破壊することができるため『永久脱毛』ができます。

毛を作り出す組織がなくなるため、脱毛後に再度毛が生えてくる可能性は低いといえます。

施術は医師や看護師などの医療の有資格者が行うので、肌トラブルが心配な方には安心感があるでしょう。

肌トラブルが起きた場合でもすぐに診療してもらえるため、処理や薬の処方をしてもらえます。

アフターケアでは炎症止めの薬の塗布や処方をしてもらえるクリニックもあるので、肌が弱い方に向いています。

デメリット

  • 費用が高額になることがある
  • 痛みを感じやすい
  • クリニック数が少ない

医療脱毛は美容脱毛と比較すると費用が高い傾向にあります。

全身脱毛の場合は脱毛する部位が多いため、高額になることもあるでしょう。

ただ、1回の脱毛効果が高いので回数内で満足のいく脱毛効果が得られるため、長期的に見ると医療脱毛で全身脱毛をした方が安く済んだというケースもあります。

医療脱毛は照射する出力が高いため、痛みを伴いやすい脱毛方法です。

少しでも痛みを軽減したい場合は、麻酔を使用したり、蓄熱式の脱毛機器を扱っているクリニックを選ぶといいでしょう。

医療脱毛は脱毛クリニックや皮膚科などの医療機関で受けられますが、誰でも施術ができるわけではないため、脱毛サロンと比較すると受けられるクリニック数が少ないです。

全身脱毛が受けられる脱毛サロン・クリニックを選ぶポイント

全身脱毛は決して安い金額ではないため、脱毛サロン・脱毛クリニックを選ぶ時には注意が必要です。

全身脱毛は全身のムダ毛が一気に処理できるため、パーツ脱毛やセットプランを組み合わせるよりも通う期間や費用が抑えられますが、契約してから失敗したことに気付くと面倒なことにもなりかねません。

そのためチェックしたいポイントをしっかり抑え、自分に合う脱毛サロン・脱毛クリニックを探していきましょう。

料金プラン

全身脱毛でも料金プランには種類があります。

プランの内容で受けられる脱毛の部位や範囲は細かく確認し、希望する脱毛部位が含まれているのか、どこまでが範囲なのか確認しておきましょう。

プランの内容を確認せず、料金の安さやサービス内容だけを見て契約してしまうと、後から後悔するケースも少なくありません。

全身脱毛といっても脱毛サロン・脱毛クリニックによって受けられるサービスや脱毛範囲などは様々なので、しっかりチェックしましょう。

予約の取りやすさ

脱毛は複数回通う必要があるため、最後までスムーズに通うためには予約の取りやすさは脱毛サロン・脱毛クリニック選びで大切なポイントになります。

脱毛は決められた間隔で通うことで脱毛効果が得られます。

そのため、予約が取りにくいと脱毛に最適な時期を逃してしまうことになるので注意が必要です。

脱毛サロン・クリニック独自の予約制度やアプリなどのシステムを導入していたり、予約枠に空きが出ると通知してくれるサービスなどあるのでチェックしてみてください。

脱毛期間

全身脱毛をする期間は、脱毛方法やレーザーの種類、脱毛の進捗状況によって変わります。

脱毛は年単位で期間がかかることもあるため、最後までスムーズに通うためには期間を確認することが大切です。

通う間隔やコース回数を消化するまでにかかる期間の目安を知っておくことで、脱毛が終わるまでの予定も立てやすいでしょう。

全身脱毛をお得に利用する方法

全身脱毛は脱毛コースの中でも高額なので、少しでも費用を抑えてお得に脱毛したいでしょう。

コース契約をする前に事前にチェックをしておけばお得に利用できる方法があります。

スタッフはカウンセリングや契約時にお得になる方法などは教えてくれませんので、自分で調べていくしかありません。

「知らなかったから損をした」と契約した後に後悔しないよう、事前に見ておくべきものやチェックしておくべき項目をご紹介します。

キャンペーンを利用

脱毛サロンや脱毛クリニックでは、どこもお得に利用できるキャンペーンを実施しています。

おもなキャンペーンの種類です。

  • 紹介割
  • 学割
  • ペア割
  • のりかえ割

キャンペーンによってはカウンセリングや契約時に、学生証や前に契約をしていた脱毛サロン・クリニックの会員証、契約書の提示が必要になることがあります。

当日に確認が取れないと割引にならないこともあるので、内容を確認して忘れ物がないように気を付けてください。

「当日契約割」や「脱毛初めて割」などサロンやクリニック独自のキャンペーンを打ち出しているところもあります。

公式サイトやSNSだけでなく、各店舗のみで展開しているキャンペーンもあるので、カウンセリングを受ける脱毛サロンやクリニックが決まったら、SNSをフォローしてお得な情報を得られるようにしておきましょう。

キャンペーンは適用される条件をしっかり確認し、適用した上で割引になる料金で比較するといいでしょう。

ただし、カウンセリングでは事前に計算しておいた総額と同じになるとは限らないため、契約内容や割引になる料金の内容はしっかりチェックしてから契約してください。

分割払いではなく一括払い

全身脱毛は高額になるため、分割払いにして月々の費用を抑えて通うことができます。

学生や主婦でも安定した収入があれば利用できるため、分割払いを利用して全身脱毛をしている方は少なくありません。

しかし、分割払いにすると手数料がかかるため、総額で見ると一括払いで支払うよりも高くなってしまいます。

一括払いが安く済む方法ではありますが、まとめて支払えない場合はローンを上手に活用して脱毛に通いましょう。

脱毛サロンやクリニックによっては独自のローンがあり、手数料が数回まで負担してもらえたり、通常のローンを利用するより安く抑えられることがあります。

脱毛クリニックは医療ローンが利用できるため手数料が低い傾向にありますが、それでも手数料がかかるので一括で支払いをするより高くなってしまいます。

ローンを組む場合は、一括で支払った場合と分割で支払った場合の総額で計算して手数料が何%かかるのか確認しましょう。

トータル費用を比較

全身脱毛は脱毛料金以外に追加料金がかかることもあるので、事前に確認しておきましょう。

安いコース料金だけに注目してしまい、追加料金がかかることを知らずに契約をしてしまうと、脱毛終了後にトータルで計算したら高額になっていたということもあります。

追加料金には以下のような種類があります。

  • 予約キャンセル料
  • シェービング代
  • 初診・再診料
  • 薬・アフターケア代
  • 麻酔代

予約キャンセル料は予約のキャンセルや変更をした時にかかり、キャンセル料として1回2,000~3,000円や、1回分消化などのペナルティが発生します。

当日キャンセルでも無料で対応してもらえるところもあれば、2日前のキャンセルでも追加料金がかかるところもあります。

キャンセル料や発生するタイミングは様々なので事前に確認しておきましょう。

シェービング代は剃り残しがあった場合に、シェービングサービスを受けるとかかる追加料金です。

全身脱毛の場合は手が届きにくく自己処理が難しい背面のみ無料で対応してもらえるところもあるので、シェービングサービスの範囲や剃り残しがあった場合の対応について確認しておくと安心です。

診察料や麻酔代はクリニックなど医療機関での脱毛の場合にかかることがあります。

毎回再診料がかかったり、麻酔代は別料金など追加料金でも様々な種類があるため、脱毛料金以外にかかる可能性のある追加料金は契約前に確認しておきましょう。

まとめ

全身脱毛にかかる費用相場や脱毛の違いについてご紹介しました。

全身脱毛といっても、脱毛方法や選ぶ脱毛サロン・脱毛クリニックによって脱毛効果や通う期間は違ってきます。

そのため、脱毛料金だけに注目せずに長期的な目線で細かい部分もチェックし、納得してから契約するようにしましょう。

脱毛サロンと脱毛クリニックでは、どこも無料カウンセリングを実施しています。

カウンセリングでは当日に契約をするとお得になるなどと促されますが、ほかと比較することで自分に合った全身脱毛ができます。

まずはいくつか無料カウンセリングを利用し、それぞれの脱毛サロン・脱毛クリニックの特徴や違い、全身脱毛コースの内容を確認し通いやすいところを見つけてください。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。