自宅で脱毛サロン開業を成功させるコツ|開業前に知るべきポイントとデメリットを徹底解説
「自宅でも脱毛サロンを開業できる?」
「自宅サロンを開業したいけれど成功できるか不安」
このような疑問を感じている方は多いのではないでしょうか。
自宅での脱毛サロン開業は特別な資格が必要なく、誰でも開業することが可能です。
本記事では自宅で脱毛サロンを開業し成功させるためのコツを解説しています。
今後自宅サロンの開業を検討している方は参考にしてみてください。
自宅で脱毛サロンの開業はできる
結論からいうと、自宅で脱毛サロンを開業することは可能です。
脱毛サロンを開業する場合は、商業用マンションやテナントを借りる方法が多いですが、自宅に空き部屋や余っている部屋がある場合、改装して脱毛サロンにすることができます。
特に地方など商業用スペースが少ない場合、自宅を改装して脱毛サロンにしている方は多いです。
ここからは自宅で脱毛サロンを開業する際に知っておきたいポイントや、メリット・デメリットについて詳しく解説します。
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自宅で脱毛サロン開業を考えるなら知るべきポイント
まずは自宅で脱毛サロンを開業する際に知っておきたい以下のポイントについて解説します。
- 民間資格は取っておくと有利
- 開業に必要な準備資金を把握
- 自宅に導入する業務用脱毛機選びが重要
- 自宅で脱毛サロンを開業する目的
ひとつずつ詳しく解説しますので、今後自宅での脱毛サロン開業を検討している方は参考にしてください。
民間資格は取っておくと有利
自宅で脱毛サロンを開業する場合、美容師のように国家資格や免許を取得する必要はありません。
医療脱毛やニードル脱毛を行う場合は国家資格が必要になりますが、光脱毛を行う場合は無資格でも開業できます。
ただ、無資格のサロンオーナーというイメージがあると、お客様は「安心して施術を受けられるのだろうか」と不安になってしまいます。
そのため、脱毛サロンを開業する場合は、脱毛に関わる民間資格を取得するのがおすすめです。
脱毛の民間資格には、日本脱毛安全普及協会が行っている「脱毛士検定」や、「認定美容ライト脱毛」などの資格があります。
民間資格を取得していると、自分自身の自信にも繋がりますし、サロンの信頼度も高くなるため取得しておくことをおすすめします。
開業に必要な準備資金を把握
自宅で脱毛サロンを開業する場合、家賃などは発生しませんが「開業資金」「運転資金」を準備する必要があります。
一般的には開業資金が「200万〜300万円程度」、運転資金が「100万〜150万円程度」必要といわれています。
ここでは実際に準備する必要がある開業資金と運転資金の詳細を解説します。
開業資金
脱毛サロンの開業資金は最低でも200万円、高額な脱毛機を購入する場合は300万円程度準備する必要があります。
具体的な開業資金の内容は以下の通りです。
- 業務用脱毛機の購入費
- 内装や外装の改装費
- 人件費(スタッフを雇う場合)
- 備品費用(ベッド・リネン・椅子など)
- 消耗品代(ジェル・使い捨てショーツなど)
- 広告費
- 販促物費用
運転資金
運転資金は、脱毛サロンを運営していく上で必要な費用のことをいいます。
具体的な運転資金の内容は以下の通りです。
- 家賃
- 光熱費
- 消耗品代
- 人件費
- 融資の返済費
脱毛サロンは開業してすぐに軌道に乗るのが難しいため、収益がなくても固定費や人件費を支払えるよう、運転資金を準備しておく必要があります。
資金の目安としては、開業資金の半分程度で100万〜150万円程準備しておくことが重要です。
自宅に導入する業務用脱毛機選びが重要
自宅で脱毛サロンを開業する場合、導入する業務用脱毛機選びが重要です。
脱毛サロンで使用できる業務用光脱毛機にはさまざまな種類があり、それぞれ得られる効果や特徴が異なります。
施術費用が安くても効果が薄い脱毛機ではお客様に満足して頂けませんし、施術時間が長くかかる脱毛機は予約枠を制限してしまうためサロンの収益に関わります。
業務用脱毛機を選ぶ際は自分達が安全に使いやすく、お客様にも満足してもらえる機器を選ぶことが大切です。
業務用脱毛機の種類
脱毛サロンで使用される業務用脱毛機には「IPL脱毛機」「SHR脱毛機」「SSC脱毛機」の3種類あります。
IPL脱毛機は最も一般的な脱毛機で、毛の黒いメラニン色素に反応する光を照射することで、毛母細胞にダメージを与えます。
SHR脱毛機は「蓄熱式脱毛機」とも呼ばれており、弱い熱で毛根を包んでいる毛包にダメージを与える脱毛機です。
SHR脱毛機は抑毛効果のあるジェルを肌に塗布し、その上から光を照射することで抑毛を目指します。
それぞれ脱毛方法や得られる効果が異なるため、お客様のニーズやサロンのコンセプトに合わせて脱毛機を導入することが大切です。
自宅で脱毛サロンを開業する目的
自宅で脱毛サロンを開業する場合は、目的を明確にしておくことが重要です。
「何のために自宅サロンを開業するのか」「誰をターゲットにサロンを運営していくのか」など、目的が明確になっていると経営をうまく進めていけます。
反対に自宅サロンを開業する目的を明確にしていないと、経営方針がぶれてしまったり、運営戦略を立てられなかったりします。
無資格でも開業できることでハードルが低いように感じる自宅サロンですが、開業する際には目的をしっかり明確にしておくことが大切です。
自宅で開業するメリット
自宅で脱毛サロンを開業するメリットには以下のようなものがあります。
- 自由に改装が可能
- コストを抑えられる
- アットホーム感がある
- 通勤時間がかからない
自宅脱毛サロンは、テナントを借りて開業する脱毛サロンとは違うメリットがあります。
ここでは自宅脱毛サロンを開業するメリットを詳しく解説します。
自由に改装が可能
自宅サロンの大きなメリットは、内装・外装を自由に改装できることです。
商業用マンションやテナントを借りる場合、壁紙や床など修復可能な範囲であれば改装できますが、基本的に大掛かりな工事はできません。
自宅であれば自由にリフォームできるため、理想通りの脱毛サロンを開業できるでしょう。
コストを抑えられる
コストを抑えて開業できることも自宅サロンのメリットです。
商業用マンションやテナントを借りる場合、毎月家賃を支払わなければならず、大きな負担になってしまいます。
一方、自宅サロンであれば最初の改装費用はかかるものの、開業後のランニングコストを抑えることが可能です。
アットホーム感がある
自宅サロンならではのメリットは、アットホーム感のあるサロンにできることです。
お客様によっては大手の脱毛サロンなどは敷居が高く、居心地が悪いと感じる場合があります。
自宅サロンであれば、アットホームな空間で施術できるため、リラックスして脱毛したい方に喜んでもらえるでしょう。
通勤時間がかからない
通勤時間がかからない点も、自宅サロンを開業するメリットのひとつです。
通勤時間に使っていた時間をサロンの清掃やお客様の接客準備などにあてられるため、心に余裕がある状態で接客できるようになるでしょう。
自宅で開業するデメリット
メリットの多い自宅サロンの開業ですが、以下のようなデメリットもあります。
- 空間に特別感がない
- プライベートの確保が難しい
- 間取りや立地が決まっている
自宅サロンの開業を検討している方は、デメリットも把握しておきましょう。
空間に特別感がない
脱毛サロンならではの特別感を出しにくいことが、自宅サロンのデメリットといえます。
お客様の中には、高級感や特別感のあるサロンを好む方もいるでしょう。
自宅サロンの場合、もともとの自宅のデザインや改装内容にもよりますが、高級感や特別感のある空間にするのは難しいです。
よくいえばアットホームな雰囲気が魅力でもありますが、お客様層は選ぶことになります。
プライベートの確保が難しい
自宅サロンを開業すると、プライベートの確保が難しいというデメリットもあります。
自宅内にサロンがあると、休みの日でも仕事感が抜けずリラックスできないと感じる方もいるでしょう。
また、予約サイトやホームページに住所を載せる場合、自宅の住所を掲載することになるため、個人情報がひとつ流出することになります。
自宅サロン開業後、予約サイトなどに住所を掲載する場合は、防犯面の確保など注意する必要があります。
間取りや立地が決まっている
自宅サロンの場合、間取りや立地が決まっているため、集客状況に合わせてサロンを移動するのが難しいというデメリットもあります。
自宅周辺に脱毛サロンを求めているお客様が多ければ問題ありませんが、立地によっては集客するのが難しい場合もあります。
開業する際には周辺調査を行い、開業してお客様を集められるかどうか判断することが大切です。
自宅サロン開業を成功させるコツ
自宅サロン開業を成功させるためのコツは以下の通りです。
- 客単価が上がる脱毛機を導入する
- 知識を身に着けて他店と差別化する
- WEB予約や集客の仕組みを作る
- 新規だけでなくリピート率の向上に注力する
通常の脱毛サロンと共通する部分も多いですが、今後自宅サロンの開業を検討している方は参考にしてください。
客単価が上がる脱毛機を導入する
自宅サロンを成功させるためには、お客様を集客できる脱毛機を導入することが大切です。
最近は脱毛知識が豊富なお客様が多く、効果の高い脱毛機や最新の脱毛機情報を把握している場合があります。
脱毛効果が低い脱毛機や、型落ちの脱毛機などを導入していては、お客様を集客することはできません。
お客様の満足度をあげて客単価をあげるためにも、脱毛機選びは慎重に行う必要があります。
知識を身に着けて他店と差別化する
自宅サロンを成功させるためには、他店と差別化することがとても重要です。
周辺に脱毛サロンが多い場合、最新脱毛機を導入しているサロンや、プラン料金が安いサロンなどそれぞれの特徴を把握し差別化をはからなければなりません。
自宅サロンだからこそ提供できるサービスを売りに出し、お客様に来店してもらえるよう工夫することが大切です。
WEB予約や集客の仕組みを作る
自宅サロンで多くのお客様を集客するためには、WEB予約を導入するなど集客の仕組みを作ることが大切です。
例えば、ホットペッパービューティーから予約できるようにしたり、LINEから予約できる仕組みを作ったりなどの方法があります。
電話予約や来店しての予約の場合、予約に対するハードルが高く、お客様が懸念してしまう可能性があります。
WEB上で予約状況を確認でき、そのまま手軽に予約できる仕組みにしておくことで、多くのお客様を集客できるようになります。
新規だけでなくリピート率の向上に注力する
安定した収益を得るためには、顧客のリピーター化にも注力する必要があります。
自宅サロン開業直後は新規のお客様の獲得に注力しがちですが、リピーター率の向上にも力を入れることが大切です。
サロン脱毛は効果を得るまでに複数回施術を受ける必要があるため、顧客の方のリピート来店を促すことで収益を立てられます。
リピーターの方限定のキャンペーンを行ったりポイント制度を導入したりなど、顧客の方のみ得られる特典を用意するのがおすすめです。
まとめ
今回は自宅での脱毛サロン開業について解説しました。
自宅で脱毛サロンを開業するために特別な資格などが必要なく、脱毛業界初心者の方でも開業することが可能です。
開業後安定した収益を立てるためには、他のサロンとの差別化をはかり、サロンコンセプトを明確にする必要があります。
自宅サロンのメリット・デメリットを把握した上で、お客様に喜んで来店してもらえる脱毛サロンを開業しましょう。