更新日:2022.12.06

デリケートゾーン脱毛の流れやお手入れ方法について紹介

デリケートゾーン脱毛の流れやお手入れ方法について紹介

若い世代だけでなく介護脱毛やメンズ脱毛としても近年話題になっているのが、デリケートゾーンの脱毛です。「興味はあるけれど、他人にデリケートゾーンを見られるのは恥ずかしい」という人も多いのではないでしょうか。

今回はデリケートゾーンであるVIO脱毛サービスの流れや、お手入れ方法について詳しくご紹介します。サロンやクリニックでは実際にどんな体勢で脱毛サービスを受けるのか、服装はどうしたらいいのかなど、人には相談しにくいお悩みも紹介していきます。

さらに自己処理方法や、サロンのVIO脱毛とのメリット・デメリットもまとめているので、どんな方法でVIOラインをお手入れしたらかいいのかお悩みの人も参考にしてみてください。

VIO脱毛サービスの流れ

VIOゾーンはデリケートな部分のため、「脱毛をしたいけれど恥ずかしい」とお悩みの人も少なくありません。事前にどんな流れで脱毛サービスが行われるのか知っておくと、緊張せずにリラックスした気持ちで受けやすくなるでしょう。

VIO脱毛のサービスは、主に流れで行われています。

  1. 紙ショーツとガウンやローブなど、用意された着替えを着用する
  2. ベッドに移動する
  3. ベッドの上で脱毛部位に合わせた体勢に横たわる
  4. 大判のバスタオルを体にかけて、目元にゴーグルをかける
  5. タオルや紙ショーツの位置をずらしながら、光照射やレーザー照射を行う
  6. 照射が終了した後は肌の保湿などのアフターケアをする
  7. 照射が完了した部位のショーツやタオルの位置を戻す

脱毛範囲の部分は常に皮膚が見えているわけではなく、少しずつショーツやタオルの位置をずらしながら行うため、スタッフから全体が見えるわけではありません。

脱毛サービスを行うスタッフも脱毛知識が豊富なプロなので、パパッと照射位置をずらしながら手早く的確にお手入れを行ってくれるでしょう。

VIO脱毛ってどのような体勢?

VIO脱毛は自分から見えにくい範囲をお手入れするため、どのような体勢で行うのか心配な人も多いですよね。VIOラインに光照射もしくはレーザー照射する場合はVゾーン・Iゾーン・Oゾーンと3つのパーツ毎に体勢を変えて照射を行います。

それぞれで体勢が異なるので、3つの体勢について詳しくご紹介していきます。

Vラインの場合

Vラインは両脚の付け根辺りで、ショーツや水着を着用した時にムダ毛がはみ出ないようにお手入れする人が多い人気の脱毛部位です。ビキニラインとも呼ばれることがあり、IOゾーンはお手入れをしなくても、Vゾーンは脱毛を希望する人が多いパーツです。

Vラインの脱毛サービスは、まずベッドに仰向けで横たわり、さらに肩幅に足を開いた体勢で行います。基本はショーツを履いたままで行い、照射部分のタオルとショーツの位置を少しずつずらしながら光照射やレーザー照射を行います。

Iラインの場合

Iラインとは普段は下着で隠れている陰部の左右部分で、粘膜に近いため肌刺激を強く感じやすいデリケートな部分です。

Iラインに照射を行う時はまずベッドに仰向けに横たわり、肩幅に足を開きます。

さらに照射を行う左右どちらかの膝を折り曲げて、足の付け根がより見えやすいようにするのが基本です。片足ずつ体勢を変えて行います。

Vゾーンと同じく照射時に少しずつタオルやショーツの位置をずらしたり、一時的に照射時だけショーツを脱いだりする場合もあります。

ちなみにIラインは人によって粘膜まで毛が生えているケースもありますが、サロンでは粘膜付近の光照射は避けて行います。クリニックの医療脱毛では粘膜ギリギリまで照射が可能な店舗もあるので、どの範囲までお手入れしたいかチェックしておくと良いでしょう。

Oラインの場合

Oラインは肛門周りのことです。Iゾーンと同じく普段はショーツで隠れている部分で、粘膜に近いため刺激を感じやすくデリケートな部分でもあります。

Oラインに照射を行う時はベッドの上にうつぶせや横向きになり、少し脚を開き、照射部位側の片膝を軽く曲げる体勢で行います。店舗によってやや違いがありますが、四つん這いになることはほとんどありません。

照射時は一時的にショーツを脱ぎますが、タオルをかけて位置をずらしながら行います。

Iラインと同じくOラインも粘膜ギリギリまで毛が生えている人もいますが、サロンでは粘膜は光照射を避けて行います。クリニックでも店舗によってギリギリまで照射が可能かどうかは異なります。

VIO脱毛を行う際の服装

先ほどは、サロンやクリニックでのVIO脱毛時の体勢についてご紹介しましたが、脱毛時の服装はどのようになっているのでしょうか。

ほとんどのサロンやクリニックでは、脱毛時は来店時の服装から、ガウンやローブに着替えます。ほとんどの店舗で用意してくれるので、持参する必要はありません。

VIO脱毛サービスは下着も紙ショーツに着替えて行います。しかしガウンやローブを使えるのでショーツ1枚で動き回ったり、下着同然の姿をスタッフ以外の人に見られたりする心配はありません。

さらに光照射時も部分的にショーツの位置をずらしたり、ショーツを脱ぐ必要も出てきたりしますが、体の上にはタオルをしっかりとかけられ、冷えないように配慮されています。

VIO脱毛をスムーズに進めるポイント

「VIOゾーンのムダ毛ケアは自分でお手入れしたことがない」という人もいるのではないでしょうか。しかしサロンやクリニックで脱毛サービスを利用する場合は予め自己処理をして、キレイに光照射ができるように肌の状態を整えておくのがポイントです。

特にVIO脱毛サービスを受ける上で人目が気になる時は、1回の脱毛時に時間がかかってしまうと恥ずかしい気持ちになってしまう人も少なくありません。

スムーズに脱毛を進めるためにも、事前にチェックしておきたいポイントをご紹介していきます。

入念に自己処理をする

サロンやクリニックで脱毛サービスを受ける時は、希望部位を予め自己処理する必要があります。事前の自己処理が甘く剃り残しがあると、スタッフが照射予定部位のシェービングを行うので、時間と手間がかかってしまうので要注意です。

店舗によっては来店時のシェービングは別途料金が発生する場合もあるので、費用をかけたくない人も注意しましょう。

しかし慌ててシェービングをしたり、自分から見えにくい範囲を無理にシェービングしたりすると肌を傷めるケースもあります。特にVIOラインは粘膜に近く、皮膚もとてもやわらかいので、腕や脚よりも自己処理がしにくいパーツです。

目視しにくい部分は鏡を使って、自分がお手入れできる範囲をできるだけキレイに行うのが良いでしょう。

Vラインのデザインを決めておく

VIO脱毛サービスではIOラインはツルすべな状態を目指し、Vゾーンはアンダーヘアを残して、毛量や毛質・形をキレイに整えることが多いです。

特にVラインの脱毛サービスでは、スタッフとVゾーンの脱毛範囲を決めてどのくらい毛を残していくか事前に相談をしてから脱毛サービスを行います。予めVラインのデザインを決めておくと、スムーズに照射を進めることができるでしょう。

例えばVラインもIOラインのようにツルすべな状態を目指すのか、ふんわりと産毛のようなやわらかい毛は残すのか、下着から毛がはみ出さない程度に目立たなくさせたいのか、人によって希望のデザインは異なります。

今までVラインのデザインを意識したことがなかった人も、範囲をチェックしながらどのような形に整えたいのか確認してみましょう。

Vラインの範囲

Vラインは太ももの付け根辺りを指しますが、人によってはあまり体毛が生えていない人もいます。一見わかりにくい範囲ですが、店舗によってはこのように範囲を細かく指定している場合もあります。

縦が股下辺りから上に10㎝、横が股下側5㎝、腰骨側10㎝からはみ出た部分がシェービング範囲になり、自己処理が必要となるサロンもあるので参考にしてみてください。

さらにVラインのデザインは、以下のような形に分類されています。

  • ナチュラル
  • トライアングル
  • オーバル
  • スクエア
  • I型
  • ハイジーナ

ナチュラルはアンダーヘアの範囲が他の形よりも広めで、自然な印象に近いデザインなので、VIOラインの毛量があまり多くない人にも向いています。

一方でトライアングルは逆三角形型・オーバルは楕円形・スクエアは逆台形のような四角い形に整えるタイプで、ナチュラルと比べるとやや範囲が狭く、下着で隠れやすいのが特徴です。

I型は縦ラインのみアンダーヘアを残す形状、ハイジーナは全範囲の毛をお手入れしてツルすべの状態にするので、ショーツのデザインを選ばずに身につけたい人やデリケートゾーンを清潔に保ちたいときにおすすめです。

VIO脱毛のメリット・デメリット

VIOラインのムダ毛処理は、「サロンや店舗で見られると恥ずかしい」と感じてしまう人も少なくありません。しかしセルフ処理だけだと、皮膚がやわらかいので十分にお手入れできない可能性もあります。

人から見られたくないデリケートな部分の脱毛ですが、お手入れをすると嬉しいメリットもたくさんあります。人によっては脱毛サービスで見られる恥ずかしさを上回る快適さを手に入れられるかもしれません。

今度はVIO脱毛サービスのメリットとデメリットをご紹介していきます。

メリット

下着で常に隠れているVIOラインを店舗やサロンで脱毛するメリットは、4つあります。

  1. デリケートゾーンの臭い・ムレが感じにくくなる
  2. セルフ処理の回数が少なくなる
  3. セルフ処理による肌荒れの心配が少なくなる
  4. 下着や水着からアンダーヘアがはみ出ることがなくなる

最大のメリットはデリケートゾーン特有の臭いやムレが感じにくくなり、汗をかきやすい夏場や生理時の不快感が減少することです。デリケートゾーンの毛量が少なくなることで、下着の中の通気性が良くなり、汗をかいてもムレにくくなります。

さらに生理時はアンダーヘアに経血が付着しづらくなるため、VIOゾーンを衛生的に保ちやすくなるでしょう。

セルフ処理でVIOゾーンを毛を剃ったり、抜いたりしていると、頻繁なお手入れが必要になります。しかし店舗やサロンで脱毛サービスを行うと、セルフ処理を行う頻度が徐々に少なくなるため、皮膚にかかる負担も軽減できます。

らにサロンやクリニックでは毛量・毛質の調節もしやすいので、毛量が多い人や太く毛質が硬い人もアンダーヘアを残す範囲を毛量を減らしたり、薄くやわらかい毛質に整えたりすることも可能です。

毛量や毛質を調節することで下着・水着からツンツンと毛が飛び出たり、はみ出たりすることも防げます。おしゃれなデザインのインナーや水着に挑戦して、ファッションをもっと楽しむこともできるでしょう。

デメリット

VIO脱毛には良い面もあれば、デメリットも存在します。他のパーツは脱毛したことがある人も、VIO脱毛にはどのようなデメリットがあるのか挑戦する前にチェックしてみましょう。

  1. 皮膚がやわらかいので照射時の痛みが強い
  2. 粘膜に近いデリケートな部分のため肌悩みが起こりやすい
  3. 元の毛質・毛量には戻りにくい

VIOゾーンは腕・脚・背中よりも皮膚がやわらかいので、光照射やレーザー照射時の痛みを強く感じる場合が多いです。痛みを感じやすい人は事前にスタッフに相談してみると良いでしょう。

さらに粘膜に近い部分なので、肌刺激を受けると赤みや痒み・荒れなどの肌悩みが出てくる可能性があります。ほとんどのサロンや店舗では脱毛後に保湿ケアをしてくれますが、自宅でも照射した部分の保湿ケアをしっかりと行うのがポイントです。

VIOゾーンはデザインを決めてから脱毛サービスを行いますが、元の状態に戻すのは難しいのでデザインを決める時はしっかりと検討した方が良いでしょう。普段は下着で隠れている部分ですが、温泉などでは人目に触れる機会もあります。

「毛量をもう少し残しておけばよかった」と後悔する前に、どのようなデメリットもあるのかよくデザインをチェックしておくのがおすすめです。

VIOラインのお手入れする方法

実際にVIOラインのムダ毛をお手入れするには、どのような方法があるのかご紹介していきます。なかなか人には相談しにくいデリケートな部分のお手入れなので、気になっている人も多いのではないでしょうか。

ムダ毛が気になった時にサッとお手入れする方法から、お手入れ頻度を少なくし肌負担を軽減してくれる方法まで詳しくまとめました。

自己処理をする

手軽で思いついた時にお手入れしやすいのが、自己処理でのムダ毛処理です。VIOラインの自己処理ではこのようなアイテムを使ってお手入れをするのが一般的です。

  • 電気シェーバー
  • ワックス
  • 安全カミソリ
  • 除毛クリーム
  • 家庭用光美容器

しかしVIOゾーンは自分からは見えにくい範囲があり、お手入れするのが難しいパーツです。特にIOゾーンは粘膜の近くでもあるため、皮膚がやわらかいのでギリギリまでキレイに処理するのはとても大変です。

さらにVIOゾーンには硬くしっかりとした毛が生えやすいため、新しい毛が生えてくるとツンツンと目立ちやすく、頻繁なお手入れが必要となることがあります。高頻度でお手入れを行うと肌荒れや痒み・赤みなどの肌悩みを抱えやすいので、自己処理でのお手入れの頻度や自己処理後の保湿ケア忘れには注意が必要です。

クリニックに通う

短期間でVIOゾーンをキレイに整えたい時は、クリニックでの医療脱毛が向いています。

医療脱毛で使われる脱毛器はサロンよりもパワーに優れているため、通う期間も少なく短期間で理想のVIOゾーンに近づけることができます。

一方で医療脱毛は照射時の痛みがサロンよりも強く、肌刺激が起こりやすいのが特徴です。特にVIOゾーンは皮膚がやわらかいので、他の部位ではあまり痛みが感じられなかった人もVIOゾーンは強く刺激を感じる場合があるため注意しましょう。

クリニックでの医療脱毛では店舗によって、麻酔クリームや麻酔注射などのオプションを追加することができます。痛みが不安な時は、こうしたオプションの追加が可能な店舗かどうかチェックしてみるのもポイントです。

脱毛サロンに通う

脱毛期間がやや長めでも、照射時の痛みが少ない方がいい人には脱毛サロンでのお手入れがおすすめです。サロンでの脱毛器はクリニックの出力よりもややパワーが弱いものの、クリニックよりも照射時の痛みがやや少ないメリットがあります。

さらにアフターケアが充実しているサロンでは照射部分の皮膚を冷やし、保湿ケアもしっかりと行ってくれます。

クリニックの場合は男性医師が担当する場合も考えられますが、サロンでは女性スタッフの割り合いが多く、デリケートな部分のVIOゾーンではほとんどの店舗で女性がサービスを担当しているので、気兼ねなく相談しやすい点もあるでしょう。

しかしサロンでは「Vゾーンのみ」「IOゾーンはサービス提供がない」という店舗もあるので、VIOラインをすべてキレイに整えたい時は、脱毛メニューを細かくチェックしておくのがポイントです。

さらにVIOラインだけ価格が高めに設定されている店舗もあるので、内容までしっかりと確認しておきましょう。

VIOラインは美容脱毛がおすすめ

VIOラインはデリケートで皮膚刺激を感じやすい部分です。特に初めて脱毛に挑戦する場合の人は、サロンでの美容脱毛がおすすめです。

照射時の痛みが少なく、女性スタッフに相談しやすいので、定期的に通いやすいというメリットがあります。

サロンでの美容脱毛は理想の状態になるまで、定期的な来店期間がかかりますが、約6~12回通うことで、少しずつ体毛がやわらかくなり細く目立ちにくい状態へと整います。毛質や毛量には個人差があるので、実際にどれくらい通う必要があるかは担当スタッフに相談してみると良いでしょう。

さらにVIOゾーンの脱毛は、生理時は行うことができません。水着やファッションに合わせてVIO脱毛を検討している時は、早めに来店しカウンセリングを受け余裕をもって脱毛サービスを開始するのがおすすめです。

VIOラインはデリケートな部分のお手入れになるので、お悩みを信頼して話せるスタッフや同性で相談しやすい雰囲気の店舗を選んでみてください。

まとめ

VIOラインの脱毛は若い世代だけでなく、将来の介護を見据えた世代にも幅広い人気があります。しかしデリケートな部分のため、「人から見られるのが恥ずかしい」と自己処理で済ませてしまう人も少なくありません。

今回はサロンやクリニックでの脱毛サービスの流れや、体勢・服装についても詳しくご紹介しました。実際にどのように行われているかわかると、試してみたくなった人もいるのではないでしょうか。

VIOラインの脱毛にはメリットとデメリットがあります。サロンでの美容脱毛やクリニックでの医療脱毛の特徴もチェックしながら、自分に合ったVIOラインの脱毛サービスで理想の形を目指してみてはいかがでしょうか。

このコラムの執筆者

株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
株式会社コンフォートジャパン コラム編集担当
コンフォートジャパンのコラム編集担当です。
美容業界で長く美容機器メーカーとして存続しているコンフォートジャパンが、皆様のお声に応えるべく、脱毛関連はもちろんのこと、サロン運営に役立つ情報を発信していきます。