ヒゲ脱毛のデメリットは?失敗・後悔しないための解決策と理由を解説
ヒゲ脱毛に興味はあるものの、「いくらかかるんだろう」「どれくらい痛いのか」など今ひとつ踏み切れない方が多いと思います。
メリットの部分だけでなく、デメリットについても理解した上でヒゲ脱毛を試したい方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ヒゲ脱毛のメリット・デメリットと、それを踏まえたヒゲ脱毛で後悔しない対策、自分にとってベストな脱毛方法の選び方を解説します。
ヒゲ脱毛を失敗・後悔する理由とは?【ヒゲ脱毛のデメリット】
ヒゲ脱毛を経験された方からは「清潔感があると褒められた」「朝の支度時間が短縮されて便利になった」「そり残しを心配する必要がなくなった」などヒゲ脱毛のメリットを実感されています。
一方で「こんなにお金がかかるなんて思わなかった」「思ったよりも痛くて、途中で脱毛を断念してしまった」などヒゲ脱毛をしたことを後悔する方がいるのも事実です。
人によって後悔のポイントは、費用や効果・完了までの手間などさまざまです。失敗・後悔のないヒゲ脱毛をするためにも、あらかじめデメリットをしっかりと理解しておく必要があります。
1.初期費用がかかる
当然ながら、お金がかかります。
一般に1回あたりの費用としてはレーザー脱毛のほうが高価とされており、相場は1万円から数万円前後です。価格は脱毛サロンやクリニックのサービスやオプションの有無により変動します。
脱毛サロンでおこなう光脱毛の場合は、1回あたりの費用は数百円単位と手頃な価格帯のサロンが多いです。
初回にある程度の回数分をまとめて購入することができるサロンもあります。また、完了までにかかる回数を考慮するとレーザー脱毛に比べて一概に安価であるとも言い切れません。
多くの脱毛サロンやクリニックでは脱毛を契約した段階で費用が発生するため、金額の過少を問わず、初期投資が必要です。
2.通院しなければならない
ヒゲ脱毛では、クリニックや脱毛サロンに通院する必要があります。
最近ではホームケアの脱毛器も販売されていますが、やはり効果には差があります。
何よりクリニックや脱毛サロンでは専門の知識と技術を備えたスタッフが適切に施術することで、安全に脱毛を完了できるため、通院は必要です。
また、1回の施術では十分な脱毛効果が期待できないため、複数回通院しなければなりません。
定期的に通院する時間の確保と通院の手間がかかることもデメリットのひとつです。
3.痛みを感じることがある
ヒゲ脱毛の場合は、脱毛の光やレーザーの照射時に痛みを感じる点がデメリットです。
ヒゲは皮膚の薄い顔周りに密集して生えており毛も硬く太いため、特に痛みを感じやすくなります。
一般的には「ゴムでパチンとはじかれたような痛み」と表現されますが、痛みの感じ方には個人差があります。
なかには全く痛みを感じない方もいたり、痛すぎて照射を中断し、通院を断念したりする方もいます。
また、レーザー脱毛より光脱毛のほうが痛みが少ないといわれていますので、可能な限り痛くない脱毛方法を選ぶことは可能です。
痛みがなければそれに越したことはありませんが、痛みがない・弱いということは、照射のエネルギーが弱い、ということにもつながります。
脱毛の効果に影響しますので、ある程度の痛みも覚悟した上でヒゲ脱毛に臨むことが必要です。
4.トラブルや副反応が出ることも
光やレーザーなどの肌に刺激を与えて脱毛をするので、肌へのリスクはゼロではありません。
ヒゲ脱毛によって、火傷や毛嚢炎*などの肌トラブルにつながる可能性は誰にでもあります。
特に、元々敏感肌をお持ちの方や肌が弱い方はそうした肌トラブルを引き起こしやすいため、注意が必要です。
また、施術後に十分なアフターケアができない場合、肌トラブル発生のリスクが高まります。
*毛嚢炎…毛根を包んでいる毛包や毛嚢の部分に起こる炎症。ニキビのように見えたり脱毛後にできることがあります。
5.脱毛後はヒゲが生やせなくなる
ヒゲ脱毛ですので、当たり前のことではありますが、脱毛後はヒゲを生やすことができなくなってしまいます。
脱毛を始める際「今後全く生えないことを目的」とするか、もしくは「部分的にヒゲが生える箇所」を残すか(デザインヒゲ)で、脱毛サロンとクリニックの選び方は変わります。
脱毛後に部分的に残したり、量を調整しようと試みても想定通りに生えてくる保証はありません。自分の意図しない、まだらで美しくないヒゲが出来上がってしまう可能性があります。
6.日焼けができない
施術した肌は敏感な状態になっており、日焼けや乾燥は肌にとって非常に強い刺激です。
日焼けは肌トラブルの原因となり、少しの日焼けでも火傷状態になりかねません。
脱毛期間中は全体を通して日焼けには注意するようサロンやクリニックから指示がありますが、施術前後は特に日焼けに注意する必要があります。
マリンスポーツやアウトドアなど、長時間日光に当たる趣味を楽しみたい場合は、脱毛をする時期も考慮しましょう。
ヒゲ脱毛の嬉しい効果とは?【ヒゲ脱毛のメリット】
上記のようなデメリットがあるなかで、それでもなお、多くの人がヒゲ脱毛を利用するのにはやはり理由があります。
デメリットを理解したところで、改めて「ヒゲ脱毛のメリットとは何か」を考えてみましょう。
1.清潔感がアップして女性ウケがよくなる
多くの人が挙げる最大のメリットは、なんと言っても「清潔感」です。
ヒゲ脱毛をしていれば、朝から夜まで、綺麗な顔周りの肌をキープすることができます。
20~39代の女性300名以上が回答したある調査では、男性のヒゲについて8割以上が「ないほうがいい」と考えていることがわかっています。
引用サイト:PR TIMES
ヒゲを生やした男性には「汚らしい」、「身だしなみに配慮できない人物」といった印象を抱く人も多く、男女間のみならずビジネスシーンにおいてもそうしたマイナスイメージにつながりかねません。
2.肌トラブルが解消される
毎日のヒゲ剃りは、想像以上に肌へダメージを与えています。
カミソリ負けを起こして肌がヒリヒリしたり、発疹ができて肌荒れになることがあります。
毎日のお手入れで使用しているカミソリ、電気シェーバーでのヒゲ剃りは、高頻度で肌を痛めつけることになってしまいます。
肌荒れがあるだけでもストレスになりますし、カミソリ負けした顔では仕事でも今ひとつキマらず、プライベートも十分に楽しむことができません。
ヒゲ脱毛でヒゲ剃りの機会がなくなれば、日常の肌トラブルを防ぐことが可能です。
3.シェービングにかかる時間を抑えられる
第一にあげた清潔感に並ぶ大きなメリットのひとつとして、時短も非常に大きなヒゲ脱毛のメリットといえます。
時間に追われて過ごす現代社会において、日々のルーティーンである作業がひとつカットできるのは、非常に大きな時短です。
特に忙しい朝の支度でシェービングせずに時間を有効に活用できます。
4.コンプレックスが解消されて自分に自信が付く
なかにはヒゲの濃さがコンプレックスだという方もいるでしょう。
誰かに指摘されて以来ずっと気になっているという人や、自分の演出したいイメージに合わずにギャップを感じている人も多くいます。
ヒゲ脱毛をすることで、そうしたコンプレックスを解消することができ、自分に自信をもってふるまえるようになります。
自信に満ちた表情や言動は、それだけで魅力的に見え、人を惹きつける効果があります。
コンプレックスを克服すると新たなことに挑戦しやすくなったり、以前よりも社交的になれたりと、副次的な効果が見られる場合もあり、これまで気づかなかった自分の魅力や興味・関心に気づくことができるかもしれません。
ヒゲ脱毛を失敗・後悔しないための解決策
ここまでの話から、ヒゲ脱毛はやはりメリットが非常に大きいことがわかります。
では、どうしたら失敗や後悔しないヒゲ脱毛ができるのでしょうか。
自分にとってベストなヒゲ脱毛とはどのようなものか、考えていきましょう。
初期費用を抑える方法
決して安くはないヒゲ脱毛。できるだけ初期費用をかけずに、リーズナブルにヒゲ脱毛をしたいと考えている方も多いと思います。費用を抑えるには、いくつかの方法があります。
1.脱毛部位を絞る
ヒゲが生えている全ての箇所を脱毛する必要がないのであれば、部位を限定すると費用を抑えることができます。
アゴ・アゴ下・鼻下・もみあげ・頬など、クリニックや脱毛サロンによって部位を選択できる場合がありますので、希望の部位だけを脱毛すると良いでしょう。
2.オプションを削る
麻酔代・テスト照射代・キャンセル代など、脱毛サロンやクリニックによってさまざまなオプションが存在します。
自分にとって必要なオプションだけを利用することで費用を抑えることが可能です。
基本料金の中にそうしたオプションが含まれており、結果的に高額なセット料金になっている場合もありますので、サービス内容とオプションの差を複数の脱毛サロンやクリニックで比較し検討することがおすすめです。
3.割引やキャンペーンを適用する
ほとんどの脱毛サロンやクリニックでは、友人紹介割や学生割引・乗り換え割引などの割引制度やキャンペーンを実施しています。
活用できる割引・キャンペーンがあるか、ホームページで確認が必要です。
上記のポイントのほか「そもそも少ない回数で脱毛を完了できるサロン・クリニックを選ぶ」というのも最終的なコストを抑えるには重要な考え方です。
光脱毛は手ごろな価格で1回の脱毛を受けられますが、効果を実感できるまでには何度も繰り返し通う必要があります。
十分な効果を得た頃の総額を考えると、結果的にレーザー脱毛のほうがお得に済んでいた…という経験者の声もあります。
目先の費用だけでなく、トータルでかかるコストも視野に入れて考えましょう。
通う回数を少なくするには?
ヒゲ脱毛のためには複数回、脱毛サロンやクリニックに通うことが必要です。
「完全に生えなくする」「薄毛にする」など目的によって、ゴールをどこに設定するかで回数が変わります。
効果を実感できるまでに、レーザー脱毛で最低でも5~6回、光脱毛では数十回といわれています。
個人差はあるとはいえ、通いきれるかという点も確認が必要になります。
回数の多さは完了までの期間の長さと考えられるため、早く脱毛を完了させたい方には、レーザー脱毛がおすすめです。
レーザー脱毛は高いエネルギー出力で発毛細胞を破壊する機会を使用する医療行為とされています。
その高い効果から永久脱毛の定義に合致しており、少ない回数でも十分な脱毛効果が期待できます。
何かと忙しい現代人の私たちにとって、少ない回数・短い期間で効率よく脱毛が完了できるのが魅力です。
麻酔を利用して痛みを減らす
ヒゲ脱毛は「痛い」という印象を持たれる方が多いですが、痛みの感じ方には個人差があり「全く痛みを感じない」という方もいます。
「もともと痛みに弱い体質の方」や、「できるなら痛くない方法で脱毛したい」という方は、クリニックでの麻酔の利用を検討しましょう。
脱毛では多くの場合に笑気麻酔もしくは麻酔クリームが使用されています。
麻酔クリームよりも笑気麻酔のほうが効果が高いですが、そのぶん費用もかかります。
クリニックによって使用している麻酔の種類が異なるので、検討しているクリニックで確認しておきましょう。
- 笑気麻酔 麻酔を吸引することで全体の感覚が鈍くなり、痛みを感じにくくなる
- 麻酔クリーム 塗布した部位の感覚が一時的に麻痺するため、痛みを緩和できる
アフターケアがあるクリニックで肌トラブルを解消
「元々肌が弱い」「荒れやすい」といった方は、施術後の肌トラブルが心配です。
クリニックであれば医師が在籍しているので、万が一肌トラブルが発生してもすぐに相談することができます。
症状によって、塗り薬を処方してもらうことも可能です。
クリニックによっては脱毛開始前に医師と面談があり、事前に不明点や不安を解消することもできるため、日常的な肌荒れや生まれつきのアザなども脱毛前に確認してもらい照射の判断をあおぐことができます。
蓄熱式脱毛やニードル脱毛は日焼け肌も脱毛可能
デメリット紹介でヒゲ脱毛は日焼けできないことをお伝えしましたが、実はすべての脱毛が日焼けNGというわけではありません。
脱毛にはいくつかの種類があり、なかでも蓄熱式脱毛やニードル脱毛は日焼けをしても肌トラブルになりにくいとされています。
一般的な熱破壊式では高い出力のレーザーが肌に照射されるため、日焼けした肌には火傷のリスクが高くなってしまいます。
一方、蓄熱式はバルジ領域を対象にレーザー照射するため、日焼けによって増えるメラニン色素にまでは作用しません。そのため、日焼け肌でも脱毛が可能です。
ニードル脱毛は脱毛方法がレーザー照射ではないため、日焼けそのものが原因で脱毛時に肌トラブルを防ぐことができます。
失敗・後悔しないための脱毛方法の選び方
ヒゲ脱毛といっても、その方法はさまざまです。それぞれに特徴があり、何を重要視するかによって選び方も変わります。
脱毛にかかる費用・脱毛完了までのスピード・痛みの有無など、自身のヒゲ脱毛を行う上で、必要なポイントを考え優先順位をつけるようにしましょう。
ここからは、大きく3種類の脱毛方法と、それを選ぶ方の傾向をご紹介します。
【光脱毛】痛みや肌トラブルが少ない
光脱毛は、成長期の毛に対して光を当て、毛根にあるメラニン色素に反応させ発熱することで毛の細胞にダメージを与え、成長を抑制する脱毛方法です。
施術時に成長期でない毛には影響がないため、毛周期にあわせて繰り返し通院して光を当てる必要があります。
そのため、脱毛サロンに通う回数が多いことが特徴です。
痛みが少なく、肌への負担も少ないので、「初めてヒゲ脱毛をしたい方」「敏感肌で肌トラブルが心配」という方は、低価格から始められるため光脱毛を試して効果を確かめたい方に向いています。
【医療脱毛】効果を実感するスピードが早い
医療脱毛(レーザー脱毛)は光脱毛よりも高い出力でレーザーを照射し、毛根にある毛を作る細胞を破壊することで毛を生えなくさせる脱毛方法です。
光脱毛よりも脱毛効果が高く、少ない回数で脱毛効果を期待できるのが特徴です。
ニードル脱毛のように細い毛や白髪には十分な対応ができない可能性があります。
医療行為にあたるため脱毛サロンでは実施できず、クリニック(医療機関)
でのみ施術可能です。
そのため肌トラブル発生時の相談・対応の体制ができあがっている点では安心感があります。
一方で費用は光脱毛よりも高額になるため、資金面に余裕があり、短期間で効率よく脱毛をしたい方向けといえます。
【ニードル脱毛】白髪の脱毛ができる
穴に細い針を刺し、電流や高周波を流すことで毛根や毛を作る部分である毛乳頭にダメージを与えるのがニードル脱毛です。電気脱毛とも呼ばれます。
レーザー照射ではメラニンが反応しない白髪や色素の薄い毛、細い毛にも対応することができ、高い脱毛効果が期待できます。
ニードル脱毛は、直接毛穴に針を刺して電気を流すため刺激が強く、痛みも強いのが特徴です。
毛穴に針を指す作業で時間がかかるため、1回あたりの施術時間は3種類のなかでもっとも長くかかり、加えて高額です。
確実に脱毛したい方に向いています。
ヒゲ脱毛の施術期間中に注意するポイント3つ
自分にとってベストな脱毛方法は見つけられましたでしょうか。
最後に、ヒゲ脱毛をより確実に成功・完了させるために、ヒゲ脱毛の期間において気を付けるべきポイントを3つ紹介します。
どれも細かなことですが、軽視せず取り組むことができれば、ヒゲ脱毛の成功に一歩近づくでしょう。
施術日の前後はアルコールを控える
脱毛の前日・翌日までは、お酒をできるだけ控えることが必要です。
お酒(アルコール)は脱毛後の肌トラブルを引き起こす可能性があります。
アルコールには血行促進作用があり、過剰に摂取して脱毛をすると施術部位のかゆみを引き起こしたり、炎症につながる可能性があります。
肌トラブルを未然に防ぐために脱毛の前後のアルコールは控えることが必要です。
日頃からスキンケアを行い肌トラブルを防止
肌トラブルを未然に防ぐためにも日頃のスキンケアや体調管理は重要です。
肌トラブルがある箇所には、脱毛のレーザー照射はできません。
その場合、予定していた脱毛を1回延期・キャンセルしたり、その箇所だけ照射を避けることになってしまいます。
せっかく脱毛を始めたのに一度の通院で希望箇所をすべて照射できないとなれば、時間もお金も想定よりもかかってしまいます。
日ごろからスキンケアを行い肌の健康状態を整えることで、効果的かつ効率的なスケジュールで脱毛を終えることが可能です。
日頃から保湿や肌の清潔を保つように心がけましょう。
スキンケアといっても特別なことをする必要はなく、生活習慣を整え睡眠や食事をしっかりとることが重要です。
施術後のアフターケアは入念に行う
脱毛後の肌はとても乾燥しやすく、敏感になっています。
日常的なスキンケアが困難でも、脱毛をした当日から数日間は、丁寧なアフターケアを心がけましょう。
具体的には、脱毛箇所の保湿がもっとも重要です。
お風呂上りや朝の洗顔後に保湿クリームを塗るなどして、顔周りの乾燥を防いでください。
日焼けをはじめとした過度な刺激を避けることも、肌トラブルを招かないためには重要です。
万が一、脱毛後に赤みやかぶれなどが見られた場合は、すぐにサロンやクリニックに相談をおすすめします。
まとめ
本記事では、ヒゲ脱毛のメリット・デメリットと、ヒゲ脱毛で後悔しない対策や脱毛方法の選び方を解説しました。
ヒゲ脱毛のメリットだけに目を向けるだけでなくデメリットについて理解することで、ヒゲ脱毛を快適に利用することができます。
自分が納得した脱毛方法を選び、満足のいくヒゲ脱毛ができるように本記事が参考になればと思います。